連日のオリンピック並に新記録を出す感染者数
上尾市のコロナ統計 7月は最後の一週間に65%が集中
追記 日々の棒グラフ掲載など(忘れていました…)
前記事 上尾市の第五波は第三波の二倍強へ
1 埼玉県の感染者の年代別構成の推移
東京新聞が良い図を作っていた。7/30日の記事より引用
構成比だから、60代以上が減ると相対的に他世代が増えるに決まっているのだが、ハッキリとした変化がでている。7月は60代以上は7.5%に減った(人口比では三割以上いると思う)。
なお、感染者の把握では65歳以上という区切りをしていないため、60代以上には、接種がやや遅れた60~64歳の人も含まれる。ワクチン優先の65歳以上に限ると5%位に減るかもしれない。
2 上尾市の感染者の年代別構成の推移

埼玉県全体とほぼ同じだ。
県は30代までが60%だが上尾市は64%とやや多い。それは19歳以下が19%とやや多いため。その原因だが、学校系クラスタが無ければ家庭内感染が多いのかもしれない。12歳以下にはワクチンを打たないため、大人が子供にうつすと子供が媒介となって他の家庭へ広めるリスクはある。
さいたま市では夏休みのためか学習塾クラスターがあった。下図は県サイトより引用。
3 7月の感染者数は288人
これは8/1発表分までだが、今後少し追加されるから約300人としておく。しかし前記事で書いたように月末に急増し、先週(7/25-31)一週間のみで185人だ。つまり65%が先週に集中しており、これがいつ減るのか分からない。

なお感染市民の治療待機状態は鴻巣保健所から二週間ごとに発表なので、この急増局面でどうなったのかは要注意である。
現在の患者数 7/15 | 現在の患者数の内訳 | |||
入院中 | 宿泊療養 | 自宅療養 | 入院・宿泊調整中 | |
38 | 8 | 19 | 11 | 0 |
さて、連日の感染者数の日本新記録報道でようやく繁華街の人出が減りだしたが、その効果は10日後くらいだから、今週も記録更新を覚悟しなくてはならない。
前記事ではデルタ型は一人で8~9人にうつすというアメリカの例を書いた。仮に、毎日それを繰り返したら、10日で全国民に感染する。つまり、現実はそうはならないのだが、政府はワクチンという武器が届くまでは防空壕(家)に閉じこもれ、といっている。それは分かっていても、もう出来ないという人が増えてしまった。それを田村大臣は朝のNHK討論で「いう事を聞かなくなっている」と嘆いていた…。
日本ではコロナ感染は隠すことになっているから、身近な人の健康被害の程度は分からない。酷い目にあったという例が報道されるが、その一方、たいしたこと無かったという例もあるはずだが、隠す病気だから共有されない。
危ないと騒ぐ一方、怖くないという矛盾をもたらす中途半端なウィルスだ。豪雨や地震なら体感で分かるが、見えないもの(かつ隠すもの)は恐れようがないのだから、社会のコンセンサスが得られないのは仕方ない、そう思うようになってきた。
つづく
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