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2022年7月29日 (金)

第三政党を作ろうとするアメリカの処方箋

第三政党フォワード党と日本の自民党分裂は?

 自民党は大きくなり過ぎた。日本の有権者が、マズいと思いつつも生活習慣病みたいに太った結果だと思う。そこへアメリカから処方箋が来たかも知れない。

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 最近のアメリカでは、トランプの議会襲撃扇動を巡る公聴会が関心を集めていた。その関連で、トランプの共和党における支持基盤は堅いものの、トランプ離れの兆しも伝えていた。また、元副大統領のペンス氏が次の大統領候補を目指すらしいことや、共和党分裂もあるのではという見方まであった。

 たぶん、これもその流れの一つなのだろう。CNNは、米国で第3の政党結成へ 元共和、民主党員が穏健派にアピール というニュースを伝える。


要約すると、議員や州知事を経験した共和党と民主党の人達が「穏健で常識的な多数派」にアピールするために「フォワード」という新政党を結成する。

 その趣旨は、「政治的過激主義が国を引き裂き、2大政党はこの危機から国を救うことができなかった。今日の時代遅れの政党は過激な人々に応えようとして失敗してきた。その結果、ほとんどの米国人は自分たちの声が反映されていないと感じている」と訴えた。

 銃や気候変動、人工妊娠中絶などに対しては穏健なアプローチが有効だと主張する。また、優先順位付き投票制、開かれた予備選挙、選挙区を特定の政党に有利になるよう線引きする「ゲリマンダリング」の廃止、投票権の全国的な保護を提唱するという。

 「米国人の62%が第3の政党を希望している。この数字は過去最高だ」と言い、秋から党の基盤づくりのツアーを開始し、2024年末までにほぼすべての州で法的承認を得る計画という。今秋の中間選挙には擁立しないが、他党でも理念が同じ人は支持するという。

 今までもマイナーな第三党は有ったが、今回は全国組織を目指している。もの凄くカネがかかるがアメリカは個人献金が多いから可能なのかもしれない。

 背景は、昔は共和党も民主党も重なり合った部分があったのに、今は共に反発しあっている。共和党には白人主義やネオコンと言われる勢力、民主党なら急進左派がいたりする。そうした左右対立に辟易したアメリカ人の受け皿を目指すらしい。ただし、これを中庸とか中道と言うと、耳当りは良いものの立ち位置が曖昧になりやすい

 でも、フォワード党が一定の勢力を持つと、アメリカは連立政権が必要となり、(混乱するものの)政策の極端化は減り、ヨーロッパ並みの政治形態に近づくと思う。

 そこで連想するのは、日本の自民党の分裂。

 どう見ても大きすぎるし、実質的に一党支配というのは非民主主義国に近い。バブル崩壊後の平成30年間、日本を衰退に導いた責任を取らせたいが、代替え政党が無いからムリだ。

 宏池会の岸田首相は、前任者らとは政治理念が異なるのに、彼らを気にするあまり独自性が弱い。温厚な人柄のみで持っている感がある。

 そこへの突然の訃報は、変化の機になると思ったが、見せつけられるのは見苦しい人事抗争だったりする。そして先の選挙で見たように、支持基盤が既得権益化した業界票だったりするから、分裂したら予算が減る不安から、党分裂を望まない。

 だから、フォワード党というアメリカの処方箋が効いたら、『日本だって大政党が分裂しても平気だ』という安心感を得られるかも知れないが、それもまた遠い話になる。

 本当は、コロナウィルス並みに変異して、環境最適化してほしいものだ。

 

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コメント

無責任、抽象的な物言いであることを承知の上でーーー。
日本で「フォワード党」的なムーブメントがないわけではないのでは?
維新も、れいわも小なりといえどもその流れではないでしょうか。
しかし既存の政党は自民党から新しいムーブメントに至るまで、現状の閉塞状況(経済的、社会的)を突破するグランドデザインを描けていない(アベノミクスは、正解であったのか?)と思います。
集権的な一国社会主義はうまくいかないことは、はっきりしたと言っていいと思うが、野放図な市場経済が、「経世済民」と言う点で満足できるものではないでしょう。
安倍首相を世界的な政治家であったとモディ首相は言いましたが、グローバルな世界に相応しい経済理論がそろそろ出てきてもよさそうなのに、未だに国民経済を中心に据えた理論に留まっているのは、日本のみならず世界の経済学者の怠慢ではないでしょうか。
いや、政治家、思想家(哲学者、宗教家)も含めての怠慢と言うべきか。

●壮大なコメントに深謝。
で、噛み合わない返答です(^-^?)
 大きな対立政党からの分派という形なら、自民と社会党から離合集散した旧民主党が近いですが、民主党は二大政党制を目指し、フォワード党は二大政党制からの決別なので、違いますよね。民主党は幅が広すぎたこともありますが、百年に一度のリーマン、千年に一度の大震災と運も無かった。
 フォワード党は元議員や首長経験者を核にしているため、維新がそれに近いですが、維新は右寄りイメージと議員の素性の悪さというかマッチョな体質は中道向きではない。 れいわは基盤がないし、極端な主張なので中道のはずも無く、サンダース風の急進左派みたい。
 安倍さんへの冷静な評価は、喪中につきムリ。
民主党時に超円高が有ったので、アベノミクスは日本には円安がよい、という古い考えでしょう。しかし自国通貨安が通ったのは、アメリカが円安容認したからであり、もはや「日本は経済ライバルではない」という返事。 その円安のための0金利で預金は酷い有様でしたが、(国費で買い上げた)株高だけでなく、配当利回りも昔よりすごく高くなりました。

 この円安のプラス時代は終わり、今はマイナス時代へ入ったようですが、努力しなくて済む円安で日本企業の競争力は落ちたかも。サムスンの利益水準はトヨタとソニーを足しても届かないし、技術力も高いのは良い例です。
 一人当りGDPが先進国で下位なのに、アベノミクスを成功と言うのは、凋落を認めたくない負け惜しみに聞こえます。嫌韓中の人が中韓に追い上げられた十年は屈辱のハズなのに。
 思想よりも経済成長に答えを見出すほうが日本人向きだと思うのです。でも、どの産業で飯を食えるのか分からない。それでも、人口減少を生産性向上で乗り切るつもりがあれば豊かになれます。

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