横浜ゴム跡地へ日本GLPが230億円で大型物流施設
これで決まり!上尾の産業の特徴は物流拠点の街へ
関連 上尾陸橋交差点の右折レーン化 (22.2/5)
追記 ランドポート上尾2棟(5/19)、末尾にGLP建設現場の様子(5/6)
最近、コーセー跡地と浜ゴム跡地の古い記事にアクセスが急増していた。先週末は見つからなかったが、本日ようやくわかった。そして案の定だった。去年の内に横浜ゴムは関東圏の物流再編成で、上尾配送センター(DC)を売却決定していた。2000年から稼働し27万本保管できる倉庫だった。
そして本日、日本GLP(物流不動産の外資企業)が投資額230億円で大型物流施設を開発すると記事がでた。特定企業の物流倉庫ではなくマルチテナント型施設である。22/9着工、24/2竣工予定。ヤマダ電機とSVの間にGLP上尾が建てられる。
●詳細は同社のプレスリリースへ、または物流ニュースのLNEWS。以下に引用した、
・物流拠点として優れた立地にあるとあったが、新しい上尾道路ではなく、古い中仙道沿いなので地元民としては違和感がある。横浜ゴム敷地が少し後退して、あの辺りの道路拡幅が進むと期待したいが、渋滞がますますきつそうだ。
・上尾駅も近く、路線バスの運行も豊富、大規模商業施設が複数あることから地域住民が集まりやすく、雇用確保の点からも優位性を備えている。
・地域住民に雇用機会を創出し、敷地内の緑地を一部開放し、健康的な生活をサポートする。
・開発地は液状化・洪水・地震の各災害発生リスクが極めて低く・・・。一部開放緑地スペースのパークエリアには、防災機能を併せ持つベンチ(災害時にかまどとして使用可能)を設置するなど、地域住民の方々の安心につながる設備を整える計画だ。
後半はまるでイオンモール上尾の出店計画と似ていて、大型開発では地域住民様への配慮は定番らしい。しかしここはほぼ住宅地なのに、隣も後ろにも民家が無いのが良いのかもしれない。埼玉県で物流基地が増えているのは、立地もあるけれど、EC市場の拡大が一番大きいのだろう。その分、リアル店舗は衰退し、みかける客も少ない。まあ、上尾市にとっては税収増で嬉しいことだ。隣の閑散SVも歓迎するだろう。
従来の単独型の物流施設ではなく、複数業界を束ねた共同配送や受発注をこなす最新のプラットフォーム機能を持つのだろうと思うので、GLP上尾を歓迎したい。何より、郊外よりも市内立地で妥協したのは人手不足対策があるかもしれない。一つがっかりしたのは、投資額230億円を、我が23万人市へ十万円給付と読み間違えたことかな・・・。
■GLP上尾 概要
建設地:埼玉県上尾市愛宕3-1-22 現地のgoogle地図
敷地面積:約4万6000m2
延床面積:約10万5000m2
構造:地上5階建て、免震PC造
着工:2022年9月(予定)
竣工:2024年2月(予定)
追記 22/5/6、浜ゴム建物解体後の様子。
本件投資額が230億円とあるが、さいたま市の新庁舎建設も概算221億円だった(土地含まない)。延床6万㎡、20階建て、100m弱、31年移転予定。
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物流関連の資格を持つものとして、アマゾンのピッキングセンターの誘致より歓迎したい。
2期目でウキウキの御仁の手柄になるかもしれないが・・・。
通勤や休日の散歩であの空き地気になってました。
線路近辺の災害リスクは低い。これは上尾に生まれ住んたメリット1,2番目です。
投稿: 本好き | 2021年12月19日 (日) 10時32分