県議選 上尾市の投票所別の増減とAI市
人口増えても選挙に行かない。地域別の増減が激しい
画像生成AIが描いた絵のような盛り上がりは無かった。そして、前記事の予想が少し違ったので、投票所別データをみてみた。グラフは有権者数(≒人口)と投票人数の四年前との増減である。うす緑を境に左が増加、右が減少エリアである。
市全体では2300人増えたが、投票したのは▲120人だから、実質変わらない。たぶん八割位は前回のリピーターかもしれない。
1 尾花さんのトップ当選は想定内だが22000票と少ない理由
目立って増えたのは上尾小と中央小であり、地元効果だろう。特に、上尾小は有権者数の増加よりも投票数が二倍超に増えた。投票率も40.3%と三位だ。
では、政策ビラに顔写真を連ねていた市議(現職や元市議)の貢献はどうだったのか。果たして、彼らの地元での集票努力がグラフに出ただろうか。中には、後々「尾花県議からの応援」を得たいがため、「勝馬に乗りたかった」だけの人はいないか?
それも タダ乗りで。
この辺りが、自分党と地元党しかいないと揶揄される街だ。若い尾花氏がどうコントロールするのか、或いは染まるのかは分からないが、思い出すのが彼の公約三番目『地域社会からの民主主義を』である。説明の足りない内容だったが、そんなテーマを選挙公約に入れる人はまずいないから、そういう姿勢への期待感はある。
彼にやってもらいたいのは、上尾市と伊奈町の一体性の深化である。合併できなくとも、バーチャル名としてAI市を名乗れる街づくりだ。愛市とエーアイ市を名乗れるなんて超ラッキーだよね。
2 町田さんの強さは外からは見えない
前回より千票以上増やす健闘だが、強さの源泉は選挙戦の風景からは伺い知れない。駅頭の露出は少なく、陣営も一番少人数に見えた。上尾駅頭で見たのは、始発から終電まで立ち続ける姿で、そんな「頑張ってます感」が集票に寄与したとも思えず、むしろ違和感がある(畠山氏は駅頭ペコちゃんでしたが)。
名の知れた党幹部が応援に来た? 町田さんはツイッターをしてないから、そんな案内は見ない。選挙カーは台数が同じだから差は無い。地元の東保健センターでは有権者数が増えた割に投票数は少なすぎる。
結局、普段の後援会づくりの成果としか想像できない。なお、畠山市長が三期目もやったら、その後を継ぐシナリオなのだろうか?
3 秋山さんは個人票を獲得したが、前回の再現はならず
上尾市で▲2681票減らした。前は町田さんを上回ったが、今回は3300票も空けられた。前の票数でも、今回三位の公明を上回れないところを見ると、前回は上尾自民党の仲たがいという漁夫の利があった、となる。
票数減の一つに地元・西上尾団地の減少がある。2カ所で500票減った。第二団地では人口減少よりも投票に行かない人の方が多い。高齢化が大きな理由としたら、それは若人や中年層に受けないことを意味する。全国的にも県議0が5県生まれ、政治路線の問題になると思うが、変われないのでは…。
4 戸野辺さんも外からは分からないが、高齢化の悩みはありそう
地元効果(富士見)はハッキリしない。党幹部が熱心に来て議席は守ったが、票数は減らした。それは宗教と政治の件では無いだろう。もう話題になっていないから、こちらも支持層の高齢化ではないか。そして、政治の世界では、信ずるよりも考える有権者を作らないと困ると言うことだ。
なお、有権者人数と投票率のグラフは文末に。
●画像生成AI
保守的な人ほど、チャットGPTをオモチャだと思いたいかもしれないが、ナント、岸田総理までが開発者と面談したのはビックリした。日本法人を作るらしいが、この数か月で世界に大影響を与えたのは、期待を上回る脅威の方である。
そこへ一昨日、画像生成AIのテスト版がマイクロソフトから出た(まだ英語版)。上のイラストは、Image Creatorが次の指定で造った四作品の内の一つだ。
選挙のために駅前で宣伝カーの上から演説する政治家と拍手する大衆 漫画風に |
前、トランプ逮捕の写真と見まがう画像を紹介したが、AIの描画ミスで良くあるのは手指の間違い。6本指とか、長すぎるとかで、直ぐヘンと分かるため、むしろ安堵する。これが完璧になったら、『創造とは何だ』となって恐ろしい。
だれでも、「こんな絵を描いて」と指定すれば画像(写真)が手に入る時代になった。もちろん有害や危険な画像は制限される。そして、気になるのは著作権の行方だ。
今のネット社会には、正義感溢れる人が匿名を良いことにボリコレ棒で叩くことがある。別に著作者でもないのに「著作権ガ―」と小姑みたいに小言を繰り返すのもそれ。で、AIの作品には著作権が無いらしいが、AI自身が他人のデータを使って創作するから著作権を侵害することもある。数が多いだけに面倒な話だ。おまけに、AIが参照した元データも著作権違反だったとか…
きっとズル賢い人は、AIにヒントとなる作品を作らせ、それをパクって修正を加えてオリジナル作品に化けさせる。そんなのが横行したら、作品公募なんて成り立たない。
と心配していたら、本日のNHKクローズアップ現代が取り上げていた、必見だ!
アメリカのSF雑誌の応募が中止に追い込まれたという。
なお本稿はオリジナルです。
-----
イラストの続き、日本人の写真にしてみた。
At the station, a politician giving a speech from the top of a car and the public listening to him.It's a photo of a Japanese person.
拡大すると顔がヘンだったり、手指が宇宙人なので使えね (^^♪
補足
選挙管理委員会がホンキで投票率を上げたいなら、全市均等ではなく重点エリアを啓発すべきということが分かるのだが、しないよね。
« 上尾市・伊奈町の県議選(南13区)の開票結果 の予想(^-^?) | トップページ | 図書館に欠けるモバイルフレンドリーと40市比較 »
「パソコン・インターネット」カテゴリの記事
- すばらしい動画。(2023.11.10)
- 県議選 上尾市の投票所別の増減とAI市(2023.04.12)
- スマホ普及率が70代で8割?と詐欺(2023.04.02)
- Chat GPTは始まりにすぎない。トランプ逮捕の写真へ(2023.03.27)
- AI_チャットGPTが問う、迫る恐怖と期待(2023.02.08)
「上尾市の市議会」カテゴリの記事
- 上尾市議選、票数数え直し&居住違反の疑惑(2023.12.21)
- 次は、図書館本館の更新計画へ(2023.12.03)
- 6上尾市議選の数字と共産党退潮は(2023.11.28)
- 5 れいわ未公認のばんどう知子候補とは(2023.11.15)
- ダンサー、映画プロデューサーまで現れ、駅頭でカメラは回る。どうする上尾(2023.11.13)
« 上尾市・伊奈町の県議選(南13区)の開票結果 の予想(^-^?) | トップページ | 図書館に欠けるモバイルフレンドリーと40市比較 »
コメント