ドラマ桜の塔、主人公が犯人だった
推理小説なら許せないが、テレビドラマならアリかも。
録画しておいた、木曜ドラマ『桜の塔』|テレビ朝日 の第一話を見ました。
「相棒」を習慣で録画してますが、近年はつまらないです。ドラマ相棒自体は俳優が変わる程度で、ストーリーや長ゼリフと演出は変わらず、現代の水戸黄門みたいですが、アメリカのクライムサスペンス・ドラマを見始めてからは、とてもつまらない感じになっています。
この桜の塔もあまり期待はしていませんでしたが、日本のドラマにありがちなダラダラした展開では無くテンボが良かったのでストレスは有りませんでした。
その第一話、終盤で「証拠の捏造」という突飛な展開になっていたので、本当にこのまま終わるのだろうか、それはヘンだと思っていたら、主人公がホボ犯人という展開でした。
昔、主人公が犯人という小説を読んだ感想を記事にしたのを想い出しました。
主人公が犯人という推理小説ってがっかりな読後感だね
同じ娯楽でも、一時間モノのテレビドラマは気楽であり、読むという苦労が無い分、裏切られ感はありません。その意外な脚本に面白い感じでした。
玉木宏さん演じる主人公には歪んだ陰湿な性格を持たせているので、ダーティハリーのキャラハンみたいに正義と乱暴を併せ持つ刑事ドラマの反対なのかもしれません。
途中でちょっと驚いたのは、主人公が言い争う中で部下の広末涼子を床に投げ飛ばしたシーンです。従来なら、女性が男を投げ飛ばすことはアリですが、地位と力のある男が部下の女を投げ飛ばしたのですから驚きました。二人の関係性が前提になっていますが、シーンとしては斬新です。
ストーリーの中でプロファイリング技法が使われていたのはアメリカドラマの影響なのかも知れません。
という事で、毎週予約にしました。
今後の話はどうなるのか分かりませんが、ちょっと心配なのは、警視庁の出世争い劇が背景にあるようでその話はステレオタイプ的なことかな。今後、そちらに話の重きが行くと既視感アリアリで残念になりますが・・・。
元の小説があるわけでは無く、脚本は武藤将吾さんと言う方です。
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確かに「相棒」は水戸黄門化。半沢直樹がシリーズ化の放送期間を開けている理由でしょう。
顔芸も限界では?美輪明宏曰く、「変な顔をしたり、人の頭をたたいて笑いを取る芸人は嫌い」。
長崎の隣県熊本出身の上田を評価している。勉強家だから?確か有名な高校卒と聞いた。
池井戸潤の作品についてはテレビ化できない作家デビュー初期の作品は読みごたえあります。
ハッピーエンドでない結末はテレビでは難しいですね。
あとは視聴者で考えてください的な終わり方を理解できる社会経験(読書でも可)してないと理解できない。
犯人が主人公、最近の放送コードに配慮しながらの脚本も気になります。
スポンサー企業はどう考えているのかも気になります。
今日初めて観たユニクロのCM、テーマは女性同性愛者の生き方を取り入れています。
商品より企業広告ですね。
投稿: 本好き | 2021年4月18日 (日) 02時17分
ぜひ「ネタバレあり」予告を(自戒を込めて)
このドラマは予約して、これから見るつもりでしたが、貴記事のタイトルで興味半減(苦笑)。
YouTube の映画紹介もたまに見ますが、「ここから先はネタバレを含みます」と予告がされます。
私も映画や小説について記事にするときは、気をつけなくてはいけないと思いました。
投稿: 上尾オンブズマン | 2021年4月18日 (日) 08時39分
補足
香川照之は高学歴。、昔、女性週刊誌を読んでいた母から役者になりたての頃、
聞いたことがあります。
顔芸なしでも演技力抜群ですが、今さら顔芸やめるわけにいかないでしょう。
また、自動車会社に気に入られたようです。
洋酒メーカーと某外国俳優、味の素と某女優のように長期契約のような気がします。
投稿: 本好き | 2021年4月18日 (日) 10時43分