もう一つの上尾私ワクチンメーター
上尾市の接種率65%は県内トップクラス、その理由は医療機関側のフル稼働
高齢者用に加えて、職域接種が始まり、とうとう18~59歳でも自衛隊の接種ができるようになり、複数路線が並行して走るようになった。いいことだ。
さて毎週、月曜にはワクチンメーターとして接種数が発表される。個別接種が本格稼働して4週目を終えた結果がでた。(その前週値と他市比較はかまちょ図書館へ)
接種率 | 全国 | 埼玉県 | 上尾市 |
一回目 | 45.3% | 45.4% | 65.4% |
二回目 | 13.0% | 10.6% | 16.4% |
65歳以上(来年4/1に誕生日となる人まで含む)の第一回接種率は65%である。NHKによる全国値と埼玉県全体が45%なので、上尾は20ポイントも多く、県内最上位クラスにいるだろう。
高く評価しても良い。
なお、ワクチンメーターは接種率と接種数の推移がみたいので、一つにまとめてみた。
五月末の週から医療機関の個別接種が本格稼働して四週間がたった(グラフの5/31からの四つ)。
週間の値はクリニック側でまとめて送っているから、日がズレているものもあり、ばらつく※。そこで、直近の4週平均をみると13,291回と算出された(1回目と2回目を含む)。市の集団接種の計画は504回なので、個別接種の分は12,787回/週となる。(なお最近、健康増進課は実績を発表しないので不明)
クリニック等の個別接種リストは5/7に開示され、その後二回更新された。この間、1200回ほど増え、6/14時点の総能力は75機関で週12,185回となる。つまり100%稼働なのだ(ワクチン在庫は今は十分ある)。
※市の値では、先週分は1回目が6800、2回目が10000で計16800回となる。これはあり得ないので、報告のズレが含まれているのだろう。
出足はワクチン獲得が少なくて市民に失望を与えたが、今はその穴埋めをして県内先頭を走る。問題は次の段階だ。二回目接種が本格化すると、一回目接種の伸びが弱まる。しかし、決め手を欠く日本のコロナ対策にあって、ワクチン接種は唯一の医学的な対策だから、一回打った人はたぶん99%が二回目のリピーターになるだろう。
しかし、集団の何割がワクチン接種を受けるのかまだ分からない。今のペースではシニア層市民は接種に協力的だから8割を超すのではと期待するが、果たしてどうだろうか。
ここから先は、集団主義と個人主義のぶつかる領域になりそうだが、インセンティブ無しで高めて欲しい。
●肩痛が酷い原因はSIRVAかも
二回目接種後の肩痛のひどさを前に書いた。三週間たっても三角筋が痛くてペンチプレスなどは以前の半分程度である。そしたら、ニューズウィークにアメリカ人記者の体験記があり、これはワクチン副反応では無く、筋肉注射そのものの前からある問題だという。
国内の医学論文もあった。良くは分からないが、三角筋下滑液包内への不適切な注入によると考えられるSIRVA(サーヴァ)らしい。
ワクチンの筋肉注射手技の国内における問題点:末梢神経損傷およびSIRVA について
つまり、下手だったというわけ? (>_<)
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>二回目接種後の肩痛のひどさを前に書いた。三週間たっても三角筋が痛くてペンチプレスなどは以前の半分程度である。
そういうこともあるのですね。 貴記事で、「打ち手」に技量の差があることを再認識しました。
集団接種だと、極めて単純に考えれば、1回目と2回目ともに「注射がお上手」な打ち手に当たる確率は25%しかないですね。
(「お上手」な打ち手と「お下手」な打ち手が半数ずつ存在すると仮定しての話です)
私はおととい2回目の接種で、当初少し肩の痛みがありましたが、昨日の夜にはほぼ回復しました。
いわゆる「かかりつけ医」による接種だったので、1回目も2回目も同じ医師による注射でした。
その医師は、どうやら、ワクチン接種(つまり、注射をすること)が「お上手」だったようです。
投稿: メイプル | 2021年6月23日 (水) 08時41分
SIRVAのようですね。新コロナに限らずほかの予防接種でも起こりうる
医療事故による症状のようです。
調べたところ予防接種可能な肩の部位は結構狭いですね。この狭い範囲に
短時間で、注射器の針を刺していくのは、1000人もやれば一人や二人は刺し
てはいけない場所にさしてしまいますよね。私ならもっと間違えるでしょうね。
お大事に!!炎症が収まったらちゃんとリハビリしないと固まったら厄介です。
投稿: masa | 2021年6月24日 (木) 21時37分
どうりで、肩痛がニュースになるわけですね。
さすがに、この時節、医師の悪口は言えませんから。
他に打ちやすい場所はないのでしょうか?
投稿: 本好き | 2021年6月26日 (土) 11時17分