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2022年12月 7日 (水)

上尾市の教育集いはVAR判定で失敗へ

場末の映画館に見る、やっています感。

目次メニューへ   3 min read

最近、2つのイベントに出席した。共通する根深い問題があるので書く。

●「新しい時代の学びにふさわしい学校を考える集い」

11/12土、文化センターで開かれた。長いタイトルだが、要するに学校統廃合問題の一貫だ。

 前段は建築系教授の最新式学校の事例、後段はパネルディスカッションで、学校長やPTAの人達が登壇して(なんとなく仲間内の)意見交換をする。(既に案内サイトは閉鎖しているが)二時間くらいだったと思う。午前と午後の二回やった。

 同じ内容を一日に二回やるとは信じがたいが、多くの市民や親たちに聞かせたいというなら、明かに過剰であり、実際失敗だった。

でも、その失敗ぶりを、市サイトの写真を見ても 絶対に分からない。わざわざ「集い」と名乗るなら、キモは『何人来たか』である!

市の写真は、見せたい部分のみを写しており、サッカーボールが線外にあるように見える効果と同じなのだ。ここは、VAR判定と行きたいが、下の写真で代用としよう。クリック拡大

Dsc_0888

 午前は約30人と聞いた。午後は何かの授賞式を冒頭に入れたため(上)、それなりの親たちが来ていた(スマホで撮っている)。そして、現役の親子達には統廃合は無縁だから、式が終われば帰り、観客席には畠山市長らを含めても33人位だった。まさに場末の映画館並みだ。

 遠くには寝ている高齢者もいたが、何人か背広服姿の人が不釣り合いだった。次に控えたPTA関係者だろうか。というわけで、素の市民はおよそ20人?が、市内で一番でかいホールに来たわけだ。反対派の議員や党派的な人は見なかった…。

 長澤教授の話は退屈だった。既知の分もあるが、ようするに新築事例のオンパレードだ。そこに行く着くプロセスの泥臭さと自治体や住民の葛藤を語れないのだからキレイごとである。案の定、この先生ダメだなーと確信したのは、締めのフレーズだった。

Photo_20221207001801

『学校は教育施設ではない、学校は学校である』

 禅問答みたいなまとめで、したり顔されても困るんですよね。

 当方なら、「学校も人口オーナスに向き合あわないと未来はない」かな・・・。

 結局、後半は見ないで一緒に来たSさんと帰った。

お茶しようとしたが、文化センター内も市役所横もやっていないので、ル・ソレイユという店に入った。店主らしき人に、コーヒーだけでは割高ですからパン買って、と言われ、困った。

Photo_20221206225201

甘いの避けたら、腹持ちしてしまった。今まで素通りするだけだったが、パン屋喫茶みたいな初体験をした。この日の忘れられない二人の集いと想いで…。

●足りない姿勢

 イベントが終わると直ぐにサイトを消してしまう悪い癖がある。アウトプット(成果報告)が必要なのにそうしないこともある。講演会なら何人来たかは最重要指標であり、そんなイロハにも無関心だ。「無事終わる」や「やっている感」で満足してないか。上と次のデジタル講座ではアンケートもしたはずが、その集計報告すらない。きっと、少な過ぎて統計的有意では無いためかも ( ゚Д゚)

よって、お役所仕事とこき下ろして何が悪いだろうか。更に深刻なのは、彼らはそれに慣れきっている節があることだ。 

●デジタル配信サービスの講習会へ参加

 図書館本館で11/22に3つの講習会が連続的に開かれた。音楽配信のナクソス、日経テレコン21、朝日新聞クロスサーチを午前と午後に各二回やっていた。計6回である。

 日経の記事検索の回にでた。日経の講師はオンラインだった。ただ聞いているだけだが、最後に質問はできた。もっと質問したかったが時間が押していたのでやめた。他の講座がどうだったかは知らない。

講座ごとの参加者数 午前の回 午後の回 参考・去年度
ナクソス 3 1 17人
日経の記事検索 5 6 14人
朝日新聞の〃 3 4  ---

今年は述べ22人。なんだ、これっボッチ、とビックした。

集客案内が悪いのではなく、そもそもニーズが無いのだろう。ちなみに、去年の人数には図書館職員が(研修を兼ねて)含まれている。経費(講師料)はタダであるから被害はない。また、学習スペースを新増設したので、例年のような集会室で勉強したい人への悪影響は少ない。

担当者には、「来年は土日で勤め人相手が良いだろう」と勧めた。(休日だから)先方講師に依頼できなくても、システムの概要と初歩的な操作案内なので、その程度なら市職員で十分できるはず。テキストは借用すれば良い。

 こうした市の事業で欠けているのは、コスト情報の開示が無い事だ。

上の三つの月額は約75,000円、年90万円である、サブスクみたいな定額制だから利用しなくても請求書が来る。要するにサービスの対価をいろんな機会をとらえて告知すべきである。しかし、そうなっていないのは市政のコスト意識が希薄なためだろう。その成果が、官も民もそろって他人のカネを使うという意識になる。 

 これは出ていないが出演者は11人で市職員が3人という。と書くと、水増しイベントと誤解されやすいが、純粋な自由出演らしい。ただし、館長の出演はカウントに微妙だ(^-^?)。

 初のイベントなのに早々に案内ページを消し、結果報告も無い。例えば、この本は小学生女子だとか公務員男性とかのプロフィール位はあっても良いだろう。参加者の多様性が伝わらないと継続性が削がれる。なお、このビブリオバルは以前から企画されていたものであり、それ以上でも以下でもない。

 

 

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コメント

上尾市は上尾市である。悲しいけど。
市民税がもったいない。学校は学校である。ですか。
どうせなら、われ思う故にわれあり。コギト エルゴ サムぐらい格調高くって
要求したいところ。
仕事が忙しくなり、参加できなくて残念でした。
ガラガラのイベントもなかなかですね。
大学時代は社会学を専攻したので、「学校は学校」ってなんか気になる
フレーズですね。椅子は椅子だけでは存在しない座る人がいて椅子になる
なんて学部の教授が講義してました。
学校は生徒と教諭がいて学校である。建物だけで存在はしない。
用務員のおじさんもいて充実する。

聴講したかったのですか?
それは残念なのか幸いなのか分かりませんが、
下記に動画とpp資料があります。

http://www.city.ageo.lg.jp/site/iinkai/325860.html
耳が良ければ聞き取れるでしょう。

たぶん78年生まれからの団塊ジュニアの48歳前後層が高齢化した時、日本は人口オーナス最悪となるはずです。今の老人は逃げ切り世代なのに統廃合反対を唱える人いますね。


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