上中のモデルナ人気がサッパリな理由は
書こうと思っていたが、健康増進課がトンチンカン過ぎて・・・
9月1日更新 上尾市内のモデルナ接種会場について (健康増進課)
目的は、売れ残りへの危機感かと思ったが、この見出しでは「会場がどこか、という説明」みたいで、アホみたい。これじゃあクリックされないね。この辺りは、先日来の学校保健課によるコロナ感染を伝える文章能力の低さにも通じる。
さて、ようやく地域中核病院の上尾中央総合病院がワクチン接種に参入した(12歳以上も)。
大規模病院らしく二か月間で8千人分、休みなく打ち続けるから合計16000発、つまり週2000回。8/30から予約開始(Web予約かコールセンター経由のみ。病院へ電話は迷惑行為)。
モデルナの場合は4週間を開け、二回目から約二週間で抗体が出来上がるというので早い人でも10月半ばとなる。今の五波には間に合わないが、自然感染による抗体獲得はハードランディングであり、ワクチンの副反応はソフトランディングのようなもので、それより楽なノーリスク手段は未だない。
平日 18:00~20:30
土曜日 13:30~17:00
日曜・祝日 9:30~13:00、13:30~17:00 。下は日曜のタイムスケジュール、一日で千回打つ。

平日は夕方とは、さすが民間だ。所で、初日の予約枠が随分と残った。本日でもまだまだ空いているから、あわてて変なタイトルで発表したわけだ。
そして、これは最近見た渋谷の若者接種の大行列の光景と対照的である。
アレは、ネットの出来る若者相手に早朝から並んで抽選という不思議な企画だったが、視覚化効果はあった。ネットだと直ぐ完売となり、そのアクセス待ち行列を見られるのはシステム管理者のみである。だから、世間には実態が分からないのだが、上のように今度は空きばかりだと、また不安になる。
しかし、残っていても市民限定なので、他市のワクチン難民の救済にはならない。供給の偏りだと他市から勘違いされたら大変だね畠山さん・・・
時々、発表される市内医療機関の接種能力の合計数は、8/26日のデータでは週15923回だった。一月前よりも800回ほど多く過去最高水準だと思う。かるがもクリニックは3000発、かわ整形外科内科は2000発、西村ハートクリニック1500発などが上尾のワクチン三銃士だ。
市の集団接種 240(日曜日のみ)
クリニック等合計 15923
上尾中央総合病院 2000
上尾市の一週間の接種能力は約18000回だ(毎週続くとは限らない)。
だから、モデルナの予約残を見る限りこの街にはワクチンが余っているように見えてしまうが、そんな事はない。
8月最終週は実績で15548回打っており(報告ズレはあるが)、たぶん過去最高だ。そのため最近は珍しく「予約枠なし」で埋め尽くされていた(少し前までは毎回、予約が残るクリニックもかなりあった)。これは、やっと予約可能となる年代へ下りてきたためだろう。
まだ 希望者 > 供給 である。
参考 NHK 自衛隊接種センター 10~30代枠新設 2か月延長へ
上尾市は65歳以上ではスビート感のある接種をしたが、その後は「並市」になった。市のワクチンメーターも今では粗い報告のままで、戸田市・さいたま市のように世代別接種率を出すのは荷が重いのだろう。逆算したら60歳未満は13万人いて、一回目は31%だった。
(なお職域接種や大規模会場接種でのデータは遅れて反映されるが、それが1万件もあるわけは無いだろう)
まさか、ファイザー優先、モデルナ敬遠という現象なのだろうか。しかし前も書いたが『良いワクチンとは早く打てるワクチン』だと専門家が語っていた。
あるいは連日伝わる異物混入への不安か。
上尾の若い人はワクチン懐疑派が多いのか。
それともまだトランプ派がいるのか・・・。
私的には、予約時の「会場選択の画面」に少し違和感があるので要微修正と思う。
後は、市のプロモーションが足りないのだろう。冒頭のようなトンチンカンな案内ではダメだ。
市内広報車で朝と夕に流したらどうか。上尾駅や北上尾駅での駅頭販促もあるだろう。
早く打つほど感染は減るのだから、入荷したワクチンを早期に完売することが、市の責務である。
●参考 下図の関連記事はこちら

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コメント
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役立ちました。
本当に空いていました。
周りにも教えます。
投稿: あげおしみん | 2021年9月 2日 (木) 11時30分
それは良かったですね
でも上尾のモデルナは
売れ残りが出るかもしれない不人気ぶり
ちょっと問題ですが真相不明
---
9/12日曜日は418人の空きがあり
http://www.city.ageo.lg.jp/page/20210513.html
投稿: 管理人 | 2021年9月 3日 (金) 10時19分