日経平均株価が30年ぶりだがTOPIXの方が実態
先日来、株価がニュースになっている。
とうとう、バブル崩壊後の三十年ぶりに3万円台回復というニュースになった。判で押したように生活感とかけ離れているという話題も被せてくる。
テレビで言っている株価は日経225種のことだが、株式市場全体を見るのは東証株価平均TOPIXである。日経平均よりもTOPIXの方が投信のベンチマークに使われる。5年間比較をすると赤のTOPIXは三年前の高値に並んだ程度である。

青の日経平均が飛びぬけているのは、ユニクロとソフトバンクの為だろう。この二銘柄は日経平均への影響度が強い。共に最低投資額が一千万円になってしまった。
昔の38000円時代をおぼえているが、世の中の雰囲気は大違いだ。今はコロナの感染者数が40万人、死者数は7000人超えの最中であり、とても暗い。
去年のGDP伸率は前年比マイナス4.8%、リーマンショックの2009年以来、11年ぶりのマイナスというニュースも出ていたが、10-12月期が+12.7%という良い値の方を見て買われていた。でも、緊急事態宣言によりこの1-3月期はまたマイナスだからそのうち下げるだろう。
企業業績は三分の一は増益組、他は減益か赤字のようだ。製造業が堅調なのは中国経済のおかげだろう。
ようするに不況下の株高なのだが、その背景は財政出動が予想以上に大きかったという見方で 安心して上げている。カネ余り相場にモラルは関係ない。
そして、今まではアメリカ相場次第だったが、そこに中国次第も追加されているのが日本の株価だ。
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