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2021年4月の6件の記事

2021年4月28日 (水)

ワクチン予約を初日にゲットしたお話しと畠山市政の失敗

畠山市長の失敗から始まったけど、国も県も面倒くさいことから逃げる姿が丸見えのワクチン予約だった。

追記1 市役所HPのトップページに ワクチン接種のご案内をバナーにすべき(当該ページ構成も総見直しすべき)。

追記2 コールセンターの担当者も電話で聞き取りながら、下記の上尾市予約サイトを使っているだろう(5/3)。

以下長文です。予約必勝法は文末に (‘ω’)

1.プールに目薬、これは市政の怠慢か?

少なすぎて効果が無いというオリジナルな諺です。

希少なワクチンの初動便の争奪を巡って埼玉県内では人口当たりでは配布量に10倍近い差があり、自治体格差か、と朝日新聞が伝えます。

深谷市は高齢者数4万人で18箱もゲット、今回分で高齢者の42%1回目の接種ができるといいますから凄いです。一方、高齢者6万人の上尾市はタッタ2箱。ワクチンの確保割合は3・1%と県内サイテーです。(タッタとサイテーは記事には有りません)

これは畠山市長の責任です。

記事では、上尾市3箱希望して2箱だったが、「接種の運用上は問題がなかった」と答えています。人口35万人の越谷市も3箱ですが担当者は「少なかったのでびっくりしている」と答え、認識に差があります。

結局、医者や看護師などのマンパワーという接種の実施能力を固く見積もったバカ正直よりも、言ったもん勝ちなのです。性善説は通用しません、と県や国が言っているようなものですが、その根底にあるのは面倒な事に関わりたくないという責任回避です。

今は、ワクチン接種と変異種拡大のスビード競争という重要局面ですから、この少量手配は畠山市長や幹部達の失敗です。

結果が全てです。

2 ワクチン予約の顛末

 4/26月の9時前には上尾市サイトが重たくなっていたのでアクセス集中が手に取るように分かった。本来、申し込みは外部サイトなのに、そのリンクを市サイトから入ろうとした人が多かったのかもしれない。「ブックマークに、とかデスクトップにショートカットを置くと便利です」と案内しておけばよいと思う。

 9時から繋がらないのは覚悟してましたが、その時のログインページのメッセージには呆れました ( ゚Д゚)

Photo_20210427230701

ネットがこんな調子だから電話でやるしかないわけです、920分ごろに繋がりました。

簡単に繋がったので、びっくりです。

しかし、IVR(自動音声応答システム)による音声ガイダンスが流れたので、またビックリ。

なぜって、市の案内文にはそんなこと書いていないから、オペレーターが出ると思ってました。

振り分け機能が働いて、申し込みは1を○○は2を押せと言う。当然、*と1を押したら プッツンとキレた。

 こっちも キレた!

 バカヤロー

実は、この後も三回くらい繋がった。二回目は、1のみを押したら案の定、認識できない旨のメッセージなので、*1を入れたら先へ進めた。

 ただいま混んでいるから そのままお待ちくださいと言う待ち状態へ。

待つこと何分かすると、待ち時間が過ぎたので、また掛け直せとなり、タイムアウトです。

つまり、苦労して中に入ったものの、中の待合室が混んでて、また病院の外から並び直せというわけです。

この一連の電話案内について市の説明は何もないのです。普通は、電話受付後に、申込は1を、○○は2をとか、プッシュボタンでない電話はトーンボタンを頭に*1とか書くものです。

とにかく、電話は長話になって一人当たりの時間が長引くのでしょう。そこにオペレーションの悪さが輪をかけ、上に書いたような苦情発生装置になっています。

このお粗末トラブルへの市説明や謝罪はありませんが、一部だけ、別件クレームがあったらしく、こんな所に書いてあります(見ませんよね)。上の操作事例が分かりにくかった方への返答をコメントに書きました

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実際はHulu見ながらやっていたので、そのうちクリックが反応してパソコンのログイン画面が現れました。

以下の画面図は後にとったもの。

Photo_20210427231401

上尾市ではパスワードは誕生日に固定だから、忘れようがない!

次の画面図はないが、接種日時を30分単位から選べるようになっていたと思う。空いている日時帯の早いもの順にリスト化されていたので、一番上を選んだ。この時点で5/8の夕方帯だった。

次は下の個人の登録情報を入れる画面だったが、雑な画面設計だった。

氏名と生年月日、電話番号には★印があった。一般に★は入力必須を意味するが、ここには何も書いていない。下図はクリック拡大。

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氏名と生月日が自動セットされていた(と思う)。これは既定値なので当然だが、メールアドレスは普通は二回入力して間違いの有無をチェックするものだが、ここは一回のみだった(仮にアドレス間違いがあっても、本画面で予約確保状態を確認できるので実害は無い)。

電話番号は必要だが、その下の郵便番号、住所、性別とかは不要だろう。住民データのファイルとIDでつながっているのだから、ここで再び入れさせる意味は無いはずだ。

その下にある、備考1と備考2に至っては意味不明だ。

実は、最後に確定した時にエラーが起きて驚いた。何が不具合なのかメッセージが無いのだから・・・

しかし、ブラウザーの戻るで予約日時の選択画面へ戻れた。

予約は、30分毎の一コマに10人位が入れるようになっており、少ない残数に多くが申込をしているため、はねられたのかもしれないが、メッセージが無いので本当は分からない。(実施は午後1時~7時のようだ)

仕方ないので、一つ遅いコマを選び、それで予約は確定した。

素直に行けば、日時のコマを選び、電話番号やメールアドレスを入れるだけで良いなら、一分もかからない。

サイトの中にFAQのページがあったが、中身は空だった。

あまり、うろうろしていると迷惑なので、ログアウトした。

リターンメールが来ていたので安心した。

後から知ったが、「予約終了のお知らせ」が市HPに出たのは10時25分頃だと言う。

ウソだろう!? 

私のログインは10時30分過ぎだったと思うし、リターンメールは10時43分着だ。

やっちゃったね上尾市、という感じだ。

なお、メール末尾に「予約取消はWEB上のキャンセルボタンをクリック」とあった。でもサイトは4/27昼頃までログインできなかった。さらに、二回目はどう予約するのだろう、という疑問があったが、そこが直ぐには分からなかった。おそらく、案内を書いている人も良くわからなのでは無いだろうかという気がしてくる。

3.第一回予約は487人分ではなく502人だった

 実はこの日は一体何人分の受付なのか分からなかった。市HPには書いてなかった。しかし、広報5月号のP9には487人分の2回分であることが分かる。高齢者は66000人だが、たぶん圧倒的にかかり付け医でやるようになるだろう。

さて、発表ページの予約済リストを数えると502人だというコメントをもらった。確かに129人、123人、125人、125人の502人だった。本当は発表ページで何人だったかを書くのは言われなくてもやるのが社会常識なのだが、それすら出来ない姿にもはや驚かない。たぶん、広報の数字は当初の予定であり、予約締切最後の数本を奪い合う混乱状態では、多めに受け付けたのだろうと思う(10時25分に入口を閉めたかも知れない)。

しかし、確定値を正しく開示しないのは、「裏でずるい割り込みをさせたかも」、という痛くも無い腹を探られるだろう。そもそもこの行政下では、だーれも本当の数を把握できていないかもしれない。502は5や6で割れない値だから、まだ残っているよ(^-^?)

次回以降の予約については人数が明記されるように改善され、5月の集団接種予約は一日252人である。計2268人分しかない。初動を入れても3000人に満たない

なお、「6月以降は十分なワクチン量が供給される予定ですので・・・6月以降にご予約いただきますよう」と市は言わざるを得ないが、国がどうなっているのかなんて本当は分からないだろうし、実質7~8月になりそうだ。

4.あちこちの自治体で別々にシステムを作る、バカさ加減。

上尾市の予約サイトとコールセンターはJTBが落札した。封筒詰めや発送、サイト構築、コールセンター業務まで総額1億8725万円。なおWebシステムは更に下請けに回されている感じだ。建設業と同じである。

結局、国も県も金と口を出すだけで、自治体が共有できるシステムを作らない。

他市サイトへ行けば分かるが、どこも違うログイン画面になっている。税金の無駄使いの極みだが、意外とよくあるケースかもしれない。統一システムならば、もっと品質の高いシステムが作られるハズだ。なお、市によっては、画面図入りの入力解説とか電話番号の案内手順などをサイトで示している。

上尾市も、せめて操作案内くらい作ればよいのだが、そこまでは健康増進課では出来ないだろう。コロナ対策室があるのだが、名ばかりで機能していないという姿が見えてくる。自治体格差とは自治体の行政能力の差であり、その源は市長の差である。その源は住民だけど・・・

畠山さんは11月には立候補するだろうけど、ワクチン接種は失敗から始まった。

市長に限らず幹部連中もこれからは安易に「市民の安心安全」なんて言わないで欲しい。

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ワクチン予約の必勝法。

 

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2021年4月25日 (日)

憂鬱かつ不信感の蔓延事態宣言

コロナ慣れと政府への不信感が蔓延してしまった、後進国化する日本。

追記 下のコメントに生々しい事例あり。コロナは隠す感染症になっているから怖さが伝わりにくいです。

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 記事を書かないと感染疑いになるようなので書きますが、待機療養や病室からでも投稿できるので「疑惑」は晴れません。まぁICUからは無理でしょう…。

世間には政府への不信感とコロナ慣れが蔓延しています。特に後者は、本当に慣れてしまったのではなく、「またこんな事態か」、「また自粛か」みたいな諦めや憂鬱感の裏返しだろうと思います。3/21に一都三県の緊急事態宣言が解除され、たった一か月しか持たないのですから今年は非常事態宣言が三か月間になります。

今回も人流を減らせば感染は減りますが、いずれは解除するのですから、また増えます。発見されない無症状者がいる限りムリです。ワクチン普及まではもう一山か二山は覚悟しろよ、なのでしょう。気になるのは、東京都が言われるほどには感染者数が急増していない点です。ホッとしたいのですが、PCR検査が一万件程度と少ないので不安もあります。検査もベットもワクチンも無いないづくしのニッポンです。

さて、急に埼玉県は蔓延防止の対象が13も増えて15市町になりました。

ニュースでは追加の自治体名を伝えますが、どうして選ばれたのかという感染指標などの裏付け理由は不明です。県庁サイトにも理由は書いてありませんが、大野知事の会見録の中ほどにありました。

なお、先行するさいたま市及び川口市は4月20日からとなりますが、この図で見ていただいてもわかる通り、東京に、隣接をし、なおかつ人の流れが多く、また、鉄道等の路線を勘案した地域とさせていただきました。

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単に地理的な人流要因でした。最近は、感染傾向を見る時、たんなる累計人数ではなく直近一か月とか二週間くらいの短期トレンドが注目されます。埼玉県の地図グラフの二番目がそれです。

神奈川県は6市を加え9市にしただけでなく、冗舌な黒岩知事は「県外から連休中は遊びに来ないで」と言います。東京の小池さんが灯火管制を求める位ですから、この手の呼びかけには驚きません。千葉県も7市を加えて12市へ拡大ですが、流石にTDLに来ないでとは言いません。なお埼玉県が15市町と多いのは単に自治体数が多いだけのことでしょう。

東京都内への昼の流入人口 約291万人

 神奈川県から106万9000人

 埼玉県からが93万6000人

 千葉県からが71万7000人

 山梨県からが1万1000人

●上尾市の感染状況は平均5人以下だと凪です。

4月は105人位を予想します。過去5か月間で一番少ないことになります。上尾よりも南に行かなければ感染リスクは小さいです。

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なお、上尾市内でも店舗の閉店が目立つようになりました。大所ではPAPAのスタミナ太郎が閉店予定です。

明日は、ワクチン争奪戦の第一ラウンドです。

いきなりシステムダウンになりませんように・・・

 

2021年4月17日 (土)

ドラマ桜の塔、主人公が犯人だった

推理小説なら許せないが、テレビドラマならアリかも。

録画しておいた、木曜ドラマ『桜の塔』|テレビ朝日 の第一話を見ました。

Photo_20210417233801「相棒」を習慣で録画してますが、近年はつまらないです。ドラマ相棒自体は俳優が変わる程度で、ストーリーや長ゼリフと演出は変わらず、現代の水戸黄門みたいですが、アメリカのクライムサスペンス・ドラマを見始めてからは、とてもつまらない感じになっています。

この桜の塔もあまり期待はしていませんでしたが、日本のドラマにありがちなダラダラした展開では無くテンボが良かったのでストレスは有りませんでした。

その第一話、終盤で「証拠の捏造」という突飛な展開になっていたので、本当にこのまま終わるのだろうか、それはヘンだと思っていたら、主人公がホボ犯人という展開でした。

昔、主人公が犯人という小説を読んだ感想を記事にしたのを想い出しました。

 主人公が犯人という推理小説ってがっかりな読後感だね

同じ娯楽でも、一時間モノのテレビドラマは気楽であり、読むという苦労が無い分、裏切られ感はありません。その意外な脚本に面白い感じでした。

玉木宏さん演じる主人公には歪んだ陰湿な性格を持たせているので、ダーティハリーのキャラハンみたいに正義と乱暴を併せ持つ刑事ドラマの反対なのかもしれません。

途中でちょっと驚いたのは、主人公が言い争う中で部下の広末涼子を床に投げ飛ばしたシーンです。従来なら、女性が男を投げ飛ばすことはアリですが、地位と力のある男が部下の女を投げ飛ばしたのですから驚きました。二人の関係性が前提になっていますが、シーンとしては斬新です。

ストーリーの中でプロファイリング技法が使われていたのはアメリカドラマの影響なのかも知れません。

という事で、毎週予約にしました。

今後の話はどうなるのか分かりませんが、ちょっと心配なのは、警視庁の出世争い劇が背景にあるようでその話はステレオタイプ的なことかな。今後、そちらに話の重きが行くと既視感アリアリで残念になりますが・・・。

元の小説があるわけでは無く、脚本は武藤将吾さんと言う方です。

 

 

 

 

2021年4月14日 (水)

コロナワクチンナビの謎と上尾市

政治家と厚労省のやってます感アリアリのワクチン配布に振り回される自治体

  大阪の第四波の感染拡大が凄いのに、関東圏が微増傾向で済んでいるのは不気味な感じだ。目に見えて増えてきたら、また『モグラ叩き』戦術を繰り返すしかない日本にとって、ワクチンは希望の星になっている。でも、カテゴリー1の医療関係者に浸透しないままカテゴリー2の高齢者接種が始まった。

●厚労省のコロナワクチンナビはどう使うのか…

これが良く分からない。上尾市の場合だと

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試しに、2つの☑を入れて検索すると、『・・・見つかりませんでした』。

という恐ろしい答えが返ってきた。上尾は「無い…」のかと絶望がかすめる。

実は「一般受入可」のみで絞り込むと馴染みの病院名がでてきてホッとするのだが、「まだ登録されていません」とかのメッセージがでればマシなのだ。官庁サイトはなんとも素っ気ないから、こんな調子では上の電話番号に掛けてしまうだろう。なんのためのWebか分からない。

このナビは医院の予約混み具合を見るだけなのか?。予約入力はここからできる感じはしない。サイトの認知度が低いのは、役に立たないためというよりも厚労省が期待されていないためなのかもしれないなと思うしかない。

●この順番は合理的なのか情緒的なのか政治的なのか

◆接種優先順位

1. 医療従事者

2. 65歳以上の高齢者(昭和32年4月1日以前)

3. 基礎疾患のある方・高齢者施設等の従事者

4. 上記以外の方(一般の方)

真っ赤に燃えている所や周辺に水を撒けば延焼を抑えられるのに、平等とか高齢者リスクだとかで、全国に広く浅くワクチンを供給する。投票行動が高いシニア向けの選挙対策を兼ねているとしか思えない。

で第二順位は全国で約3600万人の高齢者なのだが当初供給が少ないため、第1便を受けたのは全市区町村の1割弱という。多くの自治体は本格化を5月の大型連休以降と見込んでいる。

昨日、テレビでは一斉に八王子の例を伝えていたのは菅首相が見学に行ったためだった。そのネット予約は開始30分、電話受付も1時間半で締め切られ、その後は苦情電話がつづくのだそうだ。流石にFAXはないのだろうか。八王子市は高齢者16万人に今月分は1950回分というから82人に一人の倍率だ。

でも、何倍であろうと、「一般の人」にはこのワクチン騒動はただ恨めしいだけかもしれない。

●上尾市のワクチン接種は5/8土から

 上尾市のコロナ情報は日々の感染者数についてトップページからリンクで伝えるが、ワクチン情報については相変わらずコロナ関連の中にしまってある。早々に問い合わせが来ると困るからだろうか・・・。

第一便は、4月26日の週に0.5箱×2回分のワクチン(485人分)が配布予定とある。65歳以上は65000人なので第一便は134人に一人の当選だ。宝くじよりは良いし、高齢者の累積感染は約300人に一人だから、当りやすいかもしれない。ただし80代は212人に一人まで迫っているから、罹患と接種の競争になっている。

 でも本当のスケジュールは良く分からない。国は6月末までに3000万人の二回目分を配布といっている。つまり届ける所までは国、実施は自治体だと言っている。ここでも自治体の力量の差が出てくるわけだ。

 で、「一般の人」達はアストラゼネカが加わる夏の終わりか秋なのかも知れない。まだ半年は気が抜けないというわけだ。

追記 埼玉新聞 埼玉のワクチン分配量が判明

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2021年4月 8日 (木)

選べるならファイザーですが…

アストラゼネカワクチン “利益”と“リスク”は?

下記では、イギリスで2020万回実施して血栓により19人死亡とある。

これを1010万人として、日本人口に換算すると13倍で 19×13=247人

これが少ないのか多いのかという事だが・・・確率は低いけど、そうなった人にとっては100%だからね。

接種は個人の自由なので嫌がる人が増えても仕方ないが、問題になりそうな気もする。

ただしその時に感染が拡大していたらそんな不安は打ち消されるかもしれない。

詳しくはNHKサイトへ

BBCニュースへ

 

2021年4月 4日 (日)

上尾市コロナ統計-6 前年とはまるで違う感染状況

全世代へ広がった1-3月の感染実態

 上尾市のコロナ感染者数の統計です。4/3日発表分では823人、市民人口の278人に一人まで感染が浸透し、20代は同世代128人に一人まで迫ります(人口は20/1/1の値)。なお「県内3位です」で書いたように市民の感染は落ちつき、県内順位の低下が地図グラフで確認できます

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 今年の1-3月期の感染が去年一年間とは様相が異なるため、今回は去年からの累計では無く、二つに分けた比較をします。

図1 世代別の感染者人数

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この三か月(橙色)で去年一年間の人数を超えました、全世代でも増加しています。20代が一番多いことに変わりありませんが、最近は高齢者の感染が急増しており、「若者ガ~…」という認識は変えた方が良いです。

20代と30代の人口は一割ほどの差なのに感染人数に大差があるのは、注意の差なのかなと想像します(家庭を持ち幼児がいるためかも)。

子供はコロナに罹りにくいのではなく、単純に感染者との接触確率が低いから、と想った方が良い気がします。子供が罹らなくても、親が罹ると子供の世話という別の重荷を背負います。

図2 世代人口当たり感染者数のニ期間の比較

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橙色(1-3月期)を見ると、20歳以上は500人に一人を切る所まで横並びです。80代は人口が少ないために20代並みの値になっています。去年と比べて世代による差が平準化しているのは「慣れ」の現れかも知れませんが、ワクチン接種までは気が抜けません。

上尾市の新型コロナ感染クラスター

●1月に放課後学童保育所で児童9名、職員1名の計10名。1/13に任意検査の3名の児童が陽性だった。保健所からPCR検査を実施するよう依頼があり1/14、児童61名、職員10名の計71名に対しPCR検査を実施し、判明したとのこと。

●上尾市中央総合病院では1月に6人の患者と1人のスタッフが感染。1/23に一人目が発見され、病棟関係の検査をして、その後、散発的に発見されるも1月末に終息しています。

「一カ所で5人以上」をクラスターと呼ぶものの正確な定義は有りません。そのためか、上記二つの機関はクラスターという表現を避けている気がします。感染が多い自治体の例は、ほとんどが域内での数十人規模以上のクラスターが発生していますから、今の所、上尾市は少ない方です。 

間に合う人と間に合わない人

二カ月半にわたる緊急事態宣言が解除された理由は「これ以上続けても減少効果が見込めない」というのがホンネだったこと位はみんな知っています。しかし、三月初旬の谷底からの感染増への立ち上がりは去年経験してきたときよりも早いです。理由は、ベースライン(下限の人数)が300人位と高い位置で解除したからというだけでは無さそうです。

変異株が危惧される割に、遺伝子解析スクリーニングはPCR検査と同じくけち臭いのが厚労省の姿勢です。変異株が多かろうが少なかろうが、結局、対策は今まで通りしか無いのだから、というのが本音かもしれません。変異株の感染スピードとワクチン普及度の綱引きですが、この勝負も負けは明らかです。それにしても、政治家の会食で始まり厚労省役人の会食で締めた緊張事態宣言期間の次はマンボーという、間の抜けた語感ですから脱力します。

上尾市 5/8からのスケジュール 

尾花議員サイト まとめサイト風です。人数6.5万人、一人当たり接種4分、拘束30分
  高齢者はファイザー製、他はアストラゼネカ等のようです。 

全国一律のワクチン接種策には呆れます。公平とか平等とか高齢者は重症化リスク高いからと言われますが、感染が濃い地域を優先しないと長引くことになり、社会的な公平とは言えません。周りから批判されることを恐れての情緒的な判断なのだと思います。

ところで、日本でコロナのワクチン開発が出来ないのは、単純に技術が無いためだと塩野義製薬の社長が語ります。更に、日本には平時と戦時の区別が無いのも遅れる理由だと(上のワクチン順番も平時下の感覚です)。ゴールは、診断薬ワクチン治療薬の3セットが具備されてインフルエンザと同じような状況になる、と語り後数年は覚悟すべきらしいです。

きっと治療薬を作った人はノーベル賞間違いなしです。

 

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