政治家と国民が一体化してツケを増やす国
それを見ると、日本は、右から左までポピュリズム政党の集まりになっている。

消費税が10%で済んでいるのは、国債発行で借金をしているからだ。消費税0%にして、借金しても大丈夫、潰れないから、と傍流の経済理論を都合よく引用する政党までいるが、それなら所得税もゼロにするとは言ってくれない。
いくら政権がとれない少数党とはいえ、日本を苦し紛れの経済理論の実験場にして欲しくないものだ。まさに貧すれば鈍するみたいなものだ。

一方で、国防費を増やせと威勢のいいことを言う割に、財源は赤字国債である。他の支出を削れと言う度胸は無い。つまりは赤ん坊に請求書を回して戦車を買って見せびらかすようなもの。
インフレが進んでいる。
いずれ日銀も利上げに追い込まれる。インフレが進むと企業業績や給料も増えるから、国の税収も増える。しかし、支出もインフレで増えるし、それ以上に、国債発行残高が多いから利払費が増える。
こうしてインフレにより予算規模が膨らんでも、正味の使える金は減るかもしれない。
仮に、少し改心して財政再建のために増税しても、たぶん利払い費が大きすぎて増税による財政再建効果はなんだこれっぼっちかとなる予感。
いっそハイパーインフレにでもなれば、借金は帳消しみたいに期待されるが、国民の預金もダメージを受ける。
ドルへ逃げるか・・・
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