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2023年10月の14件の記事

2023年10月29日 (日)

恥じらいのビーナス+ベネチアンガラス

門外不出の傑作《カピトリーノのヴィーナス》、奇跡の初来日!

 これだけキャッチ用語の満載 ↑ タイトルは珍しい。釣られてカビトリーノ美術館へ。永遠の都ローマ展

半分くらいは外国人、という錯覚に陥る上野公園。中国人はまだ少ないから、台湾や東南アジアの若い人たちが目立つ。一部を除けば、日本よりは経済力が低い国なのに、若者が観光に来るってことは、それだけ安い国になったということ。

$150円が円安の天井かは分からないが、今は円高であるとする見方はまだあると思っており、インバウンド隆盛とは日本人の海外旅行が贅沢になることだ。

  • 恥じらいのビーナス

案内には、ミロのヴィーナス(ルーヴル美術館)、メディチのヴィーナス(ウフィツィ美術館)に並ぶ傑作とあるが、世界三大ビーナスで検索すると、ちょっと違う。

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素晴しいのは、すごく柔らかい曲線で、表面の肌も滑らかである。型枠に流し込んだ像ではなく、巨大な大理石から刻んだと思うと驚く。360度で観賞できる。風呂上がりの姿態である

他の頭像の裏、つまり外面ではない所は粗削りの跡のままで、彫刻品だと分かる。だからこそ、表面の滑らかさが対比的に美しい。そして、二千年も前に、こんな表面仕上をどう加工したのか ?

  •  恥ずかしい学芸員

近くのガイドに尋ねたら、答えられず詳しい人を呼んできたが、その人も素人でがっかり。検索したら今の時代のやり方はナントか分かる。予想通り各種のやすりだが、具体的に二千年前のそれはどうだったのか? 堅いものから掘り進む彫刻は失敗が許されないからね

なんだか、手元のスマホでAI検索した方がマシみたいな気分になった。きっと警備員なのだろうと思うことにした・・・

  •  カピトリーノの牝狼は衝撃的な物語
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なぜ双子の赤子が捨てられて狼に育てられたかの話はネット検索の方が詳しく分かる。マッチョな男神が巫女を犯したような話で、神話を作る時にも、大衆受けする要素をてんこ盛りするんだなーと妙に感心・・・。

この造形、なんだか見た記憶があるのは、モチーフ自体がよく使われているからだろう。

  •  モエシアの艦隊 
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Pixel 6aの解像度テスト
  • 記念品売り場にてベネチアンガラス

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  • 国内絵画展にて
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  •  上野公園の想いで
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Pixel 6aは空の青さを強調する傾向に
     
関連 超絶技巧!! 高い芸術性と製作過程の不思議を扱った記事 

 

2023年10月27日 (金)

3上尾 維新の津田ひとみ候補とは

1うさん臭い  2 女性4候補 4 文春佐藤  5 れいわ未 6歳と共産
N国議員の次は妻という上尾維新のあんちょこ 

更新 青島健太氏を文末へ、維新県議が最高裁へを3に 当選予想を2へ 

1 日本維新の会の中身
津田まさのり議員が昨年末、任期途中で放り出し、春に川口市から県議選に出ました。南13区(上尾)では勝ち目無いから、都市型エリアを狙ったと思います。当選さえすれば、「野心とか無責任」という批判は消せると踏んだのでしょう。善悪ではなく、勝てば官軍という世界観です。※4

風で当選と思いました。都内からの転入が増える県議選(南2区/川口)は、直近の参院比例は公明と同じ3万票もあります。でも津田氏は12,222票。投票率を調整しても56%止まり。敗因は知りません

そんな姿に、(上尾に)『二度と来るな!』との怒りの声もでましたが、三文芝居は続きます。後任は、NHKから国民を守る党を辞めた佐藤えりい議員、N国党からは裏切り者扱いです。

N国党とは、政見放送を「醜悪の場」にし、NHK日曜討論では大声で歌い、困り果てた司会者や他党幹部を見て、支持者がイイネを送るような党ですが、成れの果てはガーシー議員逮捕。ぶっ壊す、と叫んで自ら壊れます。なおこの党は、NHKをダシにした選挙ビジネスみたいなもの。票数を集めて交付金を増やし、一部を候補者へバックと言われます(よう知らんけど)。

さて、彼女を選んだ公式見解があったとしても、ホンネは語らないはず。二人はよそからの落下傘という共通点を除いても、似た者同士。無会派の同室で、共に去りたい事情を秘めていました。
上をめざす野心家には議席消滅は大失点です。落ち目の党を離れて再選危うい人には維新看板は福音です。政策も何もあったものではなく、二人の生活勘定です。Win-Winではありません

2 他人に透明性を求め、自分は不透明
転籍したのも束の間、佐藤さんは市議選の公認を失います。世間は下着姿写真の手売商売を上げますが、それは本質を外れます。根本的に維新不適格である事実を後記事で扱います。

かくして、スキャンダルな人ではムリとみて、急に出した正式候補が津田ひとみさん。しかし、プロフィールには途中で職場放棄した議員の妻という重要事実を隠します。負い目に感じているのか? さすがに、これは引けます。

ツイッターも始めたばかりで空疎です。あきらかに未経験の妻を前にした二人羽織で議席継承を狙います。これも勝てば官軍なのでしょう。党資料から経歴は元ネイリスト/元介護員(ヘルパー)/ゴルフ場キャディ。

連想したのは、現職が急逝し、後援会が慌てて親族を担ぎだす選挙のこと。でもそいう方は、何期も務めあげた地方の実力者というのが相場。だから、日の浅い政党、土着性もなく、風で当選、自己都合で辞めたのに家業にするのか、という市民の怒りも、そりゃあ出ますよ。上尾維新ではなく津田維新になってます。

以上の経緯から、市政に透明性を求める公約は空々しいです。

更に、維新支持者の価値観と照らしても矛盾があります。

既得権益への反感(ずるいぞという怒り)、フリーライダーを嫌う(タダ乗りするな、汗をかいて稼げ)、社会における競争の重要性(切磋琢磨の能力本位が既得権益を崩す)等があるでしょう。泥臭く言えば、自分達の稼ぎが、「老人に取られる」、「少数者に盗まれる」という不安を抱える人もいるでしょう。

そして、痛税感を持つ人が多いと思いますから、安易な人事で議員特権や四年間・約3000万円の税金のコスパは如何なものかとなります。

予想  尾花・鈴木氏という三千票とれる実力者不在、秋山氏も失速により維新看板だけでトップ当選も。地盤の無い維新の選挙は駅頭で徹底的に頑張っている感を熱演する。直近の22/7月 参院選、維新の比例票を投票率35%換算すると8050票。もちろん市議選35%の中身はかなり偏り、実際の歩留まりは桶川市議選を例に前値の45%推定で3600票。
 ここまではフワッとした維新人気と不祥事報道の綱引きだが、津田維新にはオリジナルな失点が多い。職場放棄、N国採用、露出議員、妻代用、当選無効県議などが減票効果となる。それは3600票との差だが、あくまでも市民に関心がある場合に限る。なお、四年後に川口再挑戦し当選すると上尾はまた交代か? 家庭に選挙を持ち込むと世間も迷惑する


3 新人候補の「花」にはルックスも?
党規模からしても問題議員が多いことは有名。その手のニュースで女性議員の例を見た時、他党よりもルックス重視が強い人選をする印象でした(主観ですが)。つまり、前記事ではプロが「花=経歴」と語りましたが、容姿も入ります。

最近では、初の維新県議と誉めそやされた中村美香氏は可愛い地域タレントさん。でも、居住ルール違反で当選無効、今は訴訟で延命中です。記事1で、Sクレイジー君の当選無効を書きましたが、彼女の証言録からも社会人経験の幼さが伝わります。「県内に住民登録があればいい」と思ってたんです。※3

追記 この公正な選挙をバカにした件、元アイドルを党公認・指導の責任は津田幹事長である。高裁判決がでてからXで私的に謝ったが(※31)、選管から指摘された春に謝ったわけでも無く、今回は支持者向けであり県民への謝罪でもない。当然、訴訟や選管業務にムダな支出もあった。※2 
 なお長野県では当選無効の新人が議員報酬を町に返納する例がある。※6
11/23 「一票を下さった方々に誠意を示したい」と維新は最高裁へ上告した。※7 その記事に光るコメントある。『あなたに一票を入れた方々も、あなたが不正をして立候補をしてたと知っていたら、票なんか入れてなかったと思う』。
 そもそも裁判で争わねばならないほどの曖昧な「住んでましたよ」感が不誠実なのだ。自ら評判を落とすことに気づけない維新。この人はボーナス受け取るだろうから、今後、当選無効になったら報酬返納という条令を作るべき。

参考: ヒラ県議の推定年収: 月92+政務活動費も月50+賞与約400≒2100万円。

4 維新に問題の多い人が集まる理由
当方がそう感じたのはかなり昔。橋本さんが大阪改革をして校長に民間登用した頃です。杉並に民間校長(リクルートの優秀な人)が来て改革した例が有名でした。

期待に反して伝わってきたのは、経歴サギ、生徒の母親へ手を出した等々、ロクでもない話し。数人どころではなかった気がします。失うものが少ない人ほど、カネと名誉に群がりますが、そんなの面接で見抜けるはず、との疑問は残ったままでした。やっと、今頃(笑)、そうなる理由を知りました。週刊文春8/10号-維新と佐藤議員の記事より。

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「俺も橋本さんも聖人君子な人柄は求めてこなかった。僕が支持された理由は政策の実行力。支持されない理由は言葉遣いが荒っぽいからとかヤンキー体質。人柄が良くても・・・・言い方キツいけど約束したことを守る政治家の方が僕はええと思うよね」(松井一郎・前代表)

校長採用にヤンキーが来て、面接官もヤンキーだから意気投合。類は友を呼ぶ、です。それと、内部告白 ↓

・・・全国に急増する地方議員。彼らの身体検査と言えば、「もっとザルです。面接で「もんもん (入れ墨)入ってない?』と聞かれた同僚がいたけど、本当にそれくらい。多くは単に維新公認の看板で上位当選しており、粗製乱造との指摘も出ています」(元維新府議)。 その一人が、小誌が先々週報じた佐藤恵理子上尾市議・・・

たぶん政治とは数であり、(選挙体力さえあれば)誰がやっても同じと言う考えでしょう。とにかく選挙活動量を最重視するスパルタ式選挙と揶揄されます。※5。それだと、個人の資質を軽んじて民主主義の劣化につながります。

さて、佐藤氏は、副業の件は聞かれないから答えなかったらしく、党は、「副業の件を報告していない」という形式犯レベルで、議員はOK、選挙は非公認という処分。決してエロ写真にはふれません。もちろん幹部だけが楽しんだわけでは有りません。悪びれることなく、佐藤氏は当該写真を直ぐには削除せず公開してました。

なお、上の「AV出演市議」とは山崎という高槻市議のこと。その人も、聞かれないから答えなかったって言ってます。これは余談ですが、「職業に貴賤無し」って勘違いして使われますね。

5 万博をギャンブルにする維新の政策
カジノと大阪万博が維新のアキレス健になりました。カジノは短期的には成功するかもしれませんが、影響範囲が広いために社会的な評価は不透明になります。

今は大阪万博の方がギャンブル政策になりました。行政改革を一番に訴えた党が赤字プロジェクトを造ったのですから、評価は落ちます。建設費は当初比1・8倍の2300億円、負担は国、自治体、民間で1/3ずつ。

負けが込んで、分不相応に掛け金をつぎ込み、資金繰りがつかなくなったようなもので、銭にうるさい関西でも不評らしいです※11。  このイベントが維新人気のピークになるのかは分かりませんが、東京五輪の失敗をこんな早くこの国が繰り返したことには驚きます。一度Goしたら後から費用増加でも誰も責任取らない構図。これは維新だけではなく日本政治の実力なのだと思います。

6「身を切る改革」は大げさで誤認させる
維新の国会議員は毎月18万円を党経由で被災地に寄付します。しかし、地方議員の方は不明です。(公認の条件として)報酬の一部を党経由で他自治体に寄付するらしいと聞いてますが、議員も地方組織もネット公開しないので実態不明。そもそも、自市のカネが他市で使われることを、身を切る改革と言うのはムリ筋でしょう。

シンプルに議員定数や報酬を減らせば良いのです。上尾なら定員30人を3人減らしても委員会等に影響しません。

一人年730万円の報酬は、開催月が年四回しかないので、30日×4回とし、他の非開催月を半額にするのもアリ。年収半額でも議員は兼業可です。議員になれる能力があればフツーの会社面接は素通りでしょう。佐藤さんの副業も理解を得られます・・・。なのに、議員提案さえしません(してたらゴメン)。

 維新の今は野党として攻撃していれば良いから、勇ましい姿がクォリティの低さをカバーします。しかし与党になれば、守勢に回るため能力の低さがでます。そらみたことか、と民主党政権の失敗と重ねられます。

最後に・・・駅頭で二人に確認を。

結局、人材不足なのか分かりませんが、「風さえあれば誰でもいい」ならば、自分は出にくいから妻にしたという家計優先ととられます。どうやら津田元議員は、三年間上尾にいても地域に根差した党組織や人脈を作れなかったのでしょう。

そこで、彼の古い選挙プロフィールを思い出しました。自己PRに、会社員時代に億単位の業績を上げたと書きつつも社名は無し。まるで粗いセールストーク風ですから、真偽不詳となる話は盛らない方が誠実です。また、佐藤氏に中村県議も加わり、人を見る目も疑われます

X(Twitter)しかやらないのもヘン。無いと思ったブログはありましたが(※4)、春の県議選用のもので短文ばかり、上尾を綴る気はありません(議席を放棄した説明さえ見ません)。読めば、選挙のために来た人だと分かります。そもそも議会レポートを年4回出したのだろうか?

さて、最後になりますが、維新の安全保障政策は、自民の強行姿勢や立憲の曖昧さよりは現状日本にあって中庸ですよ。行革姿勢はこの国にもっともっと必要です。それらに限らず、失敗中の大阪万博などいろんな国勢テーマを、二人の新旧維新候補に駅頭で聞くことを勧めます。

だって、野党第一党を狙う…党の、上尾代表になりたいのですから。

追記 応援者に青島健太(元スポーツライター)氏がいます。19年の知事選は自民党で落選、22年に維新から参院比例で当選した人。得票数は33,553票で、日本維新の会が獲得した8議席に対して党内8位・特定枠による当選者を除く全政党の比例当選者47名で最少となる(Wikiより)

参考 維新候補者になりたければ、「維新する覚悟/堺屋太一」が入門書として必読。


※1 日本維新の会公認 つだひとみ候補

※11 産経j/世論調査 万博「費用削減開催」が最多56% 維新支持層もコスト増を懸念

読売 埼玉県議選で当選無効の中村美香氏・・・

3 県選管の決定書、11/16 朝日 東京高裁は維新の請求棄却 元フリー素材維新県議の訴え棄却 次点は立民 

※31 東京高裁判決を受けての津田氏のX

※4 上尾市議選には出馬いたしません

※5  維新 カギは小選挙区(23.11/14毎日新聞)

※6 当選無効、議員報酬は辰野町に返納へ←信越放送は削除済みにつき、元公務員の解説記事

※7 最高裁へ上告 当選無効の維新県議

11/10〈させてもらえませんか?前戯を…〉維新市議による猥褻メール

 

2023年10月25日 (水)

鴻巣市のコスモス畑は摘み取り放題

コスモスアリーナふきあげ

先週末に鴻巣市のコスモスフェスティバルが終わり、今は摘み取り自由。

 鴻巣市コスモスの生育状況

ただし、ハサミとビニール袋が必須。飲み物も、自販機が完売状態の時もあり

車内で枯れないように、帰る時間になってから摘み取るのが良いです。

生け花が好きな人は、

思う存分

よりどりみどり

(ねこそぎ)

お持ち帰り可。アリーナ玄関横に水道あり。

三日位は持ちますね

写真映えするのは朝か夕方ですが、昼間の撮影

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  • 撮影備忘録

下記のアクオスsense3との比較で撮りに行った。

道すがらに、若い頃入社した会社の事業所(勤務地ではない)がある。今は工場ではないが社名看板を見るたびに懐かしさを感じる。

群生した畑には、新鮮な花と枯れた花が混在しているから、パッと見は奇麗だが、花を選ばないと難しい。大画面で見たら、焦点に失敗した作画が多くて驚いた。茎が消えるのはボートレイトのため? 薄い花弁の逆光効果はいいが、アップ画の方がよさそうだ。

案の定、あちこちに首から一眼デジタルカメラぶら下げた年輩者いた。

立ち話をした。カメラ純正のソフトでは物足りなく、フォットショップでレタッチ大好きという。その人のアナログ写真歴は分からないが、紙に印刷したことなく、インスタとフェイスブックに出すのだという。

風景画にフォトショやりすぎの厚化粧がイイって・・・。内心、それ邪道

と思いつつ聞いていたが、そんなのでイイネボタン押して欲しいの?

現実はそんなにきれいじゃないし、

キレイな景色はそう簡単にお目にかかれない。

上の写真は、数十枚に一枚の歩留まりだ

しかし、最近発売されたPixel 8のスペックを見ていたら、悪意で使えば、ど素人でもフェイク写真が作れるレベルへ来た。

それも手のひらの中で・・・

風景写真が危ない、レタッチしすぎの罠

鴻巣市のコスモスフェスティバルで秋を感じる



2023年10月24日 (火)

寄稿 荒川の護岸工事完了と使い道はアレ

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平方の荒川の護岸工事が終わりました。
これが最終形のようです。
土手の高さ1.5m
崩落した現場だけ基礎工事をやっています。
隣も軟弱地盤だが放置している。
土地の買収は進まず、本堤防造成の見込みはない。
しかし、近年大雨でも荒川の増水は減り河川敷に上がらなくなった。
上流で治水工事をやったのか?
 
釣り場にはなりそうだ。

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投稿に深謝。工事の行方が気になりますね。買収遅滞とは!、人の考えはいろいろですね
 
完成した護岸階段は、たぶん
 
釣場ではなく、上尾花火大会の有料席でしょうね。

釣場ならイイけど、安心安全ポリシングで、すぐ禁止するんですよね今の密告社会は
 
上尾花火大会では有料席になるかも 
 
ただ線引くだけで、
  
一席 3000円也


高さ10m級の堤防が平方・上尾市を守る

荒川洪水に備える第二・第三調整池と上尾

 

 

2023年10月23日 (月)

2上尾市 女性4候補の風と花、金沢しょうこ氏

1うさん臭い 3 津田維新 4文春佐藤 5れいわ未 6歳と共産
 金沢しょうこ氏はステルスNHK党 

追記 市議選予算は1億9百万円、前回比+16%。有権者1人570円だが、市民税0円世帯は全市1/4あるため実質700円弱と推定。

ミニ政党の創成期はその勢いから人物よりも風で当選すると、就職希望みたいに次々に志願者が現れる。しかし、時がたち風は凪や逆風になると、厚化粧は剥げて素顔が現れる・・・。

今回珍しいことが続く。党公認が欲しいのに公認を得られない方が三人もいた。拒否された理由では佐藤氏が下着姿副業で有名だが(4記事へ)、他の二人は不明。また、夫婦で選挙戦に係るのが二組もいるがどんな思惑だろうか。

氏名・敬称略 年齢・住所 学歴 職歴等 (サイトやチラシ等から)
津田ひとみ 42歳 2019年から上尾、町名不明 不明 元ネイリスト/元介護員(ヘルパー)/ゴルフ場キャディ(党資料より)。維新の会の公認だが自己紹介(10/11)に夫は途中で辞めた前議員との重要事項を書かない。なぜ隠す?
佐藤 えりい 37歳、非公開を通す 白鴎大学 教育学部卒 N国党から上尾市議、職歴はチラシでは不明、今は維新議員だが選挙は非公認扱い。文春で二回も上尾のPR
ばんどう 知子 45歳、小敷谷、上尾在住二年 高校卒 主婦歴20年、ハンドメイド作家(ネット販売) 、れいわ新選組の公認は得られず。夫婦で活動
金沢 しょうこ 40歳、最近緑丘1、9/20からブログ連投  不明 城南信金、みずほ銀行他を経て、今は国の補助執行団体とある。政治家女子48党での担当は豊島区のまま、上尾と書かないのは失礼だ。NHK党に名前が、こちら

まず、維新は津田氏が議席を投げ出し※1、後釜に政党としては相いれない元N国党の佐藤氏を据えたが、身辺調査がザルだったため公認を外し、急遽十月に正式公認に出したの自分の奥さん。議席を家族で継承する古い田舎政治を見る思いだ。一連の経過から、維新が抱える議員粗製乱造の問題が見えてくる。3記事へ

ばんどうさんは、昨年にれいわ新選組の公認を求めたが断られていた。しかし、夫婦の顔が入った旗を駅頭で見かけたり、YouTubeでは夫婦漫才風に訴える。当初は、れいわの旗が写っており、それだと公認との誤解を招くとかの批判もでていた。5記事へ

  • 金沢しょうこ候補とNHK 

 書家の金沢祥子さんと同名だが無関係。23年4月の豊島区議会選挙で421票。その下がへずまりゅう。

政治家女子48党のメンバーで、党内の担当は豊島区のままで上尾市とは書かない。党サイトをみると、メンバーはタレント志願者みたいにきれい。ルックスで集票する魂胆丸見えだ。何も書いていない人が混じるのは、面倒な話はしたく無いのだろう。なんだか、新手のキャバクラサイトを覗いた感覚に陥るのは、私だけだろう。(か、と書かないのがミソ)

同党はN国党の党名変更を経ているらしいが意味不明。また名前を変えるので、こちらの記事とコメント欄を推奨する。スポーツ新聞しか相手にしない。11(N党惨敗)

佐藤さんがN国党を辞めた時に立花党首(?)が怒って、刺客を送ると言ったらしい。大政党気取りに呆れるが、表向き金沢さんは公認ではない。名乗っている「上尾未来まちづくり党」は市議選用に届けた政治団体名だろう。しかし、NHK党のチラシと金沢チラシが同時に配られていたことがある。党名を隠し個人を前面にした作戦だ。陣営スタッフは何処から来た人かな…

金沢さんは金融機関に勤めていたのに学歴不詳である。今は、一日に何通も短いブログ記事を連投し、上尾愛を装うが、開始は9/20と最近なのが丸見え。しかもコメントを書き込めない。最近、上尾に転入したが、市民税は前住所地なので、まだ上尾には一円も納めていない。そんな方が急に上尾愛を語る真意を知るべきだ。それは昔の佐藤さんも同じこと。

最後に、女子プロレスの上尾興行にならないことを願う。

なぜなら、『安心してください履いてますから』と下着姿ツイートに書く議員を産む街が、更に沈下するのは子供に良くない。カニバリズムを待つ。

自分の生活目当て ・・・一般論として

外から突然現れ、この街を良くしたいと議員志願するなら、なぜ、アソコへ行かないのか

定員割れ自治体はたくさんあり、選挙活動せず、無投票で議員になれるのに。なぜ行かないの?

 答えは簡単

 給料が安いから。

月給19万円の町村へは行きたくないのだ。きれいごとを並べた若き政治家志願者さえ、(本当は貴重な実務が学べる)地方へ行く気が無い。そうしたホンネを見抜けない人は、急に政治的関心を持ち始めたが、情報にバランスを欠くのだろう。

首都近郊である上尾市議会だと年収741万円だから※4、職歴と照らせば野心を駆り立てる人もいる。なお、日本人の平均年収は458万円、正規だけだと523万円、女性はもっと低く407万円だ。
埼玉県庁の平均年収は行政職で615万円 ※3上尾市一般行政職は636万円(19年)だから、議員は管理職レベルかも。つまり市議が市役所の課長以下の能力なら、格落ちだ(管理職テスト合格できる? そもそも新卒入社で無理?)。しかも、それら値は220日位働いた場合の額。なお東証プライムの中にも平均年収740万以下の企業はある。

所が、たった年4回の議会でちょっと質問したとか、チラシレベルの報告書を四回書くだけで、イイ仕事と褒めそやす市民がいたりする。せいぜい拘束は50日程度なので※5、一度なったら辞められないのだ。しかも日当二千円までつく。なお給食おばさんの通勤手当は4km以上で150円だよ ※7
かくして
四年間、降格も減額も無く約3000万円保証となるが、それに見合う成果は何だろう?

もちろん質問0、チラシ0でも地域代表の議員はそれで済むこともある(地域からの陳情案件では表に出る)。なお、議会質問といっても、「●●とは何?」と一問一答を延々と続ければ時間はスグ終わる(星野さんは有名※8)。能力が低くて務まるのは、反問権を執行部に与えないことも有るだろう。※9

また、民間と違い平気で休め、届出に理由は不要である。近年、秋山かほる議員が病気で約一年間休んだが、給与も賞与も満額だ。※6  自分達で条令を変えて律しない限り安泰であり、右も左も仲良くそこは一致する。以前、恥じもなく議員年金の復活を目論む市議もいた。他県だが、数年間全休で全給がいたし、犯罪でも簡単にやめさせられない。

だから、辞めるのは党内定年か、地元の代替わり、県議に出るなどだ。

カネは人間行動のあらゆる面で判断の最上位に来るから、今の仕事と比べて報酬につられる人もいる。ホンネは就職活動となる。前も書いたが、自民の面接に落ち民主で合格して市議になった人。会社辞めて落選し、政治姿勢を転向したら当選した人もいる。美しい言葉で最年少議員を目指しながら開票直後に引っ越した人もいた。失うものが小さければ、ギャンブル的な人も現れる。前記事の三人はその典型だろう(決して薄給の町村には行かない)。

  • カネ目当ての号泣議員が何故当選したか

気味の悪い姿がテレビで大写しされた野々村議員を覚えているだろう。300回を超す空出張で政務活動費を搾取して、記憶にないを連発した。そんな人間がどうして当選したかは既に分析済みであり、そこに真実が宿る。

彼は選挙で、「西宮維新の会」を名乗り、橋本人気の「大阪維新の会」と混同させて」に乗った。選挙のプロは、風があれば案山子でも当選すると言う。だが、もう一つある。橋下さんと同じ北野高校卒とか、関西大学卒の元地方公務員という経歴。これをと呼ぶ。風と花が揃ったら人間性までは見抜けないとプロが語る。※2

つづく

※1 尾花あきひと候補と公明の新人県議選、そして踏台議員

11 N党惨敗でNHK受信料スクランブル論は自滅?

※2 号泣議員・・・はなぜ選挙で当選できたのか?ダイヤモンドオンライン

※3 埼玉県職員給与・賞与、2年連続で引き上げ 産経

※4 上尾市の市長、議員、職員等の・・・推定年収

※5 上尾市議会の・・・年間会期日数

※6 長期休みと報酬満額の件は※1記事内の「4市議の生態家」へ

※7 費用弁償二千円ほしさで集まる議員

※8 星野議員の質問を聞いて分かるオール4の意味

※9 反問権を与えたフリより劣る痴呆議会

 

2023年10月21日 (土)

1 うさん臭い独立系候補の背景

2 女性4候補 3 津田維新 4 文春佐藤 5 れいわ未 6歳と共産

縁のない人が突然現れて『街をよくする』の訴えと下心。

上尾維新(津田→N国→妻継承)を扱うつもりが下の三人へ寄り道。普遍性があるから。

最近の選挙は国政、地方を問わず、政治に無縁の世界から来て当選し、その後、問題発覚が続く「独立系」が目立つという(※1)。22年の参議院選ではN国党のガーシー、この春には、宮崎市議選にスーパークレイジー君、また鳥取県議選には知事の平井さんと同姓同名の詐欺犯が当選した。最後の件を知らない人のために書くと・・・

突然、鳥取に現れ選挙公報に「私には投票しないでくれ」とか「詐欺で5年服役した」の経歴を書き、泡沫候補と呼ばれたが最下位当選した。逮捕歴があってもやり直せるのを示したいと言ったので、単純に信じた市民がいたはずだ。

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そして三か月後、コロナ助成金の不正受給で逮捕、辞職。なんと、容疑は選挙前にやっていたことだ。後に分かったが、男は改名までしていた。ニュースでは、「信頼を裏切った」という型通りの声を伝えるが、それは違うだろう。 

政治とは善悪の境を歩くようなものであり、贖罪の場に向くハズはない! 突然、氏素性が不祥な人が現れ、キレイごとを宣う時は、下心を疑う方が良い。つまり有権者は騙された、ではなく、自分に「人を見る目が無かった」と恥じないと教訓にならない。なぜなら、男は、知名度が上がったので服役後にまた出たいという。まだカモがいると塀の中で想うのだ。
なお、男の出馬大義は、無投票(定員12)の回避としての13人目だったが、結果は選挙費用を溶かしただけ。※11

人は見た目で評価する、は世の常識。

だから、フツーの人は身なりを気にし、詐欺師は男女問わず仕立ての良いスーツに身を隠す。話は飛ぶが、オウム真理教よりも統一教会の方が危険だ。前者は、異様な服装だから警戒心を招くが、後者は身なりを整えて近づき、油断させて感染する。

N国党ガーシーは語る価値もない人だ。帰国しないから捜査が実家の母親へ及び、「オカンだけは勘弁して」と泣きついた。他人のプライバシーを暴露恐喝して金儲けをする人が、家族が世間に晒されそうになると投降した。だから、ネット画面の前で拍手喝采していた支持者はどう回顧するのだろうか。この街にもいたはず。

しかし、Sクレイジーにはこうした見方が通りにくい。※2

元暴走族で風俗出身だが、選挙戦で金髪の特攻服姿がかっこいいと思うのは、今まで選挙に行かなかった人達だろう。また、悪ぶるイメージで善を語るギャップが、逆に真実味を増すのかもしれない。

「親はヤクザ、少年院に5年、逮捕歴8回の自分が国政に行った方が東大出身の政治家より政治を身近に感じられると思う」と過去に語った(※2)。これは上のサギ師と同じ「善意解釈」の手口だ。
こうした話法で想い出したことがある。あるタレントが元暴走族だと告白したが
、ただの自己PR(歪んだ武勇伝)にしか聞こえなかった。本気で言うなら、迷惑をかけた街道の各戸を何日も謝罪行脚してからだ、とテレビの前で想った。※4

Sは21年の戸田市議選に当選したが「3か月の居住条件」に満たず当選無効、控訴するも棄却確定した。当時、選管報告書で「住んでいた証拠」のやり取りを読んだが明らかに軽薄な弁だった。その後も選挙ばかりし、春の宮崎市議選に当選して再び注目された。悪名は無名に勝る典型みたいに上位当選である

が、それもつかの間、女性に性的暴行で逮捕。議会は辞職勧告をし、またもや係争で延命中。地位と報酬(月58万、12月賞与115万円)が欲しいのだろう ※3。

その逮捕ニュースにも「裏切られた」という月並みな街の声があった。しかし、宮崎県だから「そのまんま(東)」である。"三つ子の魂百まで"、"ソラ見たことか"とも言われるだろう。かえって、地道に更生に励む人達に悪い印象付けをしたのだ。

だが、それとは別に彼の票数の多さはどう考えるべきか?

2 原因はコロナではない、SNS社会の負の効果だ

この現象を学者は、『コロナ禍で、組織選挙が弱体化し、浮動層が拡大、既存政党の候補ではなく、独立系の異色に票が流れた』と分析する。※1

先生、それ、違うと思う。

良く言われのは政治不信だが、昔の選挙にも奇人変人がいたので、政治不信で当選するとは思えない(昔の奇人候補には教養人がいたが、今はバカさを売る)。

たぶん支持層は、従来選挙には行っていない人が多く、内心当選しなくてもイイ、と思う軽い支持では。また、税負担のコスト意識の薄い有権者が増えると、一票の価値よりも刹那的な興奮や不満が投票動機になりやすい。つまり、そうした背景を持つバラバラな人達(浮動票)を、SNSが一体感や高揚感で束ねて投票へ駆り立てたと思う。

喩えると、教義なき匿名宗教

一般に、若者は老人を情弱(情報弱者)と嗤うが、好きなモノばかり見ている限りは誰でも情弱になる(偏食と同じ)。だから、上のような選挙現象は、その人の脳内でネットからの情報シェアが増えた結果と思う。それを受け入れる根っこは、もはや古い左派イデオロギーではなく、既得権益への漠然とした不満。

つづく 女性4候補の風と花

教訓 経験や事実の裏付けが無い人が急に現れ「皆のため」と言うのは下心

※1 ”独立系”元鳥取県議・平井被告に判決 広がる「政治不信」問われる「一票の重み」
※11 鳥取県議選の鳥取市開票結果 NHK

※2 スーパークレイジー君 Wiki

※3   〃  の議員報酬どうする…長期欠席受け 読売

※4 不良や元暴走族の芸能人16選・・・

 

2023年10月18日 (水)

アリコベール上尾40年史に書けない黒歴史

ボンベルタ上尾から丸広百貨店への闇 

 今年は市政65周年事業というが、我が役場はオリンピック+1年毎に記念事業をやりたがる。これは新手の公共事業かもしれない。つまり表彰市民を創作し、市民と行政が相互に称賛しあうのだ、税金で(今年は1250万円)。

それとは別に15日にアリコベール40周年記念イベントがあった。三つのビルが40歳になったのだ。実は、傘下のレストランで券をもらって知ったのだが、駅を使わない人や西口の人には関心が薄いはず。だからイベントは小さく、Webの案内も弱かった。

雨がやんだ丸広屋上は濡れていたが、ダンスチームに合わせて若い来場者らが躍っていた。ヒップポップ系ダンスみたいで、ゼクシスでも見る光景だ。

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丸広屋上はコロナ前のビアガーデン以来だが、たまたま●長と話をした。やりたい気はあるが、請負い業者が見つからないという。確か、前は一人四千円位の飲み食い放題のバイキングだった。しかし、それは高齢市民には不健康なのだ(^^♪。昔ながらの本格ガーデンでなくても、地下食品売場のデリカテッセンや四川飯店から取りよせて、お気軽な『夏の屋上屋台』で良いのでは。タワマン下にある田中屋の盛況ぶりを見れば分かるだろう。

6階の催事場で北海道物産展をしていた。海鮮弁当は何処にもあるが、この牡蠣めしはうまい。

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アリコベール上尾の沿革史 

3棟は1983年9月に同時オープンした。A館は商業施設の「デパート館」、B館は「東武サロン(結婚式場)」、C館は「東武ホテル」である。その施設概要は大家の上尾都市開発(株)サイトにある。

(日経新聞 地方面『国鉄上尾駅東口の「アリコベール上尾」、初日の23日は10万人の人出。』1983/09/25)

今となっては百貨店は古い業態となり、各地の駅前から姿を消している。それを想うと、日本が長い停滞期に入る80年代という最後のタイミングでよくぞ造ったなと感心する。そして何度も書くが、駅を降りてデパートを仰ぎ見る光景は希少である。それを昭和的な光景と言ってしまえばそれまでだが、高崎線では浦和、大宮、上尾しかない。熊谷の八木橋は駅から離れた旧中心地、川口ではそごうが撤退した。この希少性は貴重だと思う。

で、改めて第三セクター(3セク)の上尾都市開発サイトの沿革を見たら、ある期間が空白だ。丸広上尾店は1992年10月開業で、竣工の9年後だ。この9年間が空なのだ。
それを
簡単に埋めれば、当初はボンベルタ上尾という特殊な百貨店が開業したが不振続きで9年で撤退した。その穴埋めに、都市開発は建物を四割引きで丸広に売却し、大きな負債を抱えたという汚点である。

実は、この東口再開発の経緯を書いた貴重な記事がある※1新聞記事等をソースにした長文なので下に要約した。

 戦後の上尾駅は地上駅舎で改札は東口のみだった。高度成長期に団地開発が進み人口が増えると、橋上駅化して西口に改札口ができた。その後、西口の有志らによりモンシェリーが作られ賑わった。
 そしたら東口の商店主らが危機感を抱き、官民一体で東口再開発へと進んだ。83年に大型ビル3棟とペディストリアンで繋ぐ今の姿がオープンしたのだ。
 中心のA棟に地権者がテナントで入る一方、核テナントとして西友・イトーヨーカドー(IY)・ジャスコの中からジャスコ(現イオン)が選ばれた。しかし、市民の要望はスーパーでは無かった。事業者らも、市民が買回り品を大宮や都心へ流出しないことを願っていた。
 そこでジャスコは新タイプのジュニアデパート(小さ目の格下クラス?)の「ボンベルタ上尾」を提案し開業した。しかし、商売は思わしくなく、初年度の目標年商140億円は64億円となった。
 88年にはIYが昭和産業跡地(ショーサンプラザ)に出店した。当時のバブル期には大宮や桶川でも大規模店が相次ぎ、さらにロードサイド店との競合も加わった。かくして、日用品はIY、高級品は大宮という構図となってボンベルタの経営は悪化した。価格や商品の見直しをするも、1万4000㎡という小面積も足かせという。都市開発には賃料値下げを交渉するも、結局、9年目の92年に撤退した。
 後継に上がったのは川越市に本店を置く丸広百貨店。しかし、撤退でダメージを受けたのは上尾都市開発(株)だった。ボンベルタへ返す敷金や保証金がかさむなど80億円の負債を抱えたそこで、テナントになるはずの丸広へ、ビルごと60億円で売却する挙に出た。資産価値100億円を超す物件を四割引きで売るとは大問題。おまけに、上尾市が上尾都市開発に10年間で21億円を無利子で貸付けたので、さらに市民の反発を招いた(その辺りの経過は不明)。だが結局、60億円で売却されて丸広の資産となり、丸広上尾店は1992年10月に開業した。

丸広上尾店と損失問題 

本ブログでは丸広を何度も扱ってきたが、今の経営は丸広不動産みたいだ。テナントを埋め、床稼働率さえ高めれば、自社直営事業の赤字を補えるのかも知れない。ただ、その前提は豊満市からの40億円プレミアムなのだ。賃貸ならとっくにサヨナラだろう。

なので、市民から見た合理性とは、40億円の穴を毎年の固定資産税、法人市民税や地元雇用者の市民税でどれだけ回収(複利計算)したかである。そんな事知った事かの市政だからこそ、「40周年おめでとう」はノー天気、と言うのが本稿の趣旨である。

参照記事には、ボンベルタの店頭価格が上尾に馴染まなかったとありガックリくるが、一体どんな店だったのか全く分からない。ただ、ジャスコにしたら小さな失敗例に過ぎない。流通業は業態変化への適応こそがキモだから、お手本のように、近年、イオンモール上尾として戻って来た。

なお、敷金や保証金で3セクが80億円の負債とあるが、フツー、徹底する方が違約金を払うから魔訶不思議である。(信じがたいが素人の寄せ集め?)  監査請求や訴訟にもなったが、結果は変わらない。その不条理さを追求したと、尾花正明市議が書いたブログを、昔見つけたことがある。

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  • 都市の再開発は大宮までが限界か

バブル期は活気があり再開発事業が行われたが今は全く逆。高崎線沿線で拡大型の再開発ができる街は大宮と浦和、川口辺りしかない。

首都圏では昔から東京の南側(横浜や川崎)に人気が偏っていたが、開発余地が減ったり地価高騰もあり、割安だった北側(埼玉南部)の開発案件が増えてきた。しかし、官と民の資本が入るのは大宮駅や浦和駅周辺に限られ、他市の話はあまり聞かない。強いて、外環道路沿いの流通センターと言う名の大型倉庫がある。また市内だと郊外の老人ホーム位だ。

 大宮駅グランドセントラルステーション構想は駅と東西の回遊性を高める。その北側の30年塩漬けした市営桜木駐車場の土地も動き出す。浦和駅西口には南高砂地区の再開発や駅前広場の再整備がある。そこで「県都の玄関口に相応しい」という鼻持ちならない言い方が浦和らしい・・・。

上尾は、東京都ではなく、「大さいたま市」の北側ベットタウンになりそうだ。

最後に、市は図書館本館の更新計画を検討中だ。選択肢の一つに駅前ビルへの賃貸入居案がある。仮に丸広としたら、30年間入れば築70年になってしまう。壊すから出てってくれ、と言われたら行く場所がない。ショーサンにしても似たようなものだが、711は投資ファンドの圧力で更なる合理化を迫られており、IY上尾店の第二弾の縮小があっておかしくない。本館の件はまたの機会に・・・

※1 まちづくり】上尾の玄関口づくりとジャスコが作った「百貨店」-上尾駅東口再開発

 

2023年10月15日 (日)

川越祭りの特徴はバラエティに富むこと

山車とお囃子、はしご乗り。そして観光地化した個性的な土産店や飲食店が連なるレトロな街

川越まつりは江戸時代の川越藩主・松平信綱が氷川神社にみこしを寄進したのが由来と言われる。

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●中原町・河越太郎重頼の山車  まだ宵の口でスタンバイ状態だが、この時間帯は空に青みが残ってきれい。クリック拡大

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●山車の行進

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●仲町・羅陵王の山車・・・狐の舞が良かった。お囃子小屋があちこちにあるのも良い。

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●鳶のはしご乗り

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本日のベストショット。暗くて遠いため、シャツター押してもタイムラグがあり過ぎ。手振れやノイズが酷くて撮れた感触は無かったがPC画面で見て驚いた。Pixel 6aのカメラモードでデジタル拡大だが手振れ補正が凄い。レタッチなし。
ここが最大の混雑地帯で身動き不能。
界隈の全信号機は前日に向きを変え停止中。なお、昔みた中国雑技団と比べるのはムリがあるが、一般人(?)がやるのだから大したもの。生命保険が気になる・

●ウィンドウショッピング


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●時の鐘

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熊谷のうちわ祭りの方が四車線道路でスケールも大きく、お囃子も激しく打ち鳴らし賑やかだが、出店は香具師の店ばかりで商店街の活気は乏しい。川越祭りはお囃子が静かだが、両脇に個性的な店が多く、買い物や飲食の客が入り乱れて狭い二車線道路が混雑する。どちらも歴史のある街である。

驚いたのは、どちらも過密状態の中にベビーカーで入って来る親がいたこと。事故になれば圧死されるのに。ノー天気なのか、或いは、"そこのけ乳母車が通るぞ"と言う権利の主張なのか知らないが、リスク回避で迂回したり時間を空けるべきだ。

事故にあってから悔やんだり、

押した他人を非難したって、

後の まつり。

※ 熊谷うちわ祭り2023 初叩き合い

 

2023年10月12日 (木)

田村琢実団長へ 過ちては改むるに憚ること勿れ

前記事の続き

追記 文春・北川景子似”受付嬢と「不倫キス」政務活動費1700万円を“身内企業”に還流疑い、「コロナ支援資金」を利用・・・ リークする人が後を絶たない。

尾花県議のお詫び文、とのべ県議はツイッター

過ち=負けに拘る若頭vs牧原秀樹国会議員

●虐待を安易に使うな。親の安全配慮義務の方がまし

 条例案の内容は説明するまでも無く生活感を欠くいていた。そして、いちいち「虐待だー」と言って防ぐことがヒューマニズム豊かな社会だとでも言いたげで、過剰リベラルっぽい。

法的にも社会的にも他世帯に向かって「それ児童虐待」と軽々に使うべきではない。むしろ、働く人の職場環境整備を雇用者に課す安全配慮義務違反に近いから、どうしてもなら、その子育て版が良いのではと思う。

で、気になっているのは自民党が出した動機である。

リベラル側の政策を先取りして選挙に連勝した安倍さんの手口を連想するが、立憲枝野氏は、「自民県議団が党の理念に基づき組織的に進めているから」。秋山もえ氏は、「自民党の家族観の押し付け」と批判する。
復古的な家族観への回帰という批判だが、別にあちこちで制度化しているわけでは無いし、共働きを否定して選挙ができるわけもないから、それはステレオタイプ過ぎる。

前記事で、提案の動機を成功体験か慢心だろうと書いたが、もう一つ浮かんだことがある。田村たくみ団長のプロフィールをみると、放送大学卒に大学院を経て議員秘書となり一般的な社会人経験が無い。つまり世間知らずなのではと思った。

そして反対しにくい、「子供を守る」と「虐待防止」という無敵ワードを重ねて、正義のオラオラ感丸出しに見えた。おまけに序列社会の党内では異論が出ない。ずいぶんと単純な見方だが、出来の悪い案に相応しい真相だと思っていた。
が、「いやいや彼は党内左派だよ」という大学教授の記事があって驚いた。それを読んでもモヤモヤは残っている・・・。

追記 冒頭の文春記事に、自民党県議団は全国でも突出して議員提案条例を多く作っており、選挙のアピール材料になるからだと。分かり易い理由こそ正解だ。

●結局、取り下げ

県には1005件の反対意見が来た。騒いだ割にはたった千件だ。そして賛成は2通、こっちの少なさが強烈だ。議員の身内さえ応援をしなかったわけで、99対1から逆転できるのは藤井聡太君だけだと昨夜納得した。

ようは、支持層が付いてこなかったのが、取り下げた最大理由だろう。

つまり、オウンゴール。それを、「世論の勝利」と勝ち誇るのは左派の手前味噌である。  

身内からの批判では、牧原国会議員(枝野氏と同区)の見識が素晴らしかった。

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間違いは誰でもあるから謝罪し、正すことが大切、議員は党内で自由に異を唱えても良い、と諭すのだオラオラ団長と対照的なのはキャリアの差かもしれない。そして、アメリカ議会みたいに党議拘束(党が傘下議員の評決を拘束すること)が無ければ自由に発言できるのだ。この点は、他党にも当てはまる事で、民主主義の在り方を考えさせる。

一方、若き県議や市議ときたら団長と同じ言い訳を書く(説明が足りなかった、は論点ずらしの常套句)。「過ち=負け」ではなく、そもそも過ちではない、と考える限り牧原氏との差は大きい。自分の頭で考え、伺うべきは上役ではなく有権者の方だという初心を忘れたのだろう。

 

所で、この騒動は埼玉県の評判を貶めた。

死語化した「ダサい玉」を復活した田村団長の責任は大きい。

 

 イヤイヤ

 

 

 早まるな!

  

 

 この壮大な茶番劇の真相は?

  

 

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  映画のプロモーションかも。

 

関連・・・真相編
・埼玉県議が実名告発、留守番禁止条例騒動の内幕・・・夕刊フジ
・撤回の「留守番禁止」条例案 内部事情・・・朝日新聞

参考 朝日新聞11/17より 自民県議団は2010年から毎年のように条例の単独提案をし、35件を成立・改正させてきた。ただ、県議団内からは「条例をつくれば選挙などで自分たちの仕事をアピールする材料になるだけに、数にとらわれていた」との声も漏れる。

 

2023年10月11日 (水)

9 いじめの現状と対策は記憶より記録

1事件 2信頼 3寄稿 4仏韓 5桶川 6失態 7でっちあげ 8毒母

1. いじめや不登校の件数

 10月の文科省の発表は、「いじめ防止対策推進法」の施行十年という節目のためか扱いが大きかった。ネットは読売記事がよい。まとめると…

小中高等の22年度のいじめは68万件、被害が深刻な「重大事態」は923件、共に過去最多となった。不登校は小中学生で約30万人、前年比22%増はコロナ禍で生活リズムが乱れたなどが影響と。自殺は411人で前年+43人。今回、教職員による体罰や不適切指導を苦にした指導死を初調査し2人いた。

ちなみに、いじめ件数の多さは加害者数の多さを意味する。そして問題は、重大事態の4割弱が、深刻な被害を把握するまで学校がいじめとして捉えなかったということ(理由は不明)。たとえば・・

二回も認定を避けた加須市の小学校と市教委(東京新聞23/10)
 21年度に小3年の女児が同級生に殴られ、警察が来校し聴取した。親はその同級生のいじめを学校に再三訴えていたが重大事態と認めなかった。彼女は不登校となり欠席30日を超えたが、それでも「不登校による重大事態」と認定されずPTSD診断後にようやく認定され、市長報告は1カ月以上も遅れた。
 結局、「重大事態」認定は事件から7カ月後だった。そして、第三者調査と言ったところで二年も経って報告だから、逃げ切った大人がいたのだろう。

2. いじめ統計は深い所に隠れる

"インペイだ~"の合唱隊に加わる気はないが、上尾市の「いじめ件数」は見つかりにくい所にある。毎月の、教育委員会の報告書の中で認知件数と解消件数を伝えるが、年初からの累計は無い。知りたきゃ電卓叩け、なのだろう。だが、絶対的なモノサシの無い測定でネガティブな数だから、人目につかない所に置く心情は理解する。例えば、図書館の万引き数を発表しないように。
とりあえず、それらしき数として下の調査結果を引用する(これも文書内文書であり単独公表ではない)。
R5年の小学校の暴力は75件のうち対教師が7件もあった。器物損壊は5件。いじめは352件。30日以上の欠席者(不登校)は小学校80人、中学校184人だった。

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3. いじめ対策に決め手なし

●「記憶よりも記録」 誤字脱字でも良いから記録すること、と専門家が語る。教師の多忙もあり意外にできていないらしい。前に引用した桶川市の事案はこれだった。

既に医師の説明を患者が録音する例は珍しくないように、スマホ録音を勧めたい。了解を得る必要があるが、「録音」することで双方をクールダウンさせる効果がある。そして、「7でっちあげ」のように実際の現場では教師と親は対等になれず、「言った言わない」の争いを避けるためにも、自己防衛として許容できる(相手が隠し録音しない保証はない)。

●スクールカウンセラーは医者では無いから治療はしない。秘密を守るから相談者は話し、問題を抱えた本人自らに気づかせると最高のカウンセリングなのだが、低年齢だとムリでは? よって、「頷いているだけ」「聞いてるだけ」という不満もある一国一城の主みたいな立ち位置や守秘義務による情報交換の壁もあり過度な期待はできない。むしろ、教師内からエリア専任担当者を育てた方が良いと思った(エリアマネージャーみたいなもの)。

●受け手が苦痛と思えば法的に「いじめは有った」とされ、積極的認知という名の発掘には違和感がある。ちょうど今、季節外れのインフルエンザが流行るが、理由の一つに免疫力の低下が言われる。良かれと思ってやった日本の感染症対策が過剰過ぎた副作用かもしれない。

ウィルスと同じく、いじめも消えてなくならないから、学校生活の対人関係を"ホンネや生身のぶつかり合い"を避けて"品行方正"で過ごしても、世間に出たら通用しない。ましてグローバル化社会では人種・文化・宗教等の違いからくる軋轢や誤解はフツーにある。
だから、積極的認知でしらみつぶしにするよりも、耐性という自己免疫力を模索する方が生きる力になると思えてならない・・・。

  • ゼロトレランス導入の成果は分からない

珍しい教育用語だが、昭和の工場におけるZD運動みたいなもの。そして、toleranceは許容範囲・寛容の意味なので不寛容と訳される。アメリカ発祥なので、教育現場が荒廃した結果で生まれたと想像するが詳しくは知らない。

その考えは、寛容の名のもとで曖昧な生徒指導をするな、『世の中で許されないことは、学校でも許されない』という毅然とした指導のことだ。事前に、保護者と子供にルールと守らなかった時の懲罰を周知しておく。

国内では無いと思っていたら、埼玉県三郷市早稲田中学校でやっていた。資料は古いため今も続くかは知らない。三郷高校にも導入事実がある。

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蛇足、昔と比べて先生稼業も大変だが、にしても教育関係者の未成年者への性加害おおすぎないか。そこは不寛容である。

参考 トンデモナイ、埼玉県インフルエンザの流行状況。コロナはクールダウン

第一三共が一発で二度効く混合ワクチン開発へ

2023年10月10日 (火)

埼玉県自民党の子供放置禁止条例は迷子になる

自民党・牧原秀樹衆議院議員からも反対された

子どもを自宅や車内に放置することを禁止した埼玉県虐待禁止条例改正案が議会の委員会で可決した。成人の「養護者」が小3以下の子どもを放置することを禁じ、小46は努力義務とする。罰則はないが、県民には通報を義務づけるというもの。

最初は車内放置禁止だけと思いイイネとしたが、範囲を広げて非現実的な案になっていた

子供だけで、自宅にいたり・公園で遊ばせたり・お使いなども禁止らしい。「初めてのお使い」は、埼玉県での撮影はできなくなる( ゚Д゚)

だから全国ニュースになり総スカンを喰っている。自民党や公明党の支持者だって反対の方が多いはずだ。どうして範囲を広げたのか想像すると二つしか思いつかない・・・。

全国に先駆けたエレベータの歩行禁止条例を成功体験と勘違いして、それをもう一度と思った。私的にはその条例には反対。もう一つは、先の県議選で自民党が大勝した慢心ではないか、と思った。

そして、共通する大問題を書いておくと、エスカレーターの方は「安心安全」、今回は「子供」を守るを盾にしたことだ。情緒的で、反対しにくい聖域を持ち出す手口である、これは与野党変わらない。合理的思考の弱い日本人にとって一番危険である。

で、X(ツイッター)のタイムラインに秋山もえ元県議のツイートが出てきた。内容に驚いた。地元県議に ジャンジャン連絡しようと呼びかける。具体的に尾花氏と戸野辺氏である。

特に公明党・戸野辺議員は委員会の賛成議員として紹介されていた。

内輪話まで暴露されていた。

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●牧原国会議員が断固反対、引き下げに働きかけると

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反対派よりも牧原氏の動きが見もの。勇気ある撤退か議員のメンツが大事かだね。
 
昔はエスカレーターって歩くものでは無かったが、普及したことと急ぐ理由があるから歩くようになったと思う。今の時代、隣に見知らぬ人と狭い空間を共有したい人は少ないから、立ち止まり方式は輸送効率が悪くなるだけでは。
 
この程度なら、もっと他にやることがあるはずだろう。例えば、
保育園等の騒音は騒音条令から除くことで新設を容易にするとか

煙草のポイ捨て禁止に、チュウインガムを追加するとか

犬のフン始末義務に、オシッコの水洗も追加するとか

受動喫煙防止のために、一度吐いた煙はもう一度吸いこめとか ( ゚Д゚)

男は、小便器の前で、もう一歩前進とか ('ω')

(公共トイレでは、女子の方がバッチイという掃除担当者の意見もある)

 

 

2023年10月 7日 (土)

青葉園 秋の扇回廊と花手水

夏の風鈴回廊の次、秋は扇回廊へ。クリック拡大

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この霊園なかなかいいセンスしてます
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花手水・はなちょうず
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本当は入れ替え直後の新鮮な時が良いです。そして風のない日に。
これ、真上から取るのは至難の業。
風が強くて吹き溜まりっぽくなりました。野点もあって風流でしたが風のために傘は無かったです
ほぼ完売されたのか、通常の墓地分譲は少ないみたいですが、墓じまいなのか
空き地が目立つようになりました。
当節は、樹木葬が人気らしく、小さいデザイン墓石で複数のエリアがありますね。

2023年10月 4日 (水)

上尾のネーミングライツと将来売却候補

売れるものなら何でも売りだせ、上尾市役所。

最近、ネーミングライツを三件受注した。凄いぜ上尾市役所。次は足もと?

正式名、愛称、年額/万円、契約年数、購入企業名

●上尾市文化センター

  あげお富士住建ホール  110、2年 株式会社富士住建

●上尾市コミュニティセンター

  三井金属あげおコミュニティセンター    50、4年、三井金属鉱業

●上尾市平塚サッカー場

 ライフコミュニケーション上尾サッカーグラウンド、 30、4年、ライフコミュニケーション

●上尾市民球場  

 UDトラックス上尾スタジアム(略称:UD上尾スタ)、300、3年、UDトラックス

 UDはR4年から。他はR6/4/1より。


今後、予定される物件と想定客

 

西貝塚環境センター

 

捨てる前にお売りくださいハードオフ焼却センター

 

 

上尾市図書館

 

あげおブックオフ新古本図書館

 

 

上尾市役所

 

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2023年10月 2日 (月)

8 お母さんがねたので死にます。の真相

関連 1 ~ 7でっちあげ の続き

モンスターマザー丸子実業高校生 いじめ自殺事件の真相

本稿は長いため、大切な事を先頭に書いた。

学校内の人間関係がときに陰湿で過酷であるのと同様に、家庭内の状況もまた不可視的で残酷である。私たち第三者はまずもって、中高生の自殺をめぐっては、学校も家庭も同列に扱わなければならない。 書評 内田 良より引用
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読者に、福田ますみ氏の本書と「でっちあげ」を史上最悪の読後感と言わしめるのは、「事実は小説よりも奇なり」の典型なのだろう。
Amazonはこちら新潮社サイトは試し読みや対談もある。事件についてはネットに多くあるが、簡単にイントロを書く・・・

 シングルマザー・高山さおり(仮称)をSと略す。自殺したのは高2の長男・裕太君である。彼はバレーボール部に入るために丸子実業に入学した。毎朝、自分で弁当をつくり、片道90分を通う高校生だった。
 二年次に家出をした。バレー部のいじめや担任の言動が原因だとSは激怒し、学校に捜索活動や謝罪を迫る。
大事に至らず彼は帰宅したが、学校との対面は叶わず不登校となる。対立は激化し、Sは県知事などにメールする。県教育委員会には「丸子実業高校の教師はは人殺しをするのですか」と(原文ママ)。
 何とか12/3夕にS宅で話合いの場に至った。彼は元気に「5日から登校します」と答え、二か月ぶりの復学で事態は好転するかと思われた。しかし5日には来なかった。電話では「心の準備ができていない。明日は行きます」と本人が語った。6日早朝に自殺が発見された。その日にSはマスコミを招いて学校批判を展開し、学校やバレー部や地域が大混乱に巻き込まれた。そして壮絶な訴訟合戦へと突入した。
  • 引き返せない人達

Sには人権派と呼ばれる弁護士がつく。多くのマスコミは慎重な報道をしたが、それでも学校やバレー部は世間から叩かれた。後に、鎌田慧というジャーナリストがSの主張を週刊金曜日に垂れ流した(左派系雑誌)。
世の中には、「権力=悪」という単純な図式に染まる人々がいる。被害者や弱者を守るという「正義感」に囚われやすく、周囲に囃し立てる観衆(ネット)が現れると高揚感に包まれる。

彼らは、間違いを認めるとブライドや評価が落ちるため後に引けなくなる。検察は起訴してしまうと後に引けなくなると言われるように、冤罪は「どちらの側」からも起きうるのだ。

人権派という弁護士は校長を殺人罪で告訴した。過去に不正を暴いた成功体験に囚われた、との見方があるが、Sに接すればヤバさに気付くはず。結局はビジネスだと思う。控訴できずに判決は確定した。最後は、逆に名誉棄損で訴えられ、東京弁護士会の戒告処分を受けてキャリアに汚点を残す。現在その事務所は親族らしき弁護士名だが、その人も近年、懲戒処分を食らっていた。

 話は飛ぶが、ウロ戦争でも、鈴木宗男議員や鳩山元首相らが現実を直視できずにロシア批判ができないのは、長年のアイデンティティが崩れ、人脈(仕事)の窓口を失うからだと思う。

  • うつの診断書は簡単にゲット?

我が子を受診させ、初診40分のみで確定診断を得ている。クリニックに3回来るたびに診断書が出ており、診断書を得るために来たと見られる。そもそも投薬治療もない。

他の精神科医からも批判がでた。思春期の彼には、母親から離れる不安と自立して学校やバレー部へ行く期待という葛藤の中にあり、母子分離の選択肢はありうる・・・等の意見が出ている。母親に迫られた診断書だとすると、でっち上げとそっくりだ。

  • 人はなぜ嘘をつくのか

 脳科学者・中野信子氏との対談記事から引用 

中野 精神医学では「反社会性人格障害」と称するが、サイコパス=犯罪者ではない。弁護士とか医師は「人を助けたい」というモチベーションを持つために「頼ってくる人に弱い」という性質を、人よりはちょっと多めに持っている。
 心理学や精神医学に携わる人は教科書の最初に「患者さんと共依存にならないよう注意せよ」と戒めとして書いてある。教科書に書いてあるということは、書かないとそういうことになってしまうということです。
 自分が患者を助けていることに依存するんですね。快感を感じてしまう。自分が役に立っているという状態に興奮する。弁護士がそういう戒めを持っているかどうかは知りませんが、危ない部分を抱えていると思います。
  • 女性のDV

女性によるDVは少ない。夫側があまり告発しないためらしい。外聞を気にするのだろうか。本件も、二番目・三番目の夫はSの被害者だ。Sが暴力をふるっているのに、ナントSが警察に電話するのだ。訪れた警官に自分は被害者、正当防衛だと主張するが、何度もなので警官は夫に同情する。二番目の夫は新婚旅行の海外で留置場に入れられたことも。

中野 自分が弱者だという自認がそうさせるんでしょうね。女性を攻撃してはいけないという社会通念をうまく利用できる人がいるのはたしかです。また、攻撃されるかもしれないから先手を打つというパターンが多いようです。・・・潜在的には女性の方に多いかも・・・

 この性差で想うのはジャニー喜多川の件だ。彼が少女を犯したのならもっと早期に事件化したはずが、男から男への性行為だから軽く扱われ、羞恥で告発も少なかった。性犯罪での性別は無関係(?)と思うが、日本社会がまだそういう目で見ていなかった。

  • お母さんがねたので死にます

遺書は、伝えたいことを書くものだがこの文にはメッセージ性が無い。自殺発見の早朝にSは救急車を呼ぶが、その13分前に7カ所に長文メールを送っていた。その内容は際どいものだ。昼には遺体が戻り、マスコミを家に入れて教員らを罵倒した。悲しみに暮れる母親の姿など無いのだ。

最後のメモを、関係者は「やだので」と読めると証言した。佐久地方では「やだから」という言い方があり、日記にもその表現が多くある。著者は筆跡の怪しさも指摘したが、コピーしかないのだ。Sは原本を当日のマスコミ会見時に紛失したというのだ。なお、生前に裕太君から相談を受けた関係者も、「お母さんがやだので死にます、と普通に読める」と断言した。

実は彼が14歳の時に「要保護児童通告」が出ている。誰が、何を案じて求めたものかを巡って裁判で記録文書の開示を迫ったがSが拒否した。真相解明の材料を遺族が拒んだのだ。我が子を精神的に追い詰めていた過去がバレるからだろう。

なぜ、母親から逃げないのかという思いもあるが、そこは前作の冤罪教師にも通ずる。
この子は逃れるために死を選んだのだ。 

  • 2番目の夫の証言

包丁を持ち出す、首を吊る、灯油を飲む、高速走行中の車やホテルの窓から飛び降りる、は全て真似であり、した試しは無い。Sの兄も狂乱ぶりを知っており、「いっそ死んでくれた方が周りは助かる」とさえ言う。

自宅では、夫を殴る蹴る噛みつく唾を吐くなどを繰り返す。暴言は録音され、夫との裁判で公開されており、ヤクザに豹変していた。なのに、「父親が暴力振るっていた」という子供の署名入り文書まで出させるが、筆跡が疑われた。

夫が勝訴したがSは一文も払わない。本性を見抜けなかったと悔やむが、付き合っていた時は気立ての良い女性だった。結婚したとたん、給料を自分に振り込ませるなど激変し、ことあるごとに書面に書けと迫る。

なんと、敗訴した3月末には出会い系サイトを通じて三番目の夫と結婚したのだ。生活費のためだろうが、夫は二週間で実家へ逃げかえった。その際の罵倒が全てを語る。

「だれが、おまえのような金も地位もないオヤジのいう事に耳を貸す? 世間はみな、いじめ自殺で息子を亡くした気の毒な社会的弱者の女の味方だ!」

「死んでやる」が口癖なのは、実父も含め親族4人も自殺者がいたせいもあるが、関係者は「自分の意見が通らない時の反応」と語る。二番目の夫が精神科に連れて行き措置入院を相談した時、「人格障害の疑い」となるが確定診断ではない。ママさんバレーに居た頃、仲間の一人に「家に火をつけてやる」と暴言を吐く過去もある。地元での評判は悪い。

  • ネットの自作自演 

事件後、ネットにはSを応援するブログができ賛同者を集めた。生身の本人を知らない人が文字だけ読んで同情を寄せるが、後に、Sが開設した自作自演と判明する。それは下記と思うが、おどろおどろしい内容だ。当然、コメントにも自作自演が混じるはず。ブログは2009/6月までだが閉鎖はされていない。単純に信じた人は離れただろう。

 丸子実業高校生 いじめ 自殺事件

当時はブログが流行った時、Sはメールも多用したりミクシィも使っており普通の人よりはネットを使う。その頃、Sを殺人罪で告訴すればハードディスクの中身から真実に迫れそうだが、そういう裁判では無かった。

いじめたのは母親なのだが・・・

そこが最悪の読後感となるのだ。

何食わぬ顔で暮らしているのは、でっちあげ夫婦と同じ。

つづく

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