ワクチン一回目の接種の感想記
行政は手余り、民間は手不足かも。それと副反応について
上尾市の初回である5/8土に集団接種を受けました。二日間の実績はキャンセル無しの100%です!
5/8土 | 応募129人 | 実施129 | 医療従事者1 | 計130 |
5/9日 | 応募123人 | 実施123 | 医療従事者2 | 計125 |
指定よりも30分ほど早く出かけました。入口付近では訪れる人は少なく、スタッフが多いのが目につきました。中に入ると、迷路みたいな経路に沿って、受付、予診、接種、待機室へと進みます。とてもスムーズでした。会場図は広報あげおの裏表紙にあります
この日の、打ち手は一人。
肩上部にあっという間の筋肉注射。
その後、大部屋に案内され、キッチンタイマーを持たせられて30分間の待機観察へ。体調変化が無く、ブーと鳴ったら、接種済証を貼られて終わりです。ここの換気が弱いので次は扇風機を置くように頼みました。
予定時間よりも早く接種できたので驚きました。その理由は、計画よりも一人当たり短時間で処理できたのか、一人当たりの余裕を取り過ぎていたのかは分かりません。
●予診票の問題点・・・事前に書けない三番目の問い。
事前記入をすることは接種希望者の義務です。しかし、一度書いてみればすぐ分かるのに、責任者(増進課課長や部長、或いは暇なコロナ対策室)はさぼっています。問三は、
「新型コロナワクチン説明書」を読んで、効果や副反応などについて理解しましたか
説明書なんか同封されていません。ネット検索すれば見つかりますが、見ないまま、☑入れた人が多いかも。結局、当日に説明書を渡されます。この件があって、早めに出かけたのです。そもそも、何が書いてあっても「同意する」にチェックを入れないと先に進めないネットの契約と同じです( ゚Д゚)
問題の原因は、国の五月雨政策のためらしいです。それなら、せめて市サイトに載せるべきと伝えたら、説明書へのリンクが作られました。予診票の書き方について 更新05/10/2021 08:30:07
国の小出し政策に自治体側が振り回されていることを千葉の熊谷知事が「五月雨」とツイートしてました。でも、市民から見たら責任のなすり合いにも見えます。
●企業派遣のスタッフがたくさん!
健康増進課は女性が多いです。彼女らは未接種でした。その他のスタッフが15人位いました。上尾のワクチン予約業務はJTBが受注ですが、集団接種の業務は違う会社です。いろいろおカネがかかりますね。
●手余りと手不足
要員は20人以上いたようですが、生産能力が需要を上回る手余り状態の感じでした。本日は130人ですが、5/29からは一回目の126人と二回目の126人を一日で実施します(打ち手は二人と思われます)。
その時間配分を決めるために、4/5日に大規模な模擬訓練をしたレポートがあります。これを自治体がバラバラで試行錯誤したらしいのでトンデモない国や県の無策ぶりだなーと思います。で、一人当たりの処理時間ですが、レポートの内容が??過ぎて分かりません。
仮に、受付-問診-接種までの標準時間を4分とし、待機は30分なので、30分に7・5人ピッチとなります。打ち手一人で、一時間15人です。
予診での会話がネックになりそうです。不安な人や話し好きがいますからね。控え室内に「肩を出してお待ちください」と掲示します。

絵の引用元 LIFE 入れ墨の歴史は?
●副反応は、腕が痛くなって目が覚めた
全然変化は無かったのですが、夜中に左肩が痛くて目が覚めました。左側に寝返をうったために痛みを感じたのです。右へ寝返れば解放されます。注射した患部を押すと痛いですが、日常生活に支障が無いように利き腕ではない方に打つべきです。24時間後には7割位収まり、二日目には消えました。まぁ免疫反応して、良い抗体育ててるんだなー位に思ってました。
アナフラキーへの対応は出来ているようですから、それ以外の副反応は、コロナに罹る恐怖と比べたら小さいと思います。二回目の接種後の方が副反応は強いようですが、その時(一週間後)にしっかりした抗体ができるらしいです。世の中、ノーリスクなんてあり得ません。
●二回目予約の怪
何度も書いてますが、私の二回目の予約はどうするのかが全く分からないままでした。Web予約の画面からは二回目の推奨期間がピンクになっているのですが、選択できません。
実は、30分待機の時に、職員から二回目はこれで良いですか?と「紙」を渡されました。三週間後の同時間帯です。これが、生保レディなら携帯端末で画面見せて、はいここに「署名」をという感じですよね。
医院へ電話予約した人の話しや本ブログへのコメントを見れば、二回目は強制的に三週間後を割り当てられます。初めから、そう明言しなかったのはリーダーシップが無い状態で混乱していたためでしょう。ここは協力しましょう。
●画面が更新されないお粗末さ
5/8に接種したのにWeb予約ではいつまで経っても接種済みフラグが付かないのです。つまり、貴方は「一回目・接種済み」、というを表示がありません。これはネット注文をして、「配達済み」と表示されないようなもの。また、二回目の分は予約割当て済みにも関わらず、データ欄には何もありませんでしたが、漸く5/14金に表示されました。
全然、オンラインリアルタイムじゃないんです。これが官製システムなんです。世間は、Web予約だからコンピュータ内で完結していると理解しますが、大量に印刷して紙で並べて悪戦苦闘し、システムに入力する姿を想像しちゃいます。
●かるがも上尾クリニックは週2000件に近づけるか
この値は、あくまでも参考上限値ですが、7日間で、控えめに見て一日200~250件位です。これは市の集団接種と同規模です。一開業医が市民の切実なニーズを請け負うのですから称賛に値します。
しかし、15人/時間と仮定しても、30分待機場所には8人分の席がソーシャルディスタンスを保ちながら必要です。狭い待合室では難しいです。イオンモールに配慮があるのでしょうか。また200人こなすには13時間かかります。
というわけで、実現性が気になります。
次に気になるのは、これをやってのけたら、市の集団接種がいかに非効率で過大投資、ということになります。
接種のスピードが叫ばれ、日本は二倍速位でやらないとヤバい気がします。はやく中央病院が戦線に加わることを期待します。
追記 イオンホールやイオンラウンジにはワクチン予約の貼り紙がありましたが、詳しいことは知りません。

●あと、ものすごく、字がちぃせえんだ。
郵送されたID台帳の小ささを見て、申込を萎えちゃった老人はいませんか。Web表示も、高齢者相手にしては随分とフォントが小さいです(フォント大、中、小の切り替えも無い)。当節、「安心安全」をバカの一つ覚えみたいに繰り返しますが、バリアフリーも似たようなものです。
« 「聞け、市民の声」 ワクチン予約に翻弄された人々 | トップページ | ずるこみする首長たち »
「コロナ」カテゴリの記事
- コロナ弱体化しインフルエンザが流行る新理論(2023.11.01)
- 埼玉県インフルエンザの流行入り&コロナの年代別死亡率(2022.12.28)
- 埼玉県のインフルエンザ・グラフが改善された秘密(2022.12.11)
- 世界一の感染大国で5回目ワクチンの限界(2022.11.23)
- 上尾市のコロナカレンダー・随時版(2022.08.06)
>予診票の書き方について 更新05/10/2021 08:30:07
このことについて、上尾市のHPを見ると、次のように記載されています。
掲載日:2021年5月8日更新
※予診票に記載されている『新型コロナワクチンの説明書』は、下記のリンクよりご確認ください。
(厚生労働省)新型コロナワクチン予防接種に関する説明書(ファイザー社製)
実際には5月10日に更新したにもかかわらず、上尾市は<5月8日更新>としたのでしょうか?
それとも、何か別の理由が?
投稿: 上尾オンブズマン | 2021年5月16日 (日) 15時28分
初めての経験では何事も慎重に対応するに越したことはありませんが、
しかし、「1日早くワクチンが行き渡れば死亡者がその分少なくなる」ことを理解していれば
今は最大限の対応こそ求められるところのようです。
その点 かるがもクリニックの2000人や西村ハートクリニック700人は頑張った数字なのかもしれませんね。
https://www.city.ageo.lg.jp/page/030012021030122.html
投稿: masa | 2021年5月18日 (火) 22時17分