上尾市ワクチン接種率は快調に71%へ
高齢者接種が7月末に完了できる根拠は、希望者のみだから・・・
・追記 下に指摘した間違いは、06/30 16:30にやっと直した。意外と庁内で教えてもらえない職場みたいだが、あるルートで伝わったため。本件ではpdfなど不要だ。 ・訂正 64-60歳等のカテゴリーが始まっていたので、その分992回を追加して以下の本文を直した。なお、市ワクチンメーターの(2)にあるpdf文書内の冒頭データは間違い(65歳以上の値になっている)。 |
上尾市のワクチンメーターは月曜日に更新される。個別接種が始まって5週目の集計は快調そのもの。高齢者カテゴリーを見ると・・・
1回目は接種率71.4%、2回目は33.9%。
週間の値は、既に二回目用が中心となり11589人へ増えていた。一回目は4000人と前週より4割減った。合わせた週間の総数は15551回となり、高い値を維持している(単純平均で一日2200人)。
●参考 戸田市71.6% 春日部市38.5% 川口市56.7% 戸田の7割越えはニュースになっても上尾は無視された。本当は人口が多い方のが大変なんだよね。広報広聴課の能力差なのだろう。
上尾市が他市を上回っている理由は、棒グラフを見ると分かる。個別接種がスタートした週から、いきなりフル稼働に近いレベルだからだ。慣らし運転の期間が無く、いきなり立ち上がっている(逆に見るとこれでも余裕があったのかも)。
集団接種を除く65歳以上の五週間平均は約13200回。これに60-64歳の992回を加えると約14230となる。これは75実施機関リストの申告合計12458より1770回も多い。謎だ。
一回目接種の三週間後に二回目接種が行われるから、一回目の勢いこそ重要だ
集団免疫をアメリカでは60~90%と言われ、幅があるのは不確定要素が多くて分からないためという。ここで、上尾市の高齢層は一体何割まで希望するか、7月以降を予測してみた
前週比では6/21で▲48%、6/28で▲42%と急ブレーキがかかっている。単純に、今週からは毎回、半減するとして、7月末週(8/2)までに51千人、77%と予想する。
ワクチン入荷や打ち手の問題もあったが、最重要なのは一回目接種者の掘り起こしだと思う。しかし、来ない人に手間暇かけるのは資源のムダ。数週間前から「予約枠あり」というクリニックが目立っていて、予約枠(=接種能力)が余るのは良くない。自粛や禁酒令なんかより確実な効果がワクチンなのだから、行政はカテゴリー違反なんか気にしないで、医院が申告してきた能力をフルに埋める努力をすべきだ。
つまり70%台達成なんかに満足せず、次の対象層へ遠慮なく進むべきだろう。文句言われたら、感染対策とは個別最適では無く全体最適なのだと言えばよい。
BS101 ワクチン接種~自治体の叫び~埼玉 対策チームの4カ月
埼玉県庁の対策チームの仕事をNHKがドキュメンタリー風に伝えた。物足りない内容だったが、方式を巡る話があった。接種券を年齢区分で小刻みで配るように国の指示があったらしい。彼らは、一括で配る方が予約の混乱は有ってもトータルでは早くできる、と断言した。当時は、分割が良いと思ったが、整然と実施できても、能力拡大への切迫感が無いことが致命的かも知れない。分割方式とは、混乱を責任問題と受け止める人の政策なのかもしれない。
なお、上尾市は4/17に一括で配っており、40市の中では先頭組である。
大野知事は、7月末までに終えらると言った(読売)。
県内の個別接種が4万回、自治体の集団接種2万回と合わせて一日6万回の能力となり、「単純計算」(大野知事)で7月末までに約243万回の接種を終えられると想定している。本人が言うように単純すぎるが、結局、能力とは予約可能な数に過ぎないし、接種希望率が低ければ早く達成できる。
上尾にもとうとう現れた、ワクチン忌避の人
先進国での接種率が頭打ちになっている。集団主義の国は接種しないと罰があるが、個人主義を重んじる国は、しない人に罰を与えることが無い代わりに、やる人にご褒美(インセンティブ)を与える(但し民間事業では接種客限定はあるだろう)。
ご褒美があっても医学よりも感情的理由で接種しない人がかなりいそうだ。接種率の低い国は、コロナとの共存を目指すために経済や社会活動の制限が残り、個人へ跳ね返ってくるはずだ。接種が遅れるほどダラダラとした景気回復となり、摩擦の種になりそう。
昨日、上尾駅西口を降りたところで、一人の男がスローガンらしき紙を持っていた。ワクチンや手洗い消毒は免疫を下げる、というような内容だったと思う。医者じゃないハズだ。
コロナに足や羽は無く人間が運ぶ。
その感染を防ぐ抗体をワクチン注射で得る人と、コロナに感染して得る人がいる。
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