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2021年3月11日 (木)

責任を負わない人達が作る公共施設は見直しではなく見送りへ

上平の新複合施設問題 : 市長選への取引 三度目 不要不急(前記事)

再開でも中止でも見直しでもなく、見送り・先送り。

工事再開でも、中止でもなく、現在の計画を「見直し」といたします』(本館を守る会より)、とした市長決定から三年、想定外のコロナ禍では『見直しではなく、見送り』が常識です。

ハコモノが責任を負わない人達から生まれてくる理由を考えながら、予算先送りの論拠を数回に分けて書きます。

1.島村時代の残滓

施設課の基本計画案の冒頭にこう書いてあります(PC募集時の公開版より)。

市は、 図書館本館等の施設を複合化した「新図書館複合施設整備事業」を進めて いたが、維持管理費が高額であることなどを理由に事業を見直すこととなった。

バカじゃないの。新図書館計画への長い反対運動で、年間維持費が高いからダメだなんて理由を唱えた人なんかいません。この「金食い虫」という理由は本質を隠す建前論ですね。あそこがダメになった理由をサルにもわかるように書くと…

現本館の半径300m内にマンションは10数棟、市街化調整区域にある上平用地の半径500mにはコンビニすらない。つまり徒歩圏人口や利便性がチョー劣る立地のために移転が嫌われたのです。

集客性の悪さに合理的反論ができない人は、「知の発信拠点」とか「文化のバロメーター」という美辞麗句しか並べられないのです(本を借りない人がそう言ってたとの指摘もあった)。もちろん、利権や私物化・地域エゴという動機への反発もありますが、好立地だったら反対運動は限定的だったでしょう。

 ハイ、立地が悪いのです。適地では無いのです。大切な事なので二度書きました。

向山の畠山さんにもその程度は分かったはずですが、「あそこは不便だ」なんて本音は言えません。それを口にすると、「じゃあなんでそんな所へ決めたんだ」という本丸へ迫り、「利権や私物化」が露わになります。職員も私物化政治の片棒を担いだ、なんて言えませんから「維持費が高い」でナアナアにしたのです。

当選後、畠山さんは地元実力者(?)らと面会をしていますが内容は非公開です。なんか建てる位を匂わせたでしょう。それを「見直し案」と呼び、中止じゃないよと上平地域や最大会派・新政クラブへの配慮をしたつもりなのです。このシナリオは前副市長の差配かもしれません。

所で冒頭文は何度読んでもヘンです。クレームを付けない大学教授の目は節穴ですか?

「うちはランニングコストを調べずに公共施設を建てます」と市役所が自白してますよ。こうした慢心が染みついた職員には羞恥心も無いようですが、そこに輪をかけ、「維持費は前(島村計画)より安い」と正当化に使うのですからキケンです。

ちなみに、当時の教育総務部は維持費をワザと見積らなかったと思います。どうせトンデモ数字になるから、反対運動に燃料投下したくなかったのでしょう。

2.市民の方が賢く公益志向が強いのに、施設課と利害関係者が…

●二年前に市民アンケートをやりました(回収率30%で901人)。この結果はあまり日の目を見ませんでしたが、選挙よりも民度が高い印象を受けます。一部を要約します。

入居施設で望ましいのは、保育、保険・福祉が主で、支所なんか9%しかありません。図書館を含めた文化・社会施設でも18%です。それらを選んだ理由として、「上尾市にとって必要な施設である」が34%で一位。「上平地区にとって必要な施設」は10.5%で下位です。
市民の多数派は公益(広域)重視なのです
。当たり前の話になっています。

ところが、ハコモノに入れる施設を13候補にしたり、そこから上平支所と上平図書室の二つに決めたのは、市民でも、委員会でもなく、施設課です。市長の意向が入っていますが、選別の詳細は不明です。しかし、そのブラックボックスが明け透けに見える議事録があります。

●施設課の満額回答へお礼を述べる上平地区代表者

小川委員は元市役所部長で上平地区代表です。その第三回(20/11/26)の会議の冒頭発言です(P4)。

はじめにお礼を書いたい。昨年度に本検討委員会がスタートしたが、今年度は新型コロナウイルスの影響により検討委員会が開催されず、検討が中断していた。さらに、建設予定地は多目的広場として整備され、市民の方がグラウンドゴルフなどで活用している状況である。

そのためこのまま多目的広場として使用され続け、複合施設の建設は出来ないのではないかと不安であったが 複合施設の案を提示していいただいたので地元の一員として感謝したい。複合施設の案は現実的であると考える。

上平公民館は会議室が半円形であるため、自治会活動には非常に使い勝手が悪い施設である。公民館としてのサークル活動はできるが自治会の会議や研修には向いていない。上平公民館図書室は間取りが長方形なので、移転した場合にはその場所を会議菫や研修室として整備すれば、公民館の使い勝手が向上する。施設の機能が向上することにより利用効率が上がるので、自治会にとつても市民にとつても暮ばれる施設になると思う。この案に贅成である.

直後に、鈴木委員はこう述べます。

上平地区の方にとっては良い施設だと思う。しかし候補として絞り込まれた施設は上平地区の施設のみである。上平地区のことを第一に考える必要はあるが、前提条件には市全体の施設とすると定めているので、この複合施設がどのように市全体の施設として使われるのか。

遠慮がちですが、「これって上平専用施設みたいね」という違和感です。

実は、小川委員は第二回委員会(20/2月)で、「図書室と支所の移転」を要望していますから満額回答へ万歳なのでしょう。その時は、「上平支所も移転すれば、公民館機能はさらに充実すると思う。上平公民館図書室への不満は、上平公民館全体の不満の表れだと思うので…」と、当事者発言です。

新施設のあるべき論ではなく、出てってくれ、受け皿になってくれ、というイミに読めます。そもそも、合理的な公共施設再配置の検討ならば、利害関係者の意見を聞くのは当然でも、答申する立場に座ったら利益相反じゃん。これが当たり前になっているのが上尾市政です。

建設アリキという点において、逮捕市長時代を引きずっています。

計画の2000㎡は現本館の床面積とほぼ同じです。

次回は、『上尾市が最後に建設する施設という意気込み』と語る施設課の専門能力と公平性を疑う・・・

参考

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コメント

立て付けからして、前の計画も地元のためだったと証明しているようなもんですね

地元の教育者の家系の「名士」と言わる元市長でも、一族・郎党(専属のたかり業者)ともども
上尾から追放してはどうでしょう(無理ですけど)

そうなんです。悪気が無いのは、後ろめたい気持ちが無いから。無症状者みたいなものです

>地元の教育者?

 誰を指すのか不明ですが、財力があっても 子供が高卒だということは、教育熱心ではない家系でしょう。前もその前も。
 寄付を積めば入れる私学はありますよ。

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