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2022年1月の8件の記事

2022年1月30日 (日)

上尾グルメお食事券はイオンモール上尾でプレミアム100%の変異株券へ化ける

コロナ禍と官民相乗りが産む常識はずれな変異種グルメ券 

2/1  やっとこ利用期限の延長(三週間延し3/30まで)の意思決定した

市はトップページのデザイン変更したが、Flash風バナーが動かない(>_<)

1/31 文末に追加 50%プレミアム券 VS 33%割引券


あげおおしょくじけん 変換すると 上尾汚職事件

 になるんですが、そこに違和感を感じないのが困ったものです ( ゚Д゚)

 

その、昨年末に始めた「おげおグルメ応援お食事券」は、千円が1500円券だからプレミアム率50%と高いのがウリだった。500円分は国のカネ(赤字国債)なので、(相も変わらず)もらったんもん勝ち政策である・・・。

しかし抽選販売の応募は1.5倍とたいして高くないから、応募分は全て当選した。上尾市観光協会のサイトによると…

●発行内容 発行総額2億4千万円、1冊2,000円(利用額3,000円)、1冊:500円券×6枚つづり
80,000冊発行(1人5冊まで購入可能)、期限3月10日(木)まで。

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所がイオンモール上尾で使うと、幾つかのお店では飲み物サービスが付くだけでなく、一枚のグルメ券(500円)で一枚の引換券が貰える。その引換券三枚でモール内の買い物や飲食に使える500円券に化ける。利用制限はあるもののプレミアム率100%というトンデモ券が官民相乗りから産まれた。

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コロナ対策が産んだ変異株券である。

他のイオンモールで類似をしているフシは無いので、これはイオンモール上尾独自のテナント支援策かもしれない。二倍になるのだから人気が出て、イオンモール側で「500円券」が不足して増刷りするハメに。そりゃ当然だよね・・・

開業一年という節目もあったし、コロナ禍という想定外の船出によるテナント支援策なのかもしれない。しかし、この一年、一番繁盛したのはワクチン接種に大貢献した「かるがも上尾クリニック」だけではないだろうか。多くのテナントは相変わらず閑散としているように見える。この一月には、まとめて6店が撤退した。

131区画  グラニフ 
118区画 ドクターエア・・・何度か試したが買わずじまいだった(>_<)
134区画 LEVITATE Powered by On
148区画 DoCLASSE
229区画 フォレストハート
254区画 MEYER

一般に、テナントの賃貸契約は中長期であり、途中解約料のために簡単には退けない。例えば、駅前タワマン下にあった「いきなりステーキ」は閉店しても場所は一年ほどそのままで賃料を払い続けていたように見える。だから、一年で撤退できるのは、20年秋のモール開業に合わせたテナント集めに苦戦して、「優しい契約」で集めた反動かなと想像する。

●商工会議所や観光協会は売上ベスト10位は公表すべき

 プレミアム率の程度問題はさておいて、商品券とかグルメ券で地域振興をするのは良いとしても、成果がどうだったのかは公的資金を使っているのだから公表すべきだ。各事業者から商品券分の換金請求が来るのだから、会社ごとの利用額がわかる。その市内ベスト10社位は公開すべきだ(協賛募集時に予めベスト10は公表されると書けば良い)。

 結果として、大手が上位を独占しても、それは市民の自由な選択の結果である限り、良いも悪いもないのだから数字で説明する義務はある。

 そうすることで、意味があったのか、或いはそんなことをしても線香花火でしかなく、負債が積みあがっただけなのかもしれない、という冷静な評価にもなる。

追記

プレミアムって広い意味で使われますが、多いのは上乗せ価値というような意味でしょうかね。希少なモノに付きますね。
このグルメ券は1000円に500円が上乗せされたので50%です。
でも1500円の料理をレジで千円払うだけです(不足500円は国負担)。

市民に33%値引きしたのと同じです。

しかし発券募集では、33%引率ではなくプレミアム50%と宣伝するほうがイイに決まってます。

プレミアム率が高いと枚数が減り、抽選倍率が高まる、つまり当たりにくくなるのが欠点ですが、過去の発行事例で20%位(割引率で17%)では募集割れするのかもしれません。

ただし抽選だから、最低限の公平感は満たしています。

不公平というのは子供名義でも参加できる点かな・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年1月27日 (木)

ディーガ4CW201の評価

 DMR-BRW1000からの引っ越し 

 ブルーレイディスクレコーダーを買い替えた。リモコンの劣化は分解清掃少しはマシになったが、HDDの空き容量が減ってきたこともある。でも一番の理由は、ネット配信動画快適に見るためだ。

 6年前の機種の性能ではYouTubeは見られるが、Huluでは戻しや送り操作をするとフリーズすることがある。最悪はコンセント抜いてリセットして接続再設定までやるはめに。たぶんメモリが少ないためだろうと思う。パソコンと比べてレコーダーのネット機能は貧弱である。また後から登場したNetflixも見られない機種だった。

 ソニーと迷ったが再びパナソニックになった。前機は初期不良にあったので良い印象は無かったが、スペックのバランスと格安だったこと、そして「リモコン操作慣れ」である。

 4K放送の番組が少ないのに 既にテレビもレコーダーも4K対応が当たり前な店頭を見て思い出したのは、地デジ開始の頃の3Dテレビである。テレビのフレームにも堂々と「3D」と書いてあるが、3D放送を見たことは一度も無い()

 レコーダーの機種選定といっても録画容量とチューナー数と価格になる。DMR-4CW201、2Tb、3チューナー(内4K×2)

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20年秋モデルなのでネットでは値崩れしていた。店頭は7万円位だがその時点の最安値56001円で買えた。ビックカメラも同じだがコジマのネットは5年保証付きだった。そして滅多に行かないコジマ電気上尾春日店で買った。スマホ画面を示し「ネットと同じでお願い」と言えばよい。ポイントカードの新旧切り替えをしたら千ポイント付いた。

今どき容量2Tbは小さい方だが、テレビにも内臓2チューナーで500Gなので、旧機まで繋けば3.5Tbになるから不足はない。その上の機種は4Tや10Tレベルで全自動機能だが、当節、録画したい番組はBSを除いてとても少ない。テレビ放送のコンテンツが貧弱化している時代に全チャンネル録画なんて意味がない。

●全体の処理速度は向上、ネット動画も快適なのだが・・・

 番組表とか録画一覧などの表示が早くなった。ネット動画操作もサクサク、パソコンで見るようにスムーズだ。Netflixはカネを出してリモコンに専用ボタンを付けている。しかし、Huluなど他の配信サービスへはボタン操作で深く入る必要があり、使いにくい。旧機のリモコンには「ネット」があったのに。

●お引越しダビング(旧ディーガから新ディーガ)へのコピーは簡単

一度しか使わないが、これは良かった。(無線LANでも良いが)テレビ台まで二本のLanケーブルが配線済みなので家庭内LANにつないで「お引越し機能」により、電源切りの時間帯に自動的にダビングされた。旧機に0.9Tbあったので数日かけてコピーされていた。これで旧機を廃棄または全消去して予備機として使える。

●4K放送を2Kテレビで見ても、ウーンという感じ

 BSと4kチューナーが有ってもテレビが2Kなので、BSの4K番組は2Kにダウンコンバートされて映る。ただ、旧機とチューナーが異なるので綺麗になった感じを受けた(気のせいかも)。ちなみに4kの番組表を見ても民放は古い番組か通販が多くてどこまで本気か疑問だ。

スマホ連携・・・どこでもディーガ

旧機では試さなかったが今回やってみた。スマホにパナソニックのアプリを入れて接続設定するだけだ。アンドロイドもiPhoneもできた。手のひらにレコーダーとテレビセットが収まった感じである。録画一覧から番組をスマホにダウンロードして電車内で見ると良いのだろう。

Wi-Fiならともかく、出先でストリーミング視聴したら契約容量が直ぐ消費されそうだ。むしろ、書斎のパソコンで見られれば良いけどそれはできないみたいだった・・・(下図もスクショできないようにガードされていた)

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 テレビCMの収益が減り、ネット広告がどんどん増えているから、テレビの政策予算が減り、あんちょこな番組が増える時代になっている。こうしたテレビ番組の衰退化・貧弱化を考えれば、リモコンのボタンに「ネット機能」を固定化するのは当たり前であるが、日本はまだ遠い感じがする。

 本当はWebブラウザーとリモコンにマイクを入れて音声入力機能が欲しい。アンドロイドテレビはあまり売れないようだが、既にテレビはテレビではない。

 モニターである。

 

2022年1月24日 (月)

全国の新型コロナ感染者数と重症者数の推移

前記事のつづき 図はクリック拡大

1.沖縄県はピークアウトだが人口当たりでは深刻

 一週間前に沖縄県はピーク感があると書いた通りになりそうだ。年始からの第6波は2週間でピークアウトし、かれこれ4週間になる。7日移動平均線も下を向いている。ただし10万人当りでは全国最悪からまだ抜けていない。

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 当初は感染から発症まで長いために発見が遅れることから忍者ウィルスと呼ばれたこともあった。オミクロン株は短期発症のために見つけやすくなったが、予想外に短期で減衰する理由は分からない。

 本土の方はまだ感染拡大中だが、増加ペースは鈍っており早ければ今週辺りにピーク感がでれば良いなと思う。

 ところで、毎日、感染者数をマスコミが報じるが、重症者数の推移を示すことはあまりない。そこで厚労省オープンデータから全期間の感染者数と重症者数の推移をグラフにした。

2.コロナは一斉休暇病 

 見事なくらいに、人々が一斉に動いてはしゃぎ回る時期が感染拡大になっている。年末年始、五月の大型連休、夏休みと盆である。夏に流行るからインフルエンザよりもたちが悪いが、そのインフルエンザは埼玉県の定点観測では直近で1人しかいない。

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 図を見ると、初年度はさざ波以下である。そして21年では1/8が感染者数のピーク、その18日後が重症者数のピークである。感染者数は日々の陽性者数だが、重症者数とはその日時点の重症状態というストック的な意味である。続く五月の第四波では感染よりも重症者の増加が目立つ。重症者の絶対数では去年夏の第五波であるが、二つのピーク値の比率を見ると四波の頃が重症化率が高かったかもしれない。

 なお、感染ビークから二週間ほど遅れて重症化のピークになっており、そのタイムラグは少しずつ短くなっている。今回は更に短くなるのではと期待する。

 第六波では感染力がデルタの三倍なら一日78,000人となる。四倍なら十万人だ。まだデルタ株も少し残っているらしいので重症者数がどこまで増えるかは分からない。でも早期発見と治療方法が前よりも確立しているので前波よりは抑制できるハズだ。

 ワクチン、簡易な検査、治療薬の三点セットが整えば終りと言うが、問題は相手側のコロナウィルスの変異が先に来ることだ。後手になるのは仕方ないのかもしれない。

 

 

2022年1月23日 (日)

ワクチン三回目予約の顛末とモデルナ一押し

早いもん勝ち? なのかは試さないと分からない

 毎度、対コロナの有益な情報は海外から伝えられる(ウォールストリート)


アメリカCDCの分析によると、デルタとオミクロンの流行期では、ファイザーまたはモデルナのワクチンを3回接種なら、入院を防ぐ効果は90%以上だった。

また、ファイザー2回接種では、1カ月後でもオミクロン株に対する中和抗体があまり検出されなかったが、3回目接種後は50%超の予防効果が確認された。

 結局、今感染が多いのはオミクロンの感染力だけではなくワクチン効果が薄れていることなのだが、感染者に占める二回接種者の比率は日本ではきちんとつかめていないという残念なIT後進国である。唯一の頼りは日本人の清潔感のみ。

 

●オミクロンという土砂降りの中、ようやく三回目接種が始まった。

「原則8か月」ルールは岸田さんらしい方針転換で取り消されたが、後手は否めない。

岸田さんは、リスクの高い高齢者の方々中心に、3100万人の方に前倒しを行うという。また、高齢者3300万人のうち主に去年7月までに接種を終えた2890万人は2月末までに接種が可能になると伝えられる(TBS)

 前倒し接種を宣言する自治体が増えているが(東京新聞)、上尾市はどうなのか。そもそも宣言しても、できるかは別だ。一日百万人接種で一月第四週から始めると二月末には高齢者用は完了するが、その予防効果は二月半ばからであり、その頃が感染ピークかも知れない・・・

●上尾市の場合

例えば、上尾市の高齢者三回目の接種券の第一ロット(去年5/19~6/13)の人へ1/6から届いており、「6/13の人なら2/13以降に打て」と記されている。この馬鹿げたルールは廃止されたものの(この文言がその後に消されたかは分からない)、1/21金からWeb予約が開始となり早くてもファイザーは1月末となる。モデナは2/5(土)が最速だ。

つまり、どんなに早くても7か月半となり、実態は8か月なのだ(モデルナの遅れは国の責任)。では第二ロットの人は早まるのか?

●ワクチン予約の怪現象という体験談 

21金の朝に予約したが、実は9時からのハズが、それよりも前にログイン出来たので9時前には終わっていた(笑)。

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そもそも、21よりも前に某クリニックに電話してファイザーを予約済みしていたのだ!。その接種日は市ルールと変わらないが、Webよりも早く予約できていた。良心的なクリニックだと思うが名前を伏せておく・・・

実はモデルナの有無は第一便に書いてないので自分らの組には間に合わないと思っていたが、その後、市Webに2/5解禁とあった。だから、1週間の差なので三回目はモデルナにした(理由はこちらに)。もちろん、先の予約は取り消した。

さらに気になったのは、予約システムのこと。券番号は当然、前回と同じ、そして生年月日を入れればログインできる。まともに入力の論理チェックがプログラムされていれば、券が未着の人はログイン不可になるが、官製発注だからその辺りは分からない。

もし、甘々システムならば接種券が届く頃の日程を早期予約できるハズだ。それは試したもん勝ちである。勿論、予約できても紙券が無いと接種はできない。

 

 

 

2022年1月20日 (木)

上尾駅頭の夜景

クリックで拡大
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2022年1月17日 (月)

沖縄県の感染者数にみるピーク感と上尾市の近況

オミクロン株の感染力は早いが、先駆した感染国や地域からはピークアウト感も伝わる

無難な表現なら感染拡大の一方、世界からはピーク感の出始めたという報告も出ている。

第6波が先駆した沖縄県をみている。米軍基地下での不遇な背景を持つ沖縄であるが、オミクロン被害は進駐軍由来であった。その感染拡大ペースを見ていると、図のようになる。

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検査数が足りない(検査能力がない)というこの二年間の我が国の致命的な検査体制の欠陥(厚労省が改めたくない方針)がそのままだから、陽性者数を拾えない面はあるだろう。それでも、1/16日までに2000人、2500人、3000人へと増えていかなかったので、グラフの姿からはピーク感を抱く。この間の死者はゼロであり、「人工呼吸器やECMOをつけた治療を受ける、県基準での重症者はいません」と伝えている

週間合計はまた最多更新中であるが、人々が自粛モードに入ると拡大停止効果が直ぐ出るのかもしれない。特に、オミクロン株の発症までの期間が従来株よりも早いことも、拡大停止効果が直ぐ現れるのではないだろうか。

ただし、三回目接種の効果は遅れるので感染拡大が停止しても減少に転じる保証はない。なだらかな高原状態なのかなと予想する。なお、沖縄のワクチン接種率は68%全国最低だ。他県と比べともガクンと低く、去年から酷い目に合っているのに不思議な県民性である(若い人が受けていない傾向があるかも)。

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ちなみに大阪府は下から二番目の75%だ。かつ感染者の人口比率は東京よりも酷い。一日の最高人数を先日更新したが東京は未だなのに、吉村知事がコロナ対策で人気を集めたというのは偏った評価だと思う。テレビに頻繁に出ることと発言が大衆受けしたのだろう。

●我が街、上尾市の最近の感染状況

埼玉県の保健所は去年八月にオーバーフローしてから、感染者情報を省略してきた。その後の小康期間に元に戻す気配もなく今に至るから。上尾市も単に合計人数だけ大本営発表を写すだけだ。詳しくはオープンデータを見てくれということになっているが、それは素人ではとても見られたものではない。

そこから抽出したのが下表。データは陽性判明日ペースであるから、市の表とは合わない

判明 未就学児 10歳未満 10代 20代 30代 40代 50代 60代 70代 総計
2022/1/3       1           1
2022/1/4       2           2
2022/1/5       2           2
2022/1/6     2 5     3     10
2022/1/7 1   2 6 3 4       16
2022/1/8     4 7           11
2022/1/9       5 1 1 3   1 11
2022/1/10     1   1 2 1     5
2022/1/11   2 3 11 2 3 6 2   29
2022/1/12   1 4 15 4 5 6 1 1 37
2022/1/13     4 19 2 6 2 4 2 39
2022/1/14 1 1 12 16 6 6 4 5 1 52
2022/1/15     2 2 2 1 1     8
総計 2 4 34 91 21 28 26 12 5 223
  1% 2% 15% 41% 9% 13% 12% 5% 2%  

腹立たしいのは、今の感染者に占めるワクチン接種済み数を正しく把握できていないようだ(国も県も)。接種不明なんていう統計があるのだから、酷い話である。検査の現場で、接種済みか否か、二回目は何日かを全数把握していないらしい。

国民のモラルに依存するだけの情けない国だ。

最後に、気になるのは上尾グルメ応援お食事券のこと。

マンボウでも出たら、有効期限を延長するのだろうか?

それとも感染ものともせずに外食で消化してくださいなのかな、畠山さんどうする?

 

2022年1月10日 (月)

オミクロン株 VS 日本の三回目接種計画のスピード感

ワクチン早い自慢で再選した畠山市長は三回目をわざわざ8カ月待てという、アップデートされない田舎市政。

  前任者たちがワンマンや不愛想だったことから、普通の人的な岸田さんは人の声を聴く(世論に反応)などして良い印象を与え、支持率が上がっている。野党はやりにくそうだ。しかし三回目接種は後手に回った。今となっては子育世帯への十万円バラマキを騒いでいた昨年末が懐かしい。

 二年前の春、尾身さんが「累積の感染者数が2~3日で二倍になる増え方を感染爆発と言っていた。幸い、そうなることは無かったが、第6波の累積人数では局地的な感染爆発が起きている。昨年後半の小康期に今を予見し警告した専門家はいなかった、と思う(いたとしても採用されないだろう)。だから、いつも参考になるのは外電が伝える米国・ファウチ博士のコメントだったりする。

 期待された塩野義の飲み薬の開発遅れも、感染者数が少ないことからくる国内被験者不足というから、痛しかゆしである(海外で被験者集めるようだ)。

 ところで、沖縄県の医者の報告ではオミクロンは風邪に近いとかインフルエンザ的とも伝わる。上気道炎が多く、肺炎になるリスクが低いのは幸いだ。しかし責任ある立場の人は、このタイミングで弱毒化をPRするわけにはいかない。今は、重症化率が三分の一でも、感染力が三倍なら同じだという理屈が支配的だが、果たしてどうなるか

 軽症や無症状で入院させたら溢れるから早晩、自宅待機となり、経口薬が配布されればマシだが、自宅隔離は新たな軽症者を増殖するというサイクルになりそうだ。(しかしオミクロン出現がパンデミックの最後になるという見方もある)。

  • 正解が有るのか無いのか分からなくなった世界

 

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グラフはOur World in Dataから、100万人当り感染者数の7日移動平均だ(緑が日本)。日本は去年8月に目立っただけだが、1月末から遅れて立ち上がるのだろう。これだけ酷い状況でもロックダウンの国は少ない。つまりコロナに対して異なる考えを持つ人々が各国を移動するのがグローバル経済だから もはやウィズコロナはやむを得ない。

 第6波への決め手は見当たらない。罹りまくるしかない?

 常に若い人から感染拡大が始まる。今回は特にその傾向が強く上尾市の感染も若者ばかりだが、時節柄、一番不安なのは高齢者よりも受験生かもしれない。

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 国内の12歳から39歳までのワクチン接種率は74~76%である。しかもシニア層より遅れて接種したから経過日数が短いにもかわらずブレークスルー感染してる。オミクロンの強い感染力もあるが、現ワクチンが初期のコロナ用であり、変異種用に設計されていないためだろう。そのせいか、「ワクチンは重症化を防ぐため」と言い出す人まで現れた。ある病気にかかりにくくするのが予防接種であり、それがワクチンであることを無視した投げやり発言だ。

今回のメッセンジャーRNAワクチンの効果は凄いと感心するが、パワーは時間と共に低下する。厚労省はアメリカのデータを引用し、感染そのものを予防する効果は、ファイザー製は2回目後1ヶ月以内で88%だが、5ヶ月後には47%にまで有意に低下したと伝える。

原因は「抗体価」の低下と言われ、ファイザーの7か月後の中和抗体価が13分の一まで減ったとか、値が検出できない低レベルは60~70代では12.8%もいたという(図はアエラより)。

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 バカ正直に8か月待たせる三回目接種券にがっかり 

 上尾市の一年目は306人なので約750人に一人の感染だったが、去年は75人に一人、つまり10倍も浸透した。欧米並みなら今年は7人に一人まで迫るかもしれない。一日のMaxは第5波の8/21日・71人だが、移動平均では50人/日なので感染力が三倍なら連日150人の覚悟が必要だ(症状は軽いと思うが)。

●成人式

 市内の感染者はまだ少ないから9日に行われて良かった(市サイトに報告がないけどやったと思う)。感染が増えると、決まって旧成人から「ヤメロー」という電話がかかったり、役人は保守的に構えるから、実施できたのはめでたいことだ。中止しても、彼らへの三回目は後回しだし、若い人が罹ったら耐えてもらうしかない日本なのだから、リスクへの過剰反応もほどほどにしないとね

 オミクロンの前では、今まで通りの感染対策ではどこまで有効か分からない。最近は施設の入り口にある体温計や消毒を素通りする人も結構いるが、「ウレタンマスクはやめよう、鼻マスクはダサい」というキャンペーン位は必要かなと思う。立体マスクを使い始めている。眼鏡が曇りにくいのとフィット感があってスキ間が少ないのでイイが、残念ながら国産品は高く、韓国製がいい。

●3回目の接種券

厚労省は「原則8か月以上経過した方」としていていたが、今は但し書きがある。

ただし、感染防止に万全を期する観点から、医療従事者等や重症化リスクの高い高齢者施設入所者等は、接種間隔を6か月に短縮するとともに、その他の高齢者は、令和4年2月以降、接種間隔を7か月に短縮することを、政府の方針として示しています。

しかし届いた接種券には「1/29日以降で接種可能」と印刷されていた(個別情報だ)。お知らせ書には「原則8か月以上経過」とある。つまり上尾市では国の変更へのアップデートがされていない。

またクリニックの予定表はファイザーのみ。モデルナの入荷予定が不明なのは残念だ。  「追加接種」ファイザーとモデルナどちらが正解? を読んでいたのでモデルナを希望していた。

2/5からモデルナを打てるクリニックがあるらしい。

3回目接種から15日後の中和抗体量(平均)の増加
1・2回とも↓ 三回目を
ファイザー モデルナ
ファイザー 20倍 31.7倍
モデルナ 11.5倍 10.2倍

 値の高い方を選びたくなるのは人情だが、「すぐ打てる方」を選ぶのがベターだろう。しかし、畠山市長は国の政策へアップデートしないとダメだ。届いた人から順に予約してが正解だろう。こうなったのは、国はそんなに早く三回目が必要とは思わず、弾の手配や打てる体制が整っていないのかもしれない。

最悪に備える事は難しいものだが、せめて、ある分だけでも早く打つべきだと思う。

●シニアのワクチン余命期間

グラフは去年の65歳以上の月別の二回目接種人数(円サイズ)である。10月までが対象人口の90%だ。縦軸は月末から本日までの経過日数である。
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一番多いのは6月の三万人。市のスケジュールでは、6月14日~6月22日に二回目完了の人へ1月24日に券が届く。実際に打てるのは2月中旬過ぎだから、きっちり8か月後となる。
 最後の決め手は、宿主がヒトであるかぎり、コロナは消えないと達観するしかないかもね (>_<)
 

2022年1月 5日 (水)

2021年度のブログ閲覧ランキング

ローカルな上尾市関連のアクセスランキングと古き良きテキトーな時代の仕事始め

2021/1/1~12/30までの集計

記事の内容を二つに分けて見ている。市内がらみ系をローカルものとし、それ以外を非ローカル、つまり話題性として広い方をグローバル系としている。以下は去年のローカル系を見やすくまとめた。

一位はワクチン接種の自己体験なのだが、SIRVAという事故体験となったためにグローバル系としてアクセスが多かったのだろう。次の京都・財政破綻も、「上尾市の財政物語」がらみで書いているが実質的にはグローバル系である。

結局、イオンモールとか横浜ゴム跡地への日本GLP進出やアマゾン上尾FCというご当地限定ネタだった。しかし、これらの産業系の話題は市政ネタのようなタコつぼ的な話題よりも世間の関心は広い。もちろん悪いニュースではなく健全なことだから、その認知に一役買ったのは良かったと思う。

空き地が生まれても次の買い手や利用者が現れるのは、まだポテンシャルのあるエリアだと見なされている証拠なのだろう。この三つは今後も安定的にアクセスされるが、後の選挙系の話題は賞味期間が短い。

No. タイトル PV 平均ページ滞在時間
1          32,606 40秒
2 プロジェクターを拡張モード表示でプレゼンに利用する方法: ビジネスゲームの館 10,042 5分1秒
3 Excelのマクロボタンが勝手に小さくなったり拡大する問題の対策: ビジ... 8,252 6分4秒
4 マルチ画面(モニタ)、3画面ディスプレイ設定方法(Windows10とイ... 8,173 3分59秒
5 Excelのオブジェクトがシートからはみ出します、は有名なトラブル: ビ... 5,187 4分45秒
6 レッツノートに2台の液晶ディスプレイを接続してデュアルディスプレイにする... 4,100 2分55秒
7 筋肉注射の刺入点が高すぎるから肩痛・SIRVAになった?: ビジネスゲームの館 2,745 3分58秒
8 京都市が財政破綻で第二の夕張?は衝撃ではない: ビジネスゲームの館 2,471 3分48秒
9 スーパーバリューはイオンモール上尾でどうなるのだろう: ビジネスゲームの館 2,039 2分53秒
10 コーセー上尾跡地や横浜ゴム跡地にみる時代の変化とグーグル: ビジネスゲームの館 1,804 2分19秒
11 歓迎。アマゾン上尾FC。上尾にできる巨大施設-1: ビジネスゲームの館 1,719 3分10秒
12 道路側溝の堆積物を除去清掃して排水を良くしないと大雨であふれるかも: ビ... 1,606 3分47秒
13 上尾市議補選の小池ゆうや氏と自民党の抗争: ビジネスゲームの館 1,430 3分17秒
14 佐久インターのおぎのやが閉店・解体中でした: ビジネスゲームの館 1,412 2分46秒
15 サンダーバードのWindows10で文字が汚いは有名なトラブルと対策: ... 1,296 4分26秒
16 深山孝・元議員は上尾市長選へネットで実質スタート: ビジネスゲームの館 1,286 2分28秒
17 近所のビッグエーのコピーが一枚5円だった: ビジネスゲームの館 1,283 3分24秒
18 バックナンバー: 上尾市の市議会 - ビジネスゲームの館 1,263 36秒
19 バックナンバー: 上尾市 - ビジネスゲームの館 1,250 44秒
20 バックナンバー: 上尾市の私役所物語 - ビジネスゲームの館 1,236 58秒
21 Excelで横方向の列単位で並べ替える方法: ビジネスゲームの館 1,203 5分24秒
22 ドアエッジモールの取り付けは安くて簡単: ビジネスゲームの館 1,135 3分30秒
23 自宅から通って住居手当をもらう公務員: ビジネスゲームの館 872 3分17秒
24 都道府県公務員の年収と退職金: ビジネスゲームの館 807 2分5秒
25 意外と少ない、埼玉県立高校の土曜授業の実施校: ビジネスゲームの館 803 3分1秒
26 iP4500プリンターは自動でWindows10に対応して使える: ビジ... 794 6分36秒
27 荒川氾濫を伝える一枚の写真_上尾市台風19号: ビジネスゲームの館 774 3分13秒
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年間上位にくる記事は5年或いは10年以上前に書いたような古いものばかり。最近はグローバル向きを書かなくなったのでアクセス数は半分以下になった。そろそろ卒業かなとも思うこの頃だ・・・。

なお、上の平均滞在時間の長さには驚く。どこまで本当か分からない。と言うのは算出方法をniftyが明かさないからだ。長文の記事が多いが、長文だから長く読まれると言う事ではない。アクセスの半分はスマホだから、むやみに長いダラダラ記事は嫌われ、スグ離脱されるのがオチだ。

所で、年末に面白いことがあった。

12/26日曜にアップした平方廃園記事への上尾市役所からのアクセスが多かった。月と火のみで80件中に30件ほどあったから目立った。市議会で四面楚歌になっていた案件だからだろうか。

或いは仕事納めでヒマだったとか・・・(市HPトップ画面には年末年始閉庁案内は無い)

昔の上尾市役所の仕事始めはホールで市長挨拶や永年勤続の表彰があった。その後、職場に戻ったら留守番係を残して解散となり、仲間内で連れ立って大宮へ初詣に行き、その帰りは大宮の居酒屋へ、と言うのが相場であった。

と、上尾百年史に書いてある。

 

と言うのウソ。

古いセンパイが伝えてた。

70年代初頭かな・・・

 

 

 

 

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