家をつくるなら♪上尾市。年少人口の転入超過は県内2位
都合の良い真実。マイホーム取得の穴場、あげお。
広報広聴課が伝えない「都合の良い真実」というべきか、ここがイチ押し上尾!を書いてみる。なお、広報では「異動人口」と書いていたので、その職員を人事イドーしよう (^^♪
既に、上尾市の転入超過が増えていることは書いてきた。去年は全国で21位(推定)だが、それは新規陽性者数みたいにあまり意味のない値だ。大事なのは、その年齢内訳にある。総務省の人口移動統計で、5歳等級別の転入超過数が分かる。なお、その値は統計あげおとはやや異なる。
少子化の中にあって、子連れ世帯をどれだけ呼び込めるかが自治体間競争のキモであり、勝者は「子育て世代に支持された街」と誉めそやされる。その指標の一つ、年少人口(0~14歳)の転入超過数について、県内での上尾のポジションをみた。なお、人口126万人のさいたま市は”区”に分割して比較対象とする。
19年、上尾市は126人で県内11位だった。転入超過なのだから、そもそも良い方である。
20年はコロナ禍だが、元の超過総数が1372人へ増えた。うち、年少人口は316人で一気に4位へ躍進した。
21年、総数は1936人へグンと増えた。前年二位の川口市は1964人で大幅に失速していた(若者は増えても、中高年層は転出超過である)。そして、上尾の年少人口は299人で3位となった(市順では2位)。
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
緑区 | 緑区 | 緑区 | 507 |
浦和区 | 浦和区 | 浦和区 | 334 |
西区 | 岩槻区 | 上尾市 | 299 |
見沼区 | 上尾市 | 見沼区 | 295 |
越谷市 | 見沼区 | 大宮区 | 268 |
加須市 | 西区 | 岩槻区 | 207 |

反対の、ワーストをみると、川口市(▲328人)、和光市(▲266)、戸田市(▲243)という人気市が並ぶ、意外な顔ぶれだった。南から北へのシフト現象かもしれない。
国内では、子育てするなら「東の流山市、西の明石市」と呼ばれるほど二つの市は有名だ。そこへ割って入るのはおこがましいが、子育て自慢には転入増だけでなく出生率の高さが必要だ。「母になるなら流山市(出生率1.55/2020)」や明石市(1.7/2018)と比べると、1.22の上尾市はムリだった。
その明石市というと将棋倒しの大惨事を思い出すが、近年は良い面で有名だ。泉市長の発信力と政策によるものだが、位置的には、人口29万で隣に神戸市、その先に大坂(梅田)というロケーションだった。つまり、時間距離では、さいたま市とその先に東京・新宿がある上尾市と似たベットタウン市である。
そして、令和の三年間に限れば、上尾の方が転入超過数は多い。つまり、出生率が低くても、子供持参で次々に来てくれれば、カネのかかる支援をせずに済んで楽である。つまり、ファミリー人口獲得のコスパは上尾市が日本一かも。そこを広報は、もっと自慢すべきだ (^^♪
市政を褒めているのか、貶しているのか分からなくなったが、ムリな差別化やバラマキ的な子育て支援策をとったわけでも無いのに、成果を得たのは凄い。しかも、増えた理由(文末)を行政自身が地の利と認め、自らの政策を手柄としていないのは正直である。
でも、昔からの宅地開発(供給策)の種が官民でタイミングよく実ったということは挙げても良い。多分、緑区も似たようなものでは無いだろうか。緑区は上尾の半分の人口で年500人とは、それはそれで別次元の心配をしていた。緑区美園エリアは教室不足を解消し、小学校と中学校が相次いで完成した。
♬ 家をつくる~なら ♪ 安くつくる~なら ♪ あげおし~♬
でも、来年から転入が減ると、
コロナのおかげ、と言われる (>_<)
参考(クリック拡大)
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