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2023年8月の8件の記事

2023年8月31日 (木)

川越氷川神社の風鈴・風車など四つの回廊

 令和のインスタ映え神社の意味。 

前記事 青葉園の風鈴回廊

共通するのは頭上を覆う飾り付けです。見上げる姿は祈りの姿に通ずるのかもしれません。こうした演出は、都内の神社にもありますが、川越氷川神社は過剰なくらい凝ってます。

絵馬のトンネルは昔からありましたが、今は、風鈴が一番人気。風鈴は三カ所あり、門の所は狭いためかイマイチ、本殿横の風鈴(下の1と2)、三枚目が風鈴回廊となり、ここが撮影順番待ち。若者や外国人が目立ちます。

風車は前からあったらしいです。外にも白い風車広場がありましたが、そこは魚の天日干しみたいでイマイチ。外回廊の燈明も含めると、メインとして4種類の飾り付けです。(クリック拡大)

●風鈴回廊

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●風車

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●燈明
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写真はソースでも十分ですが、自然さを失わない程度に一回レタッチ済みです。最後に、モノだけでは良い写真にならないことは見ての通りです。

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神道は、教祖がいたり経典があるわけではなく、八百万(やおよろず)の神というように、神はアチコチに宿るという、つまり今風のフリーで寛容な考えだ。

だから、お寺では真似できない、こんなフレンドリーな集客マーケッティングができるのだろう。そして、お寺のような集金システムを持たないため、こうでもしないと生き残れない、と思う。

例えば、少子化と結婚式の激減は痛手であり、お寺はまだ需要が伸びるからいいよね・・・。

こうした八百万という多様性と緩さがあるのに、政治が利用するとロクな事にならない。まぁ、そんな連中に頼らない、フォトジェニック(写真映え)なスポットとして若者を集めてグッズ販売に余念がない自立の姿を、他も見習え (^-^?)。

by Pixel 6a

つづく 夜の氷川神社と川越倉街道

 

2023年8月29日 (火)

2-上尾市中学校のいじめ重大事態の信頼回復には

1事件  3寄稿 4仏と韓国 5桶川市 6失態 7でっちあげ

『守ってくれない』という汚名を消すには、身内に厳しい処罰から。 

報告書p13では、当初の段階から、どんなことがあっても加害生徒から被害生徒を徹底して守り通すという姿勢を堅持し、言葉や態度によって被害者側に伝えて中学校への信頼感を十分に醸成すべき・・・と指摘します。

他ページにも「学校に対する信頼感を醸成」とありますが、小難しい表現が気に入りません。上の赤文字のように、「いじめられたら、先生達は君を絶対守るからね」と体育館で大声で宣誓すれば良いのです。毎学期ごと!

子供や親の心に刺さるメッセージと態度が大事です。(上尾市本件サイト)

だって、本件は、やっぱ『上尾も守ってくれねーよ』でしょう。

いじめ問題では、時々、テレビで教育委員会や学校長らが頭を下げる醜態をみますが、とうとう上尾もか、となりました。上尾の面汚しです。ここで注意すべきは、同業者の失態を我々以上に見聞きしている彼らが、自分のフィールドで起きた時に、正しい判断ができないことです。それこそが前記事に書いた保身です。

たぶん、Bさんの被害見積りと我が身の安全性(例、Aに重い処遇=自分が不利と考えた)を天秤にかけたと想います。彼らはバカなのではなくズルいだけですが、保身とは普遍的であり、ローカルな問題ではないと考えます。連中に石を投げたい人も現れますが、そこはちがいます。

組織内の保身は民間だってある、と書くと身も蓋も無いのですが、だからこそ、いじめ防止とは別に、(根性論ではない)折れない心の育成を必死に作るべきです・・・。

●泡になって消えたい

両親にそう述べています。誰も口にしないけど最悪にならずに済んだことはBさんの強さと両親の支え以外に想像できません。(しかし言えない苦痛もあったはず。高校で立ち直れることを願います)

で、想い出したのは、いとこの児童精神科の専門医の話し。今は横浜市教育委員会や県警の相談をしています。ムカシ、子供のことで電話したら、折り返すと返答されました。「さっき、救急車で運び込まれた子がいてね」と自殺未遂の若者を診ていたのです。

若い子が気軽に自傷行為を繰り返すうちに、誤って太い血管を切ってしまうから怖いんだ、と言う生々しい話の記憶が蘇えりました。今の子供は、家庭に居てもSNSで親に理解できない世界に棲んでいます。

●若い二人のその後

 報告書によると、Bさんは本件申告後に休みがちとなりました。加害生徒と遭遇することに恐怖を感じ、家から出られなくなり、中学生活を奪われたのです。

 A側の申し入れで、Aは7/16日から登校自粛し夏休み後も続きました。それにより、Bさんは夏休後に母の付き添いで一時的な保健室登校をしました。しかし、Aの登校再開する旨の○○を機に再び登校できなくなりました(前記事の傷口に塩)

 今も専門医の治療を受け、心的外傷ストレス障害という診断名が付いてます。一方、Aは秋以降、卒業まで登校しました。

 Aは他の人には加害していませんから、幼いころから無抵抗なBさんを何かのはけ口にしていたと思います。本来は、そこも専門家が解明すべきと思います。でないと不安が残ります。また、小学校で早期発見できていれば双方ハッピーかもと想いました。

●両立しない時は被害者優先を

加害者が怖くて通えないのですから、どちらかが転校すればと思います。もちろん被害者に選択権があり、転校によるコストは加害者家庭と学校側が負うべきです。

または、加害側に一学期間の遠隔教育とか、完全な動線分離策を強いるとか、不登校の施設へ通わせるとか、素人ながらに想います。法的には、被害者には支援を、加害者には指導をですから、人権侵害にはならないのでは・・・。

被害者が望む今後・・・所見の最後

報道機関への周知は実現しました。埼玉新聞はヤフーに配信しましたが、コメントは74件と少ないです。もはや珍しくないことと見なされているかもしれません。中身は、警察や訴訟を解決策に上げる人が目立ち、学校への期待は少ないです。

周知を求めたのは大成果です(心理的負担はいかばかりかと案じますが)。内容の深刻さが新聞にのったので拡散効果がありました。本記事にもアクセスが集中しました。市が記者会見して報告と謝罪をと求めましたが、実施は不明です。テレビ放送は見当たりません。

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最後に関係職員の処分を求めています。四つの黒塗りは、校長・教頭・指導教員らかもしれません。過去に身内に甘い処分を見てきました。公務員は世間とは賞罰の尺度が違うようです。なので、結果次第ではひと悶着ありそうなので、被害者側の納得感を忖度すべきです。でないと、畠山市長がサードレイプしたことになります。

なお、処分には校長が含まれると予想しますが、西倉教育長が元校長であるように、校長組が参加する出世双六の上りが教育長という土壌では、新しい花が咲くわけないよね。

参考 弁護士ドットコム 処分の事例 → 先生の「不適切な指導」に「NO」を突きつけた文科省・・・

2023年8月28日 (月)

1-上尾の学校関係者は誤ったメッセージの責任を背負う

上尾のいじめ問題
『学校や先生は守ってくれない』と子供や親に伝えたのです

長いため二分割した。次記事2はこちら

市サイトには弁護士・医師ら第三者による「いじめ認定の報告書」が出ましたが、本件は暴力案件(犯罪)です。

教育委員会は、『このたびは、本いじめ事案により、当該生徒様および保護者様を深く傷つけてしまったこと、深くお詫び申し上げます』と書きます(この文末)。

しかし、既に生徒は不登校のまま卒業しており、与えた傷をどう治すかは書いてません(治療費なども)、ゴメンで済んだら警察はいりません。関係者の首を替えても失った人生の一部は戻りません。また、マニュアルを厚くすれば再発防止になるわけでも無いでしょう。

先ずは被害者救済と厳しい責任追及から始めるべきです。

驚いたことに、被害者親の所見(3頁)も公表され、貴重でした。しかし、黒塗り保護用のイメージ文書で法文引用も混じるなど、スマホだと読みにくので、所見をベースに私的な要約をしました。

下の『 』内はほぼ引用です(正確には原文参照を)。内容は、”調査への謝意”を込めるなど抑制的でロジカルなものですが、それがむしろ苦渋に満ちた痛々しい無念として伝わってきます。

なお本記事では不登校と書きますが、本人に一切の落ち度はありません。

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 所見では、『学校側も被害者側の登校よりも、加害側の登校を優先しており、絶望を感じました。加害側の自己中心的な登校再開により娘の登校は叶いませんでした』と無念を語ります。事実関係では、『全面的に認定いただいたと確認しました』とあります。 

●いじめの内容を報告書から一部要約・・・加害者をA、被害者をBさん

幼稚園は別だが小学校は同じ、(近隣らしく)下校班も同じ。小5の時、Aは下校時にランドセルを引っ張る叩くの乱暴をした。小6の時、腹部を殴打されたことも。XX中学では、R3/9月(中2)以降にエスカレートします。

① 中2の2学期、下校時に後をつけ、待ち伏せを繰り返す。下校時にリュックを引っ張って道路に倒す、後ろから襟を引っ張って首を締め付けた。
④ 11/18朝、Bさん携帯にわいせつなメールを送りつけ、「誰にも言うな」と口止め。(証拠のメールは黒塗りで公開)
⑤ R3/12月、放課後、B宅駐車場にて腕立て伏せを強要し、フェンスに押しつけて腹部を殴打し、その拳をBさんの胸部に移動させた。・・・胸を触ったということか?
⑥ R4/5月、下校時にXX中三年の男子の左腕をつかみ、その左腕でBさんの脇腹を殴打し、「明日の集団下校は殴り放題だ」と言った

●R4/5/24に担任はBさんから聞いて初めて知った。

それ以前に、Bさんは「触らないで、気持ち悪い」と伝えたり(たぶんAに)、一緒に帰る友人からは「何かあったら逃げた方がいい」とも言われていた。

6/2、Bさんは担任に、「相手にちゃんと伝えてほしい。指導してほしい。」と伝えた。

6/6、学校内で本件が正式認知とあるが、その対応が「重大な事案」にしていないと批判(報告書P8-9)。

●7/1放課後、B両親と子、A両親と子、教頭、複数の教諭らが話し合う

 B側が用意した紙に、Aは自分のしたことを書いて認め、A両親と共にB側に謝罪した。

これをもって、中学校の管理職(役職不明)は、本件調査は終わりとみなしたらしい。彼らは、本件が犯罪に該当すると知りながら、かつBさん側が被害届を検討するのを知りながら警察への通報をしなかった。

7/11 Bさん側は上尾警察へ相談をした。

●中学校と教育委員会の対応について

B氏は、『上尾市の対応が法に則っておらず、組織的な対応しておらず極めて杜撰だ』との報告を評価しつつも、多くの問題点を指摘します。

警察と連携しなかったこと。中学校は夏休み明けまで議論しなかったこと。当該中の校長は10/17日に「・・・いじめ重大事態に関する調査報告書」をBさん側に提出したが、学校いじめ問題調査委員会で議論された内容ではなく、また西倉教育長にも提出していない。調査を取り繕うために報告書を限られた職員が作り上げたものだ、と指摘。

●傷口に塩を塗る"教育者"。彼女の中学時代は失われた

所見p2で、『教頭は・・・加害者の教育を受ける権利を優先させ、娘の教育を受けさせる権利を侵害した。詳細な内容は以下であり、娘が精神的な被害が大きい中、何とか通常通りの登校に向けて朝の一時でも登校をしていた最中に受けた発言で極めて大きな絶望感を味わった

令和4年度第5回上尾市いじめ問題調査委員会会議資料3
加害者には、憲法二十六条の教育を受けさせる義務があるので、学校側から積極的に登校を促す発言を認めている。加えて同資料において加害者の登校を促したい。公立中という中立の立場なのでご了承ください。○○がいつ教室に戻って。いつ○○を許せるなんか分かりませんよねという発言をしたことを認めている。

この部分は、報告書p12らしいのですが黒塗りが多くて意味不明なので、上の生々しい発言は重要です。

セカンドレイプかそれ以上です。

Aが主、中学校幹部らが副という加害の構図にみえますよ。

校長らは問題から逃げたと思います。朝日新聞の見出し、「生徒守る姿勢示さず」が的を射ています。

●杜撰という曖昧表現は思考停止になる

報告では中学校の組織的対応は杜撰と批判します。特に、Aが被害者家族に謝罪したことで一件落着、あとはBさんが登校すれば解決すると安易に考えた、と分析します。

しかし、それでは能天気で感受性に問題を抱えた”教育者”となりますが、もっと別な理由があるとみます。加害者の人権を守るとか、中立というのは彼らの建前です。

校長・教頭は内輪で済ませたかった、彼らは体面や、上からの人事評価を気にするのです。それこそが彼らの、『一番守りたいこと』、と考えれば全てが腑に落ちます。

守りたいのはわが身、保身です。

公務員は減点主義の典型ですが、調査委員はそこまで尋問して欲しかったです。

どうしてもマニュアルを厚くしたいなら、「守るのは被害者、自分は最後」と百枚綴れば良いのです。

2へつづく

 

 

2023年8月26日 (土)

いしかわ形成皮膚・美容クリニックが上尾駅東口に開院

皮膚科と美容系を診る駅前クリニックかつデジスマ診療は上尾で初?

上尾駅東口のタワマン二階(Ageoタウン)に、いしかわ形成皮ふクリニックが9/1オープンする。

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最近、ちょっと悩んだことがあった。

指の関節に粘液嚢腫※ができた。たいした病気ではないが、診てくれる医院を探したら上尾は少なかった。

昔、本件で中央病院で治療したことがある。今回もと思ったが、今は紹介状が無いと、初診時選定療養費の7,700円(税込)とられる。前は5500円位だったのが値上げされた。しかし問題なのは、中央病院のある科にかかっていると、院内の別科の受診は自由にできたのに、今はそれがダメになったことだ (>_<)

高齢化が進むと整形外科や眼科は流行るが、形成外科はあまりないので貴重だ。

驚いたのは美容皮膚科と美容外科までカバーしていた。成熟ニッポンでは、保険適用外の美容ニーズが高くなっているようだ。脱毛クリニックと同じで、時代の反映なのかな。院内は患者の動線を分離するなどの工夫がしてあった。

実は、先生に言わせると男性もということらしい。

時代は変わった! ( ゚Д゚)

参考 形成外科と整形外科、美容外科のちがい

院長の石川晶一医師は、日大医学部から埼玉医科大の助教を経ての開業らしい。界隈では中央病院をやめた医者がクリニックを開業して独立する例が多いので、やはり元の勤務地に馴染みのある商圏を選ぶんだなーと思った。でも、この場所は数年前には同業系クリニックがあったというので、クリニックにも浮沈があるらしい。

もう一つ驚いたのはスマホ診察券の導入だ。予約やキャッシュレス決済もでき、紙の診察券や領収書がいらない。問診までスマホでできる。デジスマ診療というアプリをスマホに入れるのだが、調べたらM3のシステムだった。

国がマイナンバーに保険証を入れるのでてんてこ舞いとは大違い。

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結局、Ageoタウンの二階は医療機関の集積フロアーのままだ。今、一階入口に空き物件があるが、一等地で入居できるのは医療とか塾に限られるのだろう。
塾と言えば、西口で積水ハウスの住宅販売店だったビル一棟が、W早稲田ゼミになっている。政府の子育支援のカネの流れ着く先は、出生数ではなく受験消費という良い例だ。

※粘液嚢腫は、潰して、出して、バンドエイドで縛るを繰り返す。つまり圧を掛けて、塞がるのを待つが一番と思う・・・

2023年8月25日 (金)

アッピーがしんちゃんをキャッチアップする日

埼玉県自治体の序列を表す指標はいろいろあれど、人口は最も分かり易いものです。

合併により人口順位が変わることがありますが、それ稀で、フツーは固定的な順位が続きます。

上尾市は長い間、8位が定位置でした。

しかし、この十年、市人口は横ばいから微増に転じ、昨年は23万人の大台にタッチしたのは記憶に新しいところです。

一方、7位の春日部市は人口減少が緩やかながらも止まりません。両市の差は、十年前は12,000人ほど開いてましたが、直近では800人まで迫ります。その様子は、グラフの2013年と23年の比較で分かります。キャッチアップは時間の問題です。

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春日部市は2005年に庄和町(37千人)を吸収合併して24万人台にのったものの、そこをピークに長い下り先になったように見えます。クレヨンしんちゃんの力を借りても難しいかもです(但し子育て世帯の転入については見てないので、分かりません)。

一方の上尾市ですが、コロナ明けの直近は微減状態が続いており、早晩23万人割れの可能性があります。
別に競っているわけでは有りませんが、「減り方競争」になっています。年初の1500人の差が8月には約800人に迫りました。もしアッピーがしんちゃんの背中にタッチしたら、セクハラとか言われるんでしょうか・・・(>_<)

なお、下表のベスト10市を見れば、意外なことに、二市とも外国人の比率は2.0%ほどで、他の上位市と比べて低いほうです(下表)。共に過去十年で2100人ほどしか増えておらず、外国人が積極的に来る街ではない点も似ています。参考までにベスト10のうち、十年前より人口減は熊谷市と春日部市です。次の十年では4~5市位に増えそうです。

2023/1/1 埼玉県住民基本台帳人口 より

    日本人 外国人 外人比率
  県合計 7,381,035 208,334 2.8%
1 さいたま市 1,339,333 28,881 2.2%
2 川口市 604,715 39,553 6.5%
3 川越市 353,183 9,413 2.7%
4 所沢市 344,070 6,496 1.9%
5 越谷市 343,866 7,478 2.2%
6 草加市 250,966 8,900 3.5%
7 春日部市 231,726 4,980 2.1%
8 上尾市 230,229 4,459 1.9%
9 熊谷市 193,132 4,129 2.1%
10 新座市 165,730 3,994 2.4%

さて、上尾市が7位にランクアップした時、上尾の広報広聴課は自慢PRするでしょうか? また、23万人割れしたら、その事を伝えるでしょうか?

最近、中央小学校の歩30秒の所に地型のきれいな更地ができました。しかし、こうした場面に接した時、前、何が建っていたか思い出せないものです。Googleで測量したら820㎡、ミニ分譲地化されそうです。

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2023年8月15日 (火)

風鈴回廊&花手水 at 青葉園

 クリック拡大 

  風鈴回廊  

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  花手水   (はなちょうず) 

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  真夏の借景

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by Pixel 6a

 

 

2023年8月 7日 (月)

俺の街がこんなに人気あるわけがない

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

 先日、去年は人口が80万人減ったというニュースがでたが、ほぼスルーされた。その朝日のWeb見出しは総人口と勘違いしやすく、読売の方が適切だった。これは「日本人のみ」の数であり、外国人を含む総人口は51万人減だった。喩えとして福井県(78万)一つ分と報じたかは知らないが、この先も減るのだから、どうせなら、そっちを伝えれば良いと思った。

 そこで社人研推計(国勢調査ベース)を見たら、その標準シナリオよりも多く減っていた。むしろ出生低位という悲観シナリオに近い。で、その先はというと、日本人は毎年、減少数が1・5~2万人増えて6年後に年▲90万人、そのまた6年後の2035年には▲百万人の大台に乗る。
 ところが、出生中位(標準シナリオ)では、▲百万人は2061年、つまり25年も先送りできる。その差は大きいから、せめて悲観から標準へ上向かせるのは政治の責務だろう。

 このように人口問題は想定以上に進むことが多い。出生率の低下もそうだが、身近だと、埼玉県の単身世帯が107万(国勢調査)となり、過去の推計より10年も早まっていた。

 参考 社人研推計と人口オーナス

1.毎月の上尾市人口推移 

 グラフは日本人と外国人別の前年同月人口との差である。1日付けの数なので、実質、前月末人口となるからX軸を1カ月ずらしてある。さて、一年前から外国人は約2倍も増えているが、日本人は減少傾向にある。「出生-死亡」はマイナスに決まっているから、日本人の転入が減っているのだろう。

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2. 上尾市の年少人口の転入超過が全国20位・県内2位! 
 上グラフから近年の転入の多さは分かるが、ナント、総理府の2022年の住民基本台帳人口移動報告によると年少(0‐14歳)の転入超過は上尾市が277人全国20位だ。↓ 有名な流山市、明石市が並ぶ末席にいるではないか。目をこすっちゃう ( ゚Д゚)
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それなのに、ああそれなのに・・・(^-^?)
上尾ヨイショが得意の広報広聴課が自慢したり、子供に赤飯を配った、とかの話しは聞かない。なぜだろう?
最近だって水道管から勝手にお湯が出るサービスを始めたのに無言のままだ。たぶん、『俺の上尾がこんなに人気あるわけがない』という気持ちかも知れないが、元々、彼らの視野は向こう三軒両隣と狭いのだ
 なお、21年の同人数は299人と多いが20位圏外、代わりに65歳以上が全国18位だった。ともあれ、子供争奪戦の勝者になっていたが、広報が気にしない話はこれくらいでスルーし、もっと大事なディテールへ進む

3.全国の市区町村別移動人口見える化ツール

市区町村の移動(転入・転出)状況を調べるExcelツールがある。外注ソフトではなく、埼玉県庁の統計課職員が作って全国に公開した優れモノ。マクロを使っていないから誰でも使えるが、非力なPCには重いかも。

以前に前回版を取り上げたが、今回は2020年の国勢調査結果を受けた5年間分析となる。

転入-転出が純移動(転入超過)である。上尾市は、前5年が1916人増、今回も同水準の1897人と好調だ。中身を10歳等級別(ソースは5歳等級)でみると、30代と子供が目立ち子連れファミリーの転入が主となり、新陳代謝のためには前よりも良い。なお、国外からの転入は含まない。

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 で、この先はと言うと・・・
 ファミリー層の転入はマイホーム取得とリンクするから、通勤事情や民間の住宅供給量や金利次第となる。都内の新築マンションは実需を離れて手が出ない領域、80年代バブルを超えている。それが中古市場にも及び、上尾でも築40年を超すのに四割も値上がりした駅裏物件があるなど、理解を超える。
 
今の若い借り手は頭金がロクに無いのに借りられるだけ借りるのは、短期の変動型ローンのためだ。先日、日銀の修正で長期金利は少し上がったが短期の政策は変えていない。しかし、マイナス金利解除した時の彼らの耐性が心配だが、意外と野放図なのではと思う。それは私的な世代間ギャップかもしれない…。

 既に1のグラフは転入頭打ちを思わせるが、供給さえあればまだ行けるかも知れないと思う。結局、コロナ明けたらテレワーク解禁という日本であり、新常態はもう死語である。

  以下は、ツールからの抽出結果。

●上尾市への純移動(転入-転出)の多い 上位10

 1  さいたま市北区 512
 2  さいたま市大宮区 188
 3  さいたま市中央区 158
 4  戸田市 133
 5  川口市 128
 6  板橋区 117
 7  熊谷市 105
 8  さいたま市桜区 103
 9  所沢市 58
10  さいたま市浦和区 53

●転入、転出の上位20

  転入者数 転出者数
1 北区 1,484 桶川市 1,415
2 桶川市 1,127 北区 972
3 見沼区 813 見沼区 831
4 川口市 648 伊奈町 787
5 大宮区 615 鴻巣市 552
6 西区 506 北本市 522
7 鴻巣市 486 川口市 520
8 北本市 474 西区 481
9 伊奈町 472 大宮区 427
10 中央区 416 浦和区 360
11 浦和区 413 蓮田市 355
12 熊谷市 394 南区 340
13 南区 382 川越市 329
14 川越市 361 熊谷市 289
15 戸田市 302 久喜市 261
16 蓮田市 282 中央区 258
17 板橋区 270 東京 北区 245
18 久喜市 269 緑区 238
19 桜区 259 越谷市 209
20 東京 北区 233 岩槻区 194

●ファミリー層の移動実態をみる

平均初婚年齢が30歳位なので、30歳から44歳までの男女に限定した。純移動でみると勘違いするから、総移動人口(転入+転出)の多い順にみた。

  地域名 総移動人口 転入者数 転出者数 純移動
1 北区 876 570 306 264
2 桶川市 857 351 506 -155
3 見沼区 576 289 287 2
4 川口市 461 279 182 97
5 伊奈町 447 171 276 -105
6 大宮区 438 257 181 76
7 鴻巣市 429 188 241 -53
8 浦和区 362 184 178 6
9 西区 357 177 180 -3
10 北本市 350 163 187 -24
11 南区 300 155 145 10
12 中央区 293 182 111 71
13 川越市 291 151 140 11
14 熊谷市 277 163 114 49
15 東京・北区 208 100 108 -8
16 蓮田市 204 98 106 -8
17 久喜市 195 87 108 -21
18 戸田市 176 125 51 74
19 越谷市 170 83 87 -4
20 板橋区 169 106 63 43

地価の高い南から来て、地価の安い北へ出ていく姿は水の流れみたいなもので、行政がコントロールできる領域ではない。強いて、上尾の北に関所を作って逃がさないこと位か(>_<)。

子育て政策の有無はこのExcel表に入ってないが、あったとしても相関は無いだろう。むしろ、市は、県内の南部エリアと沿線別にファミリー層の出入り量とマンション価格や平均地価をブロットし、なぜ、南のXX市を飛び越してわが上尾に来たのかを分析した方が良いだろう。

●全国の比較

30~44歳のファミリー層でみると上尾は63位だ。1流山市、3柏市、5つくば市が上位にきていた(千葉県が多い)。つくばエキスプレス開通効果と言われ、新線の宅地は(伝統的な在来線よりも)割安になるのが強み。

しかし、短期間に子供人口が特定エリアに急増することは果たして良いことか。周りから吸収しただけで、得た方も失った方も人口バランスを欠くように見える、というのは嫉妬かな。

参考 上尾市の全国順位

  順位 純移動 転入数 転出数
年少人口 51 624 2,930 2,306
30-44歳人口 63 1,063 8,349 7,286

 

2023年8月 2日 (水)

大宮夏まつりを彩るサンバの踊り子。

スパークカーニバルの夜

8.1 第36回スパークカーニバル

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これで二回目だ。
かなり昔に見た時は、日劇ミュージックホールを想い出してしまった・・・
今宵は、思ったほど人出は無かったが、お神輿よりもサンバチームの艶やかな衣装と踊りが注目の的だった。
 
踊りながら通り過ぎるので、撮影は難しい。
手振れだけでなく、内なる目移りも激しい
 
Pixel 6aで初めて4Kでビデオ撮影した。

しかし4K効果が感じられなかった。
フレームレートが30のためかと思ったが、暗いためかもしれない。
しかしカメラのようなナイトモードは無い。
そちらは公開せずに楽むことにした。

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