カテゴリー「上尾市」の168件の記事

2020年10月17日 (土)

上尾市の10月はコロナ感染者数が急増

このペースだと第三波は大波へ。50代が増えてます・・・お大事に。

関連 埼玉県コロナ統計-3 かまちょ図書館

 相変わらず新規感染者(陽性判明者)数のデータしか公開されませんが、いよいよ第三波到来かと思われます。個人的には、インフルエンザの患者数も同時に発表すると好いなと思います。インフルエンザと比べることで不安感の耐性になる気がするのです。ただし、人によっては恐怖指数となりますね。

上尾市も首都圏の状態と同じく9月を第二波の底とし、10月から再拡大へ。

第二波もそうでしたが、埼玉県は首都圏の中では感染人数の立ち上がりが早い気がします。上尾市は10/16付けで23人、このペースだと40人超えとなり過去最高(7月の32人)を更新します。これは7月を第二波初月と見た場合にすると、第三波はそれ以上になる事を連想させます。


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グラフからは、コロナ感染症は社会活動量に比例することが一目瞭然です。なお10月は50代の感染が急に増えています。感染ルートは、通勤都内・さいたま市由来とその家庭内感染が殆どと思われます(劇団クラスターの影響もあります)。市内の「特定空間」から広まった例はないようですが、それは時間の問題と思われます。

困るのは、白岡市のように市内感染が増えると(例えば)図書館利用を極端に制限するケースです。行政は過剰な事なかれ主義に陥りやすいので気がかりです。これから受験シーズンですが、感染対策をとりつつ場所の提供を堅持して欲しいものです。

8割オジサンと言われた西田教授やウィルス感染症の岡田春恵さんもテレビで見かけなくなったように、軽症者が多いため、日本はある程度の感染を受け入れながらの経済活動の促進策が重点ですから。現状はやむを得ないでしょう。早い話、感染が怖かったら危うきに近寄らずです。リスクの高い所はこの半年で周知なのですが、それを固有名詞で指摘すると差別的というのが今の社会です。

薬への期待は・・・

WHOは(NHKニュース)、ロシアや欧州での感染者数は4月に比べ2~3倍に増えたが死者数は5分の1未満、検査数が増えたことや酸素吸入の体制が整ってきたことなどが背景と言います。その一方、日本で特例承認された「レムデシビル」を含む4薬について、入院中の患者への効果が「ほとんどないか、全くなかった」と暫定的な発表をしています。なお、トランプ氏にも使ったレムデシビルには効果があるというアメリカの報告もあり、よく分かりません。

そもそもコロナで直った人の殆どは自己免疫らしいです。

ある小児科医のクオーラの書き込みです。

「流行っている開業医の小児科外来は、一日100人を診察しなければいけません。小児科外来を受診する子どものほとんどは軽症感染症で、正直ほっておいても自然に治ります。しかし、その中のほんの一部に見逃してはいけない重篤な疾患などが隠れているのが小児科の怖さです。・・・」

 

2020年10月 9日 (金)

追い払う畠山市長、招く畠山市長

来年12月に上尾市長選となる。

コロナ禍でいろんな商売がダメージを受けているが、駅前駐輪場の稼働率も低いようだ。3月から5月にかけては、在宅ワークによる鉄道利用者減だけでなく、高校が休みになってガラガラだった。

いまのところ畠山市長の目に見えた成果は、駅前放置自転車の一掃だろう。タダの駐輪場を廃止したから余計なお世話だと言いたい市民もいるが、上尾駅前名物の放置自転車を追い払ったのは大きい。景観が良くなった、歩行者の邪魔にならなくなったと言うより、もっと大きな効果があるとみる。

自転車盗難の激減になる。昨年秋からの一掃なので、まだ県警の犯罪統計データでは不明だが、2019年は540件だった。これはたぶん過去最低だろう。自転車盗の「ちょっと拝借」みたいな軽犯罪の経験はさらなる犯罪への引き金になりやすいから、この減少は貴重である。

なお、駐輪収容量を増やす政策と取り締まりの二つが定石だが、上尾市は後者、つまり脅迫型の取り締まりで減らした。放置利用者の多くは既存の駐輪場の空きへ流れたか、諦めたかの二つしか無い。監視見回りと撤去作業の費用に一体、何百万円を掛け続けたのかは不明だ。 

いずれにしても丸広が三時間無料を二時間にして収益化を図ったように、駅前駐輪場経営には増収効果がでたはず。しかしコロナでそれどころではなくなった。今年、東口の踏切近くに24時間100円の駐輪場ができた。スイカ80%と書いてあるので80円なのか?、最安だと思う。デフレは止まらない・・・

最近、市役所職員が夕方の駅周辺で棒の先にスピーカーを付け、ムクドリを追い払っていた。

ムクドリが嫌う音を鳴らしていた。人間が聞いても嫌な音だ。捕まえて焼き鳥にできればよいが、そうもいかないので、「よその街へ行け」と追い払う。鷹匠を頼む例もあるが一日何万とタカそうだ。職員による人力作戦には残業代がかかるから、機材を商店街や住民に貸し出して彼らにやらせればと思うのだが・・・。なんでも公助はいかがなものかな。

でもムクドリは慣れるとどうなんだろう。厄介払いされた人間がまた戻って来るようなものじゃないだろうか。

丸山公園の池からは釣り人や鯉を追い払ったように、畠山さんはどうやら追い払う政策が得意なのである。しかし、朝日新聞には招く政策もあった。

 国際プール、建設地をめぐって川口と上尾がつばぜり合い

広報あげおで宣伝している件だ。国際規格の屋内50mプール建設で、川口市上尾市が誘致合戦と伝える。よそにあるのに埼玉県には無いから作れという。記事によれば、

県内水泳関係者にとって悲願とも。建設費は100億~300億円、年間数億円の維持費もかかる。10レーン50mプールで底が可動式、25mのサブプールもつくる。観客席は約3千。飛び込み競技用プール、トレーニング用の流水プールも設ける。泳法を解析するシステムや大型の映像装置などを導入し、最先端の技術を備えた施設を目指す。

これとは別に「スポーツ科学拠点施設」も建設し、身体能力の測定室、トレーニング室などを設け、アスリートの競技力向上の支援拠点としたい考えだ。

スポーツ団体には政治団体の顔もあるから、熱くまとまりやすく選挙に行く。大野知事の地盤は川口市だから昔の政治だと川口市になってしまうが、さいたま市の美園も候補らしい。

県内アクセスの公平性、県営プール跡地、他スポーツ施設との集積効果などで上尾市にアドバンテージがあると思うから、上尾市に決まっても、それは畠山市長や大島衆議員の手柄ではなく、単なる合理的判断に過ぎない。なお、一般用プールではないから、多くの県民からみれば理解は低いと思う。

記事の最後は、類似施設は横浜国際プール、習志野の国際総合水泳場、東京アクアティクスセンターなどライバルも多く、国際競技で使われることは稀だとのこと、クールだ。

 

 

2020年9月10日 (木)

トンデモ立地選定の上尾市2例とアノ時の本質

比較検討を曖昧にする時は「候補地ありき」。

 前記事で、「上尾伊奈の共同ごみ処理場」の候補地選定のための比較検討表を少し取り上げた。

下に一部を紹介するが(ソースはこちら )、何も、検討項目の良し悪しや配点方法を論じたいわけではない。いろんな角度から定量化して比較検討するって、「当たり前でしょう」と思ってもらいたいためである。


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この表を見て思い出したのが、上尾市役所だけで決めた案件のこと。悪い見本として改めて指摘したい。

2014年、新図書館を上平に決めた島村ヨイショ会議

 知らない人には政策会議議事録の記事 と 比較検討表を紹介する。この検討表は建築可能性が主であり図書館機能の視点はまるで無い。底の浅い検討で事業規模40億円の立地を上平に決めたのは、彼らの能力以前に、計画ありき・上平ありきだったからだ。

 なお、上平用地の取得額は高すぎるとした住民訴訟の結審が近そうだ。判決次第では過去が呼び覚まされ、訴訟が絶えない畠山さんには重荷になるだろう。

2019年、現本館のPAPA移転を偽装した小役人行政

 アノ時に新政クラブが反対しなかったら、今頃、現本館はスポーツ用品店ヒマラヤが撤退したPAPA空床に入居したまま戻らないだろう。詳しくはこちら

 現本館をいきなり北上尾PAPAに一時移転する話しが告知されたのは2018年の暮れ。市民無視どころか、当の図書館部門さえ蚊帳の外に置いて進めたのは、図書館への知見も"思い入れ"もない行政経営部施設課である。そんな連中だから、検討根拠などあったものではなく、バラ色のポンチ絵だけというお粗末なものだ(下図)。

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今で言えば、「きっと喜ばれますよ」と耳元で囁いて実現したアベノマスクみたいに、無知なトップを小役人が丸め込んだ例である。

このように立地選定の根拠などお構いなしが上尾市政ですよ、という話だ。

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蛇足ながら、あの時に書かなかったので、あえて書いておきたいことがある。

三月議会ではPAPA利用案は目玉予算だったが、それとは別に小林議長による市長室での「おみやげ発言」等が暴露されて大混乱していた。その渦中、少数与党の政策フォーラムは畠山応援のために盲目的に移転案に賛同し、共産党も賛成した。残念なことに、某市民団体までもが合理的判を怠り黙認したが、それは特定政党への同調からくる限界に見えた。

結局、新政と公明による予算案否決でボツになった。徹夜議会では海老原氏らの意見よりも尾花氏の反対論の方が正論であり、上平案件の時とは真逆になるという、ある意味で滑稽だった。

その滑稽さとは、表向きは公益性の正論を説きながら、ホンネは党派的立場を優先するという本質から来ている。

なお、今でも2000㎡の空床は埋まらずPAPA側はぬか喜びで終わったのに、こっちの立案者は出世して部長になった。

 

 

2020年9月 8日 (火)

上尾伊奈共同ごみ処理施設の立地決定へ。巨大施設-2

前記事、アマゾン巨大施設-1のつづき 

二年越しの検討の末、新ゴミ処理施設の候補地が決まった。

 上尾・伊奈広域ごみ処理施設建設候補地の決定

場所は市境の伊奈町大字小室柴中荻区内という(←Google3Dマップ)。セキチューの南、東部浄水場東側の伊奈町エリアである。報告図のAの位置になるが、現在のゴミ焼却場を青で追記した。

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報告では、敷地面積6ヘクタール程度の候補地として抽出42箇所、公募2箇所から絞られ、上位5カ所の選定評価表の点数が公開されている。一位のAは86点(100点満点)だった。

例えば300m×200mで面積6haになるが、それは上尾陸上競技場よりも東京ドーム(4.7ha)よりも広い。ちなみにイオンモール上尾は6.8ha。

住民と有識者から成る「評価基準検討会議」で決めたらしいが、昨年のパブコメでは市民の意見は0件だった。今後は、9月市議会で説明し、地元への説明や用地買収の協議へ進む。スケジュールではR11年に工事、稼働はR15年(2033年)を予定する。なお、候補地に接する「都市計画道路上尾伊奈線」も作るようだ。浄水場から伊奈中央駅への道と思われるが、これにより上尾と伊奈町の中心部とのアクセス性が向上する。

さて、試掘したら古代人の生活ゴミが出てきて遺跡発掘になっちゃうとか、またぞろ不良業者が談合をしないか等が気になる。最近、例の官製談合疑惑で公取がヒアリング開始と噂に聞く。談合は彼らの生活習慣病みたいなものだから決して無くならない。前科のあるわが市政だから、ここは伊奈町が加わっているのが信頼保証の一つと思うしかないだろう(笑えないね)。

なお、今の西貝塚のプラントを長持ちさせながら使わないといけない。トイレの壊れた家に住むのはゴメンだ。

  1. 蝶の姿にみる合併構想

 地図では伊奈町がサツマイモに見える。バカにしたわけでは無く、地形からは市と町が一つになる方が自然に見える。ロールシャッハ・テストみたいにの形にみえた人は合併賛成の人かも知れない。

 その昔、YOUAndI計画は破談したが、改めてA&I縁談があっても良いだろう。そして対等合併の象徴として、新しい市名は夫々の一文字を取り「埼玉県あい市、愛市」がお勧めだ。市の名前だけで新婚さんの転入増を期待できるはず。

 しかし、地形が蝶で素敵だからとか、市名が胸キュンだから一緒に成りたいと言っても、『君らは火葬場※やごみ焼却場でデートした仲だろう』と影口を叩く隣市もいそうだ(※上尾伊奈斎場つつじ苑)。そんな妬みを私はまるで気にしないが、合併はローカナルなアイデンティティを失うと"寂しがる"人もいる。

 まぁ破綻したら、合併計画はゴミとして燃やせばよい。

 その代り、次は共同墓地を作ればいいのだ。

 なんだか話がそれた・・・

  1. 判定表に想うことと不明なこと

上図のA~Eの5候補地についての判定には、6つの評価軸(土地の法的属性、自然環境、防災、生活環境等、合意形成、経済性)とその明細項目がたくさんある。100点満点に換算した合計値で決めているが、6つの大項目のウェイト付けは均等ではない。合意形成と経済性が各20点と重要視されている。

ところでAとBは隣接地でありAは公募地で86点、Bは抽出地で80点となった。この差を「一部同意不明地を含むことによる差」と説明している。文脈から、売らない地主がいると想像する。それでも腑に落ちないのは、AとBは同じ写真図を使っており場所を特定させないことだ。 

  1. 本当はレーダーチャートでしょ

どんなに詳しい判定表だとしても、それは単なる点数表に過ぎない。このケースはレーダーチャートで解説するのが報告書の定石である。元データが簡単にコピーできたのでExcelで描いた。

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見て分かるように、違いは合意形成のバラツキにある。平たくというと反対運動がないか否かという意味だろう。忌避施設の場合は常に地元対策として見返りが必要になるが、それはこれからの話だ(既に提案メニューはあるだろう)。西貝塚の場合はどうだったのだろうか。

で、眺めていて思ったのは、Aは全項目で強く、欠点が少ないこと。

二自治体からの距離関係(搬入の経済性)から必然的に市境が良いに決まっているし、上尾伊奈道路の計画からもAは最初から最有力だったのではって思う。Eは引き立て役だね…

つづく 忘れっぽい市民のための、この間の立地選定のバカ話し

 

2020年9月 5日 (土)

歓迎。アマゾン上尾FC。上尾にできる巨大施設-1

東にトーハン上尾、西にアマゾン(Amazon)上尾で、巨大倉庫の街あげお?

去年の市議選もそうだけど以前から上尾市の経済強化策の一つに物流企業の誘致を説いてきたが、実は実現していた。半年前に上尾道路を走っていて巨大な建物の工事が見えた。そこは上尾市エリアであり、アマゾン上尾の巨大物流センターだったのだ。

Fc

 8月26日に「アマゾン久喜FC」(延床面積15万1501㎡)←リンク先に完成写真
 10月7日に「アマゾン府中FC」(3万1157㎡)
 10月28日に「アマゾン坂戸FC」(7万7795㎡)
     同 「アマゾン上尾FC」(9万1245㎡)を開設する。(ソースはこちら)

アマゾンが矢継ぎ早に展開している。今年は四カ所のFC建設で、商品保管容量が2019年比で46万m3になるという。埼玉県内は6カ所になる。テレビ取材で取り上げるのは千葉県の市川FCだが、そこは6万2千m²なので上尾の方がグンと広い。都心に近くて大きな最新装備の倉庫だから上尾FCもマスコミで取り上げられたりするかもしれない。

 アマゾン上尾フルフィルメントセンター(FC)

 場所は上尾南高校のとなり、埼玉県上尾市大字中新井。

 フルフィルメントとは、倉庫や配送だけではなく前後工程も含めた情報とモノの管理をする施設を指すEC業界の物流用語だが、世間ではそんな難解な呼び方はせずに物流センターと呼ぶ。求人サイトでは相変わらず"倉庫"と呼んでいる。アマゾンではFCの下にデリバリーステーション(DS)があり、そこが最終顧客への配送をする。

 オープニングスタッフ募集がある。それをみると…

雇用形態は契約社員、時給1200~1350円で週40時間(8時間×5日)勤務とある。日勤のみの推定月収は19.2~22.2万円となり、他に月平均10~20時間程度の時間外勤務もあるらしい。社内食堂完備で駅からの送迎バスもあるが、自転車や車での通勤不可とある。何でだろう?
全体の雇用規模は分らないが、アマゾン坂戸では2000名募集とふれ込む求人サイトがあった(本当かいな?)。

募集用件の一つにこんなのがある…
1日8時間程度の立ち仕事・歩き仕事に対応できるとともに、10-15kg程度の重量物を取り扱うことに支障が無い方

現地をGooglemapで見ても工事前なので建物はない。周辺には空き地が多いが上尾道路に面した空き地は少ない。隣の上尾南高校へ行ったら口コミがあって、素直なことを書いている生徒がいた(笑)。こちら(イキリって粋がるという意味か)

上尾道路をもう少し北へ行くと、数年前にはトヨタ部品埼玉共販が進出している(現在名はトヨタモビリティパーツ株式会社埼玉支社)。

また上尾市で一番業績を上げている通販ベルーナ(年商1800億円)も領家に流通センターを持っている(この部分はご指摘メールいただき訂正しました)。

さて、上尾市には上尾村向原にトーハンの物流センターがあり、駅東口では送迎バスを見かける。西口ではUDトラックスの送迎バスがお馴染みだが、そこにアマゾンのバスが加わることになり、非製造業の時代らしい通勤風景になる。産業史的には、農業から製造業の街へ、そして住宅都市(首都への労働力供給)へと代わってその限界を迎えながら物流の適地となればラッキーだ。

衰退する自治体が人口の奪い合いのために給付金の消耗戦をするよりも、首都圏内での立地性を武器に企業誘致の方がメリットあるはずだ。雇用面はパート需要位しかないが、軽減措置が効いている住宅と違って企業の固定資産税は魅力である。

巨大施設-2へつづく

追記 あの辺りは標高11mくらいしかない。国土地理院の標高計測サイト

2020年8月12日 (水)

埼玉県コロナ統計-2 人口一万人当たり感染者数と倍率

前記事の続き 

8/3日の記事について、その後に8/1日分が確定したため再集計し、埼玉県の市町村別の人口一人当たり感染者数を更新しました。ついでに第一波に対する第二波の倍率を追加しました。第二波が特定市に偏ってることが伺えます。

第一波とは当初から5/25(緊急事態宣言解除)、第二波とは5/26~現在(ここでは8/1日までの集計)です。データ元については前記事を参照、人口データは8/3日記事と同じです。

一万人当たりの人数=8/1日までの累計人数÷人口 …多い順に並べた。

倍率=第二波人数÷第一波人数 …二倍以上に色付けした。

増減=第二波-第一波

なお、厚生労働省は都道府県が自粛要請を行うタイミングとして、1週間の感染者数が人口10万あたり2.5人を超えた日を目安としています。 8/11、NHK調べでは沖縄県43人、埼玉県5.6人

第二波の方が急増していますが、8/1日時点では、第一波より少ない市は14市。町村では半分以上の自治体が0かマイナスです。なお所沢市では病院クラスターが発生して8/11時点で240人です。

順位   1万人当たり 倍率 1波 2波 増減 累計
  40市 計   1.4 905 1,261 356 2,166
1 所沢市 6.2 0.5 145 68 ▲ 77 213
2 和光市 4.9 1.0 21 20 ▲ 1 41
3 川口市 4.6 1.5 108 166 58 274
4 戸田市 4.3 1.9 21 40 19 61
5 ふじみ野市 4.1 2.3 14 32 18 46
6 白岡市 4.0 2.5 6 15 9 21
7 秩父市 4.0 11.0 2 22 20 24
8 蕨市 4.0 2.8 8 22 14 30
9 志木市 4.0 0.9 16 14 ▲ 2 30
10 越谷市 4.0 2.4 41 97 56 138
11 草加市 3.7 1.9 32 62 30 94
12 入間市 3.6 0.5 34 18 ▲ 16 52
13 さいたま市 3.3 1.7 160 279 119 439
14 春日部市 3.3 1.5 30 46 16 76
15 新座市 3.2 0.9 28 24 ▲ 4 52
16 蓮田市 3.1 2.2 6 13 7 19
17 朝霞市 2.9 1.3 18 24 6 42
18 幸手市 2.8 6.0 2 12 10 14
19 川越市 2.7 1.2 44 53 9 97
20 鶴ヶ島市 2.7 1.1 9 10 1 19
21 八潮市 2.7 0.6 16 9 ▲ 7 25
22 富士見市 2.6 1.9 10 19 9 29
23 狭山市 2.6 0.4 27 12 ▲ 15 39
24 三郷市 2.6 3.6 8 29 21 37
25 上尾市 2.0 2.5 13 33 20 46
26 坂戸市 2.0 4.0 4 16 12 20
27 鴻巣市 2.0 0.9 12 11 ▲ 1 23
28 吉川市 1.9 6.0 2 12 10 14
29 飯能市 1.9 0.0 15   ▲ 15 15
30 桶川市 1.9 6.0 2 12 10 14
31 羽生市 1.9 4.0 2 8 6 10
32 久喜市 1.5 4.8 4 19 15 23
33 東松山市 1.5 0.4 10 4 ▲ 6 14
34 日高市 1.3 2.5 2 5 3 7
35 行田市 1.3 1.5 4 6 2 10
36 熊谷市 1.2 0.9 12 11 ▲ 1 23
37 加須市 1.2 2.3 4 9 5 13
38 北本市 0.9 5.0 1 5 4 6
39 本庄市 0.8 0.5 4 2 ▲ 2 6
40 深谷市 0.7 0.3 8 2 ▲ 6 10
               
    1万人当たり 倍率 1波 2波 増減 累計
  町村計   1.15 41 47 6 88
1 東秩父村 7.7     2 2 2
2 ときがわ町 3.8 0.3 3 1 ▲ 2 4
3 上里町 3.3 4.0 2 8 6 10
4 皆野町 3.2     3 3 3
5 小川町 2.8 0.1 7 1 ▲ 6 8
6 越生町 2.7 0.0 3   ▲ 3 3
7 毛呂山町 2.5 1.3 4 5 1 9
8 松伏町 2.1     6 6 6
9 三芳町 2.1 1.0 4 4 0 8
10 川島町 2.0 0.0 4   ▲ 4 4
11 伊奈町 2.0 2.0 3 6 3 9
12 杉戸町 1.6 2.5 2 5 3 7
13 滑川町 1.5     3 3 3
14 宮代町 1.2 0.3 3 1 ▲ 2 4
15 嵐山町 1.1     2 2 2
16 吉見町 1.1 0.0 2   ▲ 2 2
17 美里町 0.9 0.0 1   ▲ 1 1
18 神川町 0.8 0.0 1   ▲ 1 1
19 寄居町 0.6 0.0 2   ▲ 2 2
20 横瀬町         0  
21 小鹿野町         0  
22 長瀞町         0  
23 鳩山町         0  

鳩山町はその後、感染者発生の報告あり。

 

2020年8月 7日 (金)

第二波のピークは過ぎたか? 上尾市は50人へ

第一波の発症日ピークは報告日の13日前だったから、第二波の東京都は既にピークアウト?

以前の記事でウィルスが感染力を強めながら弱毒化したから第二波が拡大している、てなことを書いた。しかし弱毒説を裏付けるには遺伝子解析が必要であり、テレビでもそう言ってたが、日本のどの機関でどうしているかは分からない。

(追記 昨日出ていた)
毎日新聞 感染拡大・・・6月クラスターを起点に全国へ 感染研解析 または時事通信軽症や無症状の人の間で気付かれないまま感染が続いていた可能性があるとする報告をまとめた。経済活動再開を機に、6月からの患者急増につながったとみられるという。

弱毒説とは別に、第二波は"見かけの間違い"とも言われる。第一波はPCR検査を抑えたから小さく見えたに過ぎず、本当はあの10倍の大きな波だった、という専門家もいて、今は第一波の再燃だと言うのだ。

PCR検査を渋るかぎり実態は分からないまま、陰性者同士が疑う自粛に陥るわけだ。

こちらで書いたが、第一波では発症日のピークは3/28日であり、陽性者の報告日ピーク4/10日から13日も前。お上が言う前に、主体的な自粛に入ったことが感染拡大を抑えたらしいが、そこから衰退までは1カ月半もかかる。

第二波の今は発症から報告までのタイムラグが少し改善され、期待を込めて10日と見なすと・・・。

東京都の報告最高は8/1の471人だ。今週末に更新しなければ8/1がピークになる。つまり7/20日頃が発症日のピークと予想される。多分、夜の街クラスター騒ぎの頃かな?。

そこで今回は緊急事態宣言は無いけど、夏休みと暑さでホームステイになりやすい。国民の間には自粛派とGoTo派、自粛困る派がいたり、軽症者の多さは安心感として若者の行動を抑制しないから、前回よりも衰退曲線はダラダラと下がり、「沈静化した」実感無きまま、秋冬へつながるかも知れない。こわ(>_<)

上尾市はついに50人。県庁の感染マップで色が一段上がり、丸山公園の赤潮池みたいだ。

こちらに県庁の感染マップ


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50人の月別、年代別のグラフを作った。7月は32人だった。全国的な様子と同じく20代や40代が圧倒的である。だから、健康被害は少ないと安心されるが、それは大きな間違いだ。

特に40代は家庭内感染を引き起こすだけでなく、会社を休む事で仕事と評価にマイナスとして響くことが重圧になる。不況感が強まるから、働き盛りの世代には人生の歯車が狂うリスクに要注意だ。

結局、日本のコロナ戦はモラルに依存した自粛なので、同じような自粛行動をとらない人を価値観を共有できない人と見なして反目し合うことになる。

日本固有の感染症副作用である。

なお、県庁サイトの感染者情報だが、「同居家族」欄には人数は不要だ。たんに有無だけでよい。また性別も今となっては不要だ。そんなことを知っても何の役にもならないが、近間で発生したりすると推測材料になるだろう。県庁にはメールしたけど、直したら大したものだ。

 

 

 

 

 

 

2020年8月 3日 (月)

埼玉県市町村別コロナ感染者数と一万人当たり

埼玉県の市町村別コロナ感染者数と一万人当たり感染者数のランキング

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前書き 前記事コメンテーター市長は思いのほかアクセスされました。でもYouTube動画の再生数からは見た人は少なそう。安倍さんみたいに、役人が書いた原稿を垂れ流す姿に食傷しているのでしょうかね。ダメ押しすれば、自分のコメントばかりで視聴者からのコメント禁止とは腰が引けてます。

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第二波になってからの感染者数は埼玉県が神奈川県を抜く勢い。累計で全国三位になるかも。ただし福岡県も猛追しています。

ところで、新聞の埼玉版を見ると市町村別感染者数の表がありますが、朝日、読売、毎日の各紙はいわゆる市町村コード順です。本当は人数の多い順のがよいと思います。

右図は8/1までの累積感染者数の上位15市です。東京隣接、都市型であることが伝わります。しかし人口が多いと感染者が多いのは当たり前なので、まぁ通俗的な意味しかありません。県サイトの色分けの感染マップ図も同じです。

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そこで下に人口一万人当たりの感染者数の市町村ランキングを公開します(人口は県庁の7/1日・推計値を使用)。

一位は所沢市の一万人当たり5.7人です。ついで、和光市、川口市、戸田市と続きます。さいたま市は14位に後退します。所沢市がとびぬけているのは第一波のクラスター発生のためかもしれません。

わが上尾市は人口は8位ですが、指標は25位と下にいますから感染度が薄いことが分かります。それでも前に試算した時は一万人に一人だったので、数週間で2人へ二倍化しました。

気になったのは東京隣接ではない、5位・ふじみ野市(人口11万人)の多さです。

近くに、ふじみ野クリニック(住所は三芳町)というPCR検査で有名な24時間緊急病院があります。150人/日の検査と新聞にありました。上尾市の様にPCR検査場所を非公開もありますから、開放型の施設は受診機会が増えて陽性者数も多くなるはずです。そんな影響かなという想像ですが、もしそうなら上尾市は更に二倍になります。

積極検査をすれば陽性者数は増えることは確かです。そして、無症状で他人に感染させずに当人が自然治癒なら良いのですが、それならとっくに終息しています。

追記 データの一部を更新したので、下ではなく、こちらの記事の表へどうぞ。

順位  40市 感染者数 1万人当たり
1 所沢市 195 5.7
2 和光市 40 4.7
3 川口市 269 4.5
4 戸田市 60 4.2
5 ふじみ野市 46 4.1
6 白岡市 21 4.0
7 志木市 30 4.0
8 越谷市 138 4.0
9 蕨市 29 3.9
10 草加市 93 3.7
11 入間市 51 3.5
12 秩父市 20 3.4
13 春日部市 75 3.3
14 さいたま市 429 3.3
15 新座市 51 3.1
16 蓮田市 19 3.1
17 朝霞市 42 2.9
18 川越市 95 2.7
19 狭山市 39 2.6
20 三郷市 37 2.6
21 幸手市 13 2.6
22 八潮市 24 2.6
23 富士見市 28 2.5
24 鶴ヶ島市 16 2.3
25 上尾市 46 2.0
26 鴻巣市 23 2.0
27 吉川市 14 1.9
28 飯能市 15 1.9
29 桶川市 14 1.9
30 羽生市 10 1.9
31 久喜市 23 1.5
32 東松山市 14 1.5
33 坂戸市 15 1.5
34 日高市 7 1.3
35 行田市 10 1.3
36 加須市 13 1.2
37 熊谷市 22 1.1
38 北本市 6 0.9
39 本庄市 6 0.8
40 深谷市 10 0.7
       
順位 町村のみ 感染者数 1万人当たり
1 東秩父村 2 7.7
2 ときがわ町 4 3.8
3 上里町 10 3.3
4 皆野町 3 3.2
5 小川町 8 2.8
6 越生町 3 2.7
7 毛呂山町 9 2.5
8 松伏町 6 2.1
9 三芳町 8 2.1
10 川島町 4 2.0
11 伊奈町 9 2.0
12 杉戸町 7 1.6
13 滑川町 3 1.5
14 宮代町 4 1.2
15 嵐山町 2 1.1
16 吉見町 2 1.1
17 美里町 1 0.9
18 神川町 1 0.8
19 寄居町 2 0.6
20 長瀞町 0 0.0
21 小鹿野町 0 0.0
22 横瀬町 0 0.0
23 鳩山町 0 0.0

ソースは埼玉県オープンデータより 市町村名で集計しているが、各自治体HPの値と一致するとは限らない。

唾液でPCR検査 川口市が医師会と契約 市内50施設を目標に本格稼働を目指す

つづく

 

2020年7月23日 (木)

日本のコロナは官製災害へ変異して大津波へ

自然災害はPCR人災へ変異し、仕上げはGo To拡散で大津波か…

 正体不明のウィルスだから、専門家でも異なることを言い、素人までもがアレコレ語るようになる。最近は、「子供は軽症だから臨時休校必要なし」とか・・・(お前は医者かよってね)

 それにしても酷いものだ。

 数か月の自粛を解除したら、あっという間に元の木阿弥どころか第一波を上回る大津波になりそうだ。もう自粛はイヤだと思う人も多いが、再自粛をして抑えても、解除すると感染がぶり返すだろう。なぜならこれは官製の人災だから。そして、安倍さんが息巻いた日本モデルとは張り子の虎だった。

●発症させずに増殖する弱毒型の忍者ウイルス?

 洪水は低い土地から襲うように、コロナ第二波は、モラルの低い所から感染がぶり返し、その外縁から地方へと拡散してしまった。今のところ無症状や軽症者が多いのが特徴だ。東大の児玉名誉教授は7/16の国会で「新型コロナウイルスは、変異のスピードが速い」と語った。東京型・埼玉型とかの呼び名も使っていた。

 ウィルスとは自己増殖だけが目的だから、見つからずに増殖することが生存戦略なのだろう。つまり免疫反応を起こさせなければ、発熱などの症状がでないため発見されない。と素人ながらに想う・・・。

 想像だが、第一波で症状のある人を発見してほぼ退治できたのは、症状(毒性)が表れやすいタイプだったからではないか。当時、医療崩壊を防ぐためとして37.5度・4日というPCR検査の敷居を高くして、検査を受けにくくした政策が弱毒性タイプ(無症状感染者)を放置したこととなり、自粛明け後に防御の甘い人々から増殖したのではと想像する。

 春に一日20万件レベルの検査をしていれば、弱毒性タイプも発見して退治できたかもしれない。検査拡大について、厚労省(役人)は曖昧なままだが、先進国はみなやっている。実際、児玉教授は歌舞伎町の新宿で50万件を提言した。5万/日X10日、15億円という。

児玉教授の提言 参議院予算委員会資料

 ( 実は本日の羽鳥モーニングショーで検査拡大を拒む理由が分かった。驚く理由だったが反論を書いてみたい )…こちらに

でも、もう遅すぎ。

"小池"の外へ広まってしまったわ。( ゚Д゚)

東京都の毎日の感染者数は、連日、日本中で一番注目される。だから、小池都知事は速報と詳報を二回もテレビで独占発表して「やっている感」を演出する。あざとさ丸見えだ。

しかも感染再拡大しているのに、バカの一つ覚えみたいにステイホームと三密回避ばかり。「非感染者同士でディスタンス」なんて意味が無いのは子供でも分かるのに、大規模検査体制の構築を怠り不安を糧にした対策ばかり(東京アラートはその典型)。今語るべきは、「ちょっとでも体調不安有ったらPCR受けよ!」のはず。そして即日判定する体制だ。隔離能力が足りなくてもそうすべきである。

彼女なら、PCRが一万件台になった所で、手柄みたいに語りそうだが、4カ月遅れの人災になった。(「女帝」の著者を訴えないのは学歴詐欺を認めたとみる)

●GO To トラブルで収まらず、GO To 感染拡大

 この観光促進策は4月の第一次補正に入れた時点で批判されていた。当時は感染収束後を考える時ではないのだから。しかも「新型コロナウイルス感染症の流行収束後に」と書きながら、今やるのは詐欺だ。この税金補助キャンペーンは利用者がホテルにダイレクト予約したのは除外されるように、元々、大手旅行業者の優遇である(利権政治)
 だから末端の旅館には詳細は届いていないって、テレビで文句言っていた。賛成派が「観光業が売上九割減で気の毒」というのは論点のすり替え、情緒的にしか理解できない人向けである。

中止できないのは、給付金問題のように安倍さんの面子丸つぶれになるからだろう。そして、この政策の大罪は、「旅行に行くことは悪いことしているみたい」、という空気を国民の間に作ってしまったことだ。それも税金を投じて。

これから感染が増えるが、GoTo政策との因果関係が不明だとしても、GoTo政策は間違いであることは世論の総意である。なのに次の世論調査で、安倍内閣の支持率が30%を切らないようなら、コロナ以前に深刻だ。

●日本の行政能力は、ひょっとして素人以下?

 発症・・診察・・検査・・判明・・発表 というのが一般的な工程だろう。

そしてヘンだと思っていたことが、漸く明らかになった。朝日新聞によれば、東京都の日々の感染者数の値は、前日9時から当日9時までにFAXで来た集計なのだと。しかも、陽性判明してから都発表まで3日くらいかかる。つまり木曜日の発表値は月曜の検査結果という感じになる。

もっと知りたかったことは書いてない。例えば陽性率=陽性者数÷検査数だが、分母と分子の日付が対応しているのか否かだ。また、発表は陽性判明日で集計し、検体採取の検査日ではないと思う。

さらに、7/12の図2と追記で書いたけど、判明日ではなく発症日ベースで見る方が現実に近いのだ。それがとうとう、政府分科会の尾身さんが昨日、発症日ベースのグラフを公開した(NHKサイト)。

図は上尾市の例(こちら)。発症から1~7日後で県は報告しているわけだ。宣言解除後一か月で19人(推定平均年齢33歳)、その以前の13人(同50歳)を軽く超した。都内や接客系由来から間口が広がりそうなので自分のガードを固めよう。

3_20200723223701発症日で数えるなんて素人でも分かりそうなものを、彼らは今まで触れもしなかった(案外、最近作ったのかも)。3~5日も遅れたような人数で世間を躍らせていたのだから、日本のコロナへの向き合い方は相当深刻。その結果が今である。

また、東京都は相変わらずWeb入力(オンライン処理)ではなくFAXでやっている。埼玉県が夕方か夜に人数確定するのは、まだ数が少ないためかもしれない。Web入力画面なんて、ホームページビルダーみたいなソフトで初心者でも作れるのだけどね…。

結局、行政組織はトップを超すことができない。コロナ統計では官民連携のサイトもあるのだが、官を超えることを遠慮する日本社会では限界もあるだろう。例えば、埼玉県全体の日々の検査数推移は公開されていない。

結論、トランプやボルソナロを笑えない・・・( ゚Д゚)

関連 児玉教授「今すぐ国会を開くべきで、今する対応は来週する対応の百倍の価値がある」  

2020年7月19日 (日)

荒川氾濫を伝える一枚の写真_上尾市台風19号

氾濫、越水、溢水と洪水用語はいろいろあれど、百聞は一見にしかずの写真。そして、自然災害が人災になる時代の劣化。

去年の台風19号は各地に被害をもたらした。上尾市での荒川氾濫はテレビで取り上げられる規模ではなかったが、過去にない水害だったと思う。その頃、本ブログでも写真入りで書いたが、市民の中では噂話し程度で終わってしまったのではないだろうか。なにしろ、災害が頻発する日本では、いまは最新の熊本・水害報道に上書きされているのだから。

 10/14 荒川越水の公式認定は
 11/4  上尾市の台風19号の被害は?

ネット上にあの日の写真や動画はあるが、道路冠水や部分的な光景や議員のPRと見まがうレベルだったりする。そして、この一枚を超えるものは無かった…。
 約1Mbのワイド写真 (参考 imgurが見られない人用に下図)

Photo_20200718223201

 広報あげおは写真で被害を伝えることもなく、そして3月には危機管理課から総括書も出たが、文字と数字だけの文書にはリアル感は無い。「災害の少ない街」というイメージを壊したくないのか、問題と向き合う力が無いのかは分からないが、危機管理能力としては頼りない。

 荒川のあふれた場所は、平方の上宿地区にある堤防の無い区間である。水はうどん屋の道から東側の八枝神社の手前まで迫った(岸から100mくらい)。八枝神社は標高15mだが、川辺までは5mも下がっている (標高は地理院地図で簡単に分る/スマホも可)。

 実は、国交省の用語には洪水、氾濫、越水(えっすい)、溢水(いっすい)などがあり、どれも水が溢れる(あふれる)ことを意味する。中でも、越水とは堤防を越えてあふれること溢水とは堤防の無い所であふれることとある。だから、公式表現では荒川氾濫ではなく荒川溢水となる。

 (蛇足だが、日本語固有の文芸的な表現への拘りすぎは、今日の災害規模を前にすると悠長に聞こえる。気象庁の各種警告表現のアレコレも形容詞的だと思う)。

 平方はその昔、江戸時代には渡船場(平方の渡し/船着き場)があって船運で栄えていた。その後、開平橋や高崎線の開通により、陸運にとって代わられて今に至り、市内でも少子高齢化が進むエリアである。

 参考 開平橋(アッピーガイド) 平方地区人口推移 

Photo_20200716153402

 地図では北と南には堤防が来ているが(図の青丸は想像)、ここだけ無堤防区間のままである(ストリートビューで見られる)。古い人によれば、何度も水がつくことがあり珍しくないというが、今回、37軒ほどが床上・床下浸水となり、生活再建支援制度(全壊、上限は300万円)を適用した。

 ところで、上図で分かるように無堤防の川岸まで市街化区域(黄色)に指定されている。まさか自己責任論ではないと思うが、憂慮すべきことだ。さらに、荒川洪水ハザードマップ2を見てみよう。

Photo_20200716153401

 仮に、無堤防区間からどんどん水が入ってくると、紫色の橘高校は浸水5m、濃い青は浸水2m以上の想定域である(実際は周辺部の高低差で流れは変わる)。素人目には、「無堤防」とは、わざわざ堤防に切り欠きを入れたように見えてしまうわけだ。

 幸いに、首都圏は富士山を含む関東山地の包囲効果で雨雲の来襲を減らすが、近年発生する線状降水帯や台風19号よりも大きい或いは長居をする台風が来たら耐えられない。

 今はコロナ不安で持ち切りだが、四月ごろはコロナは自然災害みたいなものという認識があったと思う。しかし今、第二波に至っては行政の一貫性の無さ、頼りなさを見ていると「コロナは人災へ変異した」と言えるだろう。それと同じく、去年の荒川氾濫は自然災害を通り越した人災ではないのか。少なくとも、次回は100%、皆がそう認めるだろう。

 起こってからの後始末をするのが危機管理では無い。

 最後に、人々の歓心(と投票)を得るため、避難所全体育館にエアコン導入などという政策を手柄にする市長と政党は愚かである(こちらの記事)。

関連 上尾市の台風19号サイトはこちら

●道路冠水の31カ所の地図こちら。見にくいが、知っておくと役立つ。市境部に多い。


●市の報告書から主なデータを抜粋

最大時間雨量 25.0 ㎜  10 月 12 日(土)10 時 00 分~11 時 00 分
最大瞬間風速 31.3m/s  10 月 12 日(土)22 時 00 分~23 時 00 分

※最大避難者数 999 名・391 世帯(10 月 12 日(土)22:00 時点)
住宅被害 床上浸水 33
床下浸水8
車両水没 3 件・4 台(藤波、平方、上尾下)

人命救助事案 19 名(平方 2693 他 開平橋付近)※うち 2 名は防災航空隊によるヘリ救助

(1)道路冠水 49 件 うち通行止め 39 件
江川・逆川沿い:藤波、領家(工業団地周辺)
荒川沿い:大字平方(リバーサイドフェニックス・川岸屋付近、 丸山公園南側、橘高校西側、開平橋付近
開平橋~リハセン前道路)
芝川沿い:鎌倉橋、西長橋、舟橋、新橋、日の出橋、日の宮橋、農協橋
原市沼川沿い:沼橋、境橋、中通橋、平塚橋、柳津橋

関連 氾濫まで53cmだった荒川(朝日新聞)

 

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