« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

2021年11月の13件の記事

2021年11月30日 (火)

捻じれ選挙が産む慢心と負の遺産処理

畠山現職がダブルスコア―で再選し、1万5千票を小池氏へプレゼント

前記事 選びようがない選挙

 結果は予想通りと思う人が多いですが、得票数は意外や意外。

市長選 市議補選
畠山 稔 39,636 67% 小池ゆうや 33,861 57%
深山 孝 19,236 33% 会田 ちかず 21,240 36%
58,872   無効票 4,652 8%
      59,753  

投票率は4ポイント減の31%で済みました。25%予想は外れ、静かな選挙戦の割に高かったと思います。衆院選の直後ということや、過去の2月実施よりはマシですね。

ざっくり、畠山さんは4万票のダブルスコア勝ち。現職の強みと言えばそれきりですが、選挙で負けなしの畠山さんが、自信過剰で鼻高山さんになりませんように・・・。

ところで、市議補選を補欠選挙と言うのは酷い定義です。補充選挙ですよ。代打でもないレギュラー議員でしょう。今回、凄い結果になったのは、畠山さんに投票した人が投票所に行ったついで&非自民効果が出ています。だって、志望動機は短いし、履歴書も出さない人を採用しないでしょう。

  • 投票数からみえてくるもの

政党の基礎票をもらった候補ですから先の衆院比例と比較します。投票率を衆院選の54%から31%へ引き直すと、約4割減です。ムリを承知で、どの党も"一律で減るとみなす”と、自公は26000票。この段階ですでに勝てません。さらに、深山さんは二万票ですから6千票も逃しています。

要因は、選挙戦の「熱量」の低さなのか、「候補者自身」なのかということになります。

地域しか回らない人が急に市長選にでても、駅頭では「見知らぬ人」となり、知名度では県議経験者に適いません。前回の鈴木さんも似てましたが、年単位の準備が必要です。上平方面の投票率は平均より3~5ポイント高いだけですから、強い基盤があったとは見えません。畠山さんの向山は41%で今回も一位でした。

小池さんは深山さんの二万票の上に、畠山票から5千票の無効を除いて、1.5万票もらいました。畠山さんが強気なら、期間二年の臨時議員を配下に作れたわけですよね。

  • 地域偏重の市長や議員が去った市政へ

 元は上平から市長と議員の二人がいましたが、これで消えました。畠山さんが議会で否定された新複合施設計画はどうなりますか。表向きは理由をこじ付けた政策的な施設計画ですが、本質は、地元対策と空き地利用という負の遺産処理です。今回は上平候補を負かしたのですから、今までよりはハコモノに固執する理由が減りました。

 同様に、同志会が仲間内への遠慮から(負けたんだから民意だとして)合理的な判断へと進化できれば、新しい成長です。

つまり、上尾市政が地域偏重から脱却できるよい機会となればイイわけです。

 

 

2021年11月28日 (日)

上尾市、給食費無償化の請願に反対する理由-1

前記事 LANはいらない 過去の 給食費の無償化に反対の記事

まず確認しておきますが、学校給食費とは材料費のみを指します。材料費以外の製造固定費と困窮世帯の給食費分は税金負担です(約十億円)。また、固定費を配賦した1食当り原価は材料費の2~3倍になるでしょう。

さて、9月議会では給食費無償化の請願が「市民団体」から出され、15対14で可決しました(可決=実施ではない)。 

Photo_20211128130801

賛否を見ると、公明党は基本政策とか他市で給食費無償を求めていることから、反対するのは矛盾です。たぶん、本件は共産党がからんだ案件だとみて、相乗りを拒んだのではと思います。と言うのは、公明党は「体育館のエアコン導入」を実現しましたが、共産、“実績横取り”露呈のように、お互いが福祉や教育を巡って成果(≒支持者)の奪い合いをしているように見えるからです。

さて、無線LANの請願に反対で書いたように議会HPでは請願の内容と氏名は非公開なので内容は分かりません。しかし、署名集めのネット文書とか秋山もえブログにはそれなりに書いてあります。

それを読む限りは大した理由もなく、これなら過去記事で十分な反論なのですが、署名まで集めた労作なので、改めて反対を述べる市民がいても良いでしょう。

なお本請願は、ニュースで扱われるような、未納児童が差別されたとか、(払えるのに払わない)未納世帯が多くて大変だとかいう問題とは違います。また、本稿を書いたのは9月議会の議事録が見られなかった時です。たいした論拠があるとは思えませんので無視しました。

参考 児童生徒数 R2/5/1

要保護数(生活保護は国費)


準要保護の人数と
R2年度の給食費援助額(円)


無償化した時の試算(千円)

小学校 11,070 63 977 38,989,576 48,300
中学校 5,713 43 651 28,171,009 29,100
16,783 106 1,628 67,160,585 77,400

1.短い署名集めに綴られた矛盾

 前段に、上尾の給食費は、小学校が県2番目、中学校は県1番目と高く、保護者負担が大きい。

 続いて、コロナ禍により、経済的負担も大きくなり、今後の給食費未納が増える懸念がある。

とあります。

県内で高い理由には何も触れません。ちなみに小学校は4391円、中学は5313円です(2018年)。そして高いと言うなら、普通は「もっと安くして」と要求しますが、結論は0円要求ですから、高いことを指摘する意味は有りません。単に攻撃材料として取り上げたように読めます。※1(文末)

②のコロナ禍による家計窮状は一般論でしかありませんから、負担できる家庭まで0円要求するのも極端です。むしろ、準保護世帯の条件を広げる主張なら論理的に筋が通ります。

つまり、この二点と「一律無償化」には飛躍があるのです。タイトルにも「高すぎる上尾市の学校給食費、保護者負担をなくす署名」とありますが、安ければ、無償化の必要は無いわけですよね。

こんな調子では、安倍さんなら印象操作と、高市さんなら弱者を装う、と批判しそうです。まぁそこまでは言いませんが、本質ではない所でネガティブな事を持ち出すと、正しい要求らしさが消えて、ピュア感が有りません。

 続いて、県内では4町村(滑川・小鹿野・神川町、東秩父村)が実施済みと指摘します。

 後半で、「憲法第26条 義務教育はこれを無償とする」を根拠にあげます。

全面実施は全国自治体で4.4%です(2017年)。法律論は分かりませんが、「95%の自治体がやっていない」のですから、アチコチで法律違反をしているとは思えません。つまり、義務教育だからタダという法理論や理念で迫っても、解釈や主義の違いとなるだけです。実施されないのは、たんなる「受益者負担」と思いますが、それなら市答弁は「(申し訳なさそうに)できません」となるでしょう。

仮に、小学生を無償化すると、児童手当に年間4~5万円ブラスと同じですから、隣の自治体との不公平感がでます。つまり、これは国政テーマなのですから、国に求めるだけで良いハズです。※2

※2 衆院選で教育分野で多くの無償化を求めた立憲共産は負けたから実現はしない。しかし、小中分で財源5120億円という試算もあり、突然の幼児教育無償化みたいに政権がやりだす可能性もある。(野党つぶしの)選挙対策という動機は消えたが、防衛費とか憲法論議の過程でエサみたいに使われるとか。なにしろ、0・5兆円なんて、予算100兆、国債残高1000兆円のように兆円単位にマヒした日本…

無償化の要求が、特定の人へ限定して行う選別主義から、憲法を根拠にした「みんな一律に」という普遍主義へ迫るならば、改めて①と②は不要です。④のみで十分です。

また、やっている自治体はおしなべて町レベルですが、幸か不幸か少子化なので負担額が少ない、という笑えない面もあります。しかし、そこに上尾市が仲間入りするのは違和感があります。無償化しない理屈が、受益者負担論ならそれで通せば良いのですが、そこに財政負担が大きいからやらない、というのもムリがあります。だってやってる所にはビンボー自治体もあるからです・・・。

長すぎるので、続きへとします

 

●市の結論は

東京新聞では、「・・・第三子以降の給食費軽減などを重点施策に挙げる」と伝えます。
三人目の児童手当は
約2000人と推定されるので小学生は6÷9で1330人となり、10か月なら5840万円と推計しました。ところが児童手当1万円は、三人目からは1万5千円です。そこへ4500円加算する意味は何なのでしょうかね。出産奨励ですか! ポリシーの無さです。深山氏が市長だと上表の通りです。

※1 下表から、上尾市の小学校の月額が高いのは、提供日数が多いから当たり前だ。一食単価は7位だが、数円の差に過ぎない。議員は日数差を知りながら(むしろ親は喜ぶ事実)、高いとディスるのだから政治的である。また、主食には外部で炊いたご飯を購入しているから、コメから炊く市とくらべると材料費は割高になる。

中学校は単価が313円と一位なのが原因だが、単価が高い理由は分からない。県議が食べ比べれば分かるだろう、最下位253円の伊奈町へ行って。

●市町村学校給食費状況(保護者負担額のみ)より 2018/5/1

1食当り単価の大きい順。

小学校 平均月額 年間実施予定回数 1食当り平均単価(円) 中学校      
入間市 4,400 187 259 ●上尾市 5,313 187 313
秩父市 4,363 186 258 秩父市 5,236 186 310
狭山市 4,300 185 256 入間市 5,100 182 308
幸手市 4,300 185 256 川越市 5,250 188 307
越生町 4,364 188 255 越谷市 4,850 177 301
川越市 4,350 188 255 八潮市 4,920 180 301
●上尾市 4,391 190 254 飯能市 4,968 182 300
志木市 4,214 184 252 越生町 5,127 188 300
八潮市 4,180 183 251 東秩父村 4,900 180 299
東秩父村 4,200 184 251 所沢市 4,930 182 298
上位10平均 4,306 186 255   5,059 183 304
県平均 4,079 187 240   4,804 185 285
全国平均 4,343 191     4,941 186  

なお単価×日数が月額ではない。詳しくはソースへ

 

2021年11月26日 (金)

深山候補は島村バージョン2か

選びようがない時は、性格やポジション(広域か地域固執か)です。棄権や無効は自己満。

前記事で、現職・畠山市長への評価は書いたので、深山さんの話題になります。

ラッキーなだけの人たちですが…

前に、選びようがない選挙と書きましたが、二人は政策よりも性格の方が大きく違います。昔のA市長は有名ですが、市長の性格は庁内への影響が大きいです。二人の性格を形容するのは避けますが、棄権とか無効は自己満足にすぎずキケンです。身近で見てきた市職員はその辺りを基準に投票するかもしれません。

一方、二人は似た者同士です。

四年前の畠山さんは、島村市長が逮捕されたことによる急な選挙で自民が擁立しないラッキーに恵まれました。対して、小林議長の自滅で新政クラブが分裂し、保守系の調整役的に議長ボストが回ってきたのが深山さんでした。無会派から彩の会へ移って僅か半年後(※コメントにより訂正)、まさに棚ぼたです。

さて、公明党が加わって深山氏は自公推薦候補になりました。H28/2月の島村さんのラスト選挙は投票率30%で31千票獲得、他二人分は24千票でした。当時と同じ自公体制でも中の構図が違うので、その数字はムリかなと。

深山さんは自民党員ではないため、純粋党員の中には「何で党から誰も出ないんだ」と不快な人もいるはず。また、彩の会の保守系三人は推薦人写真にも載らないので距離をとります。代わりに、元市議(野本・斎藤)らが推薦に名を連ねますが、プラス効果なのか分かりません。肝心の公明党の本気度はもっと分かりません。

この点は畠山陣営もそうで、市民の会(鈴木、井上、海老原)は自分のサイトで市長選なんか無いみたいなもので、呆れます。

●深山孝候補の公約について

「つなぐ会」のこちらのチラシは抽象的なので読後感がありませんが、選挙公報が投票日の4日も前に配られたという不公平な知らせに驚きつつ、深山サイトへ行くと類似がありました。

  一言で言うと、総花的。

例えば、リベラル系候補だと扶助費てんこ盛り策で分かり易いのですが、保守系を自認しているためか公約は総花的です。しかも、ありきたりの言葉の箇条書きですが、或る一点のみ独創的です。

前から気になったのは、昔、(桶川)商工会経営指導員(公務員ではない)だったから、商工政策に強みがあるような訴えです。20年前の経験よりも、議員になってからの経験を強みとして披露しないのは、残念です。
そして唐突なのが次の施設構想です。

子育て環境対策
出産・子育てから青少年・成年期まで切れ目無い支援をお約束します。子ども青少年育成団体や地域活動の拠点作り・活性化を柱に、子育て中の親が持つ心配事や負担低減を目的とした総合的な子育て支援施設(仮称)'子育て交流プラザ子ども未来館'設置に向け、プロジェクト;を発足します。

これしか明かさないのですから、勝手に想像しても良いわけです。

かまちょ図書館での指摘から、上平跡地に建てたいハコモノだなと理解しました。10月初旬に深山氏を紹介した時はこの施設案は無かったと思います(そのチラシは削除済み)。ですから、上平跡地利用にはダンマリ作戦だなとみてました。

 まさか、地元のメンツのために建てるなんて言えませんから、(流行りの)『子育て施設』にしたのでしょう。ついでに、図書室や他の何かを入れると想像できます。

西側のアリオ手前にある「こどもの城」みたいな施設が東側にあってもおかしくない、という主張かもしれせん。高崎線が市内の東西道路を分断している地形から、東にあれば西にも作れという理屈で重複投資が起きやすいですが、それは市が成長している時の考えです。

たかだか半径5km弱の市域に重複施設は非効率で資源の分散を招きます。上平公園の近くには児童館アッピーランドあります。歓迎する人も現れますが、若い世帯が好むコスパで評価したら疑問です。地域メンツというホンネを見て見ぬ振りしながら、政策論争をするのは益の無い消耗戦です。

当選したら「建設アリキ」を予想します。庁内の担当は、曲がったものでも真っ直ぐ見える正当政策に仕上げることになりそうです。

 子育て世帯の事情は家庭で異なりますが、十数年前よりも政策的な後押しはマシなのではと思います。そして、共働きが増え、国の労働人口政策からは更に支援しても良いのですから、お遊び的な郊外施設よりも、上尾駅や北上尾駅前等の保育施設の方が当該世帯や転入促進になるでしょう。民間床は市の面積削減策にふれませんし、有料施設化でカネもとれます。

 『それじゃあ、郷土愛の地元民や高齢支持者に受けません』。受けなくて良いのです。上平の人がみんなそんな考えでは無いでしょう。

 あの空き地は、万が一の仮設住宅用に空けておきましょう。不純な動機で生まれた所を、むりやり企画するから今の畠山案みたいに迷走するのです。塀で囲まれた開閉時刻のある広場ですから、今の老人競技に加えて若者向けバスケットボール用リンクを建ててはどうですか(上平公園内にもある構築物)。

そして(地域実力者が願っていたように)公民館から図書室を追い出し、本の受け渡しのみにし、空いたところを含めてリニューアル工事で地元民を説得してハコモノを諦めさせたらえらいです。図書室はPAPA内へ移れば二倍化できます。

上尾市はその立地ゆえにかろうじて県南部経済圏に属していられますが、市政は町村レベルです。原因の一つは、広域的視野のない人が政治に係るからです。

ここ数年で、利権的な人は自滅で退場しましたが、根深いのは地域代表的な人です。純粋な郷土愛なら良いのですが、単に予算誘致に拘るような地域エゴに近いものです。時代は変わって、地域からハコモノが消えていくことに抵抗する人も同類かも知れません。

候補者たちは人口減少対策とか子育て対策を効果もなく唱えますが、人口グラフをみれば、少子化の次に来るのは少子化です。人口減少に適応する街づくりを目指す方が賢いでしょう。

Photo_20211125140201

しかし安直な国は移民へ舵を切りつつあります。

非正規の下にもう一つの階層を作るわけです。

 

2021年11月24日 (水)

畠山・上尾市長のイマイチな点

前記事 良かった点の続き

関連 尾花動画選びようがないつなぐ会小池ゆうや深山孝Youは何しに

現職は優位ですから、批判的に書かれてつり合うのです。注、以下には以前から続く市政の欠陥も含まれます。

1・上平跡地への地元対策を兼ねた新複合施設は不透明

事前の検討会議に市民を入れ、その後は専門家中心で公平性を保った形で答申案を出していますが、元々ムリ筋な案件をまとめるから議会で拒否されました。畠山氏に確たる構想が有るわけでも無いままに、行政経営部が市長案件とばかりに独善的に走った印象を受けます。SDGsで公共施設の面積削減を訴える部門が、増床を計画するというバカげた話です。

また、この土地はみどり公園課が維持管理すればよいものを、ノウハウの無い図書館部門にまかせるなど縦割りを打破できません。市長のリーダーシップの無さが伺えます。

また、損害賠償の裁判では一審敗訴で長引きそうです。この物件は負の遺産のままです。(諦めないと言っていた)深山市長誕生になると再び上平用地を巡って問題が沸騰する可能性があります。あそこを公益的なプラスの資産に替える力がお二人にあるとは思えません。

・新図書館計画を止めた翌年に、北上尾PAPA空床へ本館を一時移転するという偽装計画は悪質の極みでした。図書館部門ではない施設課ごときの案にホイホイ乗ったのが失敗の元です。これが副市長に依存し過ぎた理由だとしたらリーダーシップの弱さです。その予算案は、与党的会派の政策フォーラムが必死に賛成し、新政クラブと公明党が動機はともかく、反対してボツになりました。

・上記移転案の中で、本館のブロックガラスは危険だと言ったために、移転否決後には予算にも無かった工事をやらざるを得ませんでした。700万円ほどですが安心安全は高くつきました(何冊買えるんだよーという金額)。

2・丸山公園の釣り禁止問題 開園以来、何十年も釣りを認めてきましたが、市条令をよく読むと違反でした。でも、レジャーとして認め、推奨もしてきたたように、おおらかなものでした(そもそも人工池です)。それが、急に環境問題と言う正論を持ち出して釣り禁止です。近くに釣り堀風の池でも作ればマシですが、過去の反省や処分もスルーして、自分たちの生態系を守ったままでした。釣り体験が出来る公園なんて希少ですよね。

3・談合防止条例の検討中に起きたAKB事件

これは最大の失点です。元市長の土地の塀を都市整備部が(密かにタダで)工事した事件です。西貝塚の汚職事件後に畠山さんが倫理条例を作っている最中の幹部の背任行為です。畠山さんはK議長の圧力を拒否したものの、部下はA元市長の威嚇に屈したわけです。ある意味、部下から軽く見られていたとも映ります。最後は、工事代金を元市長が払いましたが、遅延金を監査委員会から「市長ら関係職員」が払えと勧告されても関係職員が払ってしまったりとか、市長の減給案も二年越しへ遅れるなどみっともない姿でした。

追記 忘れてましたが、かまちょ図書館での指摘より・・・本件解明のプロセスから市の発注業務に不正な随意契約が790件も発見されました。市と業者間の馴れ合い仕事ですが、そんな風土から談合体質が生まれます。

4・国際大会に使える屋内50mプール誘致に失敗

結果はスポーツ科学拠点施設のみです。本命はプールの誘致でしたから、正直に言うと誘致は失敗ですが口が裂けても言いません。なお、競合施設は首都圏に複数あり、国際大会の誘致は難しいらしいです。個人的にはトレーニング施設の方が幅広いアスリートに利用されて良いかなと思います。あのエリアには老朽化した県営のスポーツ研修センターもあり、一体的に再開発されれば、今の古いジム室も最新型ジムとして併設され、一番近い上尾市民が得します。

5・財政の立て直しというけど

 市債(借金)を65億円減らした市HPにあります。新規の公共事業が少ないと、返済のみが続いて債務残高は減り続けます。今後は、施設の更新工事が増えるから市債が増えそうです。たまたま投資の少ないタイミングだったかも知れません。なお伊奈町と共同のゴミ焼却場のために積立貯金が始まったように、コツコツと備えが必要です。

また、財政健全化の一つである将来負担比率が、25.2%→R2年10.9%へ減ったとPRします。総負債残高と年収の比率みたいなもので、危険値は350%と言われますが、そんなのは夕張市だけ(京都市は190%)。埼玉県平均は17%、ヤバい市町はありません。借入よりも返済額の方が多いのですから下がってトーゼン。
 正常範囲内で、コレステロール値を気にしても仕方ありません。

それよりも、市財政がずーっと窮屈なことです。

数年前から経常収支比率が高いことで有名でした。「人件費・扶助費・公債費」を義務費と言い、(義務費と他の固定的支出)÷年収みたいなものです。19年は97%、稼ぎの97%は使い道が決まっており、新しい政策をする余裕の無さを示します。所が、95%以上になる自治体がどんどん増えています。投資支出が減ると相対的に人へのサービス比率が高まるので、必ずしも悪い意味ではありませんが、予算編成には毎年苦労します。 

Photo_20211124141401

6・もう少し毅然と対峙しないと、市長でいることが目的化します

人が良すぎるのか、議会からの主張に折れやすいように見えます。議員には地域利益優先の人がいますが、畠山市長は、地元の向山エリアを厚遇したとかの利益誘導は無いでしょう(たぶん)。全市的な立場を優先すれば地域事情に勝ります。上で指摘した、上平新複合施設が通らないのは地域への配慮が過ぎるからです。学校施設計画をサラッと引っ込めるのは全体最適に自信が無いからです。みんなまーるくは幻想です。

-----

 以下は畠山市政と直接関係はありませんが上尾市の実力です。

低迷する税収ランキング(ソース)。2019年の一人当たり地方税全体では63市町村で38位。

2019年 上尾市(円) 40市平均
市税全体 137,783 161,732
個人市民税 60,623 68,989
法人市民税 8,424 11,065
固定資産税 51,932 62,435
258,762 304,221
Photo_20211124010001

畠山稔・上尾市長の評価_良かった点

畠山市長の良かった点

関連 イマイチな点選びようがないつなぐ会小池ゆうや深山孝Youは何しに 

追記 末尾に交際費半減


 なんと、次の日曜日が投票日ですね。畠山市長への四年間の評価を書くのを忘れてましたから急いで書きます。

 でも、その前に、NHKは深山氏を公明党も推薦と伝えました(元は1週間ほどで消える)。

低投票率になると、ロイヤリティーの高い公明党の票は大きいですから、畠山さんには痛手です。現職で落選したらショックでしょうね。共産党は反畠山から消極的支持へと転じましたが、公明がそうくるなら、更に傾斜するかもしれせん。疑似国政選挙みたいでイヤなものです。

NHKは「選挙戦では新型コロナウイルスへの対応や子育て支援策などをめぐって論戦が・・・」と伝えますが、両候補のチラシをみれば争点はありません。なりたい欲、だけです。

成熟または衰退する自治体では、国の下請け仕事以外にフリーハンドでやれる力は乏しく、『誰が市長でも変わらない』が『悪いことをしなければイイ』へと、期待値が下がります。だから、限られた担ぎ手しかいないため、神輿の上は、軽い方が好まれるのでしょう・・・。

畠山市長への評価

  • 大島さんがいない

相変らずチラシPRは大野知事頼みですが、前回、世話になった大島代議士の顔がありません。立憲市議は(選挙の時だけ)駅頭に現れますが、大島さんを見かけないのは何故でしょう?

  • 接種率をトップレベルに押し上げた上尾モデル??

実績の一番は、「ワクチン接種率が県内トップクラス」に絞っています。直近の市民感情に訴えたいのでしょが、先の衆院選では感染者数が予想外に減っており争点化はしませんでした。つまりコロナ関連は票にはならないでしょう。

他に人口増、保育定員増、物流会社が来た(アマゾン上尾やトヨタの部品会社かな)とありますが、因果関係が分からなくても手柄にしちゃうのが現職の強みですよね。

ところで接種率グラフをよく見ると、たかだか平均より3ポイント差です。その上を行く戸田市並だったら評価します。その高い要因を「上尾モデル」と自称しています。その言葉は当ブログが最初に発した(上尾モデルな)のですから、少し心外です( ゚Д゚)。

どうやら、”市がクリニックへワクチンを配送したやり方”を指すらしいです。しかし、自治体名を冠した「山梨方式」とか「墨田区モデル」が有名になったのは、他自治体が真似や参考にしたからです。まだ何処からも「上尾モデル」と呼ばれませんし、住宅展示場と間違えられないことを祈ります。さて、高い理由の一つは、開院したての"かるがもクリニック"が週2000回も請け負ったためと思います(イオンの場所提供もある)。

畠山さんの「新しい上尾を作る会」のチラシを見ていると、四年間も市長を務めたのに、本人や選挙参謀らがほとんど市政に関心がないのだなーとつくづく思いました。

畠山市政の良かった点

・まず、上平への新図書館建設を止めたこと。四年前の他候補も似た方針だったのですが、一応の成果と言えるでしょう。ただし、2業者との協議がつかず損害賠償訴訟が続いていること、更に地元説得のために跡地への不要不急な新複合施設を作る計画があることがマイナスです。これは「市政の悪い点」で再掲します。

戸崎パークゴルフ場は工事開始していた半分のみオープンで、残りを凍結したこと。本当は全面凍結が正しい判断であることは、今年のみどり公園課の地域アンケートで明らかです。これらの二つの建設計画は前任者の負の遺産です。

・一番評価したいのは、当時の新政クラブ団長でK議長からの圧力「我々は18人どんなこともできる」に屈しなかったことです。市長議長W逮捕後にも続くタカリの構図への拒否です。「おみやげとお灸」問題、すなわち俺たちの要求に応じないと、元の予算案を通さないぞと言う密室取引を拒否したわけです。当たり前すぎてバカじゃないかと思われる事でも、上尾ムラでは画期的だったのです。

当時の議会最終日の閉会時には、市長に対して傍聴席から拍手も起きたことを覚えています。松澤副市長の存在も大きかったと想像します。

・なぜ書かない、上尾駅周辺の放置自転車の一掃

4年前に特集的に書いた時は、収容スペースを提供しないと難しいかもと予想しましたが、『案ずるより産むが易し』でした。罰則と取り締まりのみで減っています。さらに半年後のコロナもプラスに影響しています。目に見えて分かり易い成果をPRしないのは、市長には問題意識が無く、部下へお任せ仕事になっているから「達成感が無い」のだろうと想像します。

悪い上尾名物が消えたのは良いことです。県警調べの自転車ドロボーは三年前は700~800件ありましたが、2019年は540件、20年は422件と22%減です(実は、放置対策よりもコロナの影響が全県でハッキリ出ています)。

・人件費の古いモノサシであるラスパイレス指数が低下したこと。数年前までは県内最上位という見苦しい値でした。下げた要因の一つが、一般行政職55歳昇給停止というのですから、ぬるま湯でした。

・市長室に監視カメラを付けたこと。これは、K議長の圧力に凝りた結果ですが、さかのぼると前任者は市長室でカネを受け取ったという実績があります。こっちを上尾モデルと呼ぶほうが適当かなと思います。

市長交際費を半減した。 島村市長の四年間平均は145万円でした。畠山さんは2017/12~なので、17年136万円は一部のみとなります。翌年から120万円、72万円、20年はコロナ禍で8万円です。問題は72万円の年からです。島村氏の半減になった理由は、挨拶のみで帰る時は払わないことにしたそうです(会食必要時は三千円位らしい)。目立たないことですが、堂々とPRしても良いですよね。

まだ有るとは思いますが、有ったらコメントへどうぞ・・・

次記事 イマイチな点

参考 秘書政策課 市長公約に係る上尾市の取組状況

 東京新聞に畠山さんと深山さんの紹介

 

2021年11月17日 (水)

上尾市長選挙は二人のみで選びようがない低投票率選挙

選びようがない選挙は25000票でも当選へ

関連 畠山氏の良い点 イマイチな点 島村V2.0?


参考 先日の熊谷市長選挙と市議補選の投票率は58%だった 

衆院選と市長・市議補選の同時は実現できなかったが、さらなる工夫は即日開票をやめて翌日開票にすることである。

公職選挙法には「開票は、すべての投票箱の送致を受けた日又はその翌日に行う」とある。そうする自治体も珍しくはない。

日曜日の休日出勤に深夜手当が加算され、とんでもない時給になるだろう。でも、やっていることは肉体作業 軽作業(楽ちん作業)でしかない。だから、それを当てにする職員も現れる。イイよね。

翌日開票なら、人件費削減とミス防止になることは分かっているから、やらないのは、既得権益みたいなものなのだろう。
 参考 3区長選・6区議選は翌日開票 読売新聞

それにしても、市長選挙が近づいているわりに静かである・・・。

  • 共産党は挫折して・・・敵の敵はプチ味方

共産党は、もえブログで上尾市長選挙に臨む態度を8/20に発表している。そこでは畠山市政を徹底批判しつつ、末尾の結論を引用すると・・・

党は、市長選挙をたたかう市民団体「上尾みんなの会」とともに、市民本位の政策を実行する市長候補擁立につとめ、広範囲な市民と力を合わせ、市長選挙勝利へ全力をあげる。

 とぶち上げた。8月の埼玉新聞でも「立候補するとみられる」と書かれていた。

 しかし、予想通り出さない、と言うよりも「出せない」が正しいかもしれない。人材難だけではなく、手弁当で働く支持者が高齢化すると選挙続きは効果との対比できついから、来年の参院選へ体力温存がマシなのだろう。

 だから自主投票になる。

棄権を呼び掛けることも出来ないから、ここに来て「畠山市政を若干評価するような論調」へ切り替えたらしい。非自民で行こうというのは分かるが、単に畠山さんの方が軟弱で組みしやすいと思っているのだろう。前回は反畠山だったけどね。

もし、完全に棄権すると八千票は減り、それは前回比で5ポイント低下を意味する。四年前、逮捕者が出た上平地域が低投票率になったように、今回、特に落ち込む所は見ものだが、どれだけ畠山氏へ流れるかは分からない。千票くらいかな(^-^?)

  • 「人」が見えてしまう現職市長のチラシ

畠山氏の最新のチラシが紹介されていたので見た(表面のみ)。相変わらず「大野知事頼み」という作戦だが、冒頭でまたもやワクチン接種率の高さをPRしている。その「高さ原因」は前にも書いたので略すが、今回はとても残念なことを指摘しておこう。

上尾市では三千人、すなわち77人に一人が感染している。症状の軽重はいろいろだが、大変な目にあった人や家族も多かっただろう。ならば、この一年半のコロナ対策の陣頭指揮を執った人間として、彼らに『何かを語らねばならない』はずであり、その内容次第でトップに相応しいか否かが分かる。それを語らず、国の下請け仕事を手柄としてPRするようでは・・・、と読んだ市民は思わないのだろうか。

  • つなぐ会の三人組写真付きチラシ

 ポストに入っていた。A3二面だから分量が多くてまだ読んでいない。同志会の6人の他に、野本・斎藤の元市議の写真もある。つまり、彩の会三人とは全く距離があるようだ。 

Photo_20211117000001

となると、がぜん公明党の動き次第になる。

二人の陣営が公明党とどんな「お話」をしているかは単純だが、投票率が低くなればなるほど、1万人近くを動員できる公明票の存在感が高まる。

 畠山市政での大きな投資案件に「学校体育館へのエアコン導入」がある。これは公明党がポスター貼って訴えていた件だ。この事業の合理性は酷いものだが、畠山さんとは親和的みたいだ。

 参考 上尾市33体育館エアコン導入の反対理由

 しかし、もっと大きい約束が得られる関係が築けるなら、そっちへ1万票が流れることもあるのだなーと思う。実は先の衆院選では自民党が得票数を延ばしているから、深山市長誕生だってあり得ない話では無い。ただし、深山氏が上平という狭さから出られるか否かだろうね。そうでなければ島村二世になる。

 18歳未満は国が配るから、選挙中に「18歳以上一人三万円給付」とか言い出した方が当選なんてのはやめて欲しいよね。

当選ラインは、投票率30%なら29500票、27.5%なら27000票、25%なら25000票となる。

市議補選は、小池ゆうや氏のみが目立つだけだが、複数名(非政党系)いるらしい。

 

2021年11月14日 (日)

埼玉県市町村の年少人口の減少_社人研

人口が減っても、増え続けるアレと世代間断絶

前記事の社人研の推計では、2015年から30年後に人口が増えるのは県内で10市町のみというものだった。でも、埼玉は全国からの転入者数と企業転入が日本一と言うように立地が恵まれているからマシなほうかもしれない。

四年前に安倍さんは国難突破解散という大げさな言葉で総選挙をした。北朝鮮問題を煽りつつも少子化問題も危機だからとして幼児教育無償化を消費税の増分でやったが、少子化はとまらない。

そして、先月の総選挙でも「少子化問題」というワードは使われるが、耳目を集めたのは減税や給付がどうたらという、その日暮らしのテーマだった。コロナ対応で見られたように、日本は短期的な危機には過剰反応するが、長期的な問題へはみんなで下を向いてしまう所がある。

 さて、今回はリアル感を出すために、年少人口(0~14歳) の減り方の大きさを示した子供の人口が維持できるのは戸田市のみだ(全体指数116、子供は105)。クリック拡大

Photo_20211113233601
  • 散布図グラフの解説

データは前記事と同じ社人研である。横軸は全人口の2015年を100とした2045年の指数、縦軸は年少人口(0~14歳)の指数である。総人口よりも子供人口の減り方が急であるから、全自治体が赤い対角線よりも下側にプロットされている。

印と対角線との距離が大きいほど子供の減少が大きいことを示す。例えば、上尾市は全人口が89%へ減るが、子供の方が72%と急で差は17ある。隣の伊奈町のように今は若い人の転入が多くてうらやましがられるが、30年後に総人口は102%で維持できても子供の減り方は74%と差28が目立つ。

  • コロナ禍で更に少子化が加速

この推計にはコロナ禍の影響は入っていない。都心から郊外への移住は限定的で目に見える変化はないだろう。むしろ確実なのは、コロナにより出生数がガクンと減った方だ。

2020年の婚姻数は前年比12%減の52万組出生数は2.8%減の84万人である。妊娠から出産までの期間を考慮し、本年で80万人割れが危惧される。

こうして少子化が止まらないのは、10年以上前からやっている各種の対策が失敗した証拠であるから、行政は素直に認めるべきだ。『カネがないから結婚しない・子供作らない』という例が持ち出されるが、それは一部の例であり、行政や政治家の人気取り政策なのだと思う。

前にも書いたが合計特殊出生率が1.4と低くても、完結出生児数という結婚15~19年たった夫婦の最終的な平均子供出生数は1.9人である。

 何度も書くが、少子化の原因は婚姻数の減少である。

昔は、上司が縁談を持ちかけるように結婚の敷居は低かった。今はそんなことできないし、自由恋愛と言っても出会えないから婚姻数が少ないのだろう。だから婚活ビジネスが生まれたが、そこでは男と女を損得的な計数化までやるために選別がシビアになりマッチング率が高まらないのだろう。また、エントリーすらできない男が多いかもしれない。

いずれにしても女がシビアに男を選ぶ時代であるから、せいぜいやれるのは、公的で安くて信頼性の高い婚活市場を作ること位ではないか。もちろん最高の対策は経済成長である。それで若者にも将来への自信が生まれるはずだ。その一方、人口減は日本社会の総意として受け入れ、生産性向上で凌ぐ覚悟も持つべきだと思う。

 ・人口が減っても、増え続けるもの

 人口が減れば財政負担の大きい医療費が減りそうに思うが、そう簡単ではない。人口の減り方よりも医療の高度化による「高価な薬や医療機器の登場」による医療費増加の方が上回り、今の40兆円が2040年には70兆円とも予想される。

  関連 医療費の6割は65歳以上に使われる

 また、生活保護制度は生活保障をしつつも自立を助長する制度なのに、保護者の半分は高齢者と見られ、自立が見込めない終身年金みたいになっている。そして、世帯主が非正規労働者であると、退職後は生活保護になる可能性が高く、2040年の生活保護費は今の3.8兆円から9.1兆円へ増えると野口教授は予想し、消費税アップがさけられない

 年金も含めて、人に係るおカネだけは増え続けるが、他方ではインフラ等の公共施設の更新費用は自治体で重荷になっている。人口減少つまり労働人口減少なのにヒトもコンクリートも維持費が大変になる。

 先の総選挙でリベラルが負けた原因に、立憲の左傾化が上げられるが、それは既存支持者の離反として表れたと思う。一方、若者や30代は自民党へ流れている。若者への投票率呼び掛けはリベラルに不利となった。世代の違いについて、日経新聞の調査で、40歳未満だけなら自民300に迫るとある。下図は加工したもの。

40

それを若者の保守化と見るのは間違いで、若者は分配政策の甘さや非現実さを見透かしたかも知れない。要するに現実主義なのだろう。ただそれが世代間断絶へと繋がるのはヤバいよね。

 つづく

2021年11月11日 (木)

バラマキ目的は公明党女性部への選挙慰労金なの?

天下の愚策かもしれないが、七千億円の国会対策費だと思ってほしい(野中広務)

18歳以下を対象に所得制限なし現金10万円を給付するという、公明党の未来応援給付金がすこぶる評判悪い。自民党は建前として所得制限を付けたが、ヘンなものだった。子育て世帯なら夫婦合算の世帯収入で切るべきだ。

なお給付額を課税対象とするのは青色申告者なら簡単だが、ほとんど源泉徴収者者だから面倒になる、とどこかで読んだことがある。

財源には今年の決算剰余金(4兆5千億円)を使うらしいが、元は赤字国債だ。もらった子供に出世払いで貸すようなものだろう。なお、貯蓄に回されたり、親が目的外に使わないために五万円をクーポンにするという手間のかかる支払だが、そこで儲かる業者が生まれる。

テレビでは経済対策なのか、生活支援なのか、教育支援なのかと評判が悪いが、皆、本当の理由を感じていても遠慮して言わない気がする。 

1999年、小渕内閣の時に地域振興券で、15歳以下と老人に一人2万円の商品券が配られた。苦労せずもらったカネほど「もらった事を覚えていない」ものだが、これは公明党が一人3万円で提案した政策だった。

その当時を元公明党幹部がデイリー新潮で生々しく語り、これこそ真相だろう。以下引用。


福本: 福祉を考えるなら、一律10万円などとしないでしょう。公明党の支持母体はご承知のように創価学会です。公明議員は創価学会信者、中でも最大の力を持っている婦人部――今は女性部といいますが――彼女たちの支援、選挙活動があって当選できるわけです。ところが、彼女たちから「あれだけ応援してあげても何の見返りもない」という声が上がることが少なくありません。福祉の党と言いながら、私たちは豊かにならないと。そうした声が学会本部へ伝わり、会長へ上がり、公明党へ伝わるということも考えられる。そこで提案されたのが地域振興券でした。まさか「学会員だけに配れ」などとは言えませんから、一律ということになるわけです。

 ――要は、学会員のための地域振興券ということか。

福本: 当時7000億円かかると言われたバラまきに、連立を組む自民党からも地域の振興になど役に立たないと批判され、“天下の愚策”とまで言われました。自公連立の立役者だった野中広務さんが、「7000億円は公明党への国会対策費だ」と語ったのは有名な話です。

  自民党が、今回の公明案を受け入れたのは、来年夏の参議院選挙での協力もあるだろう。次もよろしくなのだ。権力を取るという事はこういうことなのだとよく分かるが、財務省はバラマキ政策に不快感を示したらしい。でも、参院選後はしばらく選挙が無いから、その頃には「回収作戦」を考えるはずだ。

 強いて嬉しいのは、その頃にはコロナも感染症分類から格下げされていること位かな。

 結局、仏の道も金次第なら、性善説の人の素朴な思いは通用しないだろう。18歳以下ではない創価学会の高齢支持者は貰わないけど、『周りへの施し』ができたという自慢になる。だから、電話番号が知られている人は、 また選挙のたびに投票依頼を受ける。そんな電話に不快感を持つ人がいても、バラマキ給付実現により、彼らは自信満々に掛け続けることができる。カネ配れる党へなびく有権者がいても不思議はない・・・

 ただ、その電話主は殆ど女性会員だろう。

 男の高齢者はコミュ力ないもんな。

 

2021年11月 9日 (火)

将来世代につなぐ会_上尾市長選挙チラシ

このままでは、投票率25%になってしまう。

この街は逮捕者がいないと投票率が上がらないかも知れない。

選管は求人広告をハヨ。

「求む逮捕者。時給一万円」

 

昨日、畠山さんが車に乗ってスピーカーで叫んでた。

勤務中のハズと思ったが・・・

録音だった。聴き取る前に去ってしまったが、

ワクチン接種率が県内で高い方だと言うようなPRだった

 上尾市は初動ミスを犯したものの、その後は接種率先頭集団にいた。でも今は全体で81%65歳以上なら91%、40代は78%である(11/8)。これは他自治体も似たようなものだ(県全体はこちら)。しかし、そこに至る間、市長自ら車に乗って呼び掛けたわけでもなく、集団接種を駅前施設に設けたわけでも無い。だから、このタイミングでやるのは姑息な感じをうけてしまう。本気で駅頭で呼び掛けていたら楽々当選だったと思う。

でも"お任せ型市民"には彼の手柄みたいに思うのだろうね。なお接種率の高さはクリニックの積極参加に負うところが大きく、その動機は使命感と手厚い支援金による算術だろう。

さて、先日、当ブログに「上尾市長選 怪文書」という検索で訪れる人がいた。もちろん有るわけないから、検索のユレで来たのだろう。

でも上尾の市長選には怪文書がつきものという風土があるらしく、4年前も鈴木候補が迷惑していた。出所不明なチラシが投函されたら、幸福の手紙と同じで即、廃棄し、そこで止めるのがマナーだと思う。

取り上げたのは「将来世代につなぐ会」というチラシだ。頒布責任者名が欄外にあるのでヘンなものではないだろう。クリックで拡大。

__

内容は畠山市政への批判なので深山さんの陣営からと思ったが、彼は「○○○○の会」みたいな後援団体を作っているわけでもなさそうだ。そして検索したら市議選候補へつながるのでちょっとヘンだ。

紙面は、文字ばかりの15本の記事が盛りだくさんだ。市政に通じていないと読み込めないレベルもある。一番目の「予算案2回も否決された件」は確かに他自治体では無いような出来事なのだが、市民が読んで理解できるのだろうか。

面白かったのは、水上公園跡地へのプール誘致に失敗した顛末だ

なんと、最終プレゼンを畠山稔市長がやったとある。以下引用。

本件は商工会議所からも強い要望があったが、市はプロジェクトチーム等も作らすブレセン案もスポーツ担当課に丸投げ。議会側のアイデア協力もあって何とか形にしたものだったが、関係者によると最終プレゼンで畠山市長は自信の昔話等、誘致と無関係な話をし、のちに県関係者から「ひどすぎるプレゼンだったJとコメントされたという。

議会答弁もままならない人が県官僚や識者相手にプレゼンするの痛々しい感じだ。なんで市長代理で誰かがやらないのか不思議だ。まさか、恥をかかせたかったのだろうか。

ちなみに、当方はプールよりもトレーニングセンター派である。

チラシを読めば、議会関係者で無いと書けない内容だと分かる。また間違った事実を書くと即、怪文書中傷ビラに転落する。チラシ下端には「新たな市長を誕生させよう」とあるが、それが深山さんへつながる感じを受けないのは何故だろう。

___20211108234101

以上

 

 

2021年11月 8日 (月)

図書館への無線LAN導入に反対する理由

ああ、やっぱりなという請願の背景と無知な市議会

Photo_20211108140601

毎月替わる「コレ、もう食べた?」。上尾駅頭にて。はせい

 毎議会ごとに上尾市議会には請願が寄せられる。市民が市議会を通して市政へ要望する制度である(但し議員の紹介が必要)。例えば9月議会には次があった。

図書館における無線LAN設置に関する請願

小中学校給食費無料化に関する請願 (15対14で採択)

 採択=実現とはいかないが無線LANが全会一致で採択されたのは不思議だった。マクドナルドでもやっていることだから反対する理由は無いよね、くらいの議員達の認識かなと思った。

 その請願書は議会HPではタイトルしか分からない。議案は公開するのに請願は中身と提出者が非公開である。きっと、請願を出すのは限られた人や団体に多そうだから、政治的な判断なのだろうか? いずれにせよ、内容くらいはHP公開しないと、匿名者が議員とタッグを組んで要求している構図に見えてくる。

 だが、不思議な事に「議会だより」には請願者名が公開されるらしい。それなら、なんともチグハグな話になるが、三か月遅れだから12月号まで分からない。

  • 無線LANの請願内容

 内容は情報公開請求をすれば分かる。しかしA4・1枚程度だろうし、時間をかけて行政に余計な仕事を増やすことは望まないので、気軽に尋ねてみた。文書は見せなくても話はできるのだ。

 既にシニア層にもスマホは普及しており、本館にはタブレットやPC持参の人も珍しくない。だから、図書館で無線LANを望む人がいても不思議はないのだが、どうもそうではなかった。

  • 反対する理由

 一番は、受益者負担に反するためだ。ネット接続で受益を得るのは利用者のみであり、公益性はない。利用者はスマホ等を持っており、自費で通信している。その通信「量」を図書館の無線LANで行うことは、自ら契約するキャリア回線の月・契約容量の節約でしかない

  • 以前は大義もあったが、もはや過剰サービス

 通信品質つまり電波が繋がりにくかった頃は、無線LANは役立ったが、既に三大キャリアで上尾市域が繋がりにくいわけではない。楽天モバイルだけでなくMVNO系でも利用できる。そして通信料金が今春から大幅に下がったことを指摘しないわけにはいかない。

1GB  700円、3GB 900円、10GB 1,600円もあれば、楽天では無制限2980円もある。大手も20Gで二千円台だ

 高額通信料の時代なら公共支援の意味が少しはあるが、もう自己負担可能なレベルである。叩かれた菅政権だったが、生活インフラとなった通信料金の大幅引下げは減税と同じである。よって、普通に電波が届くところで、公的に人々の通信量を節約する理由はない。

  • 違和感ある請願理由の背景 

 とまぁ、この程度で反対理由としては十分と思うが、請願理由を聞くと強い違和感を覚えた。正確ではないが、理由には、議会の市答弁で公共施設への無線LANを述べていたからとか、教育委員会の生涯学習計画の理念をあげたり、災害時にも役立つからというものらしい。

 どう見ても、『図書館でスマホする人が無線ラン欲しいな』という素人要求ではない。違和感の後は政治的な匂いを感じるようにすらなった。

 まず、3月議会では公明党・井上議員が避難所での無線LANを扱っていた。「避難所のエアコン設置」の次にまた公明案件かと思ったが、ビンゴと感じたのは6月の共産党・轟議員の方である。彼は長い質疑の最後に、生涯学習の理念を話しつつ、『家に無線LANの無い子供が公民館でスマホで調べ物ができる・・・』と述べていた。

 公民館で子供がスマホで調べ物しながら勉強と言うが、動画に夢中にならない限りテキスト系なら通信量の消費は小さいはずだ。今の本館でも中高生や社会人はみんなそうしているだろう。

 災害を持ち出し「安心安全」を口実に予算獲得を迫る議員が増えているが、回線大混雑時という万が一の場面を理由に挙げてくる。これって、メインの理由づけが弱い時に理由を探し出すようなもので理由の創作である。また、「子供達のため」とか「郷土のため」、「学ぶ権利のため」等々は「美しい理由」としてテンプレートになっている。

余談だが記憶に残った例として、去年春に川口市で水道料金値上反対市民団体のニュースがある。コロナで何度も手を洗うようになったから値上は困る」と言っている。ニュースのコメント欄も見ものなのだが、団体や氏名を検索すれば政党の姿が見えてくる。
上尾のケースでは上平図書館の反対運動の時に、あの辺りは交通事故が多いからキケンという理由を持ち出す人もいた(不審者が多いという防犯畑の人の指摘もあった)。住民運動の中では、とにかく攻撃できる材料から針小棒大に創造する場合があるから、付き合わされる行政も大変だ。

 ここまで読んでケチな反対だと思う方は契約回線でやって欲しいものだ。そして、人口規模の割に市財政は脆弱なのに、知らん顔を決め込み予算膨張で支持者に応えようとする議員が増えたのは、それを当てにする市民が多いのか、議員の視野が狭いかのどちらかだろう。

 さて、轟議員が語る可哀想で稀なケースがあるとしたら、きっと学校タブレットを自宅に持ち帰り、更にWi-Fiが無い家庭なら、mobileWi-Fiルーターが無料貸出されるだろう。もちろん生活保護でない限り通信費は家庭負担である。だって何にアクセスして使おうが自由だから。それでも数千円くらいかな。

 結局、崇高な理念を並べつつも、レベルの低い創作に呆れてしまい、それが全会一致とは呆れる。でも、議会費削減で導入というプレゼントなら歓迎されたかも知れない。

  • オーバースペックへ逃げる悪習が過剰投資へ

 ところで、市が発注する工事案件は新しいものや未経験なものほど過剰スペックで高コストになりがちでは無いだろうか。無線LAN設備もピンキリで、利幅を取りたい業者からセキュリティーオプションが割高な提案をされ、役人はトラブルに過敏だから専門的な判定もできずに採用しそうだ。

 例えば、今、上尾駅東口でデジタルサイネージ(電子看板)の工事をしている。70インチ画面をペディストリアンデッキの柵に据え付けるかと思ったら、何日も工事していたのは立派な土台であった。酔っ払いが蹴飛ばしてもびくともしない造りにしたいのだろうか。そして畠山市長は土台に名前を刻みたいのかな (>_<)

  • 悪貨が良貨を駆逐するように目的外利用者を増やす

 以前、アリオのフードコートで、家の中みたいなくつろぐ人々がいた。その後、そんな客はお断りみたいな優しい貼り紙があった。寝そべったり、DVD鑑賞する人は客とも言えない存在だ。たぶん図書館に無線ラン導入すると、夏はゲームや動画を楽しむ避暑施設になりそうだ。果たして被害妄想だろうか・・・その内、電源もよこせと言い出すよね。

 結論。

 無LANが無くても間に合う。 \(^o^)/

 図書館館長は本請願を門前払いして下さい。

 理由の一つに、書籍購入の方が不特定市民に公平な支出となり、そちらを優先と言えばよいでしょう。

 

オ・シ・マ・イ

 

 

2021年11月 5日 (金)

埼玉県63市町村の2045年の人口指数(国立人口研)

埼玉県市町村の2015年から2045年への人口変化・指数

追記 データを文末に掲載 .  関連 上尾市の人口物語の全記事

国立社会保障・人口問題研究所には2015年から2045年の三十年間の全自治体別、男女別、5歳等級別などの人口データがexcelで公開されている。コーホート分析による推計である。そこから埼玉県の全自治体を抽出した。

『日本の地域別将来推計人口(平成30(2018)年推計)』

以下に、2015年を100とした2045年の指数をグラフ化した(100以上だと人口増)。人口減少は当たり前なので、その要因となる高齢化率(65歳以上の人口比率)との相関を表した。この相関は当たり前だが、市町村のリアルな姿が見えている。図はクリック拡大(可読性のため原点調整してある)。

Photo_20211104224301

●2045年の人口指数

埼玉県全体は89であるが県平均値はあまり意味が無い(増加自治体の値に引っ張られている)。全体を眺めると90当りで区切られるため黄色線で囲った。

指数100を超すのは10市町のみで、戸田市、吉川市が突出する。県南部に集中するのは当然だが、白岡市や滑川市には独自の要因があるようだ。

●2045年の高齢化率

町村が激しい高齢化率になっているのは既知である。裏返すと出生数が少ないために人口減少も激しい。高齢化率50%以上は9町村ある。和光市は高齢化率が24.6%と一番若く、名実ともに若人市である。

ちなみに、この時間軸の中では、首都直下地震が起きている事になっている。よって真実はこのグラフのようにはならない、と考えるのは杞憂だろうか…。

●上尾市について

 巨大さいたま市に隣接して人口維持ができているが、2045年となると10%減で高齢化率37%である(市内の地区別では更に広がる)。グラフ中央当りの自治体はどんなにもがいても黄色エリアへ加わるのは夢物語である。しかし、上尾市は微妙な位置にあり、届くとしたらそれは政策次第ということになる。

 本稿は、「上尾イチ押し記事」末尾の続きである。グラフは、学校統廃合問題の説明会で呆れたことを平気で言う反対派市民がいたため、その頃に反証用として作ったものだ。この人口グラフはまだ次がある。

 しかし、なによりもコロナが嬉しい限りに収束し(新説・ウィルス自滅説がでてきた)、衆院選も無事終わり、かつ市長選が近づいたので、そろそろ、市政ネタに転じたい

 Wi-Fi導入の反対、平方幼稚園閉園の賛成、給食費無償化の反対、統廃合問題への政策論や問題解決などの記事を提供してみたい。

 市長選の参考としてもらうつもりだったが、候補者らは何も語れないだろう。

 

●参考 元データの一部

市区町村 総数 総人口指数(2015年=100) 0~14歳 15~64歳 65歳以上 65歳以上割合
戸田市 157,599 115.8 21264 93837 42498 27.0
吉川市 79,227 113.6 10651 45345 23231 29.3
滑川町 19,476 106.9 2596 10856 6024 30.9
朝霞市 143,157 105.0 17693 84247 41217 28.8
ふじみ野市 115,708 104.3 14811 62952 37945 32.8
志木市 75,116 103.4 9163 41865 24088 32.1
さいたま市 1,285,867 101.7 144702 704306 436859 34.0
伊奈町 45,179 101.7 5413 23963 15803 35.0
川口市 587,179 101.6 68013 340390 178776 30.4
三郷市 136,835 100.2 16786 77878 42171 30.8
越谷市 336,241 99.6 39255 187442 109544 32.6
蕨市 71,047 98.3 7519 43312 20216 28.5
新座市 158,710 97.9 19540 87107 52063 32.8
白岡市 50,139 97.3 5467 26431 18241 36.4
川越市 339,197 96.7 38404 188611 112182 33.1
和光市 77,451 95.8 9960 48440 19051 24.6
八潮市 82,576 95.2 8850 46488 27238 33.0
富士見市 100,231 92.7 11625 55484 33122 33.0
埼玉県 6,524,800 89.8 698496 3491511 2334793 35.8
上尾市 200,265 88.9 20597 105455 74213 37.1
草加市 219,300 88.8 20805 114959 83536 38.1
東松山市 81,029 88.6 8638 42844 29547 36.5
三芳町 33,467 87.0 3339 15591 14537 43.4
所沢市 292,000 85.8 26270 144623 121107 41.5
深谷市 118,551 82.4 12426 61337 44788 37.8
鶴ヶ島市 57,806 82.3 5112 29471 23223 40.2
桶川市 59,892 81.0 6211 30607 23074 38.5
坂戸市 82,316 81.0 8158 43056 31102 37.8
蓮田市 49,926 80.0 4934 25427 19565 39.2
本庄市 61,994 79.6 5523 30601 25870 41.7
鴻巣市 92,619 78.4 9002 46662 36955 39.9
上里町 23,610 77.2 2339 11751 9520 40.3
久喜市 117,316 77.0 11232 59527 46557 39.7
入間市 113,627 76.6 10483 55261 47883 42.1
宮代町 25,684 76.2 2519 12774 10391 40.5
熊谷市 150,068 75.5 14548 77534 57986 38.6
日高市 42,217 74.7 4045 19425 18747 44.4
狭山市 113,445 74.4 9955 53446 50044 44.1
春日部市 172,578 74.2 15482 84888 72208 41.8
羽生市 40,593 74.0 3651 20316 16626 41.0
加須市 79,642 71.0 7350 39394 32898 41.3
北本市 47,518 70.5 3635 22047 21836 46.0
松伏町 20,832 69.3 1866 9833 9133 43.8
美里町 7,766 69.3 814 3506 3446 44.4
飯能市 55,900 69.3 4240 25850 25810 46.2
杉戸町 31,097 68.4 2589 14423 14085 45.3
嵐山町 12,237 66.7 824 5771 5642 46.1
幸手市 34,987 66.6 3040 16535 15412 44.1
秩父市 41,073 64.6 4111 19633 17329 42.2
行田市 52,349 63.8 4465 24440 23444 44.8
寄居町 21,313 62.5 1659 9692 9962 46.7
毛呂山町 22,276 59.8 1431 10181 10664 47.9
横瀬町 4,957 58.2 422 2219 2316 46.7
川島町 11,996 57.7 767 5082 6147 51.2
小川町 17,864 57.3 1117 7548 9199 51.5
神川町 7,779 56.7 537 3390 3852 49.5
長瀞町 3,953 54.0 235 1569 2149 54.4
越生町 6,269 53.5 356 2502 3411 54.4
吉見町 10,404 53.0 599 4234 5571 53.5
皆野町 5,324 52.5 443 2261 2620 49.2
鳩山町 7,461 52.0 299 2299 4863 65.2
ときがわ町 5,798 50.5 322 2139 3337 57.6
小鹿野町 5,488 45.3 343 2010 3135 57.1
東秩父村 1,279 43.9 51 444 784 61.3

2021年11月 4日 (木)

上尾市議補選の小池ゆうや氏と自民党の抗争

南カリフォルニア大学卒の候補者と権力闘争

 小池ゆりこではありませんよ、小池ゆうや(36歳)さんです。

 尾花ビルに若い人の写真があったので検索したら、今度の市議補選にでる人でした。仲町で不動産業を営み上尾商工会議所で活動している方です。自民党です。

Photo_20211103231501

上尾小、上尾中学から、川越東高校へとあります。レベルの高い私立高校ですが、その後が南カリフォルニア大学の経営学部卒です。??と言う感じですが、卒後にWebマーケティング会社に勤めており、垢抜けしたサイトはこちら

なお、他の市議選候補者はまだ知りません。

●背後にある変化

以前、市長選挙で尾花議員のことを書きました。他に年長議員がいますが、今年(?)に上尾自民党支部長に就任し、県連の県議選候補試験(?)のようなもの受けて(複数いたらしい)、合格して二年後に自民党公認で立候補することは既に衆知です。上尾市の県会議員は公明、立憲、共産という世にも珍しいメンバー構成なので、出ないわけにはいかないのでしょう。

よって今回、仲町から小池氏が出る意味は、二年後に尾花氏が県議選に出て、その後の市議選で尾花氏の地盤を継承するというシナリオでしょう。政党みたいに内輪で決めていますが、地域または政党のバックが無いと通用しないローカル選挙の宿命です。市議から県議へ栄転した町田・秋山さんもそうです。

ただし、その二人は当選してから後継者を設けたのに対し、尾花小池のペアは尾花氏が県議当選することを前提という点でリスクの取り方には差があります。

もう一つ、この後継選出には別の目的も見えます。後継者を用意しないで尾花氏がやめると、地域は草刈り場みたいになります。というのは、このエリアでは、まだ.「顔写真付き看板亅が出ているあのヒトが禊は済んだとして出ると想像できます。もちろん古看板の撤去忘れならば別ですが( ゚Д゚)、でるなら自民ではなく、元ムショ属です。


Photo_20211103225101

この駆け引きは、かつて秋山かほるさんが上尾には自民党Aと自民党Bがいる、と話していた事を連想しました。また、かつて市政に詳しい保守高齢の方が、新政クラブを「あれは自民党では無い』と断言してました。それ以上は尋ねませんでしたが、自分党地民党だろうと理解しました。利権か(歪んだ)地域愛という意味でもあります。

で、議員リスト改めて見たら上尾同志会が平均年齢が一番若そうです・・・。つまり見かけは世代間抗争ですが、新政クラブ→彩の会→彩の会と同志会へ分派しており、その過程で二人のボスが自滅していることから、政治姿勢の違いと見た方がいいと思います。

そうでないと、バカの再生産です。

●上尾市長選挙の行方・・・

共産党からでると言われる割には不明です。氏名よりも『共産党』なのだとしたら、やっぱり恒例行事だなーと思います。 

 深山孝・前市議の上平からの後継市議は出ないようです(出るならもう名前が知られていないとまずいでしょう)。なお、彼は落ちたら二年後に市議に戻るかも、と以前にコメント欄に書きました。それは根拠のある憶測です。前回の鈴木茂氏や秋山かほるさんみたいに、市長選に落ちても市議選で戻れる風土があるからです。

 一方で、深山さんは不退転だよと言う人もいます。長く5期(?)もやっているし議長もしたからが理由です。でも、前記事に書いた衆院選の中根・比例復活当選があったように外からは分かりません。

 衆議院選挙の結果から、大島当選で畠山さんの現職優位は揺るがないように見られますが、4年前選挙では自民党からは鈴木さんと畠山さんへ票が別れました。今回は畠山さんへの自民票はありません。そもそも就任後には自民党Aと距離を取ったので減ります(それは評価されることです)。

 しかし低投票率を前提にすると、槍が降っても投票所に行く党次第となります。その党との取引をどちらが成立させるかですが、考えただけでもゾッとします。。。

 私的には、深山さんは上平新施設計画への態度が踏み絵になります。その跡地利用では、深山候補に提案があるのでいずれ書きます。

 所で、どちらが市長になっても、迷惑するのは市職員だ、という市民がいました。その方は、真面目な職員を見ているのであり、どっちもラクでイイよねという職員だっているでしょうー。

 

2021年11月 2日 (火)

衆院選 大島敦VS中根一幸の得票と上尾市比例票

 投票前の土曜に、勝者は維新だけと書いたが結局、自民党も勝った。そしてクールな情勢分析をした朝日新聞も勝者だ。立憲は敗者、共産も議席減だから敗者だ。なお、共闘の捻じれによる無効票の増加は分からない。

 投票率は良くても55%と思ったが、55.9%となった。前より2P増ではコロナ禍効果は無かった。民主党政権誕生では69%なので、変化には高い投票率が欠かせないのだが、この十年でムリになった。低い投票率とは国民の政治意識が下がった証拠であり、それこそ安倍政治の最大の成果になる(党の都合で解散選挙していた)。本来、リベラルが好む個人主義の浸透は、他者とかかわる事を面倒に思う人を増やしただけかもしれない。その因果関係を理解するためには個人属性に踏み込む調査が必要なのに、それを避ける日本では想像の域を出なくなる。

 枝野さんの交代は当然だ(5区での人気減には驚いた)。敗因は、リベラル派が負け続ける理由の通りだと思う。その指摘をする岡田教授は更に「リベラルはもっと銭金を語れ」とも言う。しかし、バラマキ(支出)だけで負担を語らない。語れば、大企業や金持ちから取ればイイという勧善懲悪みたいな話だ。労組にも距離を取られるのだから成熟社会の中庸層から相手にされるわけが無い。私的に一番残念なのは、日本が食うための産業政策がまるで無いこと。分配後に、次に配る原資をどう稼ぐかが語れない。

 参考 小川淳也氏が立候補した。一見ひ弱そうだけどこれを読むとバランス感覚ある。将来的には熊谷知事も注目。

 バラマキ政策に簡単に群がるわけでは無いという証明ができたのは成果だが、また緊張感の無い政治が続く。自民党が割れて小石河連合みたいな勢力ができると野党も再編成となり、民族主義でも利権でも過剰リベラルでもない中道勢力が生まれ、連立抜きに日本が運営できなくなるのだが、その兆しもない。

 後の分析では、夜遅い時間帯に接戦区で自民党が多く制し、自民の当選者二割が辛勝だった(読売)

埼玉6区は、世間の予想通り大島議員が当選した。でもね… 

Photo_20211101234101

●四年前の票との比較

 前回は大島氏が5地域全てで中根氏を上回った。ただし(最大エリアの)上尾市と伊奈町では拮抗していた。中根氏は前回よりも13000票も増やしたが、大島氏は前回の「大島票と共産候補の票」の99%になっていることから、共産党をゲタにして当選したようなもの。

  ※ 二日経っても県選管の資料は無いから不明。IT後進国がこんな所にもでている。

野党共闘が無ければ千票差まで縮まり、立憲が不振だった今情勢なら負けたかもしれない。それなのに、こんな慢心な態度を有権者は知らないのだろう。

(産経記事より) ところが、共産党との共闘について大島氏に尋ねてみると「私は独自の戦いをやっている」とつれない返事。自ら進んで協力を求めてはいないと強調した。 

●比例区の票との関係では/上尾市

 大島氏は55000票だが、比例区の四野党合わせても77%、国民入れても86%しか埋まらない。維新等から8千票がこないと埋まらない。中根氏の47000票は、自公で95%と支持者のロイヤリティーは高い。

●二人の候補者に思う事

 中根氏出陣式の様子で書いたように、自民党規則で比例復活三回は許されないと思ったから、負ければ引退なので必死と思ったが、(比例名簿に載っており)今回も比例復活していた。これは危機感煽りの古い手口だったのかなと思うと信頼感に欠ける。

 選挙公報を読んだが内容が劣る。与党にいてポストをもらいながら、主文は抽象的すぎる。囲みの具体策も一般的な固有名詞の羅列でリアル感が無い。本人だけでなく、取り巻き秘書もこのレベルなのかなと想像するし、これで4期もやれるのが石井一氏の言うような例なのかなと思ってしまう。

 大島氏のは文字だらけなので読まない人もいるが、中身にはストーリーがあり、政策も具体的に書いている。彼の方が優秀だ(それだけ学歴と職歴のキャリアがある)。でも8回も当選重ねながら目立った要職についていない。野党議員はあまりテレビに映らないが、それでも当選回数の割に目立たない存在だから、何やってるんだろう、という感じだ。そのことは、Woh is 大島?として四年前に認めていたが、今も変わらないと見る。

 だから、駅頭でたまに見かけると、地元の子分の選挙にボス的に来るだけの人に見えてしまう。国会議員を頂点とした選挙互助会なのだが、それを選挙上手とヨイショするのは評価レベルが低すぎだろう。

 今回初めて中根議員のWikiをみたら不祥事に驚いた。県議経験が無くて候補者になれたが、自民党がもっと有能な人材を立てれば、ここまで連敗はしないだろう。ただ、それが支持母体のレベルだから人材の限界となるわけで、大島連勝の理由もそこにあると思う。 

  • 上尾市の衆議院比例区にみる党派別の推移

投票率は前回51%から54%へ増えたから6300票増えている。今回は維新の急増がニュースだが、それでも昔の半分であり、維新は党首のイメージに左右されるのだろう。自民は堅調、立憲と公明の伸びは低い。

上尾市の比例区 得票数 得票率 前回票差 伸び率
自由民主党 31,360 30.7% 3,749 14%
立憲民主党 26,757 26.2% 890 3%
公明党 13,230 12.9% 526 3%
日本共産党 9,712 9.5% 958 8%
日本維新の会 9,147 9.0% 6,022 69%
国民民主党 4,741 4.6% (-11,701)  

 立憲は3人の市議がいても支部は無いしロクな活動をしていないのでは? うち二人は市議会で党派を名乗らないのだから帰属意識が疑われる。中央の看板にすがりながら看板を磨かないようでは二年後の県議選に黄色信号がつきそうだ。

 公明党は3%しか増えなかった。支持者の高齢化問題が深刻かもしれないが、常に同人数が投票所に行くのが強みだ。共産党もその点は似ているが今回は不利な共闘下でも8%増えた。なお、福島党首が小さくしていると批判される社会民主党が、上尾では1760票と二倍である(確かに上尾駅頭でビラ撒く集団を見た)。

 上尾市は直ぐに市長選挙になる。畠山市長と深山元議員の対決らしいが、上の比例復活に見るように候補者の覚悟も疑われるし、投票率29%でも驚かない。市議補選では、前回のように就活もどきの候補者は来るのだろうか。公明や共産は一人出して、二年間のみ一議席増を享受するという作戦もとれるが、どうなんだろうね。
 

« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

上尾市政をみつめるサイト

  • 上尾オンブズマン
    市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう。 (情報公開請求により市政に斬り込むサイト)
  • はるかさん_かまちょ図書館
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
無料ブログはココログ