カテゴリー「上尾市の市議会」の117件の記事

2022年5月13日 (金)

久喜市が通年議会へ。埼玉県内で初

テレ玉ニュースより

久喜市は、これまで年に4回開いていた市議会の定例会を廃止して、必要に応じて招集する年1回の通年議会として、5月16日から開催します。通年議会の導入は県内では初めてだということです。

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久喜市HPの説明 によると、実際は、6月、9月、11月、2月に現在とほぼ同様の日程で定例会議を開くとある。

通年議会の主なメリット   

市サイトから要約すると、臨機応変な議会運営ができるようだ・・・。


1.いつでも会議を開けるため、より慎重な議案審議や、専門的な調査を行える
2.委員会を必要に応じて開催でき、調査研究活動や議員間の討議の活発化
3.市政への監視機能や政策立案の機能の強化
4.市長や議員が必要に応じて、議案を提出できる
5.市長の提出議案などを年間を通して審議できるため、市長の専決処分を必要最小限に抑制できる


ところで上写真、上尾市市議会と比べたら質素な議場だ。たぶん建物の豪華さとアウトプットには相関関係は無いと思う。さて、昔調べた記事だが・・・

上尾市議会の年間会期日数と議員の時給

2016年だと、(休日含む)会期日数は86日間で、そのうち本会議日数31日、委員会日数21日だった。

つまり本会議は年間30日程度だ。その本会議や委員会に欠席しても何のペナルティもない(昔、他市で全休議員がいて全給もらっていた事がある)。

上尾でも、アノ悪名議長は、副議長に司会進行役を任せた時は、議席に居ることはなく休んでいた。

地方議員の中には、議会が無い時は家業や農作業(田舎だと多い)に勤しんでいる人が多そうだ。そんな人は、稼業の片手間に議会へ行っている感じだ。だから、稼業を持たない議員は何をしているのか不思議だ。多分目立たないように生活しているのだろうか。

政党議員の場合は、政党の仕事と他自治体の党候補者への選挙応援が欠かせない。議員の一番の仕事が選挙になっているとしたら目的と手段があべこべだ。

 

 

 

2021年12月26日 (日)

平方幼稚園の廃園問題から逃げ惑う議員達-2

保守も共産も反対し、中間系が退席する議会、

受け身や関わりたくない姿が見えてますよ

前: 閉園に賛成する理由-1のつづき

前回は、閉園と言う穏便な表現でしたが、実は議案には廃園とあります。

近年、保育園などの建設で話題になるのは、子供の声は騒音だというものです。住民が反対運動をしたり、クレームをつけて防音工事をさせる例です。たくさん産まれることを社会が望みながら、身近だと嫌われるんですね。それも高齢者だったりします。

ですから、廃園に反対する住民がいる例は爽やかに見えます。でも、昔と違い、気軽に園内に入れるわけでは無いので、廃園で失うのは機能面よりも、別な面もあるかなと想像します。それが情緒的であればあるほど、市は解決できそうもありません。

既に足かけ三年間にわたる議案ですが、議員の賛否態度には曖昧な姿や"抵抗してます感"の人も目立ちます。以下、6月議会までの評価です。議事録検索はこちら

1 保守も公明もリベラルも揃って反対や退席 

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一回目(上段)の賛成は、小川・新井・小林議員のみです。二回目の21/6月の賛成は維新・津田議員のみで、11人が大量退席です。先ずは、気になった業界関係者二人から…。

田中氏(宮下幼稚園)は一回目に、鈴木氏(浅間台幼稚園)も二回目に退席しています。利益相反を気にしたと思いましたが、そうでもありません。田中氏は二回目は反対へ転向です。彼のパパ、元市議のゲンさんは私立幼稚園団体の会長として、請願への反対書※1を出しています。息子の親離れが、親子ケンカになったのかが気になります。

※1 私立幼稚園側の理由は理解できますが一つ気に入らないのは、『…私立は定員に満たないのに、平方の施設改善は民業圧迫する』を一番に挙げたこと。それは、業界の損得であり  市民からみたら税の使い方が問われているのです。団体救済のための閉園ではありません。そんなのは一番下に書くべきです。新図書館計画の時に書店組合からの苦情は有りませんでしたよ。

2 賛成したのは一人半のみでサラッと

一回目の小川議員の主張は幼児教育無償化、園児減少、市費の格差、建物寿命、高コストなどを羅列しただけですが一応は評価します。でも二回目に転向です。その理由は後述する星野議員の主張かもしれせん。

維新・津田議員は21/3月議会では小川さんの指摘の半分しか述べませんが、(この時は)継続審査扱いへ反対です。翌6月の採決では、「立法事実」という上尾市議会では珍しいアカデミックな論点を持ち出しました。

平たくいうと、”どうしてこの廃止条例が必要なのか”を6つの視点で判断するものです。ところが、一つ一つに本件の事実を当てはめて、「よって、市案は合理的である」と論証したわけではありません。発言時間はあったのに、難しい言葉でサラッと語っただけなので説得力はイマイチです。

3 琴線に触れやすい主張は慎重に 

公明党戸野辺議員は、請願の紹介議員の一人ですから、党を代表して本件を熱心に取り上げます。その中で、平方幼稚園がなくなると発達障害などの子の受け入れ先が不安と尋ねます(19/12と20/6議会)。なお共産党はもっとハッキリと「私立で受け入れ困難な児童を受け入れる役割の公立の廃止に反対」と断定します(21/3議会だより)。

しかし妙な話です。平方から遠い、原市・本町・上平等では当該児童は年間何人いて、どれだけが遠い平方まで通園したのですか? また、私立側が受入拒否をしてきたという黒歴史があるのですか? どうにも弱者を盾にするような話に聞こえます。

それへの市回答は、公民連携で人的・経済的に支援している、12園で受け入れているという当り前のものですから、反論もなく聞いて終わりです。

4 二回も先送りなんて逃げてますよ~ 

政策・市民の声矢口議員は21/3月に、今後の上尾市幼児教育の展望が示されていない、地域への説明責任が果たされていないと批判して継続審議を求めつつ、廃園の理由になっている諸課題を上尾市の大きな課題であるとも言い、両面作戦をチラつかせます。

その一年前には戸野辺議員が、「なくなることが避けられないなら、・・・今後の上尾市の幼児教育の在り方は如何に」と尋ね、「それを市長が出向いて懇談しなさい」と言ってます。

しかし、尋ねる議員が「幼児教育の在り方」を提示できない受け身では、市の回答を評価することなどできるはず有りません。また、質問では頻繁に取り上げるけど、結局は、"行政と地域でやってね"みたいに距離を置きます。公明党は6月にも継続審査の動議を出しましたが動議否決で採決となり、腰の引けた議員が11人もでたのです。まるで国会の文通費100万円問題の先送りみたいです。

なお、議論が深まらないのは、議員が「在り方」を語れない以前に、執行部に反問権を与えないから本当の議論にならないためです。そして市長は、"直接事業からの撤退"は幼稚園のみとし、市立保育所は強化継続して幼児教育全体を公民連携で全うするとでも言えばよさそうなものです。

5 星野議員の正論の裏にみるホンネ 

私的には、市裁量で募集停止ができたことに驚きました(考えてみれば、毎年人数を議会に諮るわけないですね)。実質的な廃園を意味しますからズル賢いですが、停止の理由は、このまま続けても少人数が回復する見込みは薄く、この小規模では集団生活や他者との関りを育みにくいから、私立へ行ってもらいたいとの判断でしょう。

しかし、廃園案を否決した議員にすれば「募集停止」は怒り心頭 ( ゚Д゚)。

請願の紹介議員である星野氏(彩の会)は、21/6月議会で 一定の理解を示すと断りつつも、市は「廃園を決定事項のように地元に説明したとの声もあり…」と質します。しかし、公務員は大事な場面でそんな言質を与えるでしょうか。「廃園を検討してる」風な言い方をしても、政策説明ですから問題ありません。しかし、反対者には「確定」的に受け取られるのが常です。

だから星野氏は『議会軽視だ。二元代表制を揺るがす』と言ったのかと思いました。でも、自ら会合を傍聴せず、伝聞を根拠に言う方が議会軽視です。

そして、その後の星野氏の主張はとても分かりにくい内容でした。好意的に書くと「今の廃園への市のやり方では、他に小中学校の統廃合計画が出ている様に、これからの各種公共施設の運営がうまく行かなくなるから反対です」となります。

つまり、後に控える学校統廃合という時間的にも規模的にも大きな問題への波及を恐れたようです。その件についてはここでは扱いませんが、議会や市民の間には拡大解釈による被害妄想もあります。そうは言っても、同じ背景がありますから、不安になるのは理解します。でも、各種公共施設の運営という抽象化した次元で、目の前の問題に反対と言うのでは問題解決への正しい向き合い方とは言えません。逃避です。

ですから、その主張はホンネじゃないよねと受け取りました。島村田中時代に胡坐をかいた元新政クラブの人が『二元代表制を揺るがす』とい言うのですから、建前論による反対でしょう。

彼らのホンネは、会派内の仲間のエリアが今後対象となったら、仲間として反対の態度をとり互いに助け合おう、ではありませんか? または、どうせ廃園になるから、賛成して『冷たい人』と批判されたくない防衛心理かも。

実は、上尾の保守を自認する同志会本件への言及が見つからないのです(あったら失礼)。しかし、彼らも反対ですから、本件は思想的な価値観では無いことが分かります。合理性と公益性で判断する公共事業に私情を挟むとしたら、 それは地域代表者であるという出自によるものです。地域と無縁な維新議員が唯一賛成と言うことからも明らかです。(なお地域依存ではないのに反対するのは衆寓策です)。

6 説明不足は何回で満足するか 

当初の反対理由で多いのは、地域への説明不足でした。しかし、十年くらい前から、「園の将来性」について市また議員がどんなシグナルを発して来たのでしょうか。地域代表とは言っても無為無策な人を選んだだけかも知れませんね。消費税10%上げで幼児教育無償化が決まる頃から、公立幼稚園の大量廃園は既定路線だったのに、延命策はおろか「廃園」が公式化して慌てだしたように見えるのです。

21/9 教育総務部長(小林克哉)
1度目の否決後、令和2年度に保護者との話合いを12回行うほか、教育長、教育委員も参加した意見交換会も実施した。3年5月には平方地区で説明会を開催し、丁寧に説明してきた。

 回数が多くても廃園案の説明会です。皆で一緒に考えようではありません。こういう時ほど丁寧な言葉が余計冷たく感じますよね。

共産党・池田議員は6月議会で、「(5月の説明会では)納得するとの意見は皆無でした」と言います。どんな顔ぶれかは知りませんが、図書館移転の説明会では反対派ばかりが出席でした(遠慮なく書ける新聞コメント欄は別です)。

続けて、同園の素晴らしさをエピソードを入れて力説しましたが、そんなに優れているなら、2005年91人以降の凋落をどう説明するのでしょうか。(絶対需要の減少と私立へ流出もありますが)たぶん、「市が追加投資を怠ってきたからだ」と答えるでしょう。

Photo_20211218182901そこが問題なんです。

追加投資である程度の増員は可能ですが、『バスはムリでも、建替、給食、三年保育、延長保育』を割高になる市費でやることと、私立支援とのアンバランスが更に開くという本件の核心へ逆戻りします。そこは前記事で書いた通りです。共産党はそれを無視しますが、何かと扶助費拡大を唱えながら、公務員ボーナス削減にも反対するようでは算盤が合いません。世間、特に若い人はもっとシビアですよ。

秋山議員も反対です。21/3月議会報には「同園の果たしてきた役割を総括してから決めるべき。それからでも廃止は遅くない」と言ってます。募集0の幼稚園がまた再開しても、そんなの危なくて親は預けないでしょう。私立は三歳からタダなんだもん・・・

最後に、畠山市長が現地へ行って説明しろと議員皆が言います。その通りですが、無いものねだりでしょう。但し、市長選挙で応援した駅前議員には市長を行かせる義務がありますよね。

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良いお年を。

お年玉は三回目の接種券。

参考 ボーナス下げ「12月から」相次ぐ 国に先駆け実施  時事通信

 

 

 

2021年12月 9日 (木)

無責任な議員と市長様、フリーランチに招いてね

サービスと負担が釣り合うことが持続可能性になることを知らないみたい。

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過去記事 無償化の是非 無償化に反対

さて、前記事では無償化請願の署名集め文書に対して"健全なる批判"をしました。

それを要約すると・・・給食コスト(製造固定費)や弱者世帯は公費負担していること、(ろくに調べもせずに)小中学校の食費が高いとかコロナ禍で大変だ(※1) という理由は「一律無償化」と矛盾すること、理念的な主張は考え方の違いであり、95%の自治体が法律違反をしているわけではない、ことなどです。

※1 去年の個人市民税は140億円と過去十年で最高。今年は分からないが、過去最大の落ち込みだったリーマンショック後でさえ給食費は払っていた(参考 コロナバブル決算事情 )。また、世帯主が若いとか年収300万以下でも貯蓄残高は前年比で増えている (総理府家計調査)。義務教育の前では幼児教育無償化、後では高校授業料無償化で救ってます。

 

1.本当の反対理由 

以前は、そんなカネが有るなら教育費に使えという「米百俵の精神」的な理由でしたが、残念ながら教育も算盤も苦手な風土なので、米百俵は二の次に格下げです(笑)。

 それでは、第一義の反対理由を書きましょう。

給食費の支払いは、”他者に使われる”税金とは違い、食べた人が払う「受益者負担」です。でも、それでは突き放した感がありますよね。ここは、むしろ、

既に払っているという現実もありますが、『払える人は払いましょう』という考えで良いと思います。払える人が払わなかったら社会は成り立ちません。まさに、持続可能性社会の基本でしょう。

ところが無償化すると税負担(公助)ですから、受益と負担が一致しません。一般家庭が今まで通り負担することは、自助というだけではなく、他者に負担を転嫁しない点で共助にもなります。

そして、本件は国の課題であり、自治体に負わせると不公平な結果になります。

ところが、与野党そろって子供政策への財源投入を競い、今は(公明案の)18歳十万円給付で揉めていますが、後から請求書が来ることは語りません。ですから、払える親は、払える時に、払ってしまいましょう、という考えで良いのです。この世にフリーランチが無いこと位、当たり前ですから。

本当は、子供への給付金ではなく、コロナ後の成長投資で揉めなくてはいけないんですよね。だから貯蓄に回るんです。

 蛇足ですが、岸田首相が「屋根を修理するなら、日が照っているうちに限る」とケネディ元大統領の言葉を所信表明で引用しました。でも、ケネディにはもっと優れた言葉があります。

Ask not what your country can do for you.Ask what you can do for your country.

 日本ではこれが言えませんね・・・。

2 最後は、市議会の賛成意見への批評です 

上に核心を述べたので以下は参考扱いですが、良く噛んで読みましょう。

議会だより12月号に各議員が承認した要約文があります。美しくも根拠の薄弱な主張でした。


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  • 請願への賛成は、政策・市民の声、共産党、維新の三人です。

 上の共産党の論旨は署名集め文書と酷似してますから、前回の反論で十分です。残りの二人は、SDGsや定住促進とか、人口増や税収増になるとかのステレオタイプな理由ですから、後回しにします。

  • 本会議では共産党池田氏が質問しています。

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 その内容は「雨の日も、真夏の朝にも」と(一緒にやった?)署名集めの労をねぎらう情緒的な話しです。このロジカルに欠けた話しから、彼は実現しないことが分かっているようにも読めます。ちなみに、署名した人の年齢分布を知りたいものです。

1) よくある財源論ですが 

 一番、無責任なのは賛成しながら財源を口にしないことです。それなら誰でも言えますよね。

 完全無償化には8億円弱が必要ですが、「何か」を削る提案すらできずに、請願に賛成するのは「初めから賛成アリキ」です。良い人ぶっているだけでは持続可能性を言う資格はありません。

 共産党・池田氏は戸崎公園事業の怪しさをずっと指摘してきたのですから、パークゴルフ場を廃止して財源の足しに、と言えそうなもの。他議員からも、老人福祉や医療費関係で”市の独自加算分を削る”と言う提案はありません。もちろん、"議会費を削って足しに"という泣ける話も聞こえません。本気で賛成なら、住民税の均等割りアップはどうですか? 

 結局、減らすことも、かき集めることも、予算の付替えも求めず「賛成したから、後の予算はよろしくね」みたいです。そうした曖昧さが透けて見えるから、安易な候補者はプチ妥協案を公約にして成果の横取りをするのです。児童手当が他よりも五千円多い第三子を更に優遇する案は合理性を欠きます。(相対的にカネのかかる)中学三年生の三学期をタダとか半額とかのほうが公平でしょう。

 維新・津田氏が財源の精査もなく賛成していたら維新らしくありません。大阪市の中学校で去年から松井市長が始め、17万人弱へ基金60億円を取り崩し今年も継続しているためかもしれません。(関西には学校給食が無い所が散見され、関東では横浜市がハマ弁問題で有名)

 例えば、上尾市の財調基金は前年末で29億円です。税収が急に減るなどの不測に備える貯金ですが、実態は毎年のように取り崩します。しかし、当初予算は多めに見積られるなどもあって、年度末までのやり繰りで浮かせては期末に積み戻す、を繰り返すのが財政課の伝統芸です。
 と言っても近年、積み増し(増額)できた年は数えるほどしかなく、去年秋には一時的とはいえ、米びつの底が見えた日があったことを忘れてはいけません。

上尾家の貯金残高は696円。息子よこれが我が家なの

 無償化実施は町村に目立ちます(※3)。子供が少なく、財源に使途フリーな交付税を使っているのでしょう。しかし、子供が増えたと言う珍現象は聞いたことがありません。

 一方、財政に余裕があっても無償化をしない所も珍しくありません。だから、単純にカネの問題とは言えないのですが、既に払ってもらっているカネを受取拒否して、逆に扶助しますなんて、数万人単位の児童生徒を抱える自治体には酷です。つまり、子供が減る方が導入しやいという矛盾に陥るのです。

2) 因果を立証せず、気安く、子育て世代を呼び込むってか 

 給食費がタダだから引っ越してくるなんて、恥ずかしいから言わないほうが良いです。埼玉では滑川町が子育て充実で人口増やした成功例としてあげられますが、因果関係は逆(※2)。都合の良い例や上尾と似つかない例を持ち出すのはポジショントークなので注意しましょう。子供人口減で示したように通用しません。

 まさか、人口が減ったら、狙い通りに増えなかったら、有料に戻すってか (笑)。

 ※2 滑川町の転入増は給食費無償化ではない。

つきのわ駅が2002年に開業し、駅周辺に計画人口7500人の大規模開発が行われ、2010年に完成した。その後も販売や他社の開発は続いている。私鉄による新駅と沿線開発の典型である。なお、隣の森林公園駅には始発が多い。

そして2000年からの十年間で4500人、35%も人口が増えたが、給食費無償化策は2011年からなので因果関係は逆である。人口増で、交付税や市税が増えるから還元策としては当然だ。そして注意すべきは、『転入世代は近隣市町から』というように、今の日本では、或る街の人口吸引策とは他市から奪うことでしかないこと。

つまり、鉄道アクセス性、大規模開発、良質物件(土地200㎡)という条件がそろった成果であり、2010年からの十年間の人口は14%増に減速したように、行政の政策はブースター接種みたいなものである。(なお沿線の先には去年、工場に直結した「ホンダ寄居前」駅が開業)

東上沿線物語より引用したが引用元とは結論がやや異なる。

 

 似た例に流山市がありますが、つくばエクスプレス(TX)沿線開発に負う所が大きいです。本当に真似したいのは、地価が高くても若い世帯が転入して来る街です。給食費なんか目じゃなく教育ポテンシャルの高さですよね。

※3 下の長野放送の番組は高いから無料にしてという話しではない。図は記事より引用

信州は『給食費が高い』!? 長野市が最高額、県内77市町村の状況を調査、理由は「こだわり・工夫」

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ごちそうさまでした。

 

2021年11月30日 (火)

捻じれ選挙が産む慢心と負の遺産処理

畠山現職がダブルスコア―で再選し、1万5千票を小池氏へプレゼント

前記事 選びようがない選挙

 結果は予想通りと思う人が多いですが、得票数は意外や意外。

市長選 市議補選
畠山 稔 39,636 67% 小池ゆうや 33,861 57%
深山 孝 19,236 33% 会田 ちかず 21,240 36%
58,872   無効票 4,652 8%
      59,753  

投票率は4ポイント減の31%で済みました。25%予想は外れ、静かな選挙戦の割に高かったと思います。衆院選の直後ということや、過去の2月実施よりはマシですね。

ざっくり、畠山さんは4万票のダブルスコア勝ち。現職の強みと言えばそれきりですが、選挙で負けなしの畠山さんが、自信過剰で鼻高山さんになりませんように・・・。

ところで、市議補選を補欠選挙と言うのは酷い定義です。補充選挙ですよ。代打でもないレギュラー議員でしょう。今回、凄い結果になったのは、畠山さんに投票した人が投票所に行ったついで&非自民効果が出ています。だって、志望動機は短いし、履歴書も出さない人を採用しないでしょう。

  • 投票数からみえてくるもの

政党の基礎票をもらった候補ですから先の衆院比例と比較します。投票率を衆院選の54%から31%へ引き直すと、約4割減です。ムリを承知で、どの党も"一律で減るとみなす”と、自公は26000票。この段階ですでに勝てません。さらに、深山さんは二万票ですから6千票も逃しています。

要因は、選挙戦の「熱量」の低さなのか、「候補者自身」なのかということになります。

地域しか回らない人が急に市長選にでても、駅頭では「見知らぬ人」となり、知名度では県議経験者に適いません。前回の鈴木さんも似てましたが、年単位の準備が必要です。上平方面の投票率は平均より3~5ポイント高いだけですから、強い基盤があったとは見えません。畠山さんの向山は41%で今回も一位でした。

小池さんは深山さんの二万票の上に、畠山票から5千票の無効を除いて、1.5万票もらいました。畠山さんが強気なら、期間二年の臨時議員を配下に作れたわけですよね。

  • 地域偏重の市長や議員が去った市政へ

 元は上平から市長と議員の二人がいましたが、これで消えました。畠山さんが議会で否定された新複合施設計画はどうなりますか。表向きは理由をこじ付けた政策的な施設計画ですが、本質は、地元対策と空き地利用という負の遺産処理です。今回は上平候補を負かしたのですから、今までよりはハコモノに固執する理由が減りました。

 同様に、同志会が仲間内への遠慮から(負けたんだから民意だとして)合理的な判断へと進化できれば、新しい成長です。

つまり、上尾市政が地域偏重から脱却できるよい機会となればイイわけです。

 

 

2021年11月28日 (日)

上尾市、給食費無償化の請願に反対する理由-1

前記事 LANはいらない 過去の 給食費の無償化に反対の記事

まず確認しておきますが、学校給食費とは材料費のみを指します。材料費以外の製造固定費と困窮世帯の給食費分は税金負担です(約十億円)。また、固定費を配賦した1食当り原価は材料費の2~3倍になるでしょう。

さて、9月議会では給食費無償化の請願が「市民団体」から出され、15対14で可決しました(可決=実施ではない)。 

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賛否を見ると、公明党は基本政策とか他市で給食費無償を求めていることから、反対するのは矛盾です。たぶん、本件は共産党がからんだ案件だとみて、相乗りを拒んだのではと思います。と言うのは、公明党は「体育館のエアコン導入」を実現しましたが、共産、“実績横取り”露呈のように、お互いが福祉や教育を巡って成果(≒支持者)の奪い合いをしているように見えるからです。

さて、無線LANの請願に反対で書いたように議会HPでは請願の内容と氏名は非公開なので内容は分かりません。しかし、署名集めのネット文書とか秋山もえブログにはそれなりに書いてあります。

それを読む限りは大した理由もなく、これなら過去記事で十分な反論なのですが、署名まで集めた労作なので、改めて反対を述べる市民がいても良いでしょう。

なお本請願は、ニュースで扱われるような、未納児童が差別されたとか、(払えるのに払わない)未納世帯が多くて大変だとかいう問題とは違います。また、本稿を書いたのは9月議会の議事録が見られなかった時です。たいした論拠があるとは思えませんので無視しました。

参考 児童生徒数 R2/5/1

要保護数(生活保護は国費)


準要保護の人数と
R2年度の給食費援助額(円)


無償化した時の試算(千円)

小学校 11,070 63 977 38,989,576 48,300
中学校 5,713 43 651 28,171,009 29,100
16,783 106 1,628 67,160,585 77,400

1.短い署名集めに綴られた矛盾

 前段に、上尾の給食費は、小学校が県2番目、中学校は県1番目と高く、保護者負担が大きい。

 続いて、コロナ禍により、経済的負担も大きくなり、今後の給食費未納が増える懸念がある。

とあります。

県内で高い理由には何も触れません。ちなみに小学校は4391円、中学は5313円です(2018年)。そして高いと言うなら、普通は「もっと安くして」と要求しますが、結論は0円要求ですから、高いことを指摘する意味は有りません。単に攻撃材料として取り上げたように読めます。※1(文末)

②のコロナ禍による家計窮状は一般論でしかありませんから、負担できる家庭まで0円要求するのも極端です。むしろ、準保護世帯の条件を広げる主張なら論理的に筋が通ります。

つまり、この二点と「一律無償化」には飛躍があるのです。タイトルにも「高すぎる上尾市の学校給食費、保護者負担をなくす署名」とありますが、安ければ、無償化の必要は無いわけですよね。

こんな調子では、安倍さんなら印象操作と、高市さんなら弱者を装う、と批判しそうです。まぁそこまでは言いませんが、本質ではない所でネガティブな事を持ち出すと、正しい要求らしさが消えて、ピュア感が有りません。

 続いて、県内では4町村(滑川・小鹿野・神川町、東秩父村)が実施済みと指摘します。

 後半で、「憲法第26条 義務教育はこれを無償とする」を根拠にあげます。

全面実施は全国自治体で4.4%です(2017年)。法律論は分かりませんが、「95%の自治体がやっていない」のですから、アチコチで法律違反をしているとは思えません。つまり、義務教育だからタダという法理論や理念で迫っても、解釈や主義の違いとなるだけです。実施されないのは、たんなる「受益者負担」と思いますが、それなら市答弁は「(申し訳なさそうに)できません」となるでしょう。

仮に、小学生を無償化すると、児童手当に年間4~5万円ブラスと同じですから、隣の自治体との不公平感がでます。つまり、これは国政テーマなのですから、国に求めるだけで良いハズです。※2

※2 衆院選で教育分野で多くの無償化を求めた立憲共産は負けたから実現はしない。しかし、小中分で財源5120億円という試算もあり、突然の幼児教育無償化みたいに政権がやりだす可能性もある。(野党つぶしの)選挙対策という動機は消えたが、防衛費とか憲法論議の過程でエサみたいに使われるとか。なにしろ、0・5兆円なんて、予算100兆、国債残高1000兆円のように兆円単位にマヒした日本…

無償化の要求が、特定の人へ限定して行う選別主義から、憲法を根拠にした「みんな一律に」という普遍主義へ迫るならば、改めて①と②は不要です。④のみで十分です。

また、やっている自治体はおしなべて町レベルですが、幸か不幸か少子化なので負担額が少ない、という笑えない面もあります。しかし、そこに上尾市が仲間入りするのは違和感があります。無償化しない理屈が、受益者負担論ならそれで通せば良いのですが、そこに財政負担が大きいからやらない、というのもムリがあります。だってやってる所にはビンボー自治体もあるからです・・・。

長すぎるので、続きへとします

 

●市の結論は

東京新聞では、「・・・第三子以降の給食費軽減などを重点施策に挙げる」と伝えます。
三人目の児童手当は
約2000人と推定されるので小学生は6÷9で1330人となり、10か月なら5840万円と推計しました。ところが児童手当1万円は、三人目からは1万5千円です。そこへ4500円加算する意味は何なのでしょうかね。出産奨励ですか! ポリシーの無さです。深山氏が市長だと上表の通りです。

※1 下表から、上尾市の小学校の月額が高いのは、提供日数が多いから当たり前だ。一食単価は7位だが、数円の差に過ぎない。議員は日数差を知りながら(むしろ親は喜ぶ事実)、高いとディスるのだから政治的である。また、主食には外部で炊いたご飯を購入しているから、コメから炊く市とくらべると材料費は割高になる。

中学校は単価が313円と一位なのが原因だが、単価が高い理由は分からない。県議が食べ比べれば分かるだろう、最下位253円の伊奈町へ行って。

●市町村学校給食費状況(保護者負担額のみ)より 2018/5/1

1食当り単価の大きい順。

小学校 平均月額 年間実施予定回数 1食当り平均単価(円) 中学校      
入間市 4,400 187 259 ●上尾市 5,313 187 313
秩父市 4,363 186 258 秩父市 5,236 186 310
狭山市 4,300 185 256 入間市 5,100 182 308
幸手市 4,300 185 256 川越市 5,250 188 307
越生町 4,364 188 255 越谷市 4,850 177 301
川越市 4,350 188 255 八潮市 4,920 180 301
●上尾市 4,391 190 254 飯能市 4,968 182 300
志木市 4,214 184 252 越生町 5,127 188 300
八潮市 4,180 183 251 東秩父村 4,900 180 299
東秩父村 4,200 184 251 所沢市 4,930 182 298
上位10平均 4,306 186 255   5,059 183 304
県平均 4,079 187 240   4,804 185 285
全国平均 4,343 191     4,941 186  

なお単価×日数が月額ではない。詳しくはソースへ

 

2021年11月17日 (水)

上尾市長選挙は二人のみで選びようがない低投票率選挙

選びようがない選挙は25000票でも当選へ

関連 畠山氏の良い点 イマイチな点 島村V2.0?


参考 先日の熊谷市長選挙と市議補選の投票率は58%だった 

衆院選と市長・市議補選の同時は実現できなかったが、さらなる工夫は即日開票をやめて翌日開票にすることである。

公職選挙法には「開票は、すべての投票箱の送致を受けた日又はその翌日に行う」とある。そうする自治体も珍しくはない。

日曜日の休日出勤に深夜手当が加算され、とんでもない時給になるだろう。でも、やっていることは肉体作業 軽作業(楽ちん作業)でしかない。だから、それを当てにする職員も現れる。イイよね。

翌日開票なら、人件費削減とミス防止になることは分かっているから、やらないのは、既得権益みたいなものなのだろう。
 参考 3区長選・6区議選は翌日開票 読売新聞

それにしても、市長選挙が近づいているわりに静かである・・・。

  • 共産党は挫折して・・・敵の敵はプチ味方

共産党は、もえブログで上尾市長選挙に臨む態度を8/20に発表している。そこでは畠山市政を徹底批判しつつ、末尾の結論を引用すると・・・

党は、市長選挙をたたかう市民団体「上尾みんなの会」とともに、市民本位の政策を実行する市長候補擁立につとめ、広範囲な市民と力を合わせ、市長選挙勝利へ全力をあげる。

 とぶち上げた。8月の埼玉新聞でも「立候補するとみられる」と書かれていた。

 しかし、予想通り出さない、と言うよりも「出せない」が正しいかもしれない。人材難だけではなく、手弁当で働く支持者が高齢化すると選挙続きは効果との対比できついから、来年の参院選へ体力温存がマシなのだろう。

 だから自主投票になる。

棄権を呼び掛けることも出来ないから、ここに来て「畠山市政を若干評価するような論調」へ切り替えたらしい。非自民で行こうというのは分かるが、単に畠山さんの方が軟弱で組みしやすいと思っているのだろう。前回は反畠山だったけどね。

もし、完全に棄権すると八千票は減り、それは前回比で5ポイント低下を意味する。四年前、逮捕者が出た上平地域が低投票率になったように、今回、特に落ち込む所は見ものだが、どれだけ畠山氏へ流れるかは分からない。千票くらいかな(^-^?)

  • 「人」が見えてしまう現職市長のチラシ

畠山氏の最新のチラシが紹介されていたので見た(表面のみ)。相変わらず「大野知事頼み」という作戦だが、冒頭でまたもやワクチン接種率の高さをPRしている。その「高さ原因」は前にも書いたので略すが、今回はとても残念なことを指摘しておこう。

上尾市では三千人、すなわち77人に一人が感染している。症状の軽重はいろいろだが、大変な目にあった人や家族も多かっただろう。ならば、この一年半のコロナ対策の陣頭指揮を執った人間として、彼らに『何かを語らねばならない』はずであり、その内容次第でトップに相応しいか否かが分かる。それを語らず、国の下請け仕事を手柄としてPRするようでは・・・、と読んだ市民は思わないのだろうか。

  • つなぐ会の三人組写真付きチラシ

 ポストに入っていた。A3二面だから分量が多くてまだ読んでいない。同志会の6人の他に、野本・斎藤の元市議の写真もある。つまり、彩の会三人とは全く距離があるようだ。 

Photo_20211117000001

となると、がぜん公明党の動き次第になる。

二人の陣営が公明党とどんな「お話」をしているかは単純だが、投票率が低くなればなるほど、1万人近くを動員できる公明票の存在感が高まる。

 畠山市政での大きな投資案件に「学校体育館へのエアコン導入」がある。これは公明党がポスター貼って訴えていた件だ。この事業の合理性は酷いものだが、畠山さんとは親和的みたいだ。

 参考 上尾市33体育館エアコン導入の反対理由

 しかし、もっと大きい約束が得られる関係が築けるなら、そっちへ1万票が流れることもあるのだなーと思う。実は先の衆院選では自民党が得票数を延ばしているから、深山市長誕生だってあり得ない話では無い。ただし、深山氏が上平という狭さから出られるか否かだろうね。そうでなければ島村二世になる。

 18歳未満は国が配るから、選挙中に「18歳以上一人三万円給付」とか言い出した方が当選なんてのはやめて欲しいよね。

当選ラインは、投票率30%なら29500票、27.5%なら27000票、25%なら25000票となる。

市議補選は、小池ゆうや氏のみが目立つだけだが、複数名(非政党系)いるらしい。

 

2021年11月 9日 (火)

将来世代につなぐ会_上尾市長選挙チラシ

このままでは、投票率25%になってしまう。

この街は逮捕者がいないと投票率が上がらないかも知れない。

選管は求人広告をハヨ。

「求む逮捕者。時給一万円」

 

昨日、畠山さんが車に乗ってスピーカーで叫んでた。

勤務中のハズと思ったが・・・

録音だった。聴き取る前に去ってしまったが、

ワクチン接種率が県内で高い方だと言うようなPRだった

 上尾市は初動ミスを犯したものの、その後は接種率先頭集団にいた。でも今は全体で81%65歳以上なら91%、40代は78%である(11/8)。これは他自治体も似たようなものだ(県全体はこちら)。しかし、そこに至る間、市長自ら車に乗って呼び掛けたわけでもなく、集団接種を駅前施設に設けたわけでも無い。だから、このタイミングでやるのは姑息な感じをうけてしまう。本気で駅頭で呼び掛けていたら楽々当選だったと思う。

でも"お任せ型市民"には彼の手柄みたいに思うのだろうね。なお接種率の高さはクリニックの積極参加に負うところが大きく、その動機は使命感と手厚い支援金による算術だろう。

さて、先日、当ブログに「上尾市長選 怪文書」という検索で訪れる人がいた。もちろん有るわけないから、検索のユレで来たのだろう。

でも上尾の市長選には怪文書がつきものという風土があるらしく、4年前も鈴木候補が迷惑していた。出所不明なチラシが投函されたら、幸福の手紙と同じで即、廃棄し、そこで止めるのがマナーだと思う。

取り上げたのは「将来世代につなぐ会」というチラシだ。頒布責任者名が欄外にあるのでヘンなものではないだろう。クリックで拡大。

__

内容は畠山市政への批判なので深山さんの陣営からと思ったが、彼は「○○○○の会」みたいな後援団体を作っているわけでもなさそうだ。そして検索したら市議選候補へつながるのでちょっとヘンだ。

紙面は、文字ばかりの15本の記事が盛りだくさんだ。市政に通じていないと読み込めないレベルもある。一番目の「予算案2回も否決された件」は確かに他自治体では無いような出来事なのだが、市民が読んで理解できるのだろうか。

面白かったのは、水上公園跡地へのプール誘致に失敗した顛末だ

なんと、最終プレゼンを畠山稔市長がやったとある。以下引用。

本件は商工会議所からも強い要望があったが、市はプロジェクトチーム等も作らすブレセン案もスポーツ担当課に丸投げ。議会側のアイデア協力もあって何とか形にしたものだったが、関係者によると最終プレゼンで畠山市長は自信の昔話等、誘致と無関係な話をし、のちに県関係者から「ひどすぎるプレゼンだったJとコメントされたという。

議会答弁もままならない人が県官僚や識者相手にプレゼンするの痛々しい感じだ。なんで市長代理で誰かがやらないのか不思議だ。まさか、恥をかかせたかったのだろうか。

ちなみに、当方はプールよりもトレーニングセンター派である。

チラシを読めば、議会関係者で無いと書けない内容だと分かる。また間違った事実を書くと即、怪文書中傷ビラに転落する。チラシ下端には「新たな市長を誕生させよう」とあるが、それが深山さんへつながる感じを受けないのは何故だろう。

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以上

 

 

2021年11月 8日 (月)

図書館への無線LAN導入に反対する理由

ああ、やっぱりなという請願の背景と無知な市議会

Photo_20211108140601

毎月替わる「コレ、もう食べた?」。上尾駅頭にて。はせい

 毎議会ごとに上尾市議会には請願が寄せられる。市民が市議会を通して市政へ要望する制度である(但し議員の紹介が必要)。例えば9月議会には次があった。

図書館における無線LAN設置に関する請願

小中学校給食費無料化に関する請願 (15対14で採択)

 採択=実現とはいかないが無線LANが全会一致で採択されたのは不思議だった。マクドナルドでもやっていることだから反対する理由は無いよね、くらいの議員達の認識かなと思った。

 その請願書は議会HPではタイトルしか分からない。議案は公開するのに請願は中身と提出者が非公開である。きっと、請願を出すのは限られた人や団体に多そうだから、政治的な判断なのだろうか? いずれにせよ、内容くらいはHP公開しないと、匿名者が議員とタッグを組んで要求している構図に見えてくる。

 だが、不思議な事に「議会だより」には請願者名が公開されるらしい。それなら、なんともチグハグな話になるが、三か月遅れだから12月号まで分からない。

  • 無線LANの請願内容

 内容は情報公開請求をすれば分かる。しかしA4・1枚程度だろうし、時間をかけて行政に余計な仕事を増やすことは望まないので、気軽に尋ねてみた。文書は見せなくても話はできるのだ。

 既にシニア層にもスマホは普及しており、本館にはタブレットやPC持参の人も珍しくない。だから、図書館で無線LANを望む人がいても不思議はないのだが、どうもそうではなかった。

  • 反対する理由

 一番は、受益者負担に反するためだ。ネット接続で受益を得るのは利用者のみであり、公益性はない。利用者はスマホ等を持っており、自費で通信している。その通信「量」を図書館の無線LANで行うことは、自ら契約するキャリア回線の月・契約容量の節約でしかない

  • 以前は大義もあったが、もはや過剰サービス

 通信品質つまり電波が繋がりにくかった頃は、無線LANは役立ったが、既に三大キャリアで上尾市域が繋がりにくいわけではない。楽天モバイルだけでなくMVNO系でも利用できる。そして通信料金が今春から大幅に下がったことを指摘しないわけにはいかない。

1GB  700円、3GB 900円、10GB 1,600円もあれば、楽天では無制限2980円もある。大手も20Gで二千円台だ

 高額通信料の時代なら公共支援の意味が少しはあるが、もう自己負担可能なレベルである。叩かれた菅政権だったが、生活インフラとなった通信料金の大幅引下げは減税と同じである。よって、普通に電波が届くところで、公的に人々の通信量を節約する理由はない。

  • 違和感ある請願理由の背景 

 とまぁ、この程度で反対理由としては十分と思うが、請願理由を聞くと強い違和感を覚えた。正確ではないが、理由には、議会の市答弁で公共施設への無線LANを述べていたからとか、教育委員会の生涯学習計画の理念をあげたり、災害時にも役立つからというものらしい。

 どう見ても、『図書館でスマホする人が無線ラン欲しいな』という素人要求ではない。違和感の後は政治的な匂いを感じるようにすらなった。

 まず、3月議会では公明党・井上議員が避難所での無線LANを扱っていた。「避難所のエアコン設置」の次にまた公明案件かと思ったが、ビンゴと感じたのは6月の共産党・轟議員の方である。彼は長い質疑の最後に、生涯学習の理念を話しつつ、『家に無線LANの無い子供が公民館でスマホで調べ物ができる・・・』と述べていた。

 公民館で子供がスマホで調べ物しながら勉強と言うが、動画に夢中にならない限りテキスト系なら通信量の消費は小さいはずだ。今の本館でも中高生や社会人はみんなそうしているだろう。

 災害を持ち出し「安心安全」を口実に予算獲得を迫る議員が増えているが、回線大混雑時という万が一の場面を理由に挙げてくる。これって、メインの理由づけが弱い時に理由を探し出すようなもので理由の創作である。また、「子供達のため」とか「郷土のため」、「学ぶ権利のため」等々は「美しい理由」としてテンプレートになっている。

余談だが記憶に残った例として、去年春に川口市で水道料金値上反対市民団体のニュースがある。コロナで何度も手を洗うようになったから値上は困る」と言っている。ニュースのコメント欄も見ものなのだが、団体や氏名を検索すれば政党の姿が見えてくる。
上尾のケースでは上平図書館の反対運動の時に、あの辺りは交通事故が多いからキケンという理由を持ち出す人もいた(不審者が多いという防犯畑の人の指摘もあった)。住民運動の中では、とにかく攻撃できる材料から針小棒大に創造する場合があるから、付き合わされる行政も大変だ。

 ここまで読んでケチな反対だと思う方は契約回線でやって欲しいものだ。そして、人口規模の割に市財政は脆弱なのに、知らん顔を決め込み予算膨張で支持者に応えようとする議員が増えたのは、それを当てにする市民が多いのか、議員の視野が狭いかのどちらかだろう。

 さて、轟議員が語る可哀想で稀なケースがあるとしたら、きっと学校タブレットを自宅に持ち帰り、更にWi-Fiが無い家庭なら、mobileWi-Fiルーターが無料貸出されるだろう。もちろん生活保護でない限り通信費は家庭負担である。だって何にアクセスして使おうが自由だから。それでも数千円くらいかな。

 結局、崇高な理念を並べつつも、レベルの低い創作に呆れてしまい、それが全会一致とは呆れる。でも、議会費削減で導入というプレゼントなら歓迎されたかも知れない。

  • オーバースペックへ逃げる悪習が過剰投資へ

 ところで、市が発注する工事案件は新しいものや未経験なものほど過剰スペックで高コストになりがちでは無いだろうか。無線LAN設備もピンキリで、利幅を取りたい業者からセキュリティーオプションが割高な提案をされ、役人はトラブルに過敏だから専門的な判定もできずに採用しそうだ。

 例えば、今、上尾駅東口でデジタルサイネージ(電子看板)の工事をしている。70インチ画面をペディストリアンデッキの柵に据え付けるかと思ったら、何日も工事していたのは立派な土台であった。酔っ払いが蹴飛ばしてもびくともしない造りにしたいのだろうか。そして畠山市長は土台に名前を刻みたいのかな (>_<)

  • 悪貨が良貨を駆逐するように目的外利用者を増やす

 以前、アリオのフードコートで、家の中みたいなくつろぐ人々がいた。その後、そんな客はお断りみたいな優しい貼り紙があった。寝そべったり、DVD鑑賞する人は客とも言えない存在だ。たぶん図書館に無線ラン導入すると、夏はゲームや動画を楽しむ避暑施設になりそうだ。果たして被害妄想だろうか・・・その内、電源もよこせと言い出すよね。

 結論。

 無LANが無くても間に合う。 \(^o^)/

 図書館館長は本請願を門前払いして下さい。

 理由の一つに、書籍購入の方が不特定市民に公平な支出となり、そちらを優先と言えばよいでしょう。

 

オ・シ・マ・イ

 

 

2021年11月 4日 (木)

上尾市議補選の小池ゆうや氏と自民党の抗争

南カリフォルニア大学卒の候補者と権力闘争

 小池ゆりこではありませんよ、小池ゆうや(36歳)さんです。

 尾花ビルに若い人の写真があったので検索したら、今度の市議補選にでる人でした。仲町で不動産業を営み上尾商工会議所で活動している方です。自民党です。

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上尾小、上尾中学から、川越東高校へとあります。レベルの高い私立高校ですが、その後が南カリフォルニア大学の経営学部卒です。??と言う感じですが、卒後にWebマーケティング会社に勤めており、垢抜けしたサイトはこちら

なお、他の市議選候補者はまだ知りません。

●背後にある変化

以前、市長選挙で尾花議員のことを書きました。他に年長議員がいますが、今年(?)に上尾自民党支部長に就任し、県連の県議選候補試験(?)のようなもの受けて(複数いたらしい)、合格して二年後に自民党公認で立候補することは既に衆知です。上尾市の県会議員は公明、立憲、共産という世にも珍しいメンバー構成なので、出ないわけにはいかないのでしょう。

よって今回、仲町から小池氏が出る意味は、二年後に尾花氏が県議選に出て、その後の市議選で尾花氏の地盤を継承するというシナリオでしょう。政党みたいに内輪で決めていますが、地域または政党のバックが無いと通用しないローカル選挙の宿命です。市議から県議へ栄転した町田・秋山さんもそうです。

ただし、その二人は当選してから後継者を設けたのに対し、尾花小池のペアは尾花氏が県議当選することを前提という点でリスクの取り方には差があります。

もう一つ、この後継選出には別の目的も見えます。後継者を用意しないで尾花氏がやめると、地域は草刈り場みたいになります。というのは、このエリアでは、まだ.「顔写真付き看板亅が出ているあのヒトが禊は済んだとして出ると想像できます。もちろん古看板の撤去忘れならば別ですが( ゚Д゚)、でるなら自民ではなく、元ムショ属です。


Photo_20211103225101

この駆け引きは、かつて秋山かほるさんが上尾には自民党Aと自民党Bがいる、と話していた事を連想しました。また、かつて市政に詳しい保守高齢の方が、新政クラブを「あれは自民党では無い』と断言してました。それ以上は尋ねませんでしたが、自分党地民党だろうと理解しました。利権か(歪んだ)地域愛という意味でもあります。

で、議員リスト改めて見たら上尾同志会が平均年齢が一番若そうです・・・。つまり見かけは世代間抗争ですが、新政クラブ→彩の会→彩の会と同志会へ分派しており、その過程で二人のボスが自滅していることから、政治姿勢の違いと見た方がいいと思います。

そうでないと、バカの再生産です。

●上尾市長選挙の行方・・・

共産党からでると言われる割には不明です。氏名よりも『共産党』なのだとしたら、やっぱり恒例行事だなーと思います。 

 深山孝・前市議の上平からの後継市議は出ないようです(出るならもう名前が知られていないとまずいでしょう)。なお、彼は落ちたら二年後に市議に戻るかも、と以前にコメント欄に書きました。それは根拠のある憶測です。前回の鈴木茂氏や秋山かほるさんみたいに、市長選に落ちても市議選で戻れる風土があるからです。

 一方で、深山さんは不退転だよと言う人もいます。長く5期(?)もやっているし議長もしたからが理由です。でも、前記事に書いた衆院選の中根・比例復活当選があったように外からは分かりません。

 衆議院選挙の結果から、大島当選で畠山さんの現職優位は揺るがないように見られますが、4年前選挙では自民党からは鈴木さんと畠山さんへ票が別れました。今回は畠山さんへの自民票はありません。そもそも就任後には自民党Aと距離を取ったので減ります(それは評価されることです)。

 しかし低投票率を前提にすると、槍が降っても投票所に行く党次第となります。その党との取引をどちらが成立させるかですが、考えただけでもゾッとします。。。

 私的には、深山さんは上平新施設計画への態度が踏み絵になります。その跡地利用では、深山候補に提案があるのでいずれ書きます。

 所で、どちらが市長になっても、迷惑するのは市職員だ、という市民がいました。その方は、真面目な職員を見ているのであり、どっちもラクでイイよねという職員だっているでしょうー。

 

2021年9月30日 (木)

上尾市長選の新しい候補者とは

畠山稔氏は宣言済み、共産党からも出ると古い記事にありましたが、党から誰かが出るらしいで済んでしまい、誰なのかには余り関心が向かない印象です。

で、保守系からも出るらしいというお話(噂)が来ました。

予想した人とは違いますが、

地盤型選挙になると継承者みたいな印象を持たれやすく、マイナスイメージですが・・・。

とにかく、市長選と市議補選同時というシナリオになります。

政策論争ではなく人付き合い選挙になると投票率は上がりませんから、

誰であろうと、先に提案した通り、衆議院選挙と同じ投票日にすることが賢明です。

カネがない上尾市で扶助費拡大を望む市民は、それを望まないとヘンですし、そう思わない人でもコスパが合いません。

噂が真実ならば、候補者の事前評価に書く材料は事欠かないでしょう・・・。

 

 

噂であってほしいです。

 

続きは Youは何しに市長選へ

 

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