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2024年1月の5件の記事

2024年1月28日 (日)

今朝の地震の震度分布と鉄道沿線

それと首都圏の地形・地盤分類

2024年/1/28 08時59分頃
震央地名 東京湾
深さ 80km
マグニチュード M4.8

気象庁による震度分布だが、体感は建物の構造と高さ何階にいたかで変わる。クリック拡大

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もしも~♪ 家を~ 建てるな~ラ~ ♫

震度は震源からの距離だけでなく地盤の性質によるところが大きい。

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不思議だな、頑丈な所ほど人口減少し、脆弱な所ほど密集する。

日本人はバカなのか?

防災科学技術研究所より。地形・地盤分類250mメッシュマップ(2020年更新版)

 

関連 ・・・長周期パルスと江戸時代の教訓

 

2024年1月20日 (土)

一足先に、国立印刷局で新紙幣Fを拝んだ寂しさ

最新ホログラムよりも古き50円札に感動!

 2024年7月3日(水)、新紙幣F券が発行される。窓口で並ばなくても数週間後にはATMから出てくるんじゃない

世界初のホログラム技術が分かるように、縮小無しで載せた(クリック拡大)。肖像画が立体的に動いて見える。別に、渋沢公が笑ったり、0が増えたりはしない。

追記2/6 確かに、数字の書体が安っぽいね。家庭内のタンス預金が新札交換を目当てに減っているようだ。

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また、より高度化した「すかし」、目に読めないマイクロ文字など、偽造防止の粋を集めた印刷技術がウリだと国立印刷局は自慢する。それなら、いっそ他国紙幣の印刷を請け負えばよいのになと思った。

偽札というとCの一万円札が有名と思うが、もう日本では偽札ニーズは無いだろう。そんな難しいことしなくても簡単にダマせる手法が生まれているからだ(新紙幣交換サギは出そう)。そもそもキャッシュレス時代だし、アナログのおカネが必要になるのは能登地震のように電気や通信が落ちた大災害時だけだろう。

 結局、上は一万円札という寂しさ

若い頃、「十万円札」登場のニーズがホンキであったことを、ここ「お札と切手の博物館」の展示を見ていて懐かしく思い出した。あの頃は経済がイケイケだったのに、今じゃ考えられないねと年輩の係員と話しが合った。

日本で高額紙幣が生まれるとしたら、今の輸入インフレのレベルではなく、その先の国の財政破綻によるインフレとデノミとかかもしれないし、百万円札かも。その絵は聖徳太子様なのだ。

今の紙幣はEとよび、今度はFとなる。個人的にはBレベルを記念に持っているが、50円札があったなんて、ついぞ知らなかった( ゚Д゚)。最新技術よりも古い方が新鮮な発見となったが写真撮り損ねたわ。

※ 必見 お札の基本情報~過去に発行されたお札~

聞けば50円札はスグ廃止された。硬貨がでたからだ。でも短命な割には値上がりしてない(^^♪。未使用:1,500~4,000円美品:500~1,500円並品:200~500円。

自分が持っているのは板垣退助の百円札だ。これも値上がり期待ではなく、子供時代に使った思い出と共にあり、次の世代へと受け継ぐようなものだろう。しかし、百円ショップに行っても10円足りないな。

新紙幣よりも、はよ金利を上げよ。

そっちだろう・・・

(実際は秋までは上がりそうもない)

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2024年1月18日 (木)

年を挟んで上尾駅かいわいの絵。駅ピアノ

上尾百景

12月になるとどの自治体でもイルミネーションの飾りをするようになったためかマンネリした感がある。あまり注目されないが、お気に入りの場所を撮った。

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東部ホテル入口のツリー 昔々、毎年のようにモミの木を買ってきて大人の背丈位までのツリーを作っていた。木は来年まで持たせて使おうとしても室内の植木鉢では枯れてしまう。もし庭に植えたらどうなったのだろうか?
 金色のオーナメントボールに映る光景をねらって接写した。
もっと大きく撮れた写真もあるが、スマホの接写なので、自分の姿とスマホが写り込んでしまい、ほとんどボツ。やはり望遠機能が欲しい。ボールの表面は毎年使っているためか傷がかなり目立っていた。
 本当はタワマンが映る位置を探したが無かった、来年は手を加えてみるか。係が飾った以外のオーナメントが追加されていたりして・・・(^-^?)

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東口の住友タワマンの方が、高いために上尾のランドマークになっている。価格情報を見る限り、確かに駅近タワマンは値下がりしにくい。でも、マンションの作りとしてはこっちの方が築21年でも上に見えるんですよね。
なお上尾市のマンションについての市調査がある。
R4/1で、150棟、7279戸、平均49戸
築四十年以上が 38.9%もある。
●ことしの初雪
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上尾・駅ピアノ
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NHKのBSで駅ピアノ・空港ピアノ(特にヨーロッパ)の番組があり、ハラミちゃんもでていた。上尾駅にもとうとうできたんだと感心した。
高崎線沿線で駅ピアノが有るのは、熊谷駅だが、他は何処だろう?
11月頃から始めたのは上尾市観光協会による、あげおストリートピアノ
 
弾いている人はほとんどが男、女性が引く姿は珍しい。残念なのは立ち止まって聞いている人も少ない・・・
先日みたら、足元がかなり汚れていた。
実は先駆してやっていた所では、取りやめた事例もそこそこある。時間制限を守らないとか、発信目的など、演奏側のマナー違反らしい。
観光協会のこの企画は、街が垢抜けした感じでいいと思った。でも、周りに馴染んだ感じはあまりしない。上尾の場合は良い場所に設置しているが、熊谷駅の場合は、人目に付きにくい隅っこだった。案外、日本人(女性)には隅っこの方が引きやすいかも。
 
しかし、BSで見る海外の音楽文化とは違うらしいことが、こちらに書いてある。

マナー違反続出で「駅のピアノ」が撤去。海外とは明らかに違う、日本のストリートピアノの“つまらなさ”

市の直営ではないためか市サイトがムシを決め込んでいるのも、上で指摘する背景となる音楽文化の薄さなのだろうか? いきなり場を提供したからと言って、そこが交流やコミュニケーションの場になるとは限らないという事だろう。まあ気長に、聴きましょう。場所を替えるのもいいかもしれない。
丸山公園の白サギ
そもそもPixel 6aには望遠レンズは無いが、かなり離れていたので、PCで見たらここまで撮れていたのは感動した。
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2024年1月10日 (水)

埼玉県_肩車時代へ向かう市町村と能登被災地

前記事の続き

一人の高齢者を何人の現役が支えるかをみる

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社人研「2020~50年への市町村人口推計」は決まった未来を示すデータとして貴重なので、再び取り上げる。ここ上尾市は市制65周年、ヒトに喩えれば前期高齢者の仲間入りだが、正月明けに人口(住基台帳ベース)が発表されたので、先ずはそちらから・・・

上尾市 総人口 前年比 (日本人・ 外国人)
22年末 230,229 -278 -645 367
23年末 230,167 -62 -587 525

1/1の人数を前年末とみなすと、去年は日本人が-587、外国人が+525で計62人と微減で済んだが初の二年連続減である。

外国人は43%増で過去最高だが、市規模からは少ない方だろう。とは言っても上尾の駅前711の夜は外国人店員ばかりだった・・・。上尾市の日本人の年間減少幅は今後600人前後で済むわけは無いだろう。

1 人口10万人以上に限定して見る

再び社人研データより。埼玉県は自治体の数が全国一だ。しかも人口が少ない街ほど減少率は高くでるから十万人以上の自治体に絞った。なお、全国の十万人市でみると、減少率が四割を超すところは7つある。※1
 日立市 、釧路市 、堺市南区 、一関市 、小樽市、桐生市 、河内長野市。

前記事では20~50年への増減人数でみたが、今回は増減でみた。増加は8市区ある(グラフでは川口を除く)。15万人前後の規模で上下に二極化し、地理的特性を反映している。また、大規模市ほど減り方は緩やかだが、上尾はいつも特徴のない位置に留まっている・・・。

結局は転入・転出という選択の結果なので、隣に人気自治体があると割を喰いやすい。例えば、大型SC開業と新駅効果で伸びた越谷市※と春日部市、政令指定都市のさいたま市※と上尾市のような関係だ。春日部市の減り方は静かな災害級と思うが、上尾との差は520人へと詰まった。

※ 越谷市は低地と河川の関係で内水氾濫等の水害リスクが高い(市サイト)。同じ政令市でも財政問題を抱えだした成熟した横浜市より、さいたま市の方が街の成長イメージは高い。

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  • 埼玉県の10万人以上自治体の減少率ワースト15

概ね25~20%減は全国的にはマシな方で違和感がない。むしろ参考として年少人口の減少率を併記した。総人口よりも約2~3倍のスピードで子供が減る(子供人口が既に少ないためもある)。

2020年の総人口 減少率 参考
春日部市 229,792 -25.5% -45%
狭山市 148,699 -25.4% -39%
深谷市 141,268 -22.9% -40%
熊谷市 194,415 -22.9% -40%
加須市 111,623 -22.4% -41%
久喜市 150,582 -22.2% -39%
入間市 145,651 -22.2% -41%
鴻巣市 116,828 -21.4% -36%
坂戸市 100,275 -16.2% -34%
上尾市 226,940 -11.3% -27%
岩槻区 111,815 -10.2% -19%
所沢市 342,464 -10.1% -25%
草加市 248,304 -7.5% -28%
川越市 354,571 -6.4% -20%
富士見市 111,859 -4.9% -21%

2.高齢者一人を何人の現役が支えるかという指数

労働力人口÷老年人口(65歳以上)は、高齢者一人を現役何人が支えるかを示す社会保障政策の基本的なモノサシだ。少子高齢化社会の維持困難度を示すので取り上げたが、この指標の公式名称がまだ無いのには呆れる。

国全体は、2020年に2.1人で支えていたが、2050年は1.3人と予想される。県内では、20年で2人以下は半分以上の40自治体もあり、50年で1.3以下が32自治体となる。なおグラフは違う視点なので、読み方は内部に示した。

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では、値が低い街は、どうなるのだろうか?

自覚無き生活習慣病、つまり自治体にとってのサイレントキラーだと思う。症状は、祭りや運動会の担い手不足、地域芸能の伝承困難や災害時に頼れる人が少ないことしか思いつかないが、県内だと、先行する鳩山町などから学べば良いかもしれない。

そもそも年金や介護は国の政策なので地方行政にどう影響するのだろうか。リッチな東京都は介護職手当てを万円単位で振る舞って支援するという(=増々人を吸い寄せる)。つまり、介護保険制度が維持できたとしても他の自治体では供給力が足りない事態になるわけだ。

これは、労働力人口が減ることによる人手不足問題として既に知られたことだ。建設作業員が足りないから公共施設工事ができないとか大工がいないから新築住宅も建たないというように地域の代謝を遅らせるだろう。

能登地震の石川県の社人研データを見たら、死者数が集中する珠洲市は20年の高齢化率※(人口に占める65歳以上)は52%、上の労働力人口との比は既に0.8、隣の能都町、穴水町も似たようなもの、石川県の高齢化の上位地域だった。そして気になったのは75歳以上の女性比率が65%と他地域よりも高いことだ。3人に2人がお婆さん、イヤ、老いた母親である。

 

避難所の光景もそんな感じに見えた。

参考 産経 働き手急減、高齢者を「肩車」で支える時代

※1 シニアガイド 2050年に大幅に人口が減る7つの市

※ 高齢化率が5割超は集落機能の維持が難しい「限界集落」と呼ばれる

2024年1月 6日 (土)

日航機と海保機の追突炎上に見る賞賛と原因の落差

全員避難ができたのはモラルの高さではない。

違和感の一つは、日航CAの避難誘導や従う客のモラルの高さを、能登沖地震もあってか流石日本人みたいな情緒的な称賛になりやすい反面、事故原因はタダの勘違い、人災ということだ。ヒューマンエラーと横文字で書く所もあるが、それは「お粗末」を格上げして隠すようなもの。

原因は究明中だが、「ナンバーワンの意味の勘違いという話しになっている。つまり日本人(エリート)同士が、日本語と英語が混ざった会話で勘違いが起きたとしたら、日本礼賛との落差が激しすぎる。今のところ、海保の誤進入、管制官はそれを見落とし、JAL機に着陸中止を告げなかったという感じ。

1.車線合流や踏切事故に似る

 当日のニュースを見た時は、高速道路に車線合流を想い出した。パーキングエリアから出て本線に合流するとき、(右手にみる)本線を高速で走る車との間合いを取りながら進入する。しかし、そこには交通整理のお巡りさんはいない。合流する側に一番の安全義務がある。

 本件は、監視役(管制官)がいる所で、直進JAL機と横道から入った海保機がいた。三者が居たのに追突事故になった。その三組はそれぞれ複数人(主と副)構成なのに、「勘違い」と「(侵入)見逃し」、「前方不注意」が起きた。複数人で復唱応答することでミスを防ぐという人間主体のアナログ方式は、混雑する羽田ではその方が優れているからだと元管制官が(朝の番組で)自信満々に語っていた。

だからか、映像は衝突して大炎上する一種類のみ。つまり、滑走路には監視カメラが全然ない性善説の世界らしい。

今日の犯罪捜査の最大の決め手は警察の手腕ではなく、街中にある監視カメラの数である。滑走路の要所にカメラが無いから、海保機が勘違いで侵入を写した録画が無い(隠している?)。だから、会話録で原因究明するありさまである。監視カメラなんて安いモノなのにね・・・。

立ち入り禁止エリアに入った事故だから踏切事故みたいだ。違うのは、今の鉄道踏切にはカメラはあるけど、今回は、遮断機もカメラもないということだ。

2.18分間で全員脱出できた本当の理由とは

衝突は午後5時47分頃。訓練では90秒で避難できるらしいが、衝突後、出口が開くまでは515分ほど。そして、8カ所のうち5カ所は火災で使えないと判断し、最前列の左右と最後尾の3カ所から滑り台で出た。むやみに出口を開ければ、炎が入り込む恐れもあったという。(日経より) 「90秒ルール」訓練効果か

ビルなどの閉鎖空間の火事では死者は煙によるものだ。避難が遅れるためだ。今回、「肺に刺さるような煙」という証言があったように、実際は際どい状況だった。濃い濃度の一酸化炭素なら一息で意識を失う(低姿勢で濡れタオルで口を塞ぐのがよい)。

だから、脱出ドアを開ける判断は、火の手や煙の回り方次第と思うが、外の見えない機内から最適な判断ができるだろうか。今回は結果オーライなのだろう。

唯一の教訓は、避難は共同作業であり(高価な)荷物を諦めろということ。荷物を取り出すと通路の渋滞が発生する。日航は見舞金として1人10万円、荷物弁済金10万円の計20万円を支払うらしい。

2019年のロシア飛行機炎上事故では、荷物や衣類を持った乗客が目立つ。

いくら90秒で脱出できると言っても、それは有害ガスも無く機体が壊れていない訓練だ。今回の大型機が大炎上する姿から全員脱出は奇跡的に映るが、たぶんテレビで映し始めた頃にはほぼ脱出中かもしれない。なお、パニックらしいことは実はあった。煙が立ち込めるのにドアが開かなかったら当たり前である。ただ逃げ場所が無いからCAの言う通りにするしかない。※2

結局、避難できた最大の理由は、エアバスA350機が倒れずに姿勢を保って停止し、燃えにくかったからだろう。

倒れたり、胴体が割れていたらもっと凄惨な姿になる。その辺りをBBCがクールに専門家の解説をしている。

・教授(事故原因調査)は、「衝突によって左側のエンジンが衝撃を受けたことで、燃料ラインが破裂したようだ」。「その時点で巨大な火の玉が上がり、それ以降は燃料漏えいが続いているようだ。燃料が機体から流れ落ち続けることで、非常に厳しい事態になる
・「脱出可能になってすぐに乗務員たちは非常扉を開いたはずで、それによって脱出シューターが自動的にふくらんだはずだ」、「客室の座席その他の材料は防火素材でできているが、燃えないわけではない。それでも、あの量の燃料であれほど激しい炎が燃え上がったのは意外だった」
・どの空港でも救急消防隊は3分以内に到達できるよう待機し、実際の機体到達目標時間は2分だ。第一に、脱出を妨げるような炎の消火が優先される。旅客機は設計段階で、脱出口が半分しか使えない状態でも、90秒以内に全員が脱出できるよう設計されている
・衝突したJAL機のエアバス「A350」の主要構造が保たれたことで、全員の脱出が可能になった
・別の飛行機と「非常に強く衝突」したにもかかわらず機体が崩壊しなかったことで、日航機の機長らは滑走路で停止させることができたのだろう。
・A350はカーボンファイバーなどで造られ、炎にも長時間にわたり耐え続け、そのことも脱出を可能にした。全員が脱出できるまでA350が構造の一体性を維持したことはその「強靭さ」を証明した。

BBCは日本礼賛ではなくエアバス礼賛になったが、かえって事故原因がお粗末に見えて仕方ない。

どんな対策にも長所と短所があり、それを総合的にみて今のアナログ的な複数人の復唱確認が良いとしたはずだ。そのスキを埋めることは大切だが、時代的に安心安全で過大な投資を求める人が出てくるから、そこは要注意だと思う。せいぜい、管制のやり取りは、曖昧さを避けるために日本語を禁止にするのが良いと思う(なお今回は全て日本語なら発生しなかったという見方もある。それは海保機側は英語が苦手というものだが真偽不詳)。

※2 TBS NEWS DIG

 

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