テレビで放送禁止のサル痘感染のアレ
女子アナが医師に尋ねた。
「コロナみたいに手を洗えばよいのでしょうか?」
--- 感染者の99%が男性となる理由は放送禁止なのか、それともボリコレ忌避? ---
欧米ではコロナの検査はやめるモードへ移り、新たな脅威としてサル痘へ移っている。先日、WHOはサル痘を「公衆衛生上の緊急事態」と発表した。

それを伝えたTBSテレビは「・・・新型コロナウイルス感染症に続いて7例目です。」で終わっていた。所が、その動画を使ったネット配信記事では、次の文が続いている。「サル痘は男性の同性愛者に患者が多い・・・」と。
昨日は、国内初のサル痘感染者の臨時ニュースがでた。NHKは、都内30代男性と言うだけ、国籍を明らかにしないとあったから日本人とは限らないだろう。そのニュースの最後は下の絵の文章で終わっている。

しかし、そのネット配信記事には次文が続く。
『海外で確認されている感染者の大半は男性で、主に同性間の性交渉を通じて、感染が広がっていると見られるということです。』
サル痘ニュースは以前から海外発で来ており、AIDS流行の初期と似た印象だ。当時はネットが無かったから同性愛者だけの病気とか性病説まで出ていたと思う。しかし、今のテレビ報道では、コロナの次はまた変な名前の病気が日本でも流行るのか、という感じになっている。
どちらも性病ではないのだが、特殊なコミュニティの中で感染が広まっている。だから、リスクの高い行動をする人への啓発が不足すると無知となり、外への感染が発生する。幸いワクチンがあるが、放送禁止用語みたいにオブラートに包んだ報道で良いのだろうか。
実は、先に挙げたTBSのネット記事には「差別や偏見はウィルスと同じくらい危険だ」とテドロス氏の言葉で結んでいるように、テレビでも伝えるべきと思った。
そもそも厚労省会見では、ゲイ・バイセクシャル等だと説明している。また、CNNジャパンが全米でクラスターと伝える記事では、『例えばプライド月間では大型イベントが開催されて大勢の匿名パートナーと接触し、どこでどうやって感染したのかさえ把握できずに保健当局が手一杯に』と、ストレートである。
世の中、きれいごとだけでは済まないことがあるのだから、リスクに正面から向き合わないと、冒頭の女子アナのような質問が出るのだろう。こうして、日本では「隠す病気」の一つになってしまうのだろう。
感染予防の正解は、近づかないことですよね。
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