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2022年12月11日 (日)

埼玉県のインフルエンザ・グラフが改善された秘密

2 min read 

 少し前、今冬はインフルエンザとコロナの同時流行か、という不安系ニュースをテレビが流した。背景の一つに、安心安全を気にすることが善行みたいな時代の風潮を感じた。習近平でもゼロコロナはできなかったが、二年間も「ゼロ・インフル」は実現できた。なので、行動制限解除は流行の要因になると言われたが、今のところ報告数は少ない。

●埼玉県の今年の状況はインフルエンザ流行情報に毎週のっている(※1)。

そこでは、昔から、Excelの折れ線グラフで説明している。クリック拡大


20221123

 しかし一般人が見たら、横軸が週番号なので、どこが何月なのか分かりにくい。図の0.02と示す時点は、11/7(月)~13(日)の一週間のことで、毎年の共通期間である第45週目となる (報告週対応表)。

 ところが、11月末には次のようにの表示が入った!

Photo_20221210151001

 本来、これが当たり前の見せ方だ。この改善は、11月半ばに当該サイト下にある「お問い合わせ」欄を使った当方の提案によるものだ。

 1週間以内に直しており、非常に早かった。

 が、そうなることは期待していなかった。

 というのは、コロナ禍の二年前に類似提案をしており、詳細は略すが、当時は部分的改善を得つつも、いつの間にか従前スタイルに戻ってしまった。行政の対応が意に沿わないからと言って、固執するのは宜しくないので、離脱した。

 実はコレ、分かる人には分かると思うが、グラフ値は週報値なので、複数年を同一月日としてプロットできないためだ。だから、今回、速攻で直したのはどういう風の吹き回しかと気になった。(注、図の月位置は目安に過ぎない)

 想像するに、提案文の最後に、参考として東京都サンはこうやってますよと都のグラフ(下図)のURLを教えたためかも。

Photo_20221210153301

 うち(埼玉県)から見て、兄貴分どころか格上団体の東京都がやってるから、やらないわけには行かない、ということなのか? そうだとすると狙った通りだが、鳥取県でやってますよ、なら通らなかったかも (^^♪

 あるいは、担当からの返信には、感染数が増えてきたら、都みたいにグラフ内に拡大図を設ける、とあったので、案外、担当者の資質かもしれない。 参考までに、県庁サイトへの問い合わせでは、返事が数日から1週間で来ることが意外と多い。

 今はアメリカで流行している(※2)。インフルエンザが主だが、コロナとRSの三つの同時流行が危惧され、病床使用率は80%という。NYは公共屋内ではマスク推奨になった。

 コロナは集団免疫を獲得したら大波はこないという説の是非は不明のままだ。それが正しいなら、感染することが予防になるわけで、人為的な予防策(例えば過ぎた潔癖主義)はかえって人間を弱くしてしまう。たぶん、どちらのウィルスも変異するから鎮圧してもまた復活するのだろう。逃げ切れるのは体力のある人であり、そうでない人は薬に頼るというわけか・・・。

※1 埼玉県のインフルエンザ流行情報

厚労省 インフルエンザ過去10年間との比較グラフ(12/9更新)

※2 米インフルエンザ患者急増、入院者10年ぶり最多

 

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