上平地区複合施設とは市長選への取引
基本案に見る、基礎的行政能力の欠如。
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それにしても昨日はバズった話題に市民が関心を寄せ、ビックリもガックリだ。石ばかりのネット情報の海では、作者が玉と思うコンテンツはスルーされる、という再確認になった(というよりも実験的だった笑)。
パブリックコメントは12/28月までです。下記を参考にぜひ投稿してください。
基本構想案は10頁だが、図版が多いので読むのは楽だが本当のストーリーまでは読めない。まずは要約した。構想案はこちら。
島村計画は別件逮捕でとん挫したが、買っちゃった上平の土地7200㎡には畠山新市長が何かを建てると決めた(たぶん地域と約束した)。その時は、利害の無い市民は安堵したが、そこから、畠山複合施設計画が始まった。そしてハード的には、三階建て、建築面積900㎡、延床面積2000㎡となった。島村案は4680㎡。
中身は、既存施設13候補の中から、上平支所、上平公民館図書室を採用した。(公共施設マネジメントからは)図書館は133㎡以内のままなので、支所部分を合わせても300㎡程度に見える。他は、多彩な区画になっている。建物は島村案の半分なので敷地は余り、現駐車場と災害時に使う応急仮説住宅7棟分くらい置けるスペースにする。
数年内に予算化され、完成は25年頃と聞く。
昔、ここは野球場の下が備蓄倉庫だから、この空き地は仮設住宅などしか思いつかないと書いた。だから常識的な所に落ち着いたと思う(標高は15m)。でも、去年の水害みたいなら西側が望まれそうだ。
なお、土地取引疑惑の裁判中だが、来年には判決が出るだろう。一審で住民勝訴なら計画にはマイナスになる。不正な取引をした土地と上に立つ建物の整合性(或いは誠実性)が問われるのだ。
基本計画案からの問題点を指摘する。
- P1に島村計画の中止理由を「維持費が高すぎる」と書くならば、本案の維持費は高くない、と定量的に説明しなければ出足からダメだ。「建物小さくしたから、いいだろう」では通用しない。
- 市政は、P3の「複合施設の考え方」による面積縮小を重要視する。島村計画もこれを前面に出した(実際は未熟な立案者が勘違いし議会は無理解で間違えていた)。今回は、支所と図書室を数百メートル引っ越すだけだが(当然、等面積)、元の公民館は潰さないのだから、面積は増えてしまう。何考えてんだよ!
- P4にある13施設から、上記目的により統廃合する予定のはずが、結論は意外だった。
島村案では青少年センター、文化財収蔵庫が併合される予定だった。それらは今回も候補になりながら、「有識者」による冷静な判断により×を付けたとしたら、それは評価する(これはとても興味がある)。その延長で、〇印二つの施設も×になるというのが実は自然である。 - 上の理屈から、初めから「上平専用」ありきだった。従って、上平公民館(6室、陶芸窯、体育館)に空きスペースが生まれ地域住民用途がさらに増える。島村案の時も空室待望論は聞こえていた。
- 以上から、面積を減らせとご立派な事を言いながら、畠山複合施設では増床したことになる。これはダブルスタンダードである。悪質なのかバカなのか、と思う。
- 図書館の内容では、ICゲート、自動返却機の導入と書く。混まない図書室でそんなの入れてどうする(笑)。駅前図書館だって手余り状態で自動貸出機を入れている。行政の生産性向上とは人減らしから始めるべきなのに、ムダ金使いをしながら、良いことをしたと勘違いする。
- 市民参加の欺瞞性。
かつて市民の反対運動が盛んだった。本館を守る会、図書館考える会、署名活動、監査請求などいろいろあった。多分、幹部の脳内に市民活動への忌避感情があるのだろう。今回のアンケートは無作為抽出(警官立ち合い?)。そこからグループメンバーが選ばれた。
一家言ある市民がアンケートに応えたいと思っても0.8%の確率だ(1500人時)。さらにメンバーになるには恣意的スクリーニングの不正を通らねばならない。ここはフリー100人枠を設けると良い。 - クレジット表記の無さは無責任な証し
本案は日付のない文書であるが、その程度はこの街では目をつぶる。委員会のメンバー名と肩書、選抜市民の氏名と住居町名、施設課担当者らの氏名を末尾に掲載すべきである。彼らには起案者としての責任がある。まさか匿名事業ですか?
- 原因
島村案への見直し時の畠山市長発言では「分館機能を含める複合施設」になっているので、上平図書室を廃止してここに上平分館にするつもりだった。それについて検討委員会の識者(上尾市民ではない)に違和感があったことが第一回議事録に現れている。これも昔書いたが、ここは予約受け渡しのみ、図書分館はPAPA北上尾に設けた方が公益に資する。
検討委員会には、有識者(大学教員)と並んで二人の上平住民(事務区長?)が参加する。高齢者と思われるが、畠山市長による指定席である。
地域代表者とか地域の実力者と言うが、本当にそうなのか、多様な地域民から厚い信任を受けているという保証もない。しかし、畠山市長は彼らの肩書を重視する。だから、畠山市長は市民たちのグループワークを見学に来たことは無いらしい。地元の深山議員も見かけなかった、と聞いている。
上平地区の票読みはもう終わっているのだろう。
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追記
委員 | 氏名 | 肩書 | 条例上の区分 |
---|---|---|---|
委員長 | 佐藤 徹 | 公立大学法人 高崎経済大学 地域政策学部・大学院地域政策研究科教授 |
識見を有する者 |
委員 | 志村 秀明 | 学校法人 芝浦工業大学 建築学部建築学科教授 |
|
委員 | 深堀 清隆 | 国立大学法人 埼玉大学 大学院 理工学研究科准教授 |
|
委員 | 金野 千恵 | teco株式会社 代表取締役 |
|
副委員長 | 高橋 正一 | 上尾市区長会連合会 会長 |
広く市政に関し知識又は経験を有する市民 |
委員 | 小川 厚則 | 上平地区区長会 副会長 |
|
委員 | 山下 三佐子 | 上尾市都市計画審議会委員(弁護士) |
|
委員 | 鈴木 玲子 | 上尾市子ども・子育て会議委員 (NPO法人彩の子ネットワーク理事) |
|
委員 |
岡村 博憲 | 市民ワークショップより選出 (市民ワークショップ参加者) |
|
委員 |
古沢 輝 | 市民ワークショップより選出 (市民ワークショップ参加者) |
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悪質でバカな職員が計画を追認していると言えます。
地元の有力者のとりまき業者が計画立案者です。
ハタ坊が2期をめざすのは身の程知らずです。
まともな市長候補を探してほしい最近のO代議士のレポートは、尾身先生と写真が並んで
コロナ対策やってます感がありありです。
ところで、昨日のガースーは、ロイター通信の質問時、日本語で質問されたので安堵した感じ。
尾身会長は英語で会見できるから、いっそ英語で質問したら面白かったように思えます。
バカでも世渡りが上手けりゃ総裁になれるわが国です。
多少頭が悪くても、最低限政治倫理の教科書くらい読んで理解して欲しいものです。
投稿: 本好き | 2020年12月26日 (土) 22時36分