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2023年10月11日 (水)

9 いじめの現状と対策は記憶より記録

1事件 2信頼 3寄稿 4仏韓 5桶川 6失態 7でっちあげ 8毒母

1. いじめや不登校の件数

 10月の文科省の発表は、「いじめ防止対策推進法」の施行十年という節目のためか扱いが大きかった。ネットは読売記事がよい。まとめると…

小中高等の22年度のいじめは68万件、被害が深刻な「重大事態」は923件、共に過去最多となった。不登校は小中学生で約30万人、前年比22%増はコロナ禍で生活リズムが乱れたなどが影響と。自殺は411人で前年+43人。今回、教職員による体罰や不適切指導を苦にした指導死を初調査し2人いた。

ちなみに、いじめ件数の多さは加害者数の多さを意味する。そして問題は、重大事態の4割弱が、深刻な被害を把握するまで学校がいじめとして捉えなかったということ(理由は不明)。たとえば・・

二回も認定を避けた加須市の小学校と市教委(東京新聞23/10)
 21年度に小3年の女児が同級生に殴られ、警察が来校し聴取した。親はその同級生のいじめを学校に再三訴えていたが重大事態と認めなかった。彼女は不登校となり欠席30日を超えたが、それでも「不登校による重大事態」と認定されずPTSD診断後にようやく認定され、市長報告は1カ月以上も遅れた。
 結局、「重大事態」認定は事件から7カ月後だった。そして、第三者調査と言ったところで二年も経って報告だから、逃げ切った大人がいたのだろう。

2. いじめ統計は深い所に隠れる

"インペイだ~"の合唱隊に加わる気はないが、上尾市の「いじめ件数」は見つかりにくい所にある。毎月の、教育委員会の報告書の中で認知件数と解消件数を伝えるが、年初からの累計は無い。知りたきゃ電卓叩け、なのだろう。だが、絶対的なモノサシの無い測定でネガティブな数だから、人目につかない所に置く心情は理解する。例えば、図書館の万引き数を発表しないように。
とりあえず、それらしき数として下の調査結果を引用する(これも文書内文書であり単独公表ではない)。
R5年の小学校の暴力は75件のうち対教師が7件もあった。器物損壊は5件。いじめは352件。30日以上の欠席者(不登校)は小学校80人、中学校184人だった。

Photo_20231009100301

3. いじめ対策に決め手なし

●「記憶よりも記録」 誤字脱字でも良いから記録すること、と専門家が語る。教師の多忙もあり意外にできていないらしい。前に引用した桶川市の事案はこれだった。

既に医師の説明を患者が録音する例は珍しくないように、スマホ録音を勧めたい。了解を得る必要があるが、「録音」することで双方をクールダウンさせる効果がある。そして、「7でっちあげ」のように実際の現場では教師と親は対等になれず、「言った言わない」の争いを避けるためにも、自己防衛として許容できる(相手が隠し録音しない保証はない)。

●スクールカウンセラーは医者では無いから治療はしない。秘密を守るから相談者は話し、問題を抱えた本人自らに気づかせると最高のカウンセリングなのだが、低年齢だとムリでは? よって、「頷いているだけ」「聞いてるだけ」という不満もある一国一城の主みたいな立ち位置や守秘義務による情報交換の壁もあり過度な期待はできない。むしろ、教師内からエリア専任担当者を育てた方が良いと思った(エリアマネージャーみたいなもの)。

●受け手が苦痛と思えば法的に「いじめは有った」とされ、積極的認知という名の発掘には違和感がある。ちょうど今、季節外れのインフルエンザが流行るが、理由の一つに免疫力の低下が言われる。良かれと思ってやった日本の感染症対策が過剰過ぎた副作用かもしれない。

ウィルスと同じく、いじめも消えてなくならないから、学校生活の対人関係を"ホンネや生身のぶつかり合い"を避けて"品行方正"で過ごしても、世間に出たら通用しない。ましてグローバル化社会では人種・文化・宗教等の違いからくる軋轢や誤解はフツーにある。
だから、積極的認知でしらみつぶしにするよりも、耐性という自己免疫力を模索する方が生きる力になると思えてならない・・・。

  • ゼロトレランス導入の成果は分からない

珍しい教育用語だが、昭和の工場におけるZD運動みたいなもの。そして、toleranceは許容範囲・寛容の意味なので不寛容と訳される。アメリカ発祥なので、教育現場が荒廃した結果で生まれたと想像するが詳しくは知らない。

その考えは、寛容の名のもとで曖昧な生徒指導をするな、『世の中で許されないことは、学校でも許されない』という毅然とした指導のことだ。事前に、保護者と子供にルールと守らなかった時の懲罰を周知しておく。

国内では無いと思っていたら、埼玉県三郷市早稲田中学校でやっていた。資料は古いため今も続くかは知らない。三郷高校にも導入事実がある。

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蛇足、昔と比べて先生稼業も大変だが、にしても教育関係者の未成年者への性加害おおすぎないか。そこは不寛容である。

参考 トンデモナイ、埼玉県インフルエンザの流行状況。コロナはクールダウン

第一三共が一発で二度効く混合ワクチン開発へ

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