カテゴリー「上尾市の放置自転車物語」の10件の記事

2020年10月 9日 (金)

追い払う畠山市長、招く畠山市長

来年12月に上尾市長選となる。

コロナ禍でいろんな商売がダメージを受けているが、駅前駐輪場の稼働率も低いようだ。3月から5月にかけては、在宅ワークによる鉄道利用者減だけでなく、高校が休みになってガラガラだった。

いまのところ畠山市長の目に見えた成果は、駅前放置自転車の一掃だろう。タダの駐輪場を廃止したから余計なお世話だと言いたい市民もいるが、上尾駅前名物の放置自転車を追い払ったのは大きい。景観が良くなった、歩行者の邪魔にならなくなったと言うより、もっと大きな効果があるとみる。

自転車盗難の激減になる。昨年秋からの一掃なので、まだ県警の犯罪統計データでは不明だが、2019年は540件だった。これはたぶん過去最低だろう。自転車盗の「ちょっと拝借」みたいな軽犯罪の経験はさらなる犯罪への引き金になりやすいから、この減少は貴重である。

なお、駐輪収容量を増やす政策と取り締まりの二つが定石だが、上尾市は後者、つまり脅迫型の取り締まりで減らした。放置利用者の多くは既存の駐輪場の空きへ流れたか、諦めたかの二つしか無い。監視見回りと撤去作業の費用に一体、何百万円を掛け続けたのかは不明だ。 

いずれにしても丸広が三時間無料を二時間にして収益化を図ったように、駅前駐輪場経営には増収効果がでたはず。しかしコロナでそれどころではなくなった。今年、東口の踏切近くに24時間100円の駐輪場ができた。スイカ80%と書いてあるので80円なのか?、最安だと思う。デフレは止まらない・・・

最近、市役所職員が夕方の駅周辺で棒の先にスピーカーを付け、ムクドリを追い払っていた。

ムクドリが嫌う音を鳴らしていた。人間が聞いても嫌な音だ。捕まえて焼き鳥にできればよいが、そうもいかないので、「よその街へ行け」と追い払う。鷹匠を頼む例もあるが一日何万とタカそうだ。職員による人力作戦には残業代がかかるから、機材を商店街や住民に貸し出して彼らにやらせればと思うのだが・・・。なんでも公助はいかがなものかな。

でもムクドリは慣れるとどうなんだろう。厄介払いされた人間がまた戻って来るようなものじゃないだろうか。

丸山公園の池からは釣り人や鯉を追い払ったように、畠山さんはどうやら追い払う政策が得意なのである。しかし、朝日新聞には招く政策もあった。

 国際プール、建設地をめぐって川口と上尾がつばぜり合い

広報あげおで宣伝している件だ。国際規格の屋内50mプール建設で、川口市上尾市が誘致合戦と伝える。よそにあるのに埼玉県には無いから作れという。記事によれば、

県内水泳関係者にとって悲願とも。建設費は100億~300億円、年間数億円の維持費もかかる。10レーン50mプールで底が可動式、25mのサブプールもつくる。観客席は約3千。飛び込み競技用プール、トレーニング用の流水プールも設ける。泳法を解析するシステムや大型の映像装置などを導入し、最先端の技術を備えた施設を目指す。

これとは別に「スポーツ科学拠点施設」も建設し、身体能力の測定室、トレーニング室などを設け、アスリートの競技力向上の支援拠点としたい考えだ。

スポーツ団体には政治団体の顔もあるから、熱くまとまりやすく選挙に行く。大野知事の地盤は川口市だから昔の政治だと川口市になってしまうが、さいたま市の美園も候補らしい。

県内アクセスの公平性、県営プール跡地、他スポーツ施設との集積効果などで上尾市にアドバンテージがあると思うから、上尾市に決まっても、それは畠山市長や大島衆議員の手柄ではなく、単なる合理的判断に過ぎない。なお、一般用プールではないから、多くの県民からみれば理解は低いと思う。

記事の最後は、類似施設は横浜国際プール、習志野の国際総合水泳場、東京アクアティクスセンターなどライバルも多く、国際競技で使われることは稀だとのこと、クールだ。

 

 

2019年12月13日 (金)

撤去されて慌てて質問する上尾市議会

放置自転車問題が急に慌ただしい、といっても上尾市議会の事

12月議会では四人の議員が一般質問に扱う。

市が11月から上尾駅の東口、西口では一斉撤去に踏み切って、駅前風景が一新されたからだ。PAPAの歩道は手付かずだった(純粋な店舗利用者との区別がつかないために避けたかも)。

放置自転車問題はずーっと前からある上尾の自覚なき持病である(文末に)。

今取り上げるのは、一斉撤去に驚いたに過ぎない。その点では受け身である。情緒的ではなく、事実(データ)にもとづく質問と答弁が無いと水掛け論になるだろう。

なお今回の撤去数は400~500台かな?(答弁で明かされるだろう)。その撤去コストも。引き取り2000円かかるが、その比率は意外と低い(過去では60%)。それを再販売していた時もあった・・・。

駐輪場の少ない東口では丸広駐輪場(442台)が混んでいたが、回転が効くので満車状態を見たことは無い。空きを探す手間は増えたろう。

三角のロードコーンは目障りだが、いたちごっこになるのだろうか・・・。

前は放置自転車の街・上尾、今は、自転車撤去の街・上尾。

過去記事 上尾の放置自転車物語

 

2017年7月29日 (土)

私の考える上尾市、放置自転車対策

 
飴とムチ
Photo

前記事の続き。 対策は思いついたら追記されます。

放置自転車対策には二つしかありません。自転車置き場を増やすという飴、撤去回数を増やすというムチです。
しかし三つ目を挙げると、それは少子高齢化による需要減少を待つものです。「無策」という策。しかし人口減少速度は地域差があります。しかも政策的に矛盾します。首都圏において駅前が整備されていることは、その街の魅力度(成熟度)であり、都市間競争(つまりは転入増)にプラスです。

 

秋山議員のもえブログ 
・・・上尾駅に近い駐輪場においては、一時利用のキャパは全くない。1, 000台を超す放置自転車を吸収できる空きはない。・・・

 
1.対策
  果たして上の指摘は正しいのか、つぎの前提で考えてみます。
  1. A 一時利用の収容台数は西口2000台、東口1600台(記事)。
  2. B 上記の昼間の利用台数は不明。つまりA-Bの空き台数が不明。
  3. C 放置台数を平日800台(東西明細は不明)、休日1500台(東西750台づつ)。そして東西半々と仮定して、それぞれ平日400台~休日750台とする(記事)。
  4. 現状、自転車整備のための要員は平日のみ稼働。
  5. 休日は撤去ゼロのため最安値0円駐輪場を人々は最優先しがちである。

 

A最大収容能力-B通常の利用台数 > C放置自転車数
 施設ごとの稼働率が分からないのでマクロ(駅周辺全体)な見方です。上式が上尾駅の東西で成り立つならば撤去回数(取締)強化のみで解決します。そこで、空き率別に受け入れ余力をみます。
 
現状収容能力
2000台 1600台
空き率
西口 東口
10%
200 160
20%
400 320
30%
600 480
40%
800 640
50%
1000 800
  1. 平日400台の吸収には20%位が最低必要。しかし、見た目で満車に近い状態では敬遠されます。「けっこう混んでる・空き場所探すの面倒」と思われたらさっさと放置を選びます。やや多めに30%近い空き(現在70%稼働率)であれば収容可能です。 
  2. 休日750台の吸収には45%~50%の空きが必要です。つまり休日昼頃の(月極以外)駐輪場を見て回り半分近く空いていたら、いけそうです。 
  3. 施設の稼働率は不明です。常識的には駅近ほど、割安なほど先に埋まります。ただし、大口のヨーカドー3カ所や丸広が満車になる光景は前提⑤により少ないです。想像ですが、平日は吸収余力がありそうです。
  4. 割れ窓理論に通ずることですから、吸収余力と需要が均衡する状態では放置数は減らないとみます。放置ゼロには需要よりも多めに供給を増やさざるを得ないでしょう。 
  5. コイン式駐輪場の稼働率はとても低いように見えます。時間制料金を取りながら夜間利用は少ないために半日は空です。最初の数時間を無料扱いする公益型も多いです。ライバルの「タダ」との争奪戦は不利ですが、放置を減らす取り組みは稼働率向上により事業採算性を高めて参入投資の動機になります。
  6. 撤去作業を業者委託していますが、シルバーと貸トラック利用でコストを減らせば、月一回よりも回数を増やせます。過剰に言うと、撤去自転車を保管する場所が満車になるまでやり続けることです。
  7. 折衷プランを作る。休日の吸収力確保と施設の稼働を高めるために、少し割安な「平日のみの月極プラン」を作ります。休日は一時預かりに転用します。管理人がいる準公的施設の特定ロケーションに限定すればできそうです(行政はやらないための理由を先に探しますが…)。
  8. 空き状況をネット(スマホ)で見られるようにする(iot)。大口機械式と管理人付き施設の稼働データをオンラインで集めて表示する。駅前にモニターを出すという案は前記事の新井議員も提案していました。
  9. 新西口駅前駐輪場の建設案
    上尾駅西口から放置自転車を一掃します。わざわざ遠い上平図書館を建てるという上尾市三大愚策よりはまともです。図を描く暇がありませんので述べます。
    A 現臨時支所と花壇までを再開発し、支所の隣にコンビニ誘致(高賃料の収益確保)、二階~三階に大型駐輪場設置。
    B 西口の大家ショーサンプラザと協力し、ヨーカドー線路沿い150m駐輪場に屋根を付け二階建て化で収容力二倍へ。低コストで実現可能。
  10. 新しい無料利用化システムの検討。つまり従来の時間貸しで良いのか否か
  11. シェアバイク(自転車シェアリング)
    まだ都市部のみですがドコモやセブンイレブンが参入するなど、スマホを使って効率よく共同利用するIT時代のレンタサイクルです。自転車の街を標榜するなら検討してみてもよいのでは。
  12. 東口駅前駐輪場対策 続く。
2.空き台数に関するデータ

①2010 H22/9/16 清水義憲議員質疑より
 上尾駅西口には個人の駐輪場を含めて12カ所あり、8月末現在、月極の空きが631台、一時利用の空きが346台あるとのことであります。

②需要を軽く見ていた節がある・・・もえブログより
 6年前(h22年9月議会)レンタサイクル廃止の市説明。
・団塊世代が定年を迎え、周辺駐輪場に空きが目立つ、駅周辺で600台、西口だと500台の空きがある。
・自転車を使って通勤する必要がなくなった顕著な減少がある。
 
 結局はよく分からないので月極と一時利用の空き台数調査が不可欠です。再雇用や非正規雇用は増えており、上記理由はあまりにも単純すぎます。

 

●余談 / 空き家の跡に生えるコインパーキング
 相続した空き家の売却が進まないと、ミニ駐車場にする例が増えている。初期投資の少ない平置きの月極めと投資額が必要なコインパーキングでは利回りは違うはず。ネットで見るとかなり低く、事業化は難しそうだ・・・
 土地だけ貸す低リスク低リターンもありますが、コイン式の増加が目につきます。初期投資と高額な固定資産税を回収できるような良い立地は少なく、今後更にライバルが増えますね。
 今問題になっている、(実需ではなく)相続税対策で急増するアパート建設のように専門業者と素人オーナーの構図と重なります。

 

破裂するまで続く実需なきアパート建設は金融商品
 
まだまだ、つづく・・・

2017年7月25日 (火)

上尾市の駅前駐輪場の収容台数と料金表

上尾駅、北上尾駅の東西口の駐輪場収容台数

駐輪場と料金の一覧表は2番の項に。

前記事(撤去台数)の続き。
Iy

これまでの概要

    • 放置自転車の数は上尾市は全国30位内に入る常連(上尾駅は単一駅では7位)
    • 上尾駅周辺では平日800台、休日1500台レベル
    • 平日は店舗営業開始の10時から増える。朝は監視人いるため少ない。
    • 上尾市は対策をホーチしてきた(全国リストに載るのだから)。
  • 盗難自転車の数は706件/h28(埼玉県下8位)
1.自転車置き場の収容能力(キャパシティ)
 市は調査をして把握しているはずですが公開はしてません。議会では質問に答えますが、議事録を見る限りは聞かれたことのみと言う乏しいものです。
①上尾市自転車まちづくり基本計画 p31ここ  (2014/3)
場所  月極  一時利用  合計   施設数 空き台数
上尾駅 7,775
2,076
9,851 22 月極666、一時551
北上尾駅 4,100
1,062
5,162 24 月極807、一時167

駅利用の東口の人が西口駐輪場に置くわけがないのですから、東西ごとに書いてないことを見ると、問題に向き合っていないことが伝わります。

②新井金作議員への市答弁(2014/3/11) 議事録へ

上尾市が管理している駐輪場の保管可能台数と稼働率 平成25年6月で

原新町自転車駐車場710台、稼働率は77%、
沼南駅駐輪場1,400台、 稼働率は40%、
原市駅駐輪場600台、  稼働率110%、

民間の駐輪場

上尾駅東口11カ所4,775台、稼働率は90%、
上尾駅西口14カ所6,577台、稼働率80%、
北上尾駅東口16カ所2,837台、稼働率は83%、
北上尾駅西口8カ所2,325台、稼働率78%。

 原新町は北上尾西口です。下の二か所は無料らしいですが、稼働率110%ってどういう意味でしょうか。電車の混雑率と同じかな?
①と②は同時期なのに合計がヘンです。
②から上尾駅東口は11,352台。北上尾駅は5,162台です。
後者は合いますが、原新町分を加えると5,872台になります。この程度の数字一つに揺らぎがあるようでは信頼性が欠けます。
 本当に必要なのは次表です。当然、稼働率(空き状況)も。 
   月極   一時利用   合計 

上尾駅東口
 
西口
 
(合計)      

北上尾駅東口
 

西口
 
(合計)      
 
2.上尾駅東西の一時利用台数の上尾私役所調査
 一部は最新データに更新してありますが、基本は2016年秋調査したもの。連番が記入されたコイン式は台数が明確ですが、平置きの「テキトーに詰めてください」型の駐輪場は推測です。ある施設では保守担当者に聞くことができました(ゲートのカウンター設定値です)。準公的な所は(役人上がりらしき人間が出てくると)教えてくれません・・・。大口ではショーサンプラザは860台(推定)、ゼクシス周辺は350台、丸広は442台です。
私役所調査では、西口2000台、東口1600台です。 
 基本的には当たらずとも遠からずと思っています。料金表は参考です。ご自分で確認してください。無料時間を含む含まないの違いもあります。

 

駐輪場 一時預かりMax 無料時間 一日料金 施設
サイクルポート西
85 なし 210 屋内、平置き
サイクルポート上尾西1ウノ店前~陸橋沿 109 1h 100円/5h  
サイクルポート上尾西2ウノ駐車場下  230 200 屋内、平置き
サイクルポート上尾西3
ウノ駐車場の北道路面
85 1h 150 ●最安

サイクルポート上尾西4
線路横の奥地
89 1h 150 ●最安
柏座通り駐輪場
10 なし 200 屋内、平置き
上尾駅西自転車駐輪場
なし 210 屋内
あげおサイクルポート南
100 なし 160  
ショーサンプラザ第1
線路沿い(7&i)
200 3h 100円/8h 屋外、平置き
50m/50cm×2

ショーサンプラザ第2
線路側 (7&i)
330 3h 100円/5h 屋内、平置き

ショーサンプラザ第3
マンション側 (7&i)
330 3h 100円/5h 屋内、平置き

24Hサイクルパーク

(ソフトバンク上尾駅前)
43 なし
100円/10h
 

ゼクシス周囲機械式
292 3h その後100円/5h+50円/4h 1-35は屋根有
他にバイク4

ゼクシス周囲機械式
谷津観音堂側
58 3h 100円/8h 他にバイク10

埼玉りそな銀行西口店
32 1h
100円/12h
他にバイク3
西口の合計 1,993
丸広 2019/12より値上げ
442

3h 2h

その後 100円/1h と
100円/4hの二種類あり
屋内(一部屋外)
AGOタウン ヤオヒロ裏面
51 2h 100円/6h

AGOタウン 2F-上段
118 2h 100円/12h
+50円/6h
屋根有

  〃  
  -下段
(上に含む) 2h 100円/10h
+50円/5h

あげおサイクルポート東
250 なし 1F 210
2F   **,3F 150
屋内
〃 (高架下)
20 なし 210  
東口駐輪場(上記の並び)  180 なし 100円/12h
 

大栄サイクルポート上尾駅東口

(旧レイクランド上尾)

526 なし

1F 90円/12h
2F 70円/24h

スイカ利用可

屋内
サイクルポート上尾2 鰻屋横
61 なし 100/24h ●最安
市川駐輪場
?  なし

 100円/12hごと

屋内
BPARK AGEO PRINCE  ? あり 2H無料、以後8H80円、12H100円  屋内、一部屋外
東口の合計 1,587

  Simg_0444

3. 上尾駅前のお勧め駐輪場
 駐輪場と言っても様々です。個人的には平置きで屋内型を優先します。機械式ではピッチ(間隔)がギリギリに狭い所もありますから、新車だと傷がつきやすいです。どの方式であっても、ボロ(失礼)な自転車の隣は気分的に遠慮します(雑に出し入れされそうなので)。
 持ち上げる上段側よりも下段側から埋まります(AGOタウン2Fは上段下段で料金設定に差あり)。
 最近は大型車(子供載せ用)が増えており、その隣になると出し入れが大変   放置自転車は露天でギュウギュウ詰めですから、風の強い日や無造作に扱われて倒れやすく、出し入れも傷がつきやすいです。
 なお自転車盗難の半分はカギのかけ忘れです。ご注意を。統計はありませんが、駐輪場の方が盗難リスクは少ないはずです。

 

●上尾駅東口市民へ
  1. 最近オープンした東口駐輪場(陸橋横)は駅近なのに6時間50円という最安値です。オープンによる認知のための戦略的な価格設定です(半年以上は続くと見ますが・・・)。
  2. 雨や炎天下を避けることを考えると、ちょっとお出かけに向くのが丸広の3h無料で屋内がお勧め。帰りが遅くなっても9時間で100円です。
  3. AGOタウン2Fはいつもガラガラです。タワマンの裏で目につきにくいです(恵比寿亭の並び)。2Fまでスロープ上がるため、年配者や子連れには向きませんが、とに角ここは空いています。半日で100円、18hで150円です。20日利用で2000~3000円は月極料金並みです。
    本来はヤオヒロの客がここに駐輪すべきですが、店前は無法地帯と化しており上尾のランドマークは下駄ばきマンション並みです・・・( ゚Д゚)。
    2Fスロープの欠点を補う料金設定にしないと難しい気がしますが、このような施設が条例による義務なのでしょう。採算とれない投資ですからある意味、大変です。
Simg_9925
●上尾駅西口市民へ
  1. りそな銀行前は12時間100円と割安ですが、あまり利用されると銀行に来た人が困ります。休日はお勧めです。ちなみに休日満車でも3200円ほど(2回転はしにくいと仮定)。年間休日数120で38万円、5年間で192万円となる。
  2. 24Hサイクルパークは屋根なしですが安い。10時間と言う最少設定が良いです。都内に出かけると8時間では足りないことが多いでしょうから。
  3. 短時間ならヨーカドーの半地下の2か所はお得です。雨でも駅まで濡れずに行けます。
  4. 踏切近くのサイクルポート上尾西3と4は空いています。立地的に駅まで迂回するのがやや難ですが、一日150円は最安なのでお勧めです。
まだまだ、つづく・・・

2017年7月14日 (金)

上尾市の放置自転車の撤去台数の推移

 
1.上尾市の基本方針のいろいろ
 
上尾市の自転車問題への姿勢の例
  1. 上尾市都市計画マスタープラン2010 p61 
    放置自転車対策を進め、自転車のまちの拠点として安全で利用しやすい駅空間とします。
  2. 第二次上尾市環境基本計画 p53
    歩行及び自転車の利用しやすい環境づくりのため、放置自転車対策を進めます。市民の自転車利用を促進するため、事業者との協働による計画的、効果的な駐輪場の整理方法を研究します。
  3. 2003年、新井市長へのはがきの返答 (以下要約。原文こちら)
    ・・・ 上尾駅の改修計画を現在検討しており、駐輪場も検討します。今後も・・・警告回数や撤去回数を増やし、放置自転車に費用負担をしていただくことや駐輪場確保として駅前広場の一部を有料駐輪場として整備・・・
  4. 2005年さいたま新聞  前記事
    市交通防災課は「撤去自転車を鉄クズにするだけでなく、有効活用を図り、さらに今後は放置自転車そのものの撲滅を考えた取り組みも行う必要がある」としている。
 最近は自転車レーン(これ自体にも問題あるらしい)が整備されつつあるが、肝心の駅まで来たら置くところがない。放置自転車問題を長年ホウチしてきたことが上記の例でわかる。真剣になるためには、政策担当者の名前を明記することから始めてほしいものだ。
 
2. 撤去自転車数の推移
 もえブログ(議事録)のデータを使って加工。警告札を貼って、しばし様子を見てから実際の撤去をした数の推移。  Photo
 月1回2駅で撤去通知書の白札を撤去日の前日夕方に張り、翌日朝に撤去しているとあるが、実際は「ある一角」に移動させるだけで、トラックに積み込むのは後日のはず。 市民の自主撤去率とは、貼り紙されてから自分で撤去した比率。6%~41%と差があるが、その理由は分からない。
 返還(引き取り)台数については、罰金(引き取り)二千円で返還されたのは2015年度210台、30%弱(市の収益として42万円)とあるだけで、他年度は不明だ。たぶん聞かない質問には答えないという行政の生産性の低さ(問題解決に向き合おうとしない)を感じてしまうのだが・・・。
 2012年に撤去が多いのはゼクシスオープンによる放置自転車増加によるものだろうか。
ちなみに、民間駐輪場でも放置自転車がかなりあり、代金未収かつ勝手に処分できずにスペースを浪費する被害がある。丸広駐輪場で見かけた・・・
 
 所有者が判明したものはハガキ送付。引き取りのない自転車は2カ月保管後にリサイクル分を除いて処分するという。引き取りによる収益は2015年でたった42万円にすぎない、費用割である。  
 
スケールの違う草加市の撤去台数…2010(h22)年度実績 (議事録読売新聞より)
延べ撤去回数398回、市内4駅合計の撤去10,132台(うち草加駅4100台)、返還6,061台、返還率60%。(罰金は2千円)
 
上尾市の返還率が低いのは、月に一回だからと思う(返還手続きの難易度もあるだろう)。草加市は週に数回もやっている。罰金を高くする効果は不明だが、撤去回数を増やす方が有効と思える。
 
 
つづく

2017年7月 6日 (木)

上尾市の放置自転車の台数と現状・・・誰のモラルか

「23万人にふさわしい自転車置き場」を求める
前記事の続き。本件は右カテゴリー「放置自転車物語」です。 
 
 他市事例を見るまでもなく、放置自転車の対策に奇策はない。
Photo_4
 撤去回数を増やすこと。駐輪場を増やすこと。この二つに尽きるが、その前に上尾市の現状をまとめてみよう。
 既に秋山もえ議員が扱っており、同氏「もえブログ」2016/06/30 に二本の内容豊富な記事がある。 同じ悩みを抱える草加市の事例もあって面白いが、議事録のために話し言葉の長い「トイレットペーパー」風文章である。
 どんなに良い質疑でも、まとめなくては広く伝わらない。持論を交えて、以下に引用しながら書いてみる。※印は当方コメント
Img_9758
 
1. 上尾駅周辺の放置自転車台数
Photo_2
※ 内閣府 放置自転車等の実態調査(二年ごとらしい)。全国ワースト上位30位に埼玉県からは数市がノミネートされるが、近年、上尾市は全国の名だたる市区と肩を並べる常連である。
 この島村市政の快挙は、口が裂けても広報しないのは惜しいことだ。右図は加工してあり、簡易はこちらへ。詳しくは下の調査リンク。
 
 もえブログではh25年18位の草加市(4駅ある)を取り上げているが、同市は対策に真剣に取り組み、h27年ランキングからはおさらば。
 
 必然的にJRや私鉄駅の多い自治体が上位にくるが、全体順位だけでなく、単一駅に至っては上尾駅は全国7位!である。
 全国調査ではH3年83万台→H27年8万台というように放置自転車は激減している。各自治体の対策の成果に他ならない。周りが減らしている中で、無策の上尾市は相対的に上に露出するわけだ。
 国のワーストランキングにでることへの羞恥がないのは上尾市政の劣化であり、市民に失礼だ。議会で厳しく追及しないのは甘い。最近、シティセールスを一般質問で取り上げる議員が増えたが、彼らの目は節穴らしい。「放置自転車のまちあげお」では転入人口は増えない…。
 
●秋山もえ議員調査
6月?日(日曜日)の午後1時半から1時間、上尾駅東西口。
駅西口周辺に740台、東口周辺に788台、合計1,528台
(内訳、丸広周辺545台、西口モンシェリー通りとライオンズタワー周辺517台)
●市調査
平成25年4月にゼクシスオープンし放置自転車の苦情多くて調査をした。西口の一部分での放置自転車台数429台。対策として禁止区域看板追加、コーン板設置。平成26年には注意喚起の路面標示、「モラルが問われます」の看板設置。
 しかし全面的な実態調査はしていないようだ。
 
 ともに日付不明。概ね平日は東西合わせて1000台弱、休日は1500台と見ればよいだろう。今年は本件の市予算が付いたらしい。何に使うのか知らないが、台数調査に数百万円使うとしたら恥の上塗りのムダ使い(怠慢なのだから市長と職員がボランティアで数えるべき)。
 
 対策のビフォー・アフター変化を知るため、としても感心しない。台数を数えても減るわけではない。大口駐輪施設における稼働率(空き台数)を優先して調べるべきだ
 曜日や天気で目まぐるしく変わる。二年ごとに国予算で数えてくれるならば、今更サンプリング(どうせ1日レベル)する必要はない。強いて国調査には無い北上尾駅、PAPA周辺くらいだろう。また日曜日が監視人がいないために最大需要である。
 全体数よりも、特定地点の定点観測による時間帯別発生数と人の動線やヒアリング/アンケート調査の方が、後の対策のヒントが得られるかもしれない。
Img_9767
 
2. 現状のようす(駅西口)・・・もえブログより
 
  1. 上尾駅周辺、午前10時を過ぎると急増するのが特徴。土日はさらにひどい。黄色の点字ブロック上にまで置かれる。 
  2. ゼクシス利用者が10時を過ぎてシルバーがいなくなったことを見計らって置く。運動靴を持った年配女性が続々と建物へ入っていく。周りの3時間無料の駐輪場も満車。ジム利用者の自転車を置く駐輪場が不足していることが分かる。
  3. シルバーの方は「ここにとめないで」とは言えるが、駐輪場の案内はできない。放置自転車を一時保管場所へ移動するのは重労働、自分たちで道具をつくって移動している。※ロックされた後輪を浮かせる台車のことだろう。
  4. コーンが壊れ、バーも足りない。自分たちでやり繰りしているが市は本気なのか。
  5. 午前10時以降、都市開発株式会社が整理業務を行う。トラブルになるから何も言えない、放置禁止区域に置かれた自転車を整然と並べるだけ、何にもならない。見に来て対策を考えてほしい。 
3. 二つの委託先の業務・・・もえブログより
 
1. シルバー人材センター
 上尾駅と北上尾駅、朝の自転車放置を防止するために、日曜祝日を除く午前7時~10時(店舗開始時刻)まで、整理指導業務を委託。放置禁止区域内において、駐輪場の利用指導や道路上の放置自転車の整理。
 「ここにとめてはだめですよ」と声かけや撤去の黄札をつける作業はシルバーの方だけ。実際には即時撤去ではないため減らない。
 
※以前、公園の草取りの人に聞いた話レベルだが、時給は最低賃金+数十円位とか。希望者が多いため、公平に仕事を分配し一人月数万円に抑えるらしい。
 
2. 上尾都市開発株式会社
 午前10時から午後4時、放置自転車の整理と駐輪場利用の誘導を委託。
 
Img_9782
ゼクシスは好立地と温泉付き低価格ジムという点が魅力で賑わっているが、本件についての考えが聞きたい(またはショーサンプラザか)。既に同建物周辺に350台(3h無料)、バイク14台分がある。
 上尾市の500㎡以上の開発にはX台設置(詳細は不明)があるが、それを超す需要がある。しかも店舗客とは限らないため、一企業に解決をゆだねるわけにはいかない。そもそも古くからの店舗には義務付けがない。
 
平日の朝は発生せず、10時過ぎから増えるのは単純に監視の目がないため。共働き世帯、パート就業の増加なども背景にあるだろう。
・悪天候日は少ないはず。
休日の台数が多いのは監視が無いのと都内方面へのお出かけ需要だろう。
 
廃車として置く人がいる。住宅街にくる廃品回収業者は不定期なので出しにくい。自転車の販売店では引き取り有料と無料がある。実は、図書館本館はその穴場になっており、2017/1月には65台が溜まっていた。税金で廃棄処分されたようだ。
Simg_0059
 
駐輪料金を交通費として負担してくれる企業はどのくらいいるだろうか。パート就労ではムリだから、「タダで置ける場所」があれば有料を避けるのは個人の合理的選択だ。もちろん撤去リスクがほとんど無いという前提で成り立つ。
 しかし2000円払う撤去自転車の引き取り率は30%程度と低い。経済的理由だけでもなさそうだ。
 コイン式以外の一般の一時利用は210円/日が多い。
月極駐輪は最短の1カ月が安2000円~高3500円、20日で割ると100~180円/日。
 
だからと言って市民のモラルにしてよいのか? 市政はそれほど公明正大だろうか?
 
S_2
 
 
つづく

2017年7月 3日 (月)

上尾市の放置自転車問題のプロローグ

きっかけは、二つ。
 
  • 一つは自転車盗難数が多い原因に「放置台数の多さ」があると思うから。
 僭越だが、この街から(酔っぱらって、まぁイイカというような)軽犯罪の「誘惑」を市民から遠ざけるという点では、取り組む価値があるだろう。割れ窓理論である。
  •  もう一つは、上平図書館建設への合理的な対案である。
 まだ使える現本館があるのに、しかも足元の貸出需要は細っているにも拘わらず、「もりかけ」並みの私的動機を「知の発信」と言い繕って、3~5年の歳月と40億円近いカネを使い、市街化調整区域にレガシーを作って慢心する島村市政への、まっとうな対案である。
 
 つまり「本をおく場所がない」よりも「自転車置く場所がない」を解決せよ、というわけ。本よりも自転車置き場を欲する市民需要の方が強いはず、と見る。
 
Simg_9823
 
 昨秋に上尾駅周辺の駐輪場を見て回った。普段は気付かないが、あちこちに小規模施設がある。微妙な料金設定の違いからは集客に腐心していることが伺える。
 例えば、同じ100円でも最初の無料時間の違いはおろか、その時間を含む含まないの差、その後の割増し設定の違いがある。また同じ100円でも6~10時間と差があり、それらは立地や競争関係でのサジ加減のようだ。
 中には「この料金設定はナイだろう」という所もあった。
 そして収容の空きがあるのに、道路に自転車が溢れる不条理が上尾市に深く溶け込んでいることを憂うるわけだ (やや大げさ )。
 
 まずは料金シミュレーションができる駐輪場マップでも作ろうかと思った(Excelに入れてある)。そうこうするうちに、近年の上尾市では珍しいくらい「図書館問題」が過熱化し、そちらに関心が移ったのと寒くなったために本件を「放置」してしまった。
 
 やっと今月から昨秋の素材を吐き出している。対策らしきことも書き留めてあるから開示したい。市よりも優れた案である。なぜって、市はゼロだから。
 ところが困ったことに本件は外に出て調べるフィールドワークであるから、図書館問題のようなデスクワークとは違う。
 
 何が言いたいかと言うと・・・
 
 もう夏。
 
 暑さを理由にまた「ホーチ」かよ・・・と思ったわけ 
 
 
関連

2017年7月 2日 (日)

古い記事で知る上尾の放置自転車問題

上尾市、放置自転車→災害時に活用 地域の“連絡の足”に
 
 
 要約

2004年度 撤去数約2000台

600台が返還、30%

273台がシルバーへ譲渡し再販売へ

100台が海外譲渡

1000台はまだ使えるものの廃棄。一台当たり420円の廃棄コスト

2005年度の放置自転車関連予算1350万円。 

政策は口先だけで問題を「放置」した、ということ。

 

 ソースはさいたま新聞web。日付不明ですが判明したら追記。下記太字等はブログ主が付与。新聞の見出しは災害時云々ですが、もっと大切なのは後半です。下記は2chよりコピー。
---------------------------
 上尾市は三十一日までに、駅周辺に放置され、引き取り手のない撤去自転車を「緊急時用自転車」に転用することを決めた。全市立小中学校三十三校の防災備蓄庫に各二台ずつ、計六十六台を配備し、地震や風水害などの災害時に、地域での“連絡の足”として活用する。
 
 増え続ける放置自転車の有効活用策の一環で、市が指定する避難所、各自治会などが構成する自主防災組織(市内組織率83・3%)にも、本年度中に配備する方針。内閣府は「放置自転車を災害用に使うケースは聞いたことがない」としている。
 
 上尾市は月一回、JR上尾駅と北上尾駅周辺の自転車放置禁止区域に放置された自転車を撤去している。撤去自転車は同市本町の保管場所に運搬された後、防犯登録車は上尾警察署に照会し、所有者に連絡している。
 
 だが、引き取りに来る所有者は全体の三~五割ほど。二~三カ月たっても引き取り手がない自転車は、良好な車両だけ市シルバー人材センターに回り、同センターで販売されたり、アフリカや東南アジアに譲渡された
 
 二〇〇四年度に撤去された放置自転車は約二千台で、約千四百台が使用可能だが所有者が現れなかった。このうち二百七十三台がシルバー人材センター、百台が海外譲渡された。残りの約千台は、まだ十分使えるが廃棄された。
 
 廃棄される台数は年々増え、一台当たり約四百二十円の廃棄コストも負担となっている。上尾市は本年度、放置自転車の運搬費や保管場所の借地料など、放置自転車にかかわる費用を総額約千三百五十万円計上している。
 
 市は経費削減策として、負担金がかかる海外譲渡は本年度から休止し、それに併せてシルバー人材センターでの販売も打ち切ったという。
 担当する市交通防災課は「撤去自転車を鉄クズにするだけでなく、有効活用を図り、さらに今後は放置自転車そのものの撲滅を考えた取り組みも行う必要がある」としている。
 
URL:http://www.saitama-np.co.jp/news11/01/18x.htm
 

2017年7月 1日 (土)

新井市長へのハガキにみる放置自転車問題の原点

貴重な資料に14年前の自分を賛辞
 
上尾市長 新井 弘治様宛
原文pdfはこちら
 
上尾市に来て落ち着いた頃かな。うろ覚えだが 放置自転車の札を見ながら、行政がカネをかけて無料で盗まれないように一時保管してあげる道理はないだろう、という疑問だ。
 (ある人からしたら余計なお世話だが、時代は有料化に進んでいた)
 
市回答を要約すると・・・
 
1 「撤去自転車を無料で返却する合理的な根拠について」
・上尾駅の放置自転車は昭和57年に約8,000台あった。 
・昭和58~60年に駅東西に市営1か所、民営6か所の駐輪場(合計8, 300台)やレンタサイクルの設置。
・昭和59年6月、上尾市自転車放置防止条例を施行。
 よって昭和60年代には激減したが近年再び増加し始めている。月1回の撤去と引取りがない場合は処分。これにより減ったから費用負担までは至っていない。
 
2  「1回あたりの撤去費用について」
 交通防災課職員と業者で月1回行い、1回約85, 000円。他に引取りがない自転車の処分料や保管場所の借地料などある。
・上尾駅周辺の収容台数は約12,000台だが満車状態。有料スペース提供者の協力を得るため、民営駐輪場の整備促進を図ってきた。
・上尾駅の改修計画を検討しており、この計画の中で検討する。
・撤去自転車に費用負担をしていただくことや駐輪場の確保の1つの方法として駅前広場の一部を有料駐輪場として整備することも検討している。
 
 
現在の放置自転車問題は秋山もえ議員の報告に詳しくあるので、次回はそちらを引用するが、それ以前の実態として上記は貴重だと思う。
なお、JR上尾駅改修のときに放置自転車対策をすると答えながら、実際は無策だよ。「責任者出てこーい」って今頃気がついた・・・
 
そして放置自転車8000台って、  ウソだろうって思う。一桁多すぎないか
当時を知らないので、信じられない。昔の写真があればぜひ見たい。 が、前記事(下)の犯罪統計グラフを見ても分かるように昔はスケール感が大きいですね。
 
まぁ、活気もあった時代でしょうけど・・・
 
●参考
 毎週日・月・金・土曜日 午前10時から正午。 撤去手数料2,000円
 なぜか保管期間は不明です。
 
前記事

2017年2月12日 (日)

上尾市の自転車盗難件数の推移 (埼玉県犯罪統計)

埼玉県のどの市区町村が犯罪が多いのか一目瞭然

埼玉県警察のホームページに行くと、市町村別の犯罪統計が見られます。
Photo
中には地図グラフにして、犯罪の多発地域が一目でわかるように示しています。県民必見のグラフは、引っ越しに検討してください、という親切心からでしょうかね。
 
こんな意味深い情報ですが、当の市役所からは縦割りどころか管轄違いということで教えてくれません(知らないかも)。 なので「私役所」ならではのサービスです・・・
 なおリンク先の9罪種と称する「路上強盗、ひったくり、自転車盗、オートバイ盗、自動車盗、車上ねらい、自動販売機ねらい、強姦、強制わいせつ」が地図グラフです。
 市町村別明細は「市区町村別犯罪等認知件数」のページにあります(Web構成が分かりにくいです)。
 
Img_0011
●自転車盗難数の多い上位市の時系列グラフ
 古いデータは以前、埼玉県の情報公開コーナーで集めましたが、H28年が暫定値ながらも発表されたのでグラフにしました。
注) 手元の最古データであるH16年も含めた。グラフは(巨大な)さいたま市を除いたが上位10市で全体の64%。
 
         H16年  H28年 減少率
埼玉県全体 36026   21690  -40%
上尾市    1359    706       -48%
Photo_2

   全体に昔よりもかなり減っています。上尾市も減っていて安心できそうですが、実はH28年の「人口1000人当たりの刑法犯の犯罪率」ランキングでは全市区町村(72)で26位(h27は28位)です。つまり自転車盗難に限っては8番目に多い市です。発生件数はほぼ人口順ですが、一人当たりは9位と少しましになります。
 ちなみに最も平穏なのは東秩父村です。
 最近の県警報告では、被害のうち53%は無施錠とか、自宅に駐輪中の被害も多い、と伝えていますが発生原因は不明です。
 
 自転車盗難数は放置自転車台数と相関があると思います。その肝心の放置数の統計はないのですが、上尾駅は昔から放置自転車が多いことで有名です。
 
 名画「自転車泥棒」は生活苦からのものでした。今は市が回収した放置自転車を取りに来ないで所有権放棄する人がたくさんいる時代ですが、この問題を取り上げたのは、「上尾から軽犯罪を減らしましょう」というよりも、『犯罪を誘発するような環境を減らすべき』という動機です。
 それは街づくりを司る行政の役目でしょう、と言いたいのです。『ゴミ置き場がきれいなら、汚す人が減る』という窓割れ理論に通ずる思いです。 
 
 放置自転車の多い理由は、次のようなものがあります。
・人口とその増加具合
・JRや私鉄の駅の数
・自転車置き場の整備度合い
 
 当然、これは上平中央図書館建設という巨額で利己的投資への反意であり、市民目線から実需に裏付けられた合理的対案でもあります。
 昨秋にほぼを調べたのですが、寒くなったのでやめていました・・・
桜の咲くころまで内容を掘り返しながら対策まで、ボチボチ書いていきたいと思いますが、忙しいです・・・
 
 
関連
上尾市の放置自転車対策の目次ページ
無料ブログはココログ

上尾市政をみつめるサイト

  • 上尾オンブズマン
    市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう。 (情報公開請求により市政に斬り込むサイト)
  • はるかさん_かまちょ図書館
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。