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2023年5月の7件の記事

2023年5月28日 (日)

丸山公園の麗しき菖蒲とGoogleフォト

 上 尾 百 景 

1 あやめ(文目)を漢字で書くと菖蒲

 あやめと菖蒲、杜若(かきつばた)の違いは、花びらの付け根や生育場所で区別別できると、こちらのサイトで解説しています。

  • あやめ・・・・・・・網目状 、陸地 
  • 菖蒲・・・・・・・・・黄色  、水辺
  • 杜若・・・・・・・・・白い筋 、水の中

でも、あやめにも黄色部があったりしますから網目による判別が良いみたいです。または気にしない事かな。いずれ あやめか かきつばた ですからね。

5月末でも菖蒲まつりの案内がでない上尾市丸山公園の菖蒲畑にて。クリック拡大。

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菖蒲畑では花に近づけないので望遠レンズの無いPixel 6aには不利ですが、きれいに撮れました。と言っても、実際はPCの大画面で見ないと実感できません。いくら有機ELが奇麗と言っても6インチ画面ではムリ。

さて、一眼レフカメラだと、ファインダーを覗いて焦点を確認できますが、スマホだとそうはいきません。漫然と撮ると構図が平凡でインパクトがありません。そこで、被写体の中でピントを合わせたい位置(例えば、花弁の中心)でピントロック※をし、次にカメラを少し動かして構図を考えてからシャツターを押すと、イイ感じになります。
 ※正しくはフォーカスロック

なお、デジタルズームで拡大したときに倍率値が撮影データexifに記録されないのが残念。上は何倍か忘れましたが、ノイズが出ているようには見えません。

2 背景ポケをGoogleフォトで実現

 構図としてはポートレートモードで撮るべきなのですが通常モードで撮っています。なので、背景は少しボケますが(下の左写真)、望遠レンズほどの効果は得られません。しかし、Pixel 6aに内蔵されたGoogleフォト(ソフトウェアの力で)でボケを施したのが上の写真です。

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実際にはまだまだ使いこなせていません。なお、この機能はPC版にはありません。

3 近づいて拡大による解像度

 下は近づけた方です。素のままでサイズは2.2MBあります。近づくことを優先し、拡大は抑え気味にしつつ画面一杯まで拡大して撮りました。右の花弁に小さな虫が見えるように、ここまで写れば十分かな…。(クリック拡大)

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アジサイ・・・数十センチまで接近。背景ボケを増強しています。

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↓これは縮小済み
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犬よりもカタツムリ !!

菖蒲やアジサイは主題になりますが、それだけだと別に他所でも良いのです。人物を入れても良いのですが、望ましい副題はここは「上尾」だと示す何かです。この日はそれが見つかりませんでした。メタセコイヤが生い茂る中島が遠景に入れば良いのですが・・・。

撮影日和ではありませんでした。

これらの花には雨が似合うから、

いずれ あめか つゆいりか。

以上

 

2023年5月24日 (水)

埼玉県_ふるさと納税の収支ランキングと入出率

返礼品競争から降りた所沢市の実質収支は?

前記事のつづき

ふるさと納税は矛盾を抱えつつも、お得感が負担を隠しているから納税者も自治体も便乗せざるを得なくなり、年々増えている。でも、その実態は危うい。

(1) ふるさと納税の収支ランキング

 収支=受入寄附額-費用-税額控除 を求めたのが東洋経済の都道府県別の市町村ランキングである。なお、本ブログでは実質収支と称したが、原文は「収支」とあるのでそのままとした。また、20年度の寄付であり、地方税控除額とは翌年の分である。

 埼玉県のランキングをみると黒字は15自治体と少なく、北・西部の人口の少ないエリアが目立つ。寄附額-費用が赤字となることは無いので、他へ寄付できる人が少ないと(流出する)税額控除も少なくなり黒字化しやすい。都市部はその逆に控除額が大きいために赤字になりやすい。

  • 上位5と下位8市のみをあげた。金額の単位は億円
  収支 寄付額 費用 控除額
秩父市 2.91 5.97 2.65 0.42
北本市 2.65 6 2.44 0.91
三芳町 1.24 3.32 1.45 0.62
日高市 1.02 3.05 1.38 0.65
深谷市 0.49 4.01 1.91 1.62
         
上尾市 -3.94 0.73 0.3 4.37
戸田市 -3.94 0.11 0.04 4.01
草加市 -4.47 0.45 0.08 4.84
川越市 -5.61 0.63 0.19 6.06
所沢市 -6.44 0.55 0 6.99
越谷市 -7.1 0.07 0.01 7.17
川口市 -12.83 0.5 0.11 13.22
さいたま市 -53.67 0.55 0.17 54.05

(2) 2021/R3年度の実質収支ランキング

 上表のソースは総務省の寄付額と控除額のExcelファイルである。その2つからデータを照合して作るが、なぜかひと手間かけないと統合できない形式だった。それはともかく、直近で一番新しい2021年用を作り、かつ、(1)の形式以外に二つの工夫をした。

一つは、受け入れの反対となる「自市民による他への寄付額」を明らかにした。その人数も分かるのだが表が大きくなるので略した。

もう一つは「受入寄付額÷流出寄付額」、つまりIn/Out比率である。それを見ると実に酷いもので、さいたま市は100倍の差だ

 埼玉県のふるさと納税 実質収支ランキング.pdf

上尾市の場合 (金額は百万円)

R3寄付額 費用 R4控除額 実質収支 他へ寄付額 入/出率
70 30 574 -535 1,233 6%

●下から三番の所沢市の収支比率が100%なのは、2017年に「ふるさと納税の趣旨から逸脱した競争から降り、ふるさとを思う気持ちからの寄付に期待したい」として返礼品をやめたからだ。 2300万円は見返りを求めない寄付であるが寄付者の税額控除はされる。そうは言っても、前記事の世田谷区のように流出する寄付が圧倒しており、▲9億円と大きい。

産経 所沢市・・・「終わりなき競争」から撤退

しかし、前記事末に書いたように理想ばかりでは喰えないので、23区の逆襲も始まっている。所沢市だって市長が替わったりするとどうなるか分からないだろう。

つづく

 

2023年5月21日 (日)

ふるさと&寄付で繕う日本

最大の罪は、日本に寄付文化を根付かなくしたこと

多くの自治体が寄付額と件数しか発表しないのは、世間がそこしか注目しないからだ。一方、国は、寄付額-直接費(返礼品コストや送料)-事務費までの収支公開している。その方がマシなのだが、まだまだ不十分。本当は、他へ流出した地方税分までも引いた実質収支が必要だ。(※当方が勝手につけた名前)

 ふるさと納税に関する現況調査結果より。2021年度は8302億円と過去最高だった。22年は更に増えるはず。なお、利用者は740万人の12.5%であった(こちら)。

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  • 上位10自治体の寄付額
    件数 金額・億円 平均・円
1 紋別市 1,105,051 153 13,843
2 都城市 695,351 146 21,020
3 根室市 774,308 146 18,861
4 白糠町 827,301 125 15,136
5 泉佐野市 894,137 113 12,690
6 都農町 562,727 109 19,450
7 洲本市 583,982 78 13,429
8 敦賀市 445,917 77 17,317
9 富士吉田市 266,946 72 27,024
10 飯塚市 574,043 66 11,435

 実は、20位までの合計額が全体の20%を占める。つまり全自治体の1.1%に二割が集中なのだ。なお埼玉県のランキングは次記事にした。

 ふるさと納税を巡るニュースは毎度キリがない・・・

  • 「減額は適法」という二審敗訴の泉佐野市

つい先日、ニュースがでたばかり。泉佐野市はAmazonギフト券まで付けて全国からカネを集めまくり19年には185億円に達した。そんなやり方するならと、国は地方交付税を減らしたので裁判になり、市が一審勝訴していた。なお、同市は2008~21年まで1005億も集めて累計日本一である。

  • 捕まる公務員もでた

『町職員になってから時間を持て余してきた。ふるさと納税はやりがいがあった』

返礼品業者から9千万円の賄賂で逮捕された奈半利町の課長の告白は素直な説得力がある。上司や両親まで起訴されただけでなく、返礼品の価格を安く偽って国に報告したため、町は指定取り消し一号にまでなった。多くの寄付を集めたこの人を「エース職員」と呼び、口を挟む人はいなかったとあるが、(捕まらなくても)この程度をエースと呼ぶのだから本当に暇な職場らしい。

  • お得が溢れて負担が見えない

 ふるさと納税は、住んでいる自治体に納める税を、寄付金と返礼品を介して、他自治体に移転するものだ。国は、「経済的利益の無償の供与」であると建前を語るが国民も自治体もそうは考えない。

第1式 2000 円 < 返礼品の価値 < 寄附額-仕入と事務費

 自己負担2000 円を上回る返礼品が貰えるという経済的合理性が働くから寄付とは名ばかりになる。もちろん(自治体との)出自に関係はない※。一方の自治体は、コストとの差額が収入になるから、多く集めようと返礼品を競う。かくして、ふるさと納税の指南本やWebには「お得」の文字が溢れている。

 ※最近の赤ん坊の産地は8人に一人が東京都であり、ふるさとは東京と答える人が圧倒的になる(東京圏なら3人に一人)。

 また、返礼品業者は(たぶん)値引き販売しないため利幅が大きい。取引のインフラを請け負うサイト運営者(ほぼネット通販)は掲載料・仲介料ビジネスであり、低リスクでうま味がある。だから、年末が近づくと、中身などお構いなしにサイト名を連呼するCMが増える。

 話しは変わるが、かつて景気対策というと道路やハコモノであり、それをゼネコンが担ってきた。今はソフトな事業が増え、IT系や派遣型企業に国家予算が回る。大手ではパソナとかリクルート、電通などの名がよく出てくる。

 しかし、純粋な市場原理が働くわけではない官製市場なので、こんなうまい話が成り立つわけは無い。誰かが負担をしないと帳尻が合わない。それは、税の流出超過(赤字)となる自治体(=住民)と赤字の75%を補てんする国庫(=国民)である。しかし、間接的な痛みでは感じにくく、「ふるさと」や「寄付」という美しい言葉で継続する。

 ちなみに、見返りの無い純粋な寄付をして税控除される仕組みは昔からあるのに話題になることはない。改めて、タイガーマスクはエライ。

第2式 (寄付額-仕入と事務費)-流出した地方税=実質収支

第3式 実質収支+国からの交付金(流出した地方税のX%)・・・一般に75%だが地方交付税の無い豊かな自治体は0

●やり過ぎ自治体

 長野県伊那市はパナソニックの4Kテレビや掃除機、オリンパスのカメラなどを返礼品にし、2016年に72億円も荒稼ぎした。下請けや部品メーカーがあるだけで返礼品に入れたらしい。そして、品物の時価÷寄付額で求める返礼率(還元率とも呼ぶ)が高く設定された高額品であり、かつ換金性もあるから人気がでた。

 しかし、返礼率を3割以下の地場産品という総務省の通達で全滅となり18年には一億円レベルまで落ちた。寄付した人達が応援していたわけでは無いことは、言うまでもない。今の伊那市の家電はこのていど。

●牛肉と焼酎で集める都城市

 東洋経済の20年度調べは、都城市は寄付額135億円で全国1位で、控除額まで引いた実質収支は+70億円である。人口16万人の同市は、R5年一般会計予算書をみると968億円にふるさと納税140億円を計上する。なお、昔からある純粋な寄付金は1しかない。つまり千円という意味だ。

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 使い道の最多は子供支援に67億円とあるが、主な中身は、保育料無償化約7億円、中学生以下の医療費無料化6億円などで、この程度なら他市でもやっていそうだ・・・

 本制度は、自治体間の競争を促す面もあるが、魅力ある特産品がないと、かえって(税流出で)赤字になる。だから、反対論が増えないように流出した75%を国が損失補てんする。なんだかマッチポンプみたいであり、これでは本気になれない。かと言って、金額が少ないとランキングが公表されるのでカッコウが悪い。

 毎日新聞(21/12/17)によると、20年度の純粋な赤字は471自治体あり3大都市圏に集中する。一方、黒字は北海道418億円、鹿児島190億円、宮崎187億円に多い。これだけ見ると、都市から地方に所得移転されてイイじゃんとなるが、前述したように、少数の自治体に多く集まる歪みがある。既に、製造業が海外移転して少ない日本だから、贅沢食品をウリにするが、今後はサービス消費のコトを増やす必要があるのだろう。

  • やられっぱなしで怒る世田谷区

 税金が流出する上位は、横浜市230億円、名古屋市143億、大阪市123億、川崎市102億、世田谷区83億、さいたま市73億と続く。

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 特に、(豊かな)世田谷区は交付税無しなので75%補てんが無い。だから、毎年、国に怒る。小学校なら2校改築できる規模だと嘆いていた。そして広報せたがやで区民に訴え、見返りのない寄付(用途は指定)を求めるが、グラフの青棒で分かるように反応はつれない。

 そりゃそうだ。たった2千円で十倍・百倍も価値あるモノが得られるのだから、行動経済学を持ち出すまでもない。応援感情よりも損得勘定なのだ。そして、こんなにインセンティブが高くても寄付と呼ぶのだから、ふざけた話だ。日本社会に寄付文化が根付かないわけである。

 それを分かっていながら、官も民も美しい言葉で繕うのが最近の日本だ。古い喩えだと、タコ足配当だよね (>_<)

しかし、奪われっぱなしではマズいので、東京都の23区の逆襲が始まり、ホンキでカタログ商戦に参入するらしい。ジュエリーとか資生堂パーラーの食事券など、あか抜けた差別化で勝負するらしい。

追記 7/9 毎日新聞 交付税で補されない世田谷区の流出が深刻だ。23年度は97億円と予想し、100億円突破は時間の問題。魅力ある特産品が無い所は都市でも地方でもマイナスになる。

つづく

 

2023年5月17日 (水)

与野公園のバラ

前記事 伊奈町のバラ公園

さいたま市 与野公園のバラが見ごろだと伝える埼玉新聞のネット記事に驚いた。

その写真は青空だったのだ。

最近、悪天続きなのでいつの写真かと確認したら、05/16/10:37のアップだ。今朝取材したばかりなのだ。こんな青空だときれいに撮れるなと思い、出かけてみた。クリック拡大。元画像を70%に縮小

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翔という名の像は、バラよりもグラマラスだった!

 17号バイパス沿いにあるので意外と近いが、駐車場が狭くて暫く路上待機するはめに。老人ホームの車が何台も来ていて、足元がおぼつかない入居者らを介添えしながら一人ずつ花見に連れ出す様子を眺めていたら複雑な気分になった。

 先日の伊奈町よりは人出は少ないから気楽に撮れる。空の青さに花の色が冴えるが、明るすぎてスマホ画面が見えずらいのが欠点だ。勘で撮るしかない。

 記事の通りビークは過ぎていた。剪定していた職人に聞くと、一週間前が見ごろのようだ。開花状況をリアルタイム映像で伝えるさいたま観光国際協会サイトがあるが、遠景なので参考にならない。バラはアップに限る。週末にバラ祭りらしいが、ビークになるのは混雑の方だろう。 

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↑ マリーアントワネット

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名前は記録しなかったが、花の写真はこの縦横4対3の方が適切だった。

問題は何処のメニューでそれを変えるかだが、忘れてしまい往生した。結局、ネット検索してああここかと (>_<)

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↑ 小さめのバラ。家庭用の小さい庭によさそうだ

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↑ ゴールドシャッツ

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ミツバチが飛んでいた。狙ったがピントがずれた。4K動画で撮って写真カットにした方が良かったかも。

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↑ジャルダン ドゥ フランス (サーモンピンク)

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おわり


2023年5月13日 (土)

伊奈町2023バラまつり_Pixel 6a

伊奈町制施行記念公園(バラ園)

桜に続いて、こちらも季節が早く進んでいる感じだ。

見込みよりも早く咲き始めたバラ祭りは5/10-31までだが、月初が良かったと思う。しおれた花弁や、天気が週末にパッとしないのも残念だ。もう、遅咲きの種類を目当てにするしかないかも・・・

まずは入り口から (以下クリック拡大後にF11キーで全画面)。

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イナ姫
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伊奈の月 ↓
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イナローズ ↓
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イナ民 ↓
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モナリザ ↓

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和菓子みたな伊奈の月という町名を冠した新種がある。それなら上尾市は伊奈町に頼んで新品種を開発してもらい、「上尾のXX」と名付ければいいよね。或いは、伊奈町は隣り合う他市にそのような友好象徴のオリジナル品種を提供すれば良いと思う。

今回はPixel 6aによる接写を重点に、連写をしていたら本体が少し熱くなってきた。去年の古代蓮の時のsence3ほどではないが、ほどほどがよさそう。

先日、Googleより Pixel 7aが発表・販売された。

Googleのスマホ投入は、秋にProと無印、半年後には無印から少しスペックダウンしたa版という順にでる。価格もその順だが、aはエントリー機ではない。アッパーミドルである。性能的には無印に近いのでコストパフォーマンスに優れる。

今度のPixel 7aは、ドコモの周波数に対応したことが画期的だ(従来機も使えたが推奨はされない)。ドコモで扱うインパクトは大きい。ドコモ系のOCNモバイルワンだと格安料金になる。

Googleのスマホはアンドロイドの標準機と言える。Sonyやシャープはニッチな層を開拓するしかないだろう。

なお、7aは昨年のPixel 6aから乗り換えるほどではない。MNP乗り返えしたい人は、量販店の週末の特売情報を探ると良いと思う。一円スマホは総務省が何としても潰したみたいだ・・・

私的には8aか9a、もう少し大画面を望んでいる。

 

 

 

2023年5月 8日 (月)

人気投票中、上尾丸山公園の遊具リニューアル4案

そして鯉のぼりの行くえ・・・

上尾丸山公園では、3月にアスレチック広場の遊具3基をオープンしたばかりだが、もっとデカイ企画が進行中だ。

南口の児童遊園地にある遊具が40年以上もたつから、全面更新をするらしい。そのため、4つの案から一つ選ぶ投票を受け付けている。一つと言わず、全部作ってほしい子も多そうだ・・・。


A「レインボーアドベンチャー」

Aパース

A 提案パース [PDFファイル/3.34MB]


B「わくわく!スカイドリームファンタジー」

Bパース

B 提案パース [PDFファイル/1.71MB]

C「キッズ ツインタワー」

Cパース

C 提案パース [PDFファイル/2.08MB]

D「元気いっぱい!ビタミンカラー」

D  提案パース

D 提案パース [PDFファイル/1.57MB]

4/15~5/25まで、詳しくはこちらからネット投票もできる

 そこで、C シニア ツインタワー  に一票!

 

  (訂正) キッズ ツインタワー

 

この資金源に、ふるさと納税(の使い道指定であるクラウドファンデング)を使うとある。それは結構なことだが、もっと格上げして、上尾の自慢できる施設の一つにするようなスケール感が欲しい。そのためには、今年度予算(前記事)から0.1%削るだけで7千万円が捻出できる。更に市民へ直接寄付を募って一億円位集めるものありだろう。

 市政65周年記念で昔を回顧するよりも未来に残る投資を考えたほうがイイよね。

なお、人気投票だって一種のアンケートなのに、情けないことに市HPの「市民アンケート調査」は知らん顔だった。「実施中のアンケートはありません」と無視するのは、滑り台よりもよくすべる広報広聴課である。

 ●上平公園と丸山公園の空に鯉のぼりはいない

 子供の日が近づくと、2016年の鯉のぼり記事にアクセスが増える。コロナも終え、今年はと思ったが、実は何年も前に辞めていた。

 今年は、賃貸マンションと近所の戸建ての二軒しか鯉のぼりを見なかった。それくらい絶滅危惧種の風物詩になっているから、上尾市のこの企画はとても良いと感心していたので残念だ。

 辞めた理由は、何週間も外に晒したままで劣化が激しいとか、強風で鯉が逃げるらしい。そうなると高所レッカー車の有料出動となる。

 確かに、家庭では夜間や雨の時は中にしまうし、二階のベランダでも強風になるともの凄い音を立てて靡き、ポールをしっかり固定しないと危ないことを想い出した。

で、思ったのは、公園には国旗掲揚ポールがあるからそこに飾ればイイと思った。また、屋根のある所なら何週間も吊るせて安全なので、ああアソコだなと連想した。

上尾市役所の入口前スペースや上尾駅の大屋根なら吊るせると思うが、どうだろうか。

でかい干物みたいでダメか? 屋根より下の鯉のぼりでは歌詞の冒涜か? 家父長制を連想させるとかのクレーム来る? 

魚ついでになるが、アッピーランド近所の釣り堀が埋立していた。いつでも行けると思っていたが一度も行かなかった。あの辺りは低地なので、大水で溢れて道路を魚が泳いでいた・・・と昔を知る上平の人が言っていたので、やはり鯉は逃げるんだ。

で、跡地は何?

 

角上魚類なら大歓迎。

 

 

2023年5月 2日 (火)

上尾の予算を語る市会議員と伝統芸

参考 上尾市サイト 当初予算の概要

市の税収額は過去の最大値325億円(2007年)に並ぶ水準へと回復した。リーマンショックから実に16年ぶりである。しかし、予算規模は当時より4割も肥大化して735億円、これはコロナ前年(19)より80億円も多い。よって、予算に占める市税割合は44%と低水準のままである。

(余談)
 上尾が草加市に負けた日・・・人口類似のために比較しやすい草加市が、ついに上尾市を上回ったという屈辱的ニュースをみた。102億円で耐震構造の10階建て庁舎を建てたのだ。しかし、屋上まで吹き抜けにしたのは、今まで風通しの悪い職場だったのかな・・・

-以下本編-

一つのテーマ(2023年予算)について複数の市議が書いていたので感想を交えて書く。

●井上茂議員62号で予算が734億円になったことと主な新規事業と予算額を短く紹介したが論評はない。詳しくは広報を見てねと言う感じ。

同じ会派の鈴木茂議員レポート13号では予算のポイントとして新規事業、特に教育系事業を取り上げたが市の文書のコピペみたいだ。なお、同レポートには三月議会の顛末が書いてあり、相変わらずだなーと思った。

読んで腑に落ちなかったのは、市政65周年で1246万円の式典の件だ。上尾はいちいち5年おきに式典をしているのだろうか? また、今年から伊奈町との消防事業統合がスタートし6.3億円増えたが、伊奈町からの委託収入分も開示しないと片手落ちだと思った。

上尾同志会の市政ニュースにも

上尾同志会は相変わらず尾花(新県議)のサイト内に間借りしていて独り立ちできない。その春号の紙版が郵便受けにあった。予算への論評をグラフ付で書いてあり、パッと見の印象は良い。

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 予算額は過去最大と伝え、自会派が求めたいくつかが入ったと誇示する。でも、前年比較の同心円グラフは小さくて読めない。そもそも前年踏襲なので二年比較での差は目立たない。(下のウォーターフォール図のが良い)。

 それでも、予算編成の懸念点を指摘したのは他者にないことだ。

その一つ、不意に備えるための貯金(財政調整基金)を過去最大の32億円も取り崩したのは良くないから、もっと増収策をと書いている。それはもっともだが、その中身が定住促進や企業誘致で市民税増、用途緩和で固資税増と平凡だ。もっとリアルでないと、「きれいごと」と当局から笑われるだろう。

本気で短期で億単位を集めたいなら、ふるさと納税の拡大強化しかない。高すぎるインセンティブで寄付精神を歪めた悪法だが、集めたもん勝ちだから批判覚悟でやれば良い。
既にブリヂストンサイクルの電動自転車を扱うが、もっと低価格帯の車種(他社品でも?)やスポーツタイプをカタログに入れ込めないか! ヘルメットも義務化で追い風だから子供向け中心にデザイン性と高価格品へ品揃えを増やすと良い。
さらに、無形サービス(例、Vリーグ観戦券)とか上尾メディクス選手交流会とか、まぁ何でもありで探すべきだ。北西酒造も最優秀賞とったことだしね。
繰り返すが、集めたもん勝ちであり「出自」とは関係ない。悪法もまた法なりだ。
追記 21年分、寄付7.3千万-費用3千万=収支4.3千万円。他市へ流れて失った税4.37億円を引くと約4億円の赤字東洋経済より

さらに、水光熱費が4.2億円も増えて十億円になったと書く。そのデータに驚いたが、資源インフレと円安のためだから上尾だけの問題ではない。そして節電効果などタカが知れている。

むしろ、コロナ前の19年度と比べて80億円も多い水準を精査すべきだ。元々、何かを増やしたら同額の何かを減らすと言うオフセット(相殺)思考がないから増える一方である。

今年の膨らみの原因は何だろう。まだコロナ対策の継続があるのか? 或いは、インフレによるコスト増→価格転嫁→売上増→賃金増→税収増という連鎖によるインフレ影響なのか?(本来はインフレ増加分を開示すべき)。

 そうした上で、今年の予算をこう見るべきと思って書いたのが、冒頭の囲みである。

なお、同志会は貯金の役割を勘違いしていないか。長期または短期的な資金不足への備えが目的だが、現実には長短の区分は無いがため、ほぼ短期資金繰りの調整弁になる。それを上尾財政課は伝統芸とし、毎年、期首で大きく取崩し、支出予算は必ず多めに申告するから、期中に余りがでたら補正予算で積立し、期末まで復元するを繰り返す(今回の大幅取崩は下の収入グラフに示した)。

問題は復元できなかった時だが、緊急時という共通認識になると、(怖くて)ムダと言えなかった項目がムダと言えるようになり、原資になる。体脂肪をため込む人みたいだ (>_<)

●小池ゆうや議員レポート

同志会とは別に小池議員ブログに4本の記事があった。市の予算書やグラフを転載して、自分が書いた風なレポートにする議員が多い中、オリジナリティがあって良い。内容が拡散するので今回は省略するが、"ちょっとそれは無いだろう"のみを書いておく。

・法人税が少ないから市内事業への支援をという。具体的に何を求めるか分からないが、税を納められない企業の経営改善を公務員に求めてもムリ。追い貸しになり兼ねず、さらなる税の損失が膨らむ。

・歳入を少なく見積もり過ぎるとし、ヨミの精度を高くと迫る。近年のことだとしたらコロナ禍の経済混乱、ロシア侵攻によるインフレなど有事によるものではないか。そして、収入を堅く見積もるのは財政健全化の基本だろう。

・公立保育所でも先端的に英語やプログラミング教育をというが、子育て経験をしてから提案した方が良い…

●2023年予算の特徴をウォーターフォール・グラフで説明 

 2022との前年差異である。クリック拡大。

1 収入の部
 総額で38億円増えた増減要因を示す。市税の8億円増は近年稀なこと。増加が大きい繰入金は貯金取崩しのことで、借金返済が大きいために充てたと想像する。

2023

2 部門別の支出
 部門別ってあまり意味がないと思っている。(^^♪

2023_20230501005801

3 性質別の支出
 人件費のうち6億円は消防統合による伊奈町からの転籍だろう。扶助費は減らない。物件費の23億円増がやけに目立つ、一体何を買うのか上手に伝えて欲しいものだ。なお、下グラフは前年との差異のみだが、実額で見ると扶助費が全体の3分の一、235億円を占める。

2023_20230501010401
※ ペイアズユーゴー(Pay-As-You-Go)の方が適切かも。

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