上平地区複合施設の予算は拒否され、施設課は二連敗
上平の新複合施設 : 市長選への取引、三度目、不要不急(前記事)
3/9火曜日に開かれた、予算委員会では全会一致で、基本設計2508万円の予算案は拒否された。
公明党や同志会も賛成しなかった。
行政経営部の施設課は検討委員会で答申がまとまらないのに予算計上を目論み、すったもんだの末の臨時的な委員会3/2を経て、3/5に答申が出来たらしい。しかし、その流れは予算提出アリキを優先した泥縄仕事だということは誰の目にも明らかだった。
行政経営部長主導・施設課主催で進めた基本構想案を外部委員からお墨付を得ようと言う姿になっている。まともな学者なら本音は呆れていたかもしれない。
最後の答申の中身は不明なのだが、この混乱と時間不足では素案を超える内容にはなれないはず。上平支所と図書室を入れても250㎡※程度なのに残り1500㎡がフワッとした曖昧な内容のままという、恥ずかしいプランのままだろう。
※面積データ変更(上平図書室133+支所103)
その責任は委員会にあるのではなく、素案を書いた行政経営部にある。
だから、予算委員会で全員一致で拒否したという点は高く評価したい。
本案に反対する意向は聞こえていたが、公明党や同志会も反対で足並みがそろったホンネは良く分からない。ただ結果オーライだと思うのは本館のPAPA偽装移転案の本会議否決と同じである。
深山議員は予算委員会の委員長のため賛否に加わっていないのは、彼にとって幸いだったかも知れない。畠山市長と微妙な距離感のある浦和議員も反対だった。
二年間の公費を使って、しかも公共施設マネジメントの肝である減床政策を無視するかのような建設をごり押しする小田川行政経営部長と中釜勝己施設課長の責任は重大だ。結果を伴わないどころか、混乱を招く仕事は公務員のすることではないだろう。
彼らは三年前の本館移転偽装計画で失敗しているから、今回の仕事ぶりは、定量的な評価が出来ないい庁内人事の硬直化がもたらす二次災害かもしれない。
令和の愚策が遠のいたことは良いことだが、先送りだから消滅では無い。5月には土地取引訴訟の地裁判決も出るし、不正な動機で取得した上平の土地利用を巡っては年末の市長選の争点にもなるだろう。
結局、施設課は畠山市長の再選の足を引っ張っていることになる。そして市議会との関係では畠山氏の再選は困難かも知れない、と本人が思っているかは謎だ・・・。
施設課は二連敗だが、図書館部門は三連敗だよ ( ゚Д゚)
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お世話になりまして、ありがとうございます。
TWITTERで、本件、観ましたが、当然の結果となってよろしかったですね。
17日、休暇を取得して傍聴に行ってみます。
投稿: 秋池幹雄 | 2021年3月12日 (金) 16時11分