カテゴリー「図書館」の144件の記事

2022年9月25日 (日)

上尾のWi-Fiがよく切れる原因と図書館

ウルトラマンは3分、上尾のWi-Fiは5分 

  8月、上尾市では公衆無線ラン(Wi-Fi)の無料接続サービスを始めた。市施設18カ所だ。投資額は810万円、月額の回線料は約48万円と聞いたので、年576万円となる。

予算書を見た時は、庁舎のみと思っていたが図書館も含まれていた。で、以前、図書館へのWi-Fi導入に反対と書いたので、理由を簡単に再掲しておく。

高額料金時代は終わり、今は格安使い放題プランが普及している。図書館での読書中、チョコっと検索するなら自分の通信契約容量で済むのだから受益者負担である。それが高じて動画で長居となれば目的外利用を増やす。

所が、「図書館への導入要望を勝ち取った」と自慢する人がいるらしい。可哀想な家庭の子とか災害対応までを理由にあげる共産党議員の例を以前指摘したが、ようは陳腐なレトリックでしかない(料金下落は彼らが嫌った菅政権の手柄だったのに)。上尾の図書館に足りないのは電波ではないことに気付くべきなのだ。

聞く所、当局は、『他市でもやっている』とも迫られたらしい。それは行政に負担を肩代わりさせる常套句であり、恣意的なものである。というのは、行政自らだって、新政策を「他市がやっていない」と自慢するではないか。ようは政策の優劣や公平性や合理性がモノサシなのだ。

なお、文化センター等の有料施設への導入は有料客へのサービスとしてアリだが、Wi-Fiが拾えるタダエリアを作らない工夫は必要だ。タダはある種の人達を吸引し施設の迷惑事の源になりやすい。早い話、民間がWi-Fiを撤退する理由の一つはそれ。

  • フリーWi-Fiのスポットは減少中

 春の7SPOT終了に続き、ファミマもミニストップも廃止になる。理由は上で述べたことと、セキュリティ更新料が高くコストと集客成果が伴わないためだろう。また、訪日客向けに助成金を使った自治体、商業施設は集客目的として導入が増えてきたが、コロナで一変している。

  • スピード測定は10~20M

 図書館本館では、一階と二階にアンテナがある。(一本で?) 200人同時利用可というのは過剰スペックと感じたのは、コロナ禍が平常となり来館者は当面回復しないと思うためだ。なおキャリア電波の入りにくい本庁舎の広い1Fに一台とは、チグハグな導入である。

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 本館で計ったら良い時は20Mbpsでた。10Mも20M大した違いでは無いが動画視聴はできる。ただし、イオンモール上尾では100Mを超すし、駅前の茶店でも40Mはでるので早いとは言えない。なお、図書館ではもっと遅くて良い。そうすれば自費のキャリア回線を使うだろう。

 安全性のためか、ログイン時にメールアドレスを登録する仕組みをとる。街の無料Wi-Fiとはここが違うのだが、このメール登録が敷居を高くする。先日、図書館で、最新のギャラクシーを見せた知人が「すぐ切れる」と嘆いていたので訳を話した。それで本稿を書くことにした。なお、Wi-Fi如きでいちいちマニュアル読む人はいない。

 以下はアンドロイドの場合(バージョンでやや異なる)。

 Wi-Fi選択でAgeo Free Wifiを選び、次にメルアドを登録し、同意ボタンを選ぶと、直ぐ接続される。実は、この接続される一瞬のうちに画面が切り替わってしまうため、下を目にすることはない(これがシステム設定で変えられるのかは分からない)。

Wifi

確認メールを送ったから5分以内にURLへアクセスして」とある。これを怠ると、つながったと喜んでいても5分で切れる。再接続してもまた切れるを繰り返す。もちろん、URLへ正しく反応すれば、次回はメルアドを入れなくてもログインできるが、何日か間が空いているとメール登録からやり直すことがあった…。

  • メールが届いても、スマホのコピペは素人にはムリ

 メールが届いても、URLのハイパーリンクが無くて、たんなる文字列という場合がある(下図)。その文面には、「URLの文字列を全てコピーして・・・貼り付け」とあるが、スマホ初心者でなくても難しい操作だ。特に指先が鈍った高齢者ほど。


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●コピペを使わない方法  まず、文字列部を指で 長押しするか、ダブルタップすると全選択される。そして上にメニューが出たら、「開く」をタップすれば良い。

 ・5分以内にメールが届かないトラブル

 Gmailで複数アカウントを受信利用していると直ぐに届かないことがある。Gmail用アドレスなら自動同期すると思うが、プロバイダーのアドレスも併用した場合は、「設定」で「同期頻度」を「15分毎」とかにしてあるかもしれない。そこを「使用しない」にする。

 結局  煩わしいGmailから逃げたいのもあるが、漏洩リスクを考えて、安易にメインアドレスを登録するよりも捨てメールアドレスがお勧め。Yahooメールとか。

なお、請負ったのはアイテックと聞いていたが、そこが直にやっている様では無い感じ。実サービスはビーマップ社のAir Compassに行き着く。ここにも元請けと下請け、なんだか割高そう・・・

参考

目玉無くも静かに肥える上尾市予算-3

上尾市ICT化推進計画 デジタル社会に向けた 基盤整備 公共施設に公共無線LANを整備し市民の利便性向上を図る。

 

2022年9月 2日 (金)

祝。上尾市初、ビブリオバトル開催。

市政初、上尾市図書館がビブリオバトル参戦者を募る!

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以下は図書館hPからの転載

図書館まつり「書評合戦―はじまり―」

5分間で本を紹介し合い、どの本が一番読みたくなったかを基準にチャンプ本を決定するゲーム「書評合戦」の参加者を募集します。紹介する本のテーマは「はじまり」。あなたのお薦めの本を紹介してください。

とき 10月29日(土) 13時00分から15時00分

ところ 図書館本館 集会室

定員 15人(先着順)

申し込み 申込用紙に必要事項を記入して、9月20日(火曜日)まで(必着)に図書館へ

申込用紙 [PDFファイル/464KB]

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素晴しい企画です。とうとう上尾市でもやるようになったわけですね。

所で、戦いのリングが、本館の集会室では狭すぎでは。ソーシャルディタンスで20人位しか入れない気がするんですよね・・・

レフリーは誰?、ゴングは用意してある? ちょっと気になります(^-^?)

 ところで、6年位前かな、上尾駅頭でビブリオバトルやれば、と書いたことがあります。

上平への本館移転に賛成する人と反対する人の書評合戦として。

所が、どうも推進側の多くは本を読みたいわけでは無い事が分かり、なんだその程度かと上尾の真実を学びました。

今回は、まともな企画。成功するように期待します。

ちなみに 案内に、ビブリオバトルと言う言葉を入れた方が、何それって感じで良かったかも。

 

 

 

 

2022年7月25日 (月)

図書館の貸出はコロナ前の94%へ回復?

上尾市の図書館要覧 2021年度分

 要覧、そろそろ出してヨ、と以前に催促したら、『次の協議会に見せて・・・検討・・・&O~((#Д゚;e』みたいな返事だった。それは猫に小判だ、とは言わなかったが形式主義には驚いた。しかし、ナント知らない間に出てた。

 そりゃあ、図書館サイトトップに「発表しました」と案内が無いから気づくわけがない( ゚Д゚)

●蔵書数は59万点で横ばいだが・・・

 実は、前年から4300点の減少なのに、その理由が書いてない。なお、除籍数(廃棄)が多いためで無いことは別表から分かる。要覧とは一年間のフローを報告するものだが、ストックである蔵書の差異説明も不可欠である。

 これは看過できないことで、財産管理人として失格なのはもちろん、図書行政を司る資格を疑う。上尾は毎年、蔵書整理と称して長々と「休む」のに、この棚卸の差異を説明しないのはお粗末だ。いくら、数字に弱い図書館協議会のメンバー様の目を素通りできたとしても・・・。

● 2021年はコロナ禍であったが、開館300日と平時並み稼働は評価

 のっけから辛口だったけど、利用動向を表す「貸出冊数と利用者数」の二大指標は前年より大幅増だった。開館日数を維持したためだ。しかし、読書会のようなイベントは中止に追い込まれ壊滅状態。それなら、オンライン読書会でもやる位の工夫とチャレンジが欲しかった。

 さて、先日、JR東海が7月の新幹線利用度を発表し、71%の回復とあった。これは前年比ではなく、コロナ前2018年との比較である。これからは、常にコロナ以前との比較が重要視されるのだ。

●2018年との比較をすると

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グラフはたんなる時系列であるが、以下は2018年比較である。

貸出の冊数と利用人数は共に94%の水準となった。これを回復状態にあると見るべきかは分からない。たぶん、少子化がコロナ禍で加速したように、それに近いものがありそうだ。つまり、元々あった読書離れ・図書館離れと、そこへ「習慣が途絶えた利用者」の回復は鈍いと思う。要するに、戻らない。

分館ごとの比較をみると明らかだ。

利用者は、駅前、大石、瓦葺で二ケタ減のマイナス、しかし大谷公民館図書室のみ13%増、1600人増だ。これは新規転入増エリアの効果なのかもしれない。大谷は、貸出点数の伸率の方が高いので、子供利用が増えていると見る。そうなると、ニーズ(人口や利用者数)の増加を反映した予算配分が望まれる。先ずは図書室から分館への格上げからだろう。

●Web予約はやや加速

 先月、本館受付で大声で怒鳴る人を目にした。「訴えるかならな」と捨てゼリフで立ち去った。

どうやら、予約を専用紙に書かないで、メモを書いてきて、これでヤレと言い張ったらしい。身なりは普通の爺さんだったが、窓口の女性を小間使いくらいに思っているのだろう。一度ではないらしいので、コロナが終わっても、窓口のビニールシートやアクリル板は対クレーマー用として使われ、ヘンな目的で定着してしまう。

そのWeb予約は予約全体の80%まで増えたが、Web予約数そのものが25%も増えたことが大きい。それは全貸出しの16%まで占めるようになった。当方は既に、借りる本の90%はWeb予約だ。

●年代別貸出数の増減をみる

全体では▲5.6%、7万点弱の減少となった。全世代で減ったわけでは無く、増えたのは人生の両端の人々だった。

6歳以下は+3%、そして70歳以上が11%も増えて世代別貸出のトップになった。なお、従来の最多読世代は40代である

高齢者の貸出が急増した理由は何だろう。

外出手控えの すごもり読書か? (^-^?)

借りたことを忘れて、何度も借りるのか (>_<)

むしろ外出不足による肉体的衰えが、要介護リスクとして不安視されるから、読書よりもワークアウトの方がお勧めなのだが・・・。

減少率では中高校生が▲14~21%と酷いありさまだ。本を読まなくなりだす世代だが、コロナ禍はそれを早めたと危惧する。

●近年の図書館行政で一番の成功例か!

 最後に、要覧には書かない話し。近年の図書館行政で久しぶりのヒット商品を紹介する。

 冬頃、一階奥にある新聞コーナーを二階へ移転した。その空いた所に長机を配置して学習スペースを増やしたことだ。また子供室前の空間も大きなテーブルのみにしてスッキリさせた。

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 最初は、ビックリした。

 あそこは換気で天窓を空けて、とても寒いスペース。新聞読む人も減ったくらいだ。あんな寒いところで勉強しろとは残酷だと思った。実際、冬期は良くて5人位だった。おまけに、一階の利用者数が極端に減り、二階に集中するハメとなったので、むしろ逆の配置のが良いと思い、良い企画であっても評価はしなかった。

 しかしテスト期間になると、二階の多目的室の満員Max20人に加え、一階で10人、二階の閲覧席で10人位となり、最大40人位の中高生が勉強する光景を見た。上尾市図書館始まって以来の規模だ。

 本当なら、受験とか期末試験時期では、文化センターやコミセンの一部屋を開放しても良いのだが、そこまでは考えが及ばないようだ。

参考

図書館開放で受験生を応援 独協大

なぜ禁止?図書館で勉強

 

 

2022年4月27日 (水)

賠償金の増額判決に喜ぶ上尾市。

上平図書館建設中止によるアサヒ住建との損賠賠償裁判の判決

 昨年9月の栄電業の判決記事(6923万円)に庁内からアクセスが増えていたので気が付いたが、上尾市とアサヒ住建(空調工事)との間の裁判の一審判決が4/22にあった。かまちょ図書館が素早かったが、新聞では東京新聞が詳しい(末尾に記事)。

 アサヒ住建は約7000万円を求め、上尾市は(たぶん)約600万円を提示していた件である。

本訴訟では、去年に地裁から和解案(1500万円)が出ていて市は受け入れたかったが、上尾市議会が「法的根拠が示された判決文が必要だ」として裁判継続していた。結局、和解案とほぼ同じ1474万円を市が払えというものだ。市は控訴しない旨を26日に議会に説明し、異論はでなかったとある。(和解案は遅延損害金も含めて1710万円)

 本件は、賠償額の見積もりが争点だった。実費以外として業者側は契約額36200万円(=売上)を工事した場合の逸失利益を請求していたらしい。判決ではその算定を1.5%という利益率(※)を適用した。

 詳細は不明だが、空調業者の事業規模別の経常利益率らしい。本件だと543万円となる。

市は「一般的に常識的な範囲で、むしろ低率」と喜んでいるが、元の2.5倍である(業者は0.25倍である)。また、「本件は市の一方的な判断で契約を解除し関係業者らに迷惑をかけた事案。速やかに賠償すべき」と語っている(4/27 埼玉新聞)。

 オイオイまたかよ。

 迷惑被ったのは市民の方だよ。この配慮の無さが救いがたい。そして最後まで、誰も責任を痛感しない事になっている。

 市議会側は和解案を拒否して「ちゃんとした判決文」が欲しかったようだが、和解案文書と論拠の差は無いと思うので、この間の訴訟費用と時間は無駄だった。

 なおこの経営者は新図書館推進を求める請願の請願者に名を連ねている。一般市民代表とは言うものの行政に影響力のある人物リストとして興味深いものであり、今も似たような構図はある。 

 さて残るは、一審で市が敗訴した栄電業との二審の行方だ。まだW逮捕後の負の遺産処理が続いている。

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 この四月、職員1420人に対して548人の人事異動があった。短期ころがしが恒常化している上尾市役所では訴訟案件があると、経過を知る職員が不可欠となり、その人は当該部門に長く留まらざるを得ない。

 新図書館計画に当初から関わった島田館長は、本件の帰すうが見えて来たためか、やっと他部門へ異動できたのだろう。

 実際は、議会事務局へ異動しており、判決受諾という葬式までやるのは本人の希望かな? そして異動後は、どんな気持ちなのだろうか・・・

 「落下傘で逃げた前館長が恨めしい」

 「逮捕市長の腰巾着演じた教育総務部長が懐かしい」

 「アホな市長案件には二度と関わりたくない」、ならご苦労様である。

 なお上平の土地を巡っては、その後、畠山市長による新複合施設計画が施設課主導で作られ、議会で反対されて中止(行政用語では凍結)となっている。それに先立ち、元の土地買上げを巡って一部市民による住民訴訟もあったがそちらは市が勝訴している。

 というように災いの多い土地なので、現地で判決文を朗読し、おはらいを・・・

参考

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2021年10月 7日 (木)

上尾市、二つの裁判報告に欠けるもの

関連 22.4/27 一審判決 、 21.9/16 裁判のニュース

図書館サイトに現在進行中の二つの裁判報告が出ていたので、以下に短文化した。

1 空調換気設備工事 のアサヒ住建との裁判

1. 事件の概要 R2/6月に、上尾市に損害賠償として約6,970万円と金利分の支払いを求めて訴えた。

2. 裁判の現状

裁判所から、損害賠償額(遅延損害金含む)を1,710万円とする和解案が提示されたことを受け、「和解」をするための議案を9月定例会に提出したが、否決されたので、今後は判決に基づく解決を図ることになる。

 要するに裁判継続中なのだろう。

 

2 電力設備工事 の栄電業との裁判

1. 事件の概要 R2/11月に、上尾市に損害賠償として約6,946万円と金利分の支払い求めて訴えた。

2. 裁判の現状

9月14日、約6,923万円と金利を支払う旨の判決がでたが、容認できないとして控訴するための議案が9月議会で承認されたので、東京高等裁判所に控訴した。 

 関連 地裁で敗訴となった記事


 一般に、行政文書は結果のみを書くだけで、「なぜそうしたか」という理由を書くことは少ない。あっても抽象的だ。まるで頑固おやじが勝手に決めて黙って従う家庭みたいなもの。

 結果は単純でも、そこに至るには理由がある。表向きの理由だけでなく、文書化できないホンネがあったりするのが政治の世界だ。だから、理由を伏せた結果報告では理解できない。

 上の報告では、アサヒ住建との和解案が議会で否決された理由がない。栄電業との敗訴では、どんな点を容認できないのか書いていない。それは逸失利益の是非や算定みたいなテクニカルな内容かも知れないが、それでも分かり易く解説して欲しい。

ということで、再提出を。

この分だと、地裁の判決資料は公開しないようだな・・・あれは素人が見ても分からないわ。

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書いていて、大きな地震。

震源は千葉、揺れは埼玉。

東北沖系統ではなく、首都直下なのだろう。

嫌でも来る前提になっているが、

そう言えば夕方にも小さいの。今見たら茨木地下。

3.11の数日前にも大きな前震があったな。

 

 

2021年9月16日 (木)

上平新図書館の中止で業者へ損害賠償せよと地裁判決

あの愚かな計画がいかに上尾を混乱させたか物語る判決。

9/22 部分訂正済み。


この間は住民が市に負け、こんどは市が業者に負けた。

司法判断とはいえ、これって上尾という街の三者の構図なのか、それとも裁判官に恵まれなかっただけか・・・。

 1 テレ玉ニュースより 上尾市工事見直し訴訟 市に賠償支払い命じる/埼玉県

2017年に上尾市が発注し、翌年に契約を解除した図書館を含む複合施設の建設工事について、工事を請け負っていた市内の電気整備会社が市に損害賠償を求めていた訴訟で、さいたま地裁は市に6923万円余りの支払いなどを命じました。

工事は、贈収賄事件で逮捕された前の市長から現在の畠山市長に代わり、2018年6月に計画の見直しを表明していました。

この電気整備会社は、市を相手取って契約で生じるはずだった利益分、6946万円余りの損害賠償などを求めていました。

2 上記の続報  (テレ玉ニュースより)

 ・・・・

 畠山市長は、16日、上尾市議会で開かれた全員協議会で控訴の意向を明らかにしました

 このあと、市の職員が判決について電気工事を行う予定だった栄電業の主張がほぼ認められた一方、市の主張はほとんど認められなかったことを説明しました。

 2017年に発注した建設工事は、贈収賄事件で逮捕された前の市長から現在の畠山市長に代わり、翌年、契約解除となっていました。契約していた7社のうち5社とはすでに和解が成立しています。

 今回の訴訟の控訴については現在、開かれている9月定例議会中に採決する予定です。


下表はこちらの記事より

会社名 元の契約額 千円 損害賠償(千円)  
千代本興業 1,283,040 57,067 これは実費分のみ
アサヒ住建 361,584 訴訟中  
栄電業 232,200 訴訟中  (年商3億円)
島村工業 268,372 80 契約書作成費
大川工業 110,808 1,970  
藤電設 106,364 1,639  
楠山設計 42,120 求めない  
合計 2,404,488 60,756  

  気になるのは同様なもう一つの会社の訴訟だ。反対の判決が出たら市の控訴にプラスだが、また損害賠償せよの判決が出ると素人ながらキツイくなるだろう。上のリンク先にも書いたが中止宣告のタイミングミスがあったとしたら市側は甘かった、プロでは無かったということだ。或いは内々で話せばわかるみたいな体質だったかもしれない。

 なお、この判決でこんなら、アノ土地に図書館を建てればよかった』などと言う意見を唱える人も現れそうだが、たんなる愚痴であっても、本質外れもいい所だ。そういう人が多い限りこの街は進歩できない。

 特に、コロナは予想外だったが、作らなくて良かったと思う。

 将来、損害賠償が確定したら裁判費用共々、市政関係者らが負担すべきだと思う。歪んだ政策をごり押ししたこと、遅すぎた中止決定をしたためなのだから。ここで一番警戒したいのは、あの土地に新複合施設を建てたいという畠山計画があり、それで和解に持ち込むという裏技かな。

 この街ならやりそうなので。

 そして逮捕された二人と新政クラブの負の遺産はまだまだ生きている。

関連 当時の議案名資料

 

 

2021年7月 8日 (木)

上平への新図書館用地買収の判決書が公開中

法手続きに従って勝訴した上尾市とそうしなかった上尾市という話し

訂正 9/22 一部訂正。 関連 栄電業へ損害賠償せよとの地裁判決_9/16 


5/26日に判決がでた住民訴訟の判決文書が公開されている。裁判所が訴訟の住民側と市の双方に提示した文書である。個人名は伏せられている。

本館または市役所総務課で望めば閲覧でき、コピーも可だが、いずれは図書館本館で一般用に開架されるだろう。

ただしページ数も多く、訴訟の争点を知らないと理解しにくい。新聞報道は結論だけで、気になっていた点が分からずじまいだったので、少し読んでみた。

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市の買収額が売主の取得価格よりも4倍も高いことは市民感覚(または買収資金を負担する納税者)からしたら、トンデモナイと思うのに、なぜ裁判長は是としたのか、という点だ。

難解な文書の一部をサラッと見ただけだが、金額の適否については争点化されていない感じだ。つまり、それ以前の所で住民側主張が退けられている。

あの土地には古い建物があり、それを壊してしまうのだがその補償費をどう見積るかで金額は大きく違う。住民側が主張したと思われる除却工法、これは安く評価される方法は、建物の利用実態(使っていてもいなくても)ではなく、建物の客観的状況で認定するものだと断定していた。

本物件は、壊れた建物ではないという認識であり、再建築工法(移転先に同等建物を建築する)による補償金は適正だという。C社が前所有者から安く買っていてもそれは関係ない。C社は別な所に事務所を新設していたが、それも関係ないという。

この辺りだけ読んだのだが、判決は住民側の主張をことごとく退けている感じだ。ただし、この判決が絶対的なものなのかは分からない。

現実、つまり償却進んだ古建物、その取得は数年前、使っている様子もない、壊しても別な所に再建築する予定もないという実態からは理解できないのだが、この裁判長様は法的形式さえ満たせば良いのだ、という考えに素人には読めた・・・。

性善説なのかな。

外見では、インサイダー(内部情報を知って先回りして買った)疑いがミエミエでも、市長と企業に密談があったという証明はできないのだ。

 これで上尾市は大きな訴訟が終わったが、本件の建設中止に絡んで損害賠償であと二件係争中である。

会社名 元の契約額 千円 損害賠償(千円)  
千代本興業 1,283,040 57,067 これは実費分のみ
アサヒ住建 361,584 訴訟中  
栄電業 232,200 訴訟中  
島村工業 268,372 80 契約書作成費
大川工業 110,808 1,970  
藤電設 106,364 1,639  
楠山設計 42,120 求めない  
  2,404,488 60,756  

これは畠山市長が2018/6月に計画見直し決定をして、工事がキャンセルになったので起きたもの。千代本興業が基礎杭などを用意したが着手前だった。

2017年11月に市長選で争点化していたため、工事着工を止めた所が起点だ。

そこから半年以内なら市が契約破棄しても損害賠償請求を起こせない契約だったらしいのに、畠山市長がわざわざ6月に工事中止決定をしたのは、損害賠償の機会を与えたかったのだろう。良く言えば温情かも知れない。

しかし、上の判決のように法的な正当性のみで是非が決まるなら、ドライに4月に決定していれば賠償額など無い。それが悪いと言う法的根拠も無い。

そう思う今回の判決文だった。

つまり、市はどっちへも多く払っているのだ。

 

 

 

2021年5月27日 (木)

上尾市図書館の用地取得を巡る判決は?

上尾市の図書館問題の住民訴訟

たしか、明日にさいたま地裁で判決が下るとおもったのですが・・・

でるなら午前中かな。

-----追記-------

と思っていたら、26日の勘違い。下のコメントにあるように判決は出ていたようです。

火事のニュースにも及ばない位にニュースバリューは低かったのでしょうが、住民側からも情報アップがありません。

結果がそうだからでしょうか。弁護士事務所のツイッターも無言ですから分かりようが有りません。

地裁判決は常識的で、上級審へ行くと保守的と予想していたのですが、残念でした。

皆さんご苦労様でした。 

●埼玉新聞がやや詳しく伝える

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●東京新聞より

Photo_20210528120902参考

以下、2017 11 30 上尾の図書館を考える会 住民訴訟について解説より引用


地方公共団体の長(上尾市長)に対して裁判を起こしています。(4号訴訟といいます)

原告(市民51人)➡️ 被告(島村 穰 前上尾市長=買主)、訴訟参加人(株式会社 クライズ=売主)
訴訟参考人=被告が訴訟に負ければ「不当利得」があったとして返還請求させられるので、訴訟に参加しています。

(1)原告の主張
 「2400万円で売買された土地建物を9511万円で上尾市が買収したのは高すぎる。その差額を上尾市の会計に損害賠償として戻せ」
損害賠償金は直接上尾市に戻ります。原告(市民)が受け取ることはありません。
(2)原告(市民)の主張が認められれば、上尾市長が請求人となり「個人としての島村 穰氏に約7000万円の損害賠償を請求せよ」との判決がでます。

(3)島村 穰氏が判決にしたがって7000万円支払えば、一件落着です。
もし、島村 穰氏が支払わない場合は、さらに上尾市の監査委員が「支払え」との裁判を起こすことになります。
 この裁判が認められたら、強制執行できます。

選挙で選ばれた市長の権限は非常に大きいのです。選挙のときには、よく考えて選ぶことが大切です。

●追記2

  • 某社はH25/4月に市街化調整区域にある土地と建物(157万5千円)を計2400万円で取得。
  • 上尾市はH28/9月、予定地約600平方メートルを某社と契約した。
    用地 3912万円。建物などの物件移転補償契約 5599万円。合計9511万円は約4倍だ。

 1㎡66,000円とした土地価格の設定は、当時の売買価格を判断材料にしておらず高額である、という主張だった。

この土地と建物が四倍値段となる不合理さが大きな争点ですが、その点が不明です。埼玉新聞にある「移転することを意図していたと認めるのは困難」は結論であって、理由では無いために、判決は良く分かりません。

2021年2月10日 (水)

パブリックコメントの14件集中は形骸化の現れだよね

委員会メンバーへのテストのつもり。

夜 追記 役に立ったようで、市が直した。表向き9本募集中ですが実は終了ばかりで残は2本のみ。自ら形骸化を認めるような姿とは別に、意見なしが二件ある方が深刻だと思う。スポーツ都市宣言しているのに、スポーツ推進計画に意見なしは自治意識の低さではないだろう。彼らには強い非公式ルートがあり、PCなど目じゃない。


 12月の「一度に6つもパブリックコメント(PC)募集」ではPCは行政の消化試合と書いた。所が、今は8件も募集中だ。12月から14件になる(文末に掲載)。そんなに多いためか、上尾市役所の能力オーバーになっていた。こちらの最下行にある「…緑の基本計画(案)」は12月に終わっているのにまた募集中…。或いは、釣りを取り上げた「みどり公園課」への罰ゲームなのかもしれないな。

 ともかく、納税者・市民サイドからは短期間のPC集中は良いことではない。かつて株主総会を特定日に集中させてきた考えと似ている(来るな、と言う方針)。さらに上尾の上を行く16本もあり、西東京市の市議が嘆いていた。 市民参加を形骸化させないために

募集の集中は行政の都合に過ぎない、と指摘する。だから形骸化とか、ガス抜きと揶揄もされる。とにかく応募期間をもっと分散すべきである。

 さて、図書館サービス計画の当方PCについて、オンブズ氏から興味深いコメントが寄せられた。彼も書いたらしくて、ブログには7000文字分の提出とある! 原稿用紙18枚分の超大作が出されたら、当局はご苦労な事だがテーマごとに分類して一覧化するので、当方や短文のPCは埋もれてしまうな~という予感がした (>_<)

 なお基本認識として、元の計画案は具体性の無い貧弱なものである。後々の個別計画の足かせにならないように、市民に言質を与えないという『お役所文書』に読める。だから、皆さんに『読んで応募してね』と呼び掛けても心苦しいものがあった。そのせいではないが、先日、市政事情通の友人が応募したと言ってくれた。『あんなの(原案のこと)、読まねえで持論を書いた』と痛快なのだ。それ以前にやることあるだろうという意味らしい。

 で、指摘されたの二番目にある当局の現状認識の中にコロナの一言もない」という件だ。後のP7にはコロナが一回出てくるし、指摘はこう書いた方が良いという見解まで来た。

 その感覚は、PCへの期待や評価によるものなのだろうと思った。下記は古いもので、今の対応はもっとマシだとしても、慇懃無礼という巧妙さに成長しただけという気もしている。


Photo_20210209151601

 原案の「1.1.国内の公立図書館を取り巻く環境」というオープニングで「コロナ問題」を扱えないのは明らかな誤りだ。コロナ禍は長く続くのだ目先の感染は下火になりつつあるが、モラル政策の限界、ワクチンの混乱と限界、変異種リスクなど、専門家でも先は読めない。慣れっ子になる人が増えても行政は最も保守的態度(安全)を取り続けるだろう

 今後の図書館サービスとは、感染症対策とリスクに右往左往され続けるという前提で考えるべきだ。前例のない世界なのだから、コロナという不確実性を市民と共有するつもりで言及すべきであり、コロナの用語が十個あっても不思議はない。新しい生活様式などと口先で語るのではなく、現実のサービスでどう適応するのかを具体的に書かねばならない。

(Windows作法として文書内の文字列検索Ctrl+Fキーで"コロナ"が一回のみは知っていた)

 実は彼らの「コロナスルー」の公文書対応は今に始まったことではない。

 図書館要覧(令和2年度用、2019年)は、2020年3月からの休館騒動も含まれている。しかし要覧には「コロナ」も「感染症」も臨時休館もない。図書館史での大惨事なのに、P30の一行に3月の貸出激減データのみがある。後世の市民が「何があったのだろう?」と思っても、説明はないのだ。

 その原因は「ネガティブな事は隠す」という保身ではなく、前年文書への上書き行政にある。再三指摘する当事者意識の欠如である。その根本は、休業・休館しても雇用や給与の不安の無いことから来る危機感の無さ。自らの雇用危機につながるならば、どう乗り越えるべきかを悩むはずだろう。 

  • ネライ

 当該コメントは当局ではなく図書館協議会のメンバー(学者、市選考委員)に向けている。というのは、先の上平検討委員会で芝浦工大の先生が「パブコメに注視したら」というような趣旨の発言をしていたからだ。

 他部門もそうであるように、あの日の行政経営部もPCを形式的に扱っていた。しかし委員はPCに言及した。委員達の議論では思いもよらないことがPCに書いてあれば、貴重な意見として吟味すべき、という見方なのだろうと受け取った。PCの価値とは、賛成と反対の意見の数ではない。誰でも寄せて良い、という制度は多様な意見の収集である。多様だからピンキリになるが、そこから委員が拾えるかという期待になる。

だから、あえて「これでは図書館協議会も素通りしません」と書き添えたわけだ協議会メンバーがその肩書ではなく当事者意識があるか否かを試しているつもりだ。

つまり、テスト。

市民の意見よりも委員の意見の方を彼らは重視する。

 

 補足

案件名 12月
第6次上尾市総合計画(案)
第2期上尾市地域創生長期ビジョン・第2期上尾市地域創生総合戦略(案)
上尾市行政改革プラン(案)
上平地区複合施設基本構想(案)
上尾市国民保護計画(案)
第2次上尾市緑の基本計画(案)
案件名 1-2月
第3期上尾市教育振興基本計画(案)
第2期スポーツ推進計画(案)
第5次上尾市生涯学習振興基本計画(案)
第3次上尾市図書館サービス計画(案)
第3次上尾市子どもの読書活動推進計画(案)
上尾市公共下水道事業経営戦略(案)
上尾市学校施設更新計画基本計画(案)
上尾市建築物耐震改修促進計画(案)
第2次上尾市緑の基本計画(案)

2021年2月 4日 (木)

図書館のパブリックコメント募集中


オリンピックより遠い5年に一度。

【図書館】市民コメント制度実施のお知らせ

令和3年度からの5年間を計画期間とする新たな計画を策定するに当たり、社会環境の変化や多様化する市民ニーズを踏まえた計画とするため、計画案に対する市民の意見を募集します。

締切りは2/8付けまで。
前回は応募者数21名、意見数95件でした。

下の概要版を見て(期限が来ると削除されます)、自分の関心のある所だけでも結構ですから、メールで提出しましょう。
後日、総括されたコメントに市回答が付くことがあります。

下は本日、馴染みの人から「まだ出してないの?」とせかされ書いたものです。周囲では五人ほど提出しそうです。

サンプルです。

ご意見がある箇所を記入してください。(項目名、ページ)

ご意見やご提案を記入してください。

第一章 三次計画の位置付け

2次図書館サービス計画(概要版)(h28-32)の末尾には12項目の数値目標がありましたが、今回はありません。目標は後の評価のために不可欠ですが、目標を立ててもどうせムリだからと諦めたのでしょうか。

P1.計画の背景

本文では、人口減少、SDGs3とか流行り言葉を並べ、劇的変革期にあり・・・報収集や学習機会を求める声は以前にも増して高まっている、と述べながらコロナの一言もありません。コロナで様変わりの一年たっても無言であるのは、現状認識が足りません。コロナ禍での図書館の在り方を考察できない本計画は再提出が必要です。これでは図書館協議会も素通りしません。

P1 経緯

『上尾市図書館に関するアンケート調査』について

2019/7、18歳以上の3,000名を無作為抽出でやっていますが、この方式に反対です。理由は

①  以前は各図書館窓口で受付けたから全員が実利用者です。本当のニーズや具体的な問題指摘が得られます。2013年は2294人です。

②  回収は971人、32%に過ぎません。市民では図書館を利用しない人が多数のため希薄なアンケートになります。かつ費用過大です。図書館協議会が真に市民代表であるならば、このやり方で良いと思いますか。

③  この無作為式はここ数年市政の標準方式になりました。公平を建前にしていますが強い関心を持つ市民を排除する効果があります。図書館反対の市民運動に辟易したからではありませんか。

P3 現状と課題

現状項目の内容が抽象的で具体性に欠けます。特に貸出統計のこの五年間のデータを示さないと、事実の裏付けの無いイメージだけの議論になります。データ中心にしましょう。

P6 施設の現状

30年以上とありますが、その程度で老朽化と嘆くのは贅沢も良いとこ、喜ぶのは建築業者だけです。長持ちを心がけ、我慢しましょう。

P6 運営の現状

民間委託は良いですが、現場を見れば、市民の利用度合と比べたら過剰人数体制です。

運営費43千万円を減らし書籍購入に当てましょう。肝心の図書購入費が明記されていないのは少なすぎて恥ずかしいからですか、単なる書き忘れですか?

P10 貸出

自動貸出機・自動返却機などICT設備の導入とありますが、費用対効果や総コストを説明してから導入し、おもちゃにならないように。

P11 予約・リクエスト

WEB予約の推進を一層高める、とありますが、「どうやって」、「どの位の値へ」が抜けています。書いてください。

P17 学習活動環境

学習席の増設は大歓迎します。コロナ禍でもソファなど追加して頑張ったと思います。でも、老人のイスより中高生の学習席を優先しましょう。そして、今は何席、五年後に何席増設にという目標を書いてください。

その他または全体

1.    本館の今後について。丸広またはショーサンプラザに移転する位の「空想案」くらい練ってください。

2.    貸出頻度が少なすぎる施設は縮小も検討してください。受渡し特化施設にするとか。

etc

 

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  • 上尾オンブズマン
    市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう。 (情報公開請求により市政に斬り込むサイト)
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    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。
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