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2023年8月29日 (火)

2-上尾市中学校のいじめ重大事態の信頼回復には

1事件  3寄稿 4仏と韓国 5桶川市 6失態 7でっちあげ

『守ってくれない』という汚名を消すには、身内に厳しい処罰から。 

報告書p13では、当初の段階から、どんなことがあっても加害生徒から被害生徒を徹底して守り通すという姿勢を堅持し、言葉や態度によって被害者側に伝えて中学校への信頼感を十分に醸成すべき・・・と指摘します。

他ページにも「学校に対する信頼感を醸成」とありますが、小難しい表現が気に入りません。上の赤文字のように、「いじめられたら、先生達は君を絶対守るからね」と体育館で大声で宣誓すれば良いのです。毎学期ごと!

子供や親の心に刺さるメッセージと態度が大事です。(上尾市本件サイト)

だって、本件は、やっぱ『上尾も守ってくれねーよ』でしょう。

いじめ問題では、時々、テレビで教育委員会や学校長らが頭を下げる醜態をみますが、とうとう上尾もか、となりました。上尾の面汚しです。ここで注意すべきは、同業者の失態を我々以上に見聞きしている彼らが、自分のフィールドで起きた時に、正しい判断ができないことです。それこそが前記事に書いた保身です。

たぶん、Bさんの被害見積りと我が身の安全性(例、Aに重い処遇=自分が不利と考えた)を天秤にかけたと想います。彼らはバカなのではなくズルいだけですが、保身とは普遍的であり、ローカルな問題ではないと考えます。連中に石を投げたい人も現れますが、そこはちがいます。

組織内の保身は民間だってある、と書くと身も蓋も無いのですが、だからこそ、いじめ防止とは別に、(根性論ではない)折れない心の育成を必死に作るべきです・・・。

●泡になって消えたい

両親にそう述べています。誰も口にしないけど最悪にならずに済んだことはBさんの強さと両親の支え以外に想像できません。(しかし言えない苦痛もあったはず。高校で立ち直れることを願います)

で、想い出したのは、いとこの児童精神科の専門医の話し。今は横浜市教育委員会や県警の相談をしています。ムカシ、子供のことで電話したら、折り返すと返答されました。「さっき、救急車で運び込まれた子がいてね」と自殺未遂の若者を診ていたのです。

若い子が気軽に自傷行為を繰り返すうちに、誤って太い血管を切ってしまうから怖いんだ、と言う生々しい話の記憶が蘇えりました。今の子供は、家庭に居てもSNSで親に理解できない世界に棲んでいます。

●若い二人のその後

 報告書によると、Bさんは本件申告後に休みがちとなりました。加害生徒と遭遇することに恐怖を感じ、家から出られなくなり、中学生活を奪われたのです。

 A側の申し入れで、Aは7/16日から登校自粛し夏休み後も続きました。それにより、Bさんは夏休後に母の付き添いで一時的な保健室登校をしました。しかし、Aの登校再開する旨の○○を機に再び登校できなくなりました(前記事の傷口に塩)

 今も専門医の治療を受け、心的外傷ストレス障害という診断名が付いてます。一方、Aは秋以降、卒業まで登校しました。

 Aは他の人には加害していませんから、幼いころから無抵抗なBさんを何かのはけ口にしていたと思います。本来は、そこも専門家が解明すべきと思います。でないと不安が残ります。また、小学校で早期発見できていれば双方ハッピーかもと想いました。

●両立しない時は被害者優先を

加害者が怖くて通えないのですから、どちらかが転校すればと思います。もちろん被害者に選択権があり、転校によるコストは加害者家庭と学校側が負うべきです。

または、加害側に一学期間の遠隔教育とか、完全な動線分離策を強いるとか、不登校の施設へ通わせるとか、素人ながらに想います。法的には、被害者には支援を、加害者には指導をですから、人権侵害にはならないのでは・・・。

被害者が望む今後・・・所見の最後

報道機関への周知は実現しました。埼玉新聞はヤフーに配信しましたが、コメントは74件と少ないです。もはや珍しくないことと見なされているかもしれません。中身は、警察や訴訟を解決策に上げる人が目立ち、学校への期待は少ないです。

周知を求めたのは大成果です(心理的負担はいかばかりかと案じますが)。内容の深刻さが新聞にのったので拡散効果がありました。本記事にもアクセスが集中しました。市が記者会見して報告と謝罪をと求めましたが、実施は不明です。テレビ放送は見当たりません。

20230828-194305

最後に関係職員の処分を求めています。四つの黒塗りは、校長・教頭・指導教員らかもしれません。過去に身内に甘い処分を見てきました。公務員は世間とは賞罰の尺度が違うようです。なので、結果次第ではひと悶着ありそうなので、被害者側の納得感を忖度すべきです。でないと、畠山市長がサードレイプしたことになります。

なお、処分には校長が含まれると予想しますが、西倉教育長が元校長であるように、校長組が参加する出世双六の上りが教育長という土壌では、新しい花が咲くわけないよね。

参考 弁護士ドットコム 処分の事例 → 先生の「不適切な指導」に「NO」を突きつけた文科省・・・

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