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2021年1月 3日 (日)

上尾市コロナ2020統計…畠山市長の評価

全体では740人に一人だが、20代は280人に一人まで浸透。畠山市長は駅頭に出て語ったか?

 2020年の上尾市のコロナ感染者数(陽性判明日ベース)の統計である。

1.概要

年間感染者数は308人。人口比では740人に一人の発生となった(12/14日時点で千人に一人だったので半月で感染は増えた)。月間でも、10、11月そして12月の124人へと倍増ペースであるが、上尾市に限った事ではない。緊急事態宣言の前後三か月間は13人だったので感染者数と世間の受け止め方には大きな違いがある。正月休みによる減少効果は一週間後に現れると言われる。

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男女差は余りないが、世代別の感染者数が大きく異なるので、市民一律の740人に一人よりも、同世代人口当りで見たほうが良い。20代は280人に一人、どの世代も宝くじの当選確率よりも高いわけだが、ここでは十歳未満を1として相対化した。
世代 感染者数 世代人口当たり一人 相対感染倍率
1-9歳 7 2,493 1
10代 18 1,163 2.1
20代 83 281 8.9
30代 46 557 4.5
40代 50 725 3.4
50代 43 716 3.5
60代 28 943 2.6
70代 13 2,379 1.0
80歳以上 20 854 2.9

10歳未満を1とした場合、20代は9倍も感染浸透度が高いということだ。10代や70代が少ないのは、対策の成果というよりも社会活動の質や量の違いだろう。活動の少ない「80歳以上」が多いのは11月の介護施設クラスター(他市施設)が影響したと想像する。

20201

グラフは人口分布と感染度合いを示す。世代により人口(20/1/1)は二倍以上も異なる。20代が9倍と目立つが、30代になると半減するので20代と言っても未婚年齢層の感染が高いのかもしれない。人口最多世代の40代の感染が増えると家庭内へ拡大し、市全体の数をグンと押し上げるだろう。

2 高齢者のPCR検査を五千円にするという補助金政策のバカらしさ

上のデータを見なくても、積極的にPCR検査を受けるべきは感染媒体になり易い20代層であることは衆知のことだ。日本ではPCR検査が希少資源になってしまっている。それを陽性率が下がる高齢者へ配分するのは非科学的だ。しかし、上尾行政は65歳以上の自己負担5000円に3600万円(7200人分)の予算をつけた。さらに、議会報告書を配って高齢有権者に自慢するような議員までいる。

上の予算がどこまで消化されるか疑問だが、問題に正面から向き合わない態度である。「二十代限定、一か月・先着3600人・2500円としてネット専用で申し込み」の方がマシである(多くは親がカネを出す)。ここで得られた結果は他でも役立つ有意なものになると思う。新成人に無料PCR検査をした鳥取県若桜町がニュースになっていた。

3 上尾中央総合病院は健闘していると思う

12月後半に戸田中央総合病院では大クラスターが発生して医療崩壊寸前のように見える。1/2時点で174人だ。12月中旬から休診・代診が相次ぐ事態へ追い込まれた。病院HPによると

病棟の新規入院患者様の受入停止

外来の新規患者様(初診・紹介)の受入停止

再診は1月4日(月)から診療いたします。

救急外来の受入停止

戸田は517床と大規模であり上尾中央総合病院とは親戚である。平均年齢が県内で一番若く、都心に近いために感染者数の発生も多く受け入れてきたと思う。だから、前にも書いたが上尾中央総合病院では院内クラスターはゼロであり、よく持ちこたえている。また市内の介護施設も感染予防の成果が出ているのだろう。それに引き替え・・・

4 畠山市長は駅頭に立ってコロナ予防を呼び掛けたか?

(やっていないだろうとの前提で書いたが、11-12月に何度もやっていたなら下記は勘違いなのでお詫びします)。

ツイッターでは、秋山県議しか駅頭活動は見当たらない(コロナ予防の呼びかけなのかは不明)。国会議員の姿を見たことがあるが、コロナ対策なのか選挙対策なのか区別がつかない。コロナ問題は自治体の範囲を超えているので、防災無線で呼び掛けてばかりではダメだ。オオカミ少年みたいになるし、明瞭に聞こえない。

畠山氏は駅頭で「おはようございます、お帰りなさい」コールで有名だ。その政策を語らない姿は、事情通には不評である。一方で、親しみを抱く市民もいるから効果があるとしてやっているはずだ。それは政治への期待値の低さの裏返しなのだが、この感染拡大期こそ、市長自ら駅頭での注意喚起は必要だ。何しろ、弾は言葉しか無いのだから。

5 街の雰囲気とイオンモール上尾の健康安全のグローバル認証

タワマン下の居酒屋が夕方ごろから繁盛している。感染対策がしっかりしてるか不明だが、金曜夕には子供連れ世帯まで見かける。入院患者が多くて悲鳴を上げる医療とは裏腹に、コロナ慣れをした人も多い。「新型コロッケ」程度かもしれない。

上尾市の新繁華街、イオンモール上尾は、世界的な新型コロナウイルス対策への評価「WELLHealth-SafetyRating」を国内の商業施設で初めて取得している。安全な施設化が、大資本でないと出来ないレベルになっていくようだと中小企業には辛い。しかし、開業直後にテナント従業員の感染が二件あったと報告していたのに、その報告文はもう消えていた。

6 埼玉県の実情

 埼玉は人口10万人当たりの医師、看護師数が全国最少の医療過疎地。県医師会の金井忠男会長は「予測不能のコロナ禍へ対応するためには、最終的に医療従事者の使命感に頼らざるを得ない」と語っていた。

政府は、自粛を国民のモラルに呼びかけ、医療現場もモラルに依存する。日本が、モラルという偽薬で乗り切ろうとする限り、第三波は収束せずに第四波を覚悟しなくてはいけない。

日本の専門家は周りを見過ぎて専門家らしくない。

 

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コメント

明けましておめでとうございます。
心を感じてしまいそいうな演技が上手い坊は健在でしたか。
1月3日午後、丸広前で選挙熱い?代議士が聴衆1人(奥さんと思われる)を前に演説してました。
正月明け、聞く人がいない演説のため歯切れが悪い。お気の毒です。
宗教党のようにさくらを使わないとうところは立派(ほめ過ぎか?)
間違っても坊の2期目を支援しないことをお願いしたい。
今日はひょろ長の県議が西口で挨拶。明日はもえちゃんが挨拶か?
正月明けは挨拶が流行する時期なのでしょうか。

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