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2022年10月18日 (火)

上尾市の限界集落

最近、限界集落※に関するニュース記事を二本見た。※65歳以上人口が全体の5割を超えた地域のこと

地方なら珍しくは無いが、朝日の記事は都内に9カ所あると言う指摘だった。最高は大田区東糀谷6丁目の64%、共通点は都営住宅の存在らしい。

 東京23区にも「限界集落」高齢化する地域、誰が支える?

で、思い出したのが、7年前に上尾市の団地の高齢化率を調べたことだ。じゃあ、今はと探った。まず上尾市全体の高齢化率は27.6%(63,623人)で、これは全国平均(28.7%)よりやや低い。R4年 9月30日 町丁字別年齢別人口統計表より


団地等 高齢化率 高齢人数
上尾東団地 56.1% 240
シラコバト団地 55.2% 459
尾山台団地 49.5% 1,290
西上尾第一団地 49.1% 2,459
西上尾第二団地 48.5% 2,179
戸崎団地 46.8% 104
ソフィア上尾 46.1% 460
根貝戸団地 46.1% 213
上尾第一団地 43.0% 165
原市団地 42.6% 1,035
富士見団地 37.0% 647

本当は町別で高齢化率がでると良いのだが、残念なことにExcel公開データはトイレットペーパー風の垂れ流し形式なので、算出できない。なので、団地となったわけ。団地は二世帯住宅にできないし、立地は高度成長期に交通利便性よりも供給重視だったから、立地が悪いと人気もない。

ところで団地を集落と呼ぶのは違和感あるだろう。しかし、名付け親の大野教授は批判を覚悟で限界集落という表現を用いている。それは91年のことなのに、日本人には少子化(人口減少)への危機感は相変わらず低いと思う。

あらゆることが、今まで通りにはできなくなる(持続不能)のに、既に慢性疾患のまま適応できない日本人のぬるさ(無責任)みたいなものを感じる。

身近な例で言えば、学校統廃合の反対にみられる保守的な姿であり、まさに限界思想である。

もう一つの記事は、噂の現場みたいなものだが、別に珍しくはない。

「限界ニュータウン」のいま 新築時2600万円→100万円台に“大暴落” 

過去記事 上尾市の地区別(地域別)と団地の高齢化率や平均年齢
 
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