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2023年3月の9件の記事

2023年3月30日 (木)

丸山公園の桜と上平公園の桜

上尾百景

今年の桜は早く咲きましたが天気がずっと悪く、良くなった時にはかなり散っており、色もあせていました。

去年秋に続いてPixel 6aの威力を試しに行きました。好天では無いためやや冴えない色です。

●丸山公園の桜

特にフォーカスロックを多用しました。被写体の中で、焦点を合わせたい部分でロックし、その後カメラを動かして構図を造るやり方です。前スマホには無かったので重宝します。オートフォーカスだけだと平凡になります。

そして、Pixel 6aは広角レンズ27mmと超広角レンズ16mmしかありません。つまり望遠レンズが無いのですが、この機能のおかげで、ボケの効果を演出できました。以下写真はサイズ縮小済み、クリック拡大。

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画像比率(アスペクト比)は16:9よりも4:3の方が自然な感じで好みです。
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↑手前の雪柳、桜、遠くの橋と中島のメタセコイヤのてんこ盛り風景。
特に後者は、これぞ丸山公園という必須アイテムなのです。
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↑ 大好きなパノラマ写真。流れない池は汚いです。

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●上平公園の桜

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白っぽい桜は遠目にはきれいです 中学校給食共同調理場

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園内はかなり散っていましたが、ここだけキレイ。


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パノラマ写真。日光の加減で色がでなかった。トリミング済み
  
 

2023年3月27日 (月)

Chat GPTは始まりにすぎない。トランプ逮捕の写真へ

生成AIのことを日本では少し騒いだ程度、野球の方が面白いらしい。

追記 4/18  AI作成画像、有名写真コンテストで最優秀賞を獲得…BBC

 


イノベーションはマーケティング理論通りに革新者(イノベーター)の数%から始まり、流行に敏感で情報を集め判断し採用するアーリーアダプター(初期採用層)13%へと進む。この層が少ないとその後の多数派となる追随者も遅れるのだ。

●チャットGPTに見出しを作らせた

 3/7の記事「上尾東武ホテルの安すぎるランチ。ジョリーテーブル」の文をコピーして指示した。一秒以内に…

G「高齢者が多いホテルの隠れた名物ランチ!自分で取りに行くセルフサービスが魅力」

完成度はともかく、間違いではないタイトルを出した。続けて、「もっと興味を惹くように」とか、「長すぎるから短くして」とか、最後は「25文字以内にして」と回答と質問を繰り返したら・・・

G「高齢者が集うホテルの名物ランチ!」

子供向けのタイトルにして。

G「おばあちゃんたちが大好きなホテルのランチ!」

これは、記事に女性客が多いと書いたことを認識していて見事だ。

海外製の生成AIについて日本人の関心が低いとしたら、IT化の遅れよりも、先進国の中で一番、英語が話せない国民性もあるのではと思う。

なお、チャットGPTは翻訳もできるから、Google翻訳では分かりにくい時に重宝する。日本語関係の蓄積情報が少ないとか、古い情報に詳しくて新しいことは不足している感はある。

しかし、自然な文章を造る力は革命的であり、語彙力のある文章が作れることになり、子供が宿題を済ませるレベルではない。もっと深刻な脅威にもなる。

例えば、海外から来るフィッシングメールはヘンな日本語なので、直感で怪しいと分かり引っかからない。たぶん英文をそのままGoogle翻訳しているためだろう。しかしチャットGPTを使うと詐欺文章が本物らしくなる。

そうした危惧は、全く別な面からつい先日あった。

トランプ大統領が逮捕された瞬間の写真

その数日前には逮捕近しのニュースがでていたのだ。

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これは、実写のような超高画質の画像を作れるMidjourney V5を使って、「ドナルド・トランプ前アメリカ大統領が逮捕された」という偽画像を大量にTwitterで公開したユーザーが現れたのだ。

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 詳しくはこちらへ 

実際はジョークの強い作品である。逮捕時とその後の裁判から収監、あげく脱獄劇とその結末マテで楽しめた (>_<)

フェイク写真が簡単に作られてしまう。

もちろんまともな利用の方が圧倒的に多いのだ。アドビ(Adobe)は、商用利用に特化した画像生成AI「Adobe Firefly」を発表したばかりだ。絵心がなくても、センスが無くても玄人はだしの画像が作れるようになる。なお、アドビのストック画像が元なので、新たに作られた画像の著作権問題の心配は無いという。

いずれにしても、生成型AIの普及は今までとは比べようが無い位に、膨大なネット・コンテンツを毎日生み出すことになる。その結果、事実とフェイク或いはフィクションの区別がつかなくなる。

素晴しいテクノロジーなのだが、悪意のある素人がプロを装えるわけだ。

 

参考 似た者同士

 TBS 北朝鮮の“新型兵器”は「ねつ造の可能性」

 

2023年3月24日 (金)

上尾市_学校統廃合のトップページが完成

●目次メニューへ

今まで、教育総務課と教育委員会で混在案内したものを一つのトップページを設けたことで、アクセスが楽になりました。こちら へ

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このテーマで、近隣自治体のサイトをサラッと見た中では、羽生市のサイト が良い印象でした。

一つの長尺ページにてんこ盛りですが、他市のように分散していないので、ここに来れば見落としは無いなという安心感はあります。但し、長尺ページではページの上側かサイドに目次リンクが欲しいですけどね。上の上尾サイトは目次を兼ねた図版からリンクしているので良いです。

それにしても、行政用語は長い漢字の羅列で読み疲れします。

なお上尾市のタイトルは依然として、「学校施設」の更新のままでした。タイトルを直すのは勇気がいるんだなーと感じます。そこは残念なので、パプコメに提起した意見を再掲しておきます。

P4-5 計画案のタイトルについて

上位計画「公共施設等総合管理計画」の下位に本計画があるのは行政手続き的な話であり、P4の目的を抽象化すれば「学校環境の激変への適応」であり、施設更新よりも『教育更新』が本質的な目的のはずです。

「学校施設更新」では古いハコモノ思想を連想させ、教育的視野が弱い印象です。ハード(施設)とソフト(教育)の問題だと見るべきですから融合したタイトルが望ましいです。市により「施設更新」と「再編成」に分かれますが、後者のが良いです。統廃合を使う市もあります。例 熊谷市は「学校規模適正化(統廃合)」

 

 

2023年3月19日 (日)

学校統廃合パブコメにみる多少派と海外出羽守

サイレント・マジョリティは筆記し、ノイジー・マイノリティは怒る!

目次メニューへ  最新版学校施設更新計画基本計画の改定

 最近は、「上尾の経済」の方が関心を集めており、去年のアンケートの衝撃結果を最後に、「学校統廃合」の関心は薄れています。唯一「年250校廃校する日本」が安定して読まれますが、市外からです。

というわけで、今頃に気の抜けたパブリックコメント応募文の公開です(末尾に)。一般に、応募は反対者が多く、中には反対のための反対意見もあります。なので、サクラではない建設的な視点で出しました。なお市サイトは応募文の報告のみで、回答作成中のようです。

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 ●上尾のパブコメが多くなった背景

学校統廃合は全国各地にあり、だいたいパブコメ募集をします。まずは上尾の結果です。

実施期   応募人数   件数  メール率  テーマ
2021/1月  137    420  20%   学校施設更新計画…(案)
2023/1月    96    373  33%   今回の 〃 (素案)

件数よりも人数がキモです。今回は96人へ30%減りました。一方メール率が増えたことから、出すのが面倒な方が離脱したと想像します。それでも市が警告した出せ出せ運動があったように、相変わらず多いです。深い比較はしてませんが県内では最多な方でしょう。

・埼玉県公立高校の統廃合 1期計画に54人・109件、2期に93人・211件
羽生市の統廃合 小学11と中学3を40年後までに義務教育学校3にする計画の1回目は1人・2件、2回目は 4人・28件
熊谷市の統廃合 小学校30、中学校17を44年までに小学校19、中学校10校へ(18校減)。既に2校は人数減少で廃校予定。2018年の意見 7人・11件
  • 近年の急増は、住民参加というより党派性の強さ?

かって上尾の世論を沸かせた図書館移転問題の初期、2014年のパプコメは35人・122件でした(上尾地区57%、メール率43%)。その後の図書館サービス計画でも21人・95件ですから、いかに本件が多いか分かります。

選挙の投票率は他市並みですから、住民参加が熱心という理由ではありません。また、他のテーマで行ったパプコメはスカスカです。また、少子化エリア内から多く応募されたとも思えません。メール率の低さからSNS効果もありません。

共産党は当初から反対し、前回は、秋山もえ県議が反対のためのパブコメ提出を呼び掛けていたので、政治的な運動効果なのでしょう。市政最高と思える420件も来た日には担当者も逃げ出したくなったとか…。

政党や市民活動としては自由ですが、団体としてまとめた方が類似意見が分散するよりも効果的と思います。まぁ、それは余計なお世話かも。なお、本件とは別出ずか、人口比では県内どころか全国上位と思える数で特定部門を過負荷に追い込む問題があります。それはまたの機会に。

●再びアンケートから教員とサイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)

全体の再編必要系が68%、不要系13%を圧倒して5対1です詳しくはこちら

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特筆は教員の支持率が最多なことです。日教組という連想から意外でしたが、それは古いと怒られそうです。教員不足や働き方改革の問題から当然なのでしょう。

ランダムに一般向けを募ると回収率が下がって高齢者に偏ります。今回も選挙並み35%となり、60歳以上が54%を占めました。でも「必要」がとても多いのは意外でした。反対運動に高齢者が目立つ一方、高齢者のサイレントマジョリティはもっと多いのです。

若い保護者らの回答は予想通りです。当事者なので「反対」に傾くよりも不安を抱く人が多いと思いますから、市の対応策次第で更に理解を得ることが可能です。ただし当事者意識は子供の卒業と共に薄れます・・・

繰り返しますが、ハブコメや公聴会(高齢者が多いと聞く)には反対者が集まるために反対意見が多数派となります。しかし、一個人の発言であって全体の反映ではありません。そこだけ見て「皆反対だ」と言う方はいませんし、いたら対比概念としてのノイジー・マイノリティです。

とにかく全員賛成は有りえませんから、少数意見を尊重しつつも多数の総意へ進むのが民主的です。

●パブコメに想う

ロクに調べもせずに書いたり、もっと早く知らせろ、告知が足りないと怒る方はいましたか? そもそも長期プロジェクトを、いきなり『どうする?』と問うはずはありません。わが身、わが地域の損得にならないと無関心なのが人情ですからその批判はしません。そもそも2018年には問題提起をしています。

また、市民が土曜に来なかったことを非難するのはお門違いです。過剰待遇(大ホールで二回)しても、関心がないから来ません。ポイント付ければ別ですが…。当方が指摘した狭い部屋で一回なら、"狭い部屋で集まりにくくするのか"とクレームが来そうです。

  • 学校規模が何人がいいのか、の学問的結論はない

かの図書館移転問題では、図書館のあるべき姿という純粋論よりも、市長の私物化だ、地域エゴだ、ムダな公共事業だ、税金チューチュー等々、分かり易い反対論も目立ちました。しかし本件は、ゼネコンや政治家などが肥える案件では無いため、そうした不正批判は無いのです。つまり批判が難しいのです。

本件は「リソースの分散ができない時代への公教育の存続」がテーマですから、反対者は時代認識を否定するとか、「純粋な教育論」で反対するわけですが、正解や正義不正義の無いテーマです。それを教育専門家ではない市民が語っても、個人の感想や体験の域を出ず普遍性に乏しく、「あぁ、そうなんですね」で収束しません。

反対意見で多いのは、「少人数クラスの方が良さそう」です。しかし、定説となる(国内の)最適人数のエビデンスは無いみたいです。例えば、X県では、またはY市では、過去十年間25人学級を続けて学力が向上した、とかの成果報告を知っていますか? 或いは、人数の少ない辺地校ほど学力が高くなるという報告は?

「無い」から引用されないのです。

だから、フィンランドではの欧米例を持ち出す海外出羽守が現れます。最近の例だと、「フランスでは事実婚を認めて子供が増えたから日本でも」がそれ。

  • 親は子供に学力向上を願う

私も教育専門家ではありませんが、小学校での学力の一番の決定要素は「先生」です。そして二番目は無い、と言う位に先生(指導者)の影響力は大きいと考えます。

今回の素案に、教員問題を取り上げたのは遅ればせながらも大きな進歩です。

参考 (一部)

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2023年3月16日 (木)

尾花レポートに見るアルアル感-2

前記事のつづき 4min read

尾花レポートをメリハリないと嘆く市民もいるが、他議員のそれと比べると新鮮だった。以下は感想記、枠内は蛇足。

1.昭和の都市計画と企業誘致

昭和40年代に作られた都市計画が生きていて、今の時代とズレるから見直しをと提言する。(体験談を文末に)

例として、首都高延伸によりインターチェンジが期待される堤崎に企業誘致をすべきだが、農地以外に使えない。そして、役所内には土地転用の必要派とムリ派がいるが、双方がまともに議論した節は無いと指摘していた。

二つのICを持つ桶川市には企業誘致の大型成功事例がある。加納ICの工業団地でシーエックスカーゴ(生協)の流通本社が事業拡張して大型倉庫ができた(7万㎡・デベロッパーはDLP桶川)。一方、上尾にも物流倉庫の進出ラッシュが起きてブログで取り上げてきた。6大倉庫の延床が約40万㎡へ巨大化し、桶川なんか目じゃないが、市は成果自慢していないから棚ボタなのだろう。下で口を開けるのも努力という…。

用地転換は十年仕事なので受け身のお役所仕事ではタイミングを逃す。すると企業は勝手に市街地でさがすが、適地は少ない。最悪、資材置場や産業廃棄物等置場という招かざる輩が乱開発し、公が残土の尻ぬぐいまでさせられるのはテレビ報道でお馴染みだ。

元々、埼玉県への企業進出は多い。2009-18年の十年間の転入超過数は日本一だ。東京からの転入が8割位で、地価が安く交通インフラ(圏央道、外環道)が理由だ。帝国データ調べ

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今は圏央道効果で物流センター進出に沸くが、倉庫業は雇用吸収力が弱い。製造業を期待しても食品系が目立つ。超過数はすでにピークを過ぎていて、地の利だけでは頭打ちとなりそうだ。企業立地課の実績

2.共同ゴミ施設の周辺開発とは

伊奈町と上尾市のすれ違いを指摘する。県議選を意識した伊奈町票の開拓につながる巧みさだが、こうした案件は公益と私益がからみ、彼のような保守系議員にタカル人が現れるから要注意。私的には、2市町は別居婚レベルまで提携を深めて欲しい。それができるのが保守系の強みだろうと思う。

3.上尾駅周辺の再々開発とは?

記述が少なくて不明だったので勝手に書くと…

  • アリコベール(1983年)などの再開発の可能性?

 丸広坂戸店が去年閉店した。丸広上尾店は不動産業として凌いでいるのは、昔々、上尾の第三セクから安く買い取ったことが効いているかも。その百貨店という業態が時代遅れと言われて久しいが、総合スーパーにも及んだのが、先日のイトーヨーカドーの大規模閉店ニュースだった。

 前にも大閉店していたので、またかと思っただけだが、都市圏への集中だけではなく衣料品をやめて(肌着類は残す)、食品スーパーに徹するという深刻さだった。売り場のパートさんも浮足立つ。

 上尾駅前店売り場を縮小したばかりだが、遅かれ早かれ衣料品は専門店に任せるのだろう。西口の大家である昭和産業も、ショーサンビル売却では済まなくなりそう。アリコベールもショーサンも「昭和の経済」を入れたままでは残れないわけだが、私的には、丸広は地下食品売場をヤオコーに任せればよいと思う。

今、東口ペディストリアンデッキのタイル補修をしている。下地コンクリも劣化して全面補修になったが築40年だからなのか? たまたま中央病院の新棟も外壁タイルの張替え中だが、そっちはSの施工不良とか・・・。前から気になったのは仲町谷津線(H20/1)のこと。〒局前の踏切から駅寄りにアンダーパスで東西をつなぐ。東側は空き地化できたが西側はまだのよう。その道は尾花ビルの横なので関係者になるのかな、ということ

4.水上公園の再開発に上尾からの提案は

スポーツ科学拠点という曖昧なままで、誰もよく分からない。市議会は大野知事に要望を出したが、「アスリートだけでなく多くの県民・市民が集う場となるよう、屋内プールの整備などを計画に」と言うだけ。スポーツ団体の組織力が圧力になるみたいな話は五輪でも聞いたが、それとは違うかな?

あの隣にある老朽化したスポーツ研修センター(宿泊付き)や中の老朽ジムを機能移転して増強する提案をして欲しかった。県にも市にもメリットがあり、プールよりは安上がりだ。

5.GLP上尾と交差点の渋滞

現在の上尾陸橋からイオンまでの間は、下りの渋滞が頻発、上りは空いている。レポートにはGLPの車は、左折インで入り、右折アウトがルールとあるが、左折アウトの誤植である(前に確認した)。でも本当にそれで良いか?

GLPの入出車数は分からないが、左折アウトで旧中仙道へ出て陸橋交差点で右折待ちすると渋滞を招く(右折レーンができても)。次に愛宕交差点に進み、さいたま市方面へ右折するとムダな距離と時間を費やす。それなら臨機応変にGLPからの右折アウトを認めた方が周辺の交通量は最適化する。一律に左折アウトは問題だと思うのだが…。

 変われない日本の自治体行政-体験談


田舎に相続の畑があり、毎年、「コシゼイ」という喰えない紙が生えてくる。コロナ禍に県の依頼で測量立ち会いに行った。子供が増えて通学路として危ないから交差点を広げるというが、昔の方が子供は多く、運転も酷かった。反対しにくい理由付けだと思うが、実は県道(旧国道)が昭和30年代、もう一本は40年代に決定した都市計画道路だった。

埃の被った計画を60年後に天日に当てるのは、仕事量を確保したいだけではないのか。長野県はオリンピックで道路をかなり作ったのに、この平凡な2車線の交差点を最大25m幅・歩道含め7レーンにすると真顔で言う。

バカじゃないか、と地元民は白けるが誰にも止められない。交差点近くの個人宅やつぶれそうな事業所を見ると、宝くじに当たったも同然だ。しかし畑は入口道を後退するだけなので、50m幅にしてよと・・・。

こんなのが日本各地で行われていそうだ。

きっと、世界で一番道路が舗装されているのは日本と思うが、

自慢にはならない。

 

※1 アリコベール上尾施設概要

 

2023年3月13日 (月)

尾花あきひと議員レポートの評価-1

そして尾花市議と共産党市議の違い・・・

関連 二人の新人県議選・・・ 、公式サイト:尾花あきひと 秋山もえ 
※スマホのアクセス多いため、やや文章を短文化した。

●質問回数を使った時代背景

 昔、一般質問の回数や質問時間を使った議員評価の記事でアクセス人気を得た。それは、他によい指標が無いからやったに過ぎない。重要なのはそんな評価をした理由である。年間0とか1回という怠惰な議員が四・五人もいた「ぬるま湯議会」だったのだ。

新政クラブが崩壊した今、その意味が薄れたことは、こちらの報告記事からも明らかだ。実施率は8割近くになっている(議長はしない前提)

しかし、「駅前の雑草が伸びた」みたいな子ども議会レベルや、市民生活とは縁遠い抽象的テーマを「義務の消化試合」みたいにやって去った「野心の会」議員など、回数だけは人並みなのだ。登壇=存在アリバイになっている。

回数で評価する限界は他にもある。

質問しないことで有名な渡辺綱一議員は、すぐ寝てしまうという逸話や人当たりの良さ・地域の大地主という話を聞くと、仕方なく議員をしていると想像する。選挙前には一回は質問に立つが、それで当選を重ねるのは投票率の低さがもたらしている。一方、満点議員(オール四回)でも質問登壇とは「やってます感」の証明でしかないことを、昔、星野議員の例に書いた。

かの評価者も理想は質的評価と分かっているが、それは政治主観に左右される欠点を知っている。だから、今どき、誰々は回数が少ねえな、と批判をする人はいない。いたら、ディスりたい心理の現れだろう。ちなみに、満点のK党市議団はここをブックマークに当ブログを訪れる ('ω')。

●尾花あきひと市議のレポートを見る

活動レポート 第24号」は12月議会での一般質問の報告が主で、市会議員として最後の作品だ。内容は特徴的だった。

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  • 統一教会を反日思想団体と批判

当節、統一教会と地方議員との癒着が疑われるが、一切関係ないと断言し、「反日思想を教義に持つ団体」と辛らつに批判した。そもそも連中は当落危うい議員に寄生し、地盤のある人には付きにくい

  • 取り上げたのは分配政策ではなく産業政策

 同志会の中での役割分担かも知れないが、扶助費的な有権者への分配要求のテーマは無い。

1 工リア別土地利用方針の転換・・・これは必見
2 水上公園周辺の今後
3 物流倉庫GLP上尾周辺整備
4 防災無線の補完・改善
5 地域社会から民主主義を

公明や共産さらには衆寓政党、狭い地元愛の人は、支出つまり分配政策で人気取りをする。なので彼の問題提起は希少だ。分配(カネ)を求めるだけなら子供でもできる。分配原資を稼ぐネタを見つける方が責任ある大人である。

政策への感想は長くなるので次記事とする

■■■

尾花議員のレポートや発言の特徴をざっくり言うと、「難しいことを難しく語り、易しいことまで難しく語る」である。

それは、「若いのにたいしたもんだ」という一方、「小難しいことを言う。生意気だ」という嫉妬を生む。後者は、(勉強しない)年長保守系議員や他会派議員が抱きやすい。

専門的な言い回しが多いのは、熱心な勉強のためかも知れないが、度が過ぎる印象は否めない。実は、昔その点を、長く行政仕事に係る某事業主と意見が一致した。彼曰く「お父さんもそうなんだよ」と言って、笑った。遺伝か (>_<)

●漢字含有率を低くする

 80年代の日本語ワープロの黎明期に普及活動をしたことがある。ワープロを使い始めるとビジネス文書が漢字だらけになるので、漢字含有率は三割以下がベターと言うものだ。

尾花レポートは漢字が多い。そこで、比較的柔らかい「5 地域社会から…」で判定したら、漢字含有率は47%となった。半分が漢字だ!※1

パッと見で読んでみたくなる文書ではない。漢字の多さは敷居を高くし、堅い内容は読後感を薄くする。なお、「為」の多用には!。「事→こと」のように避けたいものだ。

行政には「学校施設更新計画」のように漢字用語が多いために仕方ないが、せめて四割位にすれば、つまり表現を言い換える工夫をすれば、かな混じりの会話文に近づく。(本稿は39%)

それには、「正しさよりも、分かりやすさ」、「あれもこれもよりは、精選」を優先し、『難しいことを易しく語る』と良い。そこに、『面白く語る』が加われば文句なしだ。

平易と言う点では、鈴木茂議員レポートは読みやすい(元教師だからと言うことではないと思う)。

●世襲政治家としての若き尾花氏と日本

上尾市では宮下幼稚園の田中議員や鈴木議員が世襲。県議の町田さんはプチ世襲だろう。国会の四人に一人は世襲議員である。

社会が成熟して投票率が低下した影響と思っていたが、そうではないらしい。

テレビでお馴染みの本郷先生によると、「家を継承する世襲は、世の中が納得しやすい。また島国であるため外圧が少なく世襲を継続した」と言う。世襲とは人であり、それは血縁であり、つまりは「家」だという。

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明治維新の担い手が世襲でなかったのは、世襲が通用するほど甘くない、(外国と比べ)日本は強くないという認識が、能力主義を台頭させたといい、日本史的には稀だと言う(維新後は貴族院ができた)。さらに、外圧が無いと変われないのが日本の『ぬるさ』と言い、次の黒船は少子化であり、GDP30位に転落した頃に「これはヤバイと気づくかも」と言っていた・・・。

新陳代謝のためにも世襲は好ましくないが、選挙を経るのでマシな方だ。脱世襲と言っても、党内人事で選ばれた政党候補者や氏素性の怪しい連中が現れたりするので、新陳代謝どころか淀む心配さえある。

私的には日本で世襲が温存されるのは、競争を避ける社会だからだと思う。世間には「二世」を推す組織がたくさんあるが、一番ダメと分かるのは二世俳優である。オーディション抜きで使われる。

●質問の多い共産党と作者不明レポート

 昔から、井上議員や鈴木茂議員らが議会報告をネット公開しており図書館問題で引用した。秋山かほる議員は議会を長期休んだ間はレポートも出さない。さて、質問回数の多い共産党市議団のレポートを見ると、回数の多寡で判断できないことが分かる。

 彼らの報告書は、個人ではなく集団の成果物なのだ。議員団ニュースの「上尾民報」では各議員の質疑報告は2面に少しあるだけ、それは「上尾ぎかい便り」レベルである。

 議員の顔写真をクリックして見られる個別レポートは地域割りされた地域後援会便りみたいだ。「誰である」よりも党優先なのだ。内容はミニ地域紙みたいな寄稿も混じり、少年期を書いたであろう昔話もあってユニークだが、議員レポートの体をなしていない。

 そんな一つ、「戸口佐一議員」の上平後援会ニュースに「戸口」の文字が一つも無かった号がある主語の使い方で本人が書いていないことが分かるが、執筆者名さえ無い。

党内ならそれで済むが、党外の市民にとっては、文章からその議員の総合的な能力を見ることは出来ない

代筆レポートでは、書く能力のない議員と言うことであり、回数で評価してはいけない例になる。そもそも彼らのネット発信は党まかせであり、個人の労作ではない。

つづく

※ WEBライティング用ツール

 

2023年3月 9日 (木)

マイナカードの申請殺到は損失回避の典型

生産性向上という大目的が欠けるニホン。

3-4min read

 一体何回、ポイント締切を延長したか忘れたが、オオカミ少年のフリをやめた政府が、2023/2月末(ポイント申込は5月末)で終わりと言ったら、今までそっぽを向いていた人達が窓口に駆け込んだ。

「ポイント欲しさで自治体窓口はバーゲン会場と化す」という日本の残念すぎる姿だった。

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1.上尾市のマイナカードの申請数

2月末には、HPに混雑警報まででた。2/25土の11時でも最長192人待ちである。

単月の申請は2月が最高かもしれないが、来週に発表だろう。一月末までの申請は167,396人で人口比73%、これは国平均と同じだが、カード交付数132,302の57%は国の63%に見劣りする。

呆れたのは、1月の申請が5000人で、(前回締切りの)12月の半分にすぎないこと。本当にギリギリにならないと動かない人が大勢いる。なおコロナ8波の影響ではないことは明らかだ。一年前からあった窓口へ、子供引き連れてお一人一パックの卵特売に並ぶような光景は、なんとも寒気がする。

ワクチンは健康増進課が、今回は市民課がフル回転した。共にご苦労さんだが、国が義務化ではない中途半端な政策をしつこく推奨したが故に負荷が平準化せず行政は無用なコストアップを、市民は行列という非生産的な結果になった。そもそもポイント付与なんて邪道である。コロナ禍以来、何かくれないと協力しないというヘンな国民性を作っていないか

2022年の市予算。単位は千円/国費

●個人番号カード交付事務費補助金 19,790
●マイナポイント予約事業の委託料 23,387

上は内製、下はNTT系のテルウェル東日本が約半額で落札したらしく、余りは新年度分になるらしい。

 2.行動経済学の通りだった

人々にある行動をうながす動機付けをインセンティブ(報酬)とよぶ。セールスマンへの成果報酬のようにおカネが典型的だが道徳的なものもある。そうした研究を行動経済学といい、その中に『損失回避』という視点がある。人間は『利得の喜び』よりも『損失の悲しみ』のほうが大きく感じるというものだ。

その線で言うと、最後は「損をしたくない」という心理が一気に駆り立てたとみえる。他にも、取得率が高くなりましたよ、というニュースや周りの人は済ませましたよ、という情報が、「少数派になる不安」心理を招き、周りに同調する効果もあっただろう(ハーディング効果という)。

 かくして不毛な騒ぎに見えたが、一つ良いこともあった。

 誰も『三密守れ』と騒がなかった。

 大きな進歩である。

 なお、マイナ反対者の中には、ポイント欲しさに心折れた人もいただろう。それは、別に恥かしいことではない。善悪とは異なる実利的な判断なのだから。こうみると反ワクチン派や副反応忌避の人がいた中で、接種率を高めようと必死になった二年前のワクチン行列と重なって見えた。だから、ワクチンと同じ80%になっても不思議はない。

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3.日本のデジタル生産性の向上こそ不可欠

日本の少子化は深刻である。何度も書くが完結出生数は約1.9人。つまり夫婦間には平均二人の子供がいる。問題は非婚化という若い人の選択(先進国共通)なのだから、子育てへのバラ撒き政策では産まれないことは実証済みだ。それでも選挙の人気取りでカネをバラ撒き続ける(どうせ出世払いだ)。

産めよ増やせよや人手不足を嘆くよりも、日本に必要なのは生産性の向上である。

政府は、「マイナカードで便利になりますよ」というフワッとしたPRしかしない。デジタル行政になると、窓口へ出向く頻度も提出書類も減る。そうした行政合理化が日本中のデジタル生産性向上へ発展するという展望を語れない。

4.用途拡大へ

私的に、健康保険証に使っていないので退蔵カードのままだ。ちょうど確定申告の時期、スマホでマイナンバーを使ってやれるらしいが、決算から税申告までの複雑な書類をスマホ画面でやれる人は少ない(年金所得のみなら簡素だが、それは高齢者なので浸透しない)。

前から国税庁は識別番号とパスワードを登録しているので、今年もその方式でやった。つまり、紙のアナログ提出の他にe-taxのデジタル式には複数あるわけで、こういう多様性がムダなコストを招く。

つい先日、政府は、社会保障、税制、災害対策以外にも拡大すると発表した。50の国家資格や自動車登録の事務も含まれるという。また、マイナで「公金受取口座」を登録していない人への促進策として、年金受給者へ書留郵便を送り、拒否できるが未回答の人は同意と見なして登録へつなぐという。これは、デフォルト設定という方法で、反対者は怒るが、強制せずに誘導することで契約率を高める。これも典型的な行動経済学の手口だ

・本当は運転免許証との一本化を

写真付証明書が二枚あるなんてヘンな国だ。しかし、警察で撮影した免許写真と比べマイナは自分で用意した(盛った)顔写真だから、信頼性に不安がある。もし、それを理由に「警察族」が反対したら、ホンネは既得権益を失うことへの抵抗なのだろう。

5.定量的な効果を説明できないデジタル行政

カードは一枚312円らしい。そこにポイント付与で1億人に平均1万ポイントなら1兆円、それを行う自治体への補助金も大きい。既に2兆円使ったという記事もあった。それでも取得率8割なら、カード持つ人と持たない人への二重行政が続く。デジタル難民という人は一定数いるので紙を無くすわけには行かない。

だから、事務の合理化だけで投資額を回収できるとは思えない。いずれにしてもそうした説明を官僚も政治家もしないのは、無責任である。 

6.電子政府への国民IDだが安全性は?

マイナンバーカードの役割を増やすほど常時携帯となり、運転免許証みたいになる。そうなると紛失盗難が心配だ。かつては免許証でカネを借りられたらしいが、今は顔認証があるからそう簡単ではない。また、マイナカードは通帳や免許証と同じく、人にも見せることがあるので「秘密の番号」ではない。しかし電子政府の国民IDという自覚が無いと、暗証たった4桁は心もとない。

既に、当節のネット上の契約や取引ではワンタイムパスワードなどの多段階認証が当たり前、それと比べてセキュリティは低い。なお、暗証番号を三回間違えると、再設定のために役場に行くハメになる。二回間違えて一日たつと回数が0リセットになるわけではない。そこだけは厳重だ(^^♪。

そういう間違えが百人に一人なのか千人に一人なのかは分からないが、カードと一緒にメモ書き保管する人が一定数いる。まぁ自己責任で、ということなのだ。なりすましに要注意とこれから始まるオレオレ詐欺のマイナ版。

海外の導入でもメリットとデメリットはあるが、辞めたという話は聞かない。仮に、問題が多いとしたら、「それ見たことか」と言うよりも、それが今の日本の実力だと思う。そもそも民主国家では100%の賛成なんてあり得ないし、コロナ禍の体験から嫌と言うほどデジタル化の必須を学んだのだから、義務化すれば良かった。この中途半端さが日本の凋落なのだろうと思った。

 

 

2023年3月 7日 (火)

上尾東武ホテルの安すぎるランチ。ジョリーテーブル

駅周辺で際立つ500円ランチは牛丼やラーメンよりはお勧め。

 先日、友人にチラシをもらった。

上尾駅にある東武ホテルの週替りのランチメニュー表である。三階のフロント横にあるレストラン・ジョリーテーブル(こちら)である(webサイトは無い)。

税込み500円と600円のランチだった。ホテルのレストランにしては信じられない価格である。

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本日、立ち寄ってみた。

客は高齢の女性ばかりだったのでちょっと驚いた。そのうち男性も来たが、知らないと入れないような場所だから、口コミ客くらいかもしれない。ほぼ年金客だ ('ω')

メニューは4種類、ごはん系(中華やカレー)とスパゲッティの洋食系。みそ汁は半額の50円、なんとコーヒーは100円でおかわり自由、持ち帰りもOKとある。

安さの秘密は、メニューを少なくしたセルフサービスにある。

と言っても、自分で料理するわけでは無い。

配膳が無いので自分で取りに行き、最後は返却する。なので歩ける高齢者ならOkだ。

ホテルだから味も良い。ゆったりした席で、駅前の牛丼やラーメン店よりは全然いい。

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写真は、肉焼売と海老焼売、ごはん、サラダ、みそ汁はオプションで650円。

焼売は美味しかった。みそ汁も、汁しか入っていないのとは大違い。

でも、もう一品ないと寂しい感じだね・・・

 

2023年3月 3日 (金)

上尾市の河津桜-上平公園

気象庁の予報(3/2 第6回目)
北日本・東日本では平年よりかなり早い開花、西日本では平年並みか平年より早めの開花へ。東京で3月16日頃に開花がスタートし、3月18日頃には横浜、3月下旬には・・・多くの地点で続々と。
どうやら季節が一か月位、前倒しでやって来る。
上平公園には早咲の河津桜がある。
 みごとな紅葉を見せたメタセコイヤの枯れ並木の下、わが季節が来たと言わんばかりに、たった一本、咲いている。
もうじき満開だ。

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言うまでもなく、ここの桜や紅葉よりも、もっと美しい光景は日本各地にある。
なので、ここが上尾市であるという連想や「馴染み」がある「背景」の風景として撮りたい。ああここは上尾のあそこだな、という既視感がもてるように・・・。
 
Pixel 6aを使い出し、忘れていた昔の写真好きが戻りつつある。
画面は小さいが本機を気に入っている。それは私的な好みではなく世界のスマホカメラの中でも最高の評価を得たようだ。

チャンネル登録者1640万人を誇る海外YouTuberのMKBHDことMarques Brownleeが2022年に発売されたスマートフォンカメラのブラインドテストを実施した。


表示された2枚の写真のうちどれが優れているか投票する方式だ。

最も優秀だと評価したスマートフォンカメラはGoogleの「Pixel 6a」。なお、最下位はまさかと思うがソニーのXperia 1 IVだった。※1

カメラの評価というとレンズを中心としたハードの優劣になりがちだが、今はイメージセンサーが捉えた目には見えない情報までもがソフトウェアの力で再現描写されており、総じてコンピュテーショナルフォトグラフィーという技術である。

※1 Pixel 6aがカメラテストで優勝。最下位はXperia 1 IVに

 

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