上尾市コロナ統計-3 発症日と人流と広報
日本のファクターXは納豆か赤ワインか?
日々の感染者数とは一体いつの人数かというと、まず発症した日、その後にPCR検査を受けて陽性判明した日、それらが保健所の事務手続きを経て発表される日の三種類があり、テレビ発表は最後の集計人数である。
本ブログは判明日ベースで見ており、第三波の上尾市のピークは1/8日頃と書いたが、実は発症日でみると1/4日がピークである。ただし、発症日不明が1割位あるためにデータとしてはやや不正確になる。グラフは青が判明日、赤が発症日である。
- コロナ慣れ
この一か月は昨春の宣言時とは随分と違った。店頭のマスクや消毒は見向きもされないが、二重マスクという対策も現れた。通勤電車は全然空いていない。政府はテレワークを勧めるが、職種や企業体質(=体力)次第だということがよく分かる。「接触削減」のためだけではなく「ワークライフバランス」という働き方改革を目指せる会社はとても少ない。
だから、この程度の甘いブレーキで半減以下に減った事はヘンな自信や慣れを生みそうだ。そのためか、尾身さんが減り方が緩いと警告している。多分、都市部での人流が減らないためかも知れない。また埼玉県は変異種が一番多いため、その動向が気がかりだ。
- 上尾駅の人流
時々、「何日の何時頃、大宮駅は**%増」とか人出が増えた減ったを報道している。携帯位置情報を使ったビッグデータを集めているAgoop社の流動人口データを内閣府サイトV-RESASで見られる。埼玉県の12地点の一つに上尾駅がある。数週間遅れで公表される。
正月の県内他市町村からの急増が気になっていたが、結局、季節要因だった。県外からはずっとマイナスだからホテルは成り立たない。市内が常にプラスなのは他市へ出かけない反動かもしれない。一月は、20時以降はマイナスが拡大してきた。なお増減率のみでデータ数は非公開である。
V-RESASには経済統計もある。例えば、「消費」ではサービス、外食を見ると毎月マイナスという有様だ。また「宿泊」にはGoTo効果がてきめんに出ていた。
・政権浮揚のためのワクチン
ファイザー社のワクチンには期待あるが、アストラゼネカ社のワクチンはパスしたい。フランスやドイツ、イタリアは高齢者には推奨していないし、南アフリカでは変異種への効果が疑問視されている。河野太郎氏に任せた時点で混乱しそうな感じだが、いつ回ってくるかなんて予想もつかない。菅さんの頭の中では、五輪もワクチンも政権浮揚のために利用したいだろう。
・上尾市のコロナ情報の広報が改善された
2月から、症例一覧に職業欄を含めるように変更している。元々「誰なのかということを、あまり詮索しないように」という態度だったはずなので意外だ。ここは、職業よりも「感染経路」を出した方がよい。感染経路は半分くらいが不明なのだが感染状況のリアル感が伝わるはずだ。
・新型コロナ増殖100%阻害 長崎大が研究結果発表
ところで、上の記事にある5-ALA が多く含まれるのは赤ワインとか納豆、黒酢である。マスクに替わって店頭から品切れになるだろうか。日本人が感染少ないのは納豆のせいだ、となると面白いけど、フランス人もたくさん感染しているね・・・。
既に日本人も41万人感染だ。少ないと思って自慢できたのは昔の話。
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