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2021年5月23日 (日)

ずるこみする首長たち

 上尾市のワクチン予約を巡っての混乱は、医療機関の予約が稼働し始めてきたために、漸く落ち着いてきたようだ。なお先週の集団接種の実績は次の通り。累計の感染者数は1058人と千人を超した。今月は180 200人を予想し1月の252人に次ぐレベルです。20代、30代が増え、高齢層は少ないです。

5/15土 募集125人 市民123人 医療従事者 7 計130
5/16日  〃 〃 122人  〃  3 計125

●ずるこみ、は埼玉県だけでなく首都圏の新方言…

 昔、子供が小学生の頃、「ずるこみ」という言い方をしていた。聞きなれない言葉だったが、話の中身からは、列を守らない割り込みした誰々への避難であった。その時は、子供の語彙力が乏しかったのだろうと思っていたのだが・・・。

 最近の自治体首長らによるワクチン優先接種が報道されるので、改めて検索したら、ずるこみとは首都圏の新方言のようだ。

かまちょ図書館にはそんな連中の要約がある。1700の自治体でやるのだから、そんな人達がいても不思議はないが、埼玉県に関しては次の記事があった。

川口市の奥ノ木信夫市長(70)、加須市の大橋良一市長(74)、ふじみ野市の高畑博市長(59)、寄居町の花輪利一郎町長(76)、越生町の新井康之町長(76)の五人

 首長が接種会場で何かを手伝ったら、周りが気を使って邪魔になるはずだが、大野知事は「接種に従事しているなら当てはまる」との見方でかばっていた。しかし76歳のお爺さんがどんな仕事をしたのかは謎だし、「予診や接種ではない案内係程度では、自己チューの拡大解釈になると思う

 ずるこみした人は、電話やネットが繋がらないジレンマを味わうことがない。予約システムの不備を知ることもない。遅い順番になってしまうことが不安の種になることもない。普段は、「市民に寄り添う」と口にする人ほど、市民を出し抜くかもしれないし、沈没する船から真っ先に逃げ出す船長みたいである。

その点、上尾市は市長と副市長は医療従事者ではないという定義をしているのは良識的だ。しかし、昭和の時代だったら、街の実力者とかが優先されるのは普通だったろう、予約の混乱が有っても、今は昔よりマシかも知れない。

●高齢者の接種を7月末までやれたとしても、感染者数は大して減らない?

ファイザーのワクチン効果は、2回接種後の2週間後で90%超、一回のみ接種後の2週間でも80%位の効果があるらしい。しかし、最近は二回目をもっと遅らせた方が効果が高くなる、という研究も出ていた。

所で、日々の感染者は社会活動の多い世代である。東京都の年代別感染者(NHK)を見ると、最近は65歳以上なら11%と推定される。つまりこの部分が消えても、重症化や病床使用率の若干の改善につながる位で、全体の感染人数は大きくは減らない。ワクチン効果はオリンピックにも間に合わないし、8月頃でも相変わらず自粛頼みかもしれない。

個人的には、一回目接種を感染拡大地域中心に打った方が良いと思っている。

●大規模接種会場は野戦病院かも

ワクチン予約の混乱はとうとう、自衛隊を使った大規模会場にも波及した。間違いコードでも受け付けるという甘いシステムだった。言い訳を岸大臣がしていたが、見苦しいを通り越し、日本の自信喪失になるようなものだった。ところがそれで終わらず、今度は正しいコードを入れてもエラーになり、一部をあえて誤入力したら予約できた、という人まで現れた(NHK)。

わけが分からない官製システムになっている。さらに、サイバー攻撃が加わったらどうなるのだという不安まで及んでいる。

これが日本の実力ならば、野戦病院と思った方が良い。或いは、先進アメリカ並みに予約なしで接種できる大規模会場だと思えばよいかも知れない。多重予約の問題が出たとしても、混乱覚悟で打ち続けるしかないのだろう。ただし、この姿がIOC会長の言う日本人の忍耐力だと海外へ報道されるのはごめんだ。

実は同じころ、携帯電話で店舗利用者把握へ 行動履歴の新システムをたった4日で作ったと、台湾の唐鳳(オードリー・タン)大臣が発表していた。えらい違いである。

自治体内の医院等での個別接種が始まり、東京都や大阪の国営の大規模会場は来週から稼働する。さらに、28都府県市が独自に大規模接種を準備したり稼働にこぎつけている。ただそれらがフル稼働するのは6月のいつ頃なのだろうか。今は一日40万回の接種数だが、いつの時点で一日100万回を達成できるのだろうか。

ただ上に書いたように、悪戦苦闘して65歳以上の多くを接種しても、接種者個人は安心するが、日本の感染被害が目に見えて減るのがいつ頃なのかは分からない。まだまだ先が長く憂鬱だ・・・

関連

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コメント

埼玉での割り込みは「横入り」といったような気がします。沈没する船から真っ先に逃げ出す県連幹事長・・・誰だっただっけ?
市長と副市長は、出勤しての執務は半分ずつだし(想像)
挨拶する機会はほとんどないから、感染リスクはかなり低い。「市民全員が打つまで打ちません」宣言を駅で挨拶しても
大丈夫だろう。質疑・討論も少ないし、電車乗んないし。民間企業なら解任されてそうな政務レベル(言い過ぎか?)
取引先が店舗販売でマネキンさんを起用していますが、登録者の3割が仕事がなくて辞めたそうです。
派遣会社と話す機会があり、口の開く人形を使って人形をお客に向けてるといった涙ぐましい工夫を知りました。
ガースーはコロナの責任取らせるために、和歌山の方に放置されてますね。誰も今はなりたくないのが本音でしょう。
北の知事も政治生命終わりそうですね。やましいことがあると顔が「悪人面」になると言いますが、
この方、東京の人だったような?道民から見れば「よそ者」。マラソンしちゃうし。昨日700人近く感染。アホです。
国政が最終目的なことがわかりました。でなきゃ、倒産状態の夕張市長にならないよ。
「よそ者でないと改革できない」ってほんとかよ、と思います。
よそ者=緊急事態時の地元愛なし、な奴が地元のしがらみに対抗できるわけない。

>昔、子供が小学生の頃、「ずるこみ」という言い方をしていた。聞きなれない言葉だったが、話の中身からは、列を守らない割り込みした誰々への避難であった。その時は、子供の語彙力が乏しかったのだろうと思っていたのだが・・・。


なるほど。「ずるこみ」ですか。大変含蓄のある言葉ですね。
私も、語る場面があったら,「語彙力が乏しい」などと「非難」されないように気をつけます。

ずるという非難の言葉に比べると、横入りはしょうがないやっちゃ、と寛容すぎるかも。
ネットでググると、東京東部・千葉県境の新語方言のようです。
「ずるするな」と大人対大人で言うのは勇気が要ります。
今時分、おかしな奴もいるから、「横入りするな」でも同じことですが・・・。
割り込みが全国標準って、なんとなく納得。車の運転で遭遇するからか。
ところで、最近の若手社員の使う言葉がとがってるというか、自己主張的というか、耳障りは言い過ぎか、
なんか、ずる込み使用世代の大人って感じ。

組織のトップに公正さをあまり重視しない人が選ばれて存在している、ことに問題があるということだと思います。
上尾市はそんなことは無いですよね。

「ずるい」を付けた方が、本質的なのでズルコミの方が的を射ていると感心しました。
そもそも子供は埼玉生まれになるわけで、土地の言葉になじんだのでしょう。
「割り込み」という言葉は、制御系ソフトウェアでも良く使われますが、連中の行為は特権的或いは最上位割り込みですね。

>上尾市はそんなことは無いですよね。
 えっ 知らないのですか(^-^?) masa様

・先代は議長とグルで、悪さをしました。
・先々代に至っては、辞めて12年経つのに自分ちの塀を市費で作り替えさせようとしました。
バカな職員らがヘイと言って造りました。

シャ乱Qに「ズルい女」という曲があるように、ズルにはまだ許せる?雰囲気のある言葉なので
子どもがつかうのだと思いました。

過去には4期市長をつとめた資産家(大卒)がいます。
所属は対極の党でしたが・・・。
自宅の近くに駅を建設し、部下数名が逮捕されました。
土地買収には反社勢力がかかわり、ハタ坊の前任者と
支援者の悪事は可愛く見えます。
そういう歴史を持った参政意識が薄い町ということを
転入者は理解して欲しい。選挙に行って欲しい。
要介護状態でもやめさせない党、万一当選したら、死ぬまでさせて
るつもりだったご様子。その後の市長が成人式の挨拶でぶちきれ
たことを覚えてる。ただの土地持ちの田舎のおっさんだった。
どうせ仕事しないなら、ハタ坊より、悪事を働かない分、こういう
田舎親父で十分。(市役所職員がまともな学力があることが条件)

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