カテゴリー「上尾市の市議会」の102件の記事

2020年10月22日 (木)

議員レポートの間違いと上尾市人口

子育て対策では少子化は止まらない。

畠山市長になって子供や親世代の人口が減った、とは言いがかり?

地方議員は暇なのに、三か月に一回の議会報告すら書けない人がいる。かと言って書いたら書いたで、A4一枚のお粗末なモノから、秋山議員のようにA3判裏表(4頁構成)の人までいる。

頻度が問われたら、次に量が、そして質が問われるが、上尾市議会の秋山かほる議員の市議会レポート(No64)には間違いがある。第四面の枠内にある人口問題だ。

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まず、0~14歳は859人減少と書き、最後に、畠山市政の二年間で幼児と子育世代の人口減が著しく、定年後の転出も多いのは畠山市政のせいだ、と書いている。

「数字」がいっぱい書いてあると『なるほど』と思ったり、支持者なら『鋭い指摘ね』てな感じになるのだろうか?

 (なお、14歳や44歳で区切る意味は不明だが、そこは本質ではないので触れない)

結論から言えば、間違いを通り越して呆れた。

彼女が市長になっても同じ現象(シャレ)になるが、誰も人口減少を止められないという意味ではなく、もっと単純な理由、見りゃ分るでしょうと言うものだ。

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グラフは2017年末(実際は18/1/1)の人口分布である。昔、描いた人口ピラミッドよりも分かり易い絵にした。

これから2019年末のグラフの形がどうなるかは、各棒を右へ二年ずらせばよい。そして黄色と緑色の年齢エリアはパッと見で「右肩上がり」なので、2年前より減るに決まっている。

もちろん、当年人口=前年人口+(出生-死亡)+(転入-転出) というように二つの「増減要素」があるが、左端に現れる赤ん坊は前年より少なく、死亡は70歳以上に集中するために影響はない。また、「転入-転出」が急増するようなデキゴトは何もなかった。参考までに、2年間の人口は299人増だった(1/1付統計差)。

ちなみにレポート後半は畠山市政への批判のてんこ盛りであり、「畑山市長」という誤植もオマケみたいにあった。

つづく 少子化の真因へ

参考 上尾市の人口物語

2020年8月19日 (水)

上尾市議会の保守会派が分裂し、上尾同志会

上尾同志会の誕生と再び上尾を揺るがすマグマ

一昨年に新政クラブの看板を替えて生まれた時に「災の会」と揶揄したがその通りになった。お盆に分裂したのは先祖に報告するためだとしたら、伝統的な保守かもしれない。

直近、「彩の会」は9人だったが、大室さんと星野さん二人と七人に分れ、後者は上尾同志会と呼ぶ。会派名簿はこちら

上尾同志会 7人

 深山 孝、田島 純、原田 嘉明、尾花 瑛仁、新道 龍一、田中 一崇、渡辺 綱一

彩の会 3人

 小川 明仁、星野 良行、大室 尚

政策フォーラム ・市民の声あげお 7人

日本共産党 5人

公明党 5人

その他 3人

会派には最低三人が必要なので小川さんは無会派からの出戻りとなった(目まぐるしい人だ)。三人は元々、新政クラブのメンバーである。なお、一般質問を滅多にやらなくても議員が務まる技を持つ渡辺さんが若者側についたのは意外であり、やや見直した。あっちには威張り過ぎる人がいたのだろうか…

ちなみに分裂理由はどこにも書いていない(笑)。

若手系と古参に分かれた感じなので政策方針ではなく、組織運営を巡ってかもしれない、つまり風通しの良さだろう。

というのは、W逮捕事件で田中議長が失脚し、その後に「俺の番だ」とばかりに団長になったり議長になったりして、わが世の春を謳歌しようと市長室で一発かまして予算に口を挟むなど、目に余る振る舞いをした人も去年のブロック塀事件(AKB事件)で墓穴を掘った。その後に、最大会派である上尾保守系議員団(※)のトップの椅子が巡ってきたのが大室さんであり、議長の座を得た。(※あれは保守とは呼ばない、という保守系市民もいる)

議長ポストは、上尾では前任者の自滅で棚ぼた式に決まるのだ。そういう人は 俺が決め、仲間を起立要員にする。

新会派「上尾同志会」の代表は深山さんだが、誰が見ても中核は尾花さんだろう。名前の由来は上尾政治の古い歴史から来ているらしいと聞くと復古調だが、ネーミングの相談をしてくれたなら、「アッピーの会」を勧めたと想う。これからは子供のハートをつかむのが大事だ。なにせ、老人や大人たちが消費(浪費に近い)した負債は彼らが背負うのだから。

それはともかく、5会派になって7人が最大なので二つの会派だけでは何も決められなくなった。多数派工作が必要になるわけで、他会派との折衝力が無いと回らない。普通に考えると、難しい話の出来る人でないと務まらないが、政策よりも互いの好き嫌いが優先してしまうと新しい学級崩壊の始まりかもしれない。そうなると市側も狡猾に振る舞い、知恵の無い会派はエサで行政に丸め込まれるという警戒も必要だろう。

もう一つの7人会派が真ん中を「・」で区切っているのは、夫婦別姓みたいにいつでも別れられる準備に見える。きっと中央政界の立憲と国民の合流問題の影響を受けるし、選挙互助会的な議員には一年後の市長選が影響するかもしれない。

●九月議会よりも公取の成果が気になる。

コロナ問題は2-3年は続くだろうし、自治体がやれることは限られる。議員報酬の削減を期待したが旅行費600万円カットで自慢とは情けない。

気になるのは上尾市内でコロナ入院患者のベット数は幾つだろうか。10人位のクラスターが発生したら市外入院だろうか。今は3500人に一人であり確率的にはとても小さいが、かかった人にとっては100%なのである。

しかし市民ではなく市政にとって最も怖いのは、もう一度世間の恥に晒されることだろう。

ブロック塀不正事件には官製談合の疑いありということで公正取引委員会に通知している(はずだ)。キーマンは議会調査ではそんな事は前からやっていた風な発言を平気でした。一人で罪を被るよりも道連れを選ぶなら、時効前の過去案件まで精査されるだろう。

となればコロナどころではない。

官民関係者の逃げ得を許さないのは歓迎する。

 

関連 今ごろ、二人の降格処分と官製談合の自認

 

 

 

2020年7月 8日 (水)

畠山市長が部下に払わせた請求書

前記事 府中市は逮捕、上尾市は放免の不条理

トップが責任逃れして平気なのは、選んだ人達に比例する?

 ブロック塀の公金不正事件(上尾AKB事件)が判明して一年になるが、うやむやで終わらせたい市長と市議会の姿勢を改めて指摘しよう。

経過 2019年7/1日に住民監査請求をだし、8月末に請求内容がほぼ認められ、監査委員から遅延損害金69810円を市に収めよとの勧告がでた。その後、カネは納付されたため住民監査請求としては完了した。
その勧告を受けた市が、当該者に送った請求書が こちら(pdf) である。簡素なものだが多くの問題点を指摘したい。

 追記 スマホでpdf開けない方用に 下図を参照。

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文書起案の「」とは都市整備部の道路課である。不正の舞台になった部門に後始末的な本件を負わせたことから、一部門内のことに矮小化していると言える。より上位か独立した部門が担うのがフツーである。

●本文の前段部は勧告文の引用だ。大事なのは勧告書は相手を「市長及び関係職員」とした点。畠山市長と当時のH部長、M課長の三人を想定した連帯責任を問うている。仮にH部長らの単独行為であったとしても、監督責任としての市長の責任が逃れないのは世間の常識だから、この勧告は真っ当である。

●二段目の「つきましては」からが畠山市長の結論であり、そこには下記の通り請求とあるだけ。

●誰に請求したかと言うと、請求書はH様とM様の二人に同じものを送付し、畠山市長は含まれていないのだ。

 ボク知らないよ、「あんたら払ってね」というわけだが、勧告を市長がどう判断するかは裁量の範囲らしく、地方自治法の中では可能とのこと。例えば、損害金の額を少なくすることもできる。いくらテクニカルにはそれが可能でも、よく恥ずかしくないのものだ。

 早い話、監査委員は「市長ら」にカネを払えと勧告したが、畠山稔市長は部下だけに押し付けたわけだ。

 実際、別々に請求したため二人から別々に満額が納付された。先に納付した時点で本件請求は消滅するため、後からの人には後日返金している。銀行振込料を上尾市が払ってまで(笑)。その数百円を、はした金と笑ってはいけない。請求書の宛名を連名にすればこんなバカな二次被害は起きなかったと思うよ。

 ようは、市長は公金不正支出の具体的な責任を取らず、勧告を拒んだ理由さえ説明できない。

彼は、同時期の2019/9月議会で、議案51を提案している

提案理由 小敷谷地内フェンスブロック擁壁撤去・新設工事における不適正な事務執行の管理監督責任を明らかにするため、市長及び副市長の給与を減額したいので、この案を提出する。

内容は10月から三か月、市長給与は10%カット、副市長は二か月、10%カットである。 

 9月の市議会で否決された理由は、(全貌不明のため)まだ処分は早すぎるというものであり、続く百条委員会が終わった12月議会では、「それでは手ぬるい」という理由だった(これは推測)。理由はともあれ、その後は宙に浮いたまま、先日の6月議会にも市長提案は無い。

 大事なので繰り返すが、贈収賄W逮捕事件後の信頼回復策を練っている最中に起きた大騒動なのに、当の畠山市長は明確な自己処分(責任)をとらないで一年がたつ

  実は、現職員のみが降格処分を受けた。

 市長を降格させる事はできないから、それに近い矯正力が彼の支持者達から起きるのが産みの親の責任だが、トンと聞いたことが無い。産んだら関心が無いのは育児放棄になるが、まさか話が難しくて理解できないとしたらヤバいね。 

 先日の6月議会での市長給与カット(30%を三か月、こちらの記事)はコロナ関連であり、もっと厳しい他市長もいる。

 彼にとって幸いなのは上尾市議会から追及の手が無いこと。市議会が議員提案で市長給与カットを迫らない理由は選挙でもう済んだことにしたいためか、或いは、今もちだすとコロナ対策で議員報酬をカットしていない自分らが逆目立ちするのを恐れたのか、その辺りは分からない。

 議会を休んでも失職しないのが議員特権、兼業も可なので報酬カットしても他で働く能力のある人達だから、生活に困ることは無い。さいたま市議会並みにやれぱ市民から評価されるのに、もったいないことだ。

 参考 さいたま市は議長20%、副議長15%、議員10%で、6月1日から来年3月31日まで、減額総額は約5千万円

 

2020年6月 6日 (土)

上尾市長の減給幅は民度比例か

首長らの給与減額レース

●6/4 読売新聞によると
朝霞市の富岡市長は三割削減を来年三月まで、12月賞与も削減する。市長は30%、副市長と教育長は20%削減。総額676万円の効果という。なお、朝霞市長の給与は 903,000円、副市長は766,000円。

●6/2 読売新聞によると
上尾市は下記の減給を三か月(7月~9月)とする。期末手当(賞与)は対象外。総額は150万円とか。

畠山 市長 30% (給与90万円)
石川副市長 20% (〃 75万円)
池野教育長 10% (〃約70万円)

上尾市では昨年のブロック塀事件の監督責任として、9月議会に市長と副市長は給与10%カットの提案を出していた。

1 市長の給料 の 減 額
  3 か月 (令 和 2年 4 月分 ~6 月 分)、 100分の 1 0
2 副市長の給料 の減額
  2 か月 (令 和 2年 4 月分 ~5 月 分)、 100分の 1 0

 昨年9月時点では不正の全容が不明だから、まだ決められないという理由で否決されたハズが、12月議会でも同じ。

 松澤前副市長は結局払うことなく退任したため(氏の責任ではない)、市民に対する責任分は議員全員が背負うべきだ。その位の議員のプライドはあるだろう。そうでないと、責任も規律もない下尾市のままとなる。(ブロック塀で庁内一の不正部長に責任を問えず満額退職金のままであったように逃げ得社会である)

 さて、新型コロナウィルス問題による激しい経済情勢という条件はどの市も同じだからこそ、カット幅や期間の長さに差があることに注目すべきだ。曖昧な選挙公約よりもずっと比較しやすい。 

畠山市長の給与カット案がなぜ軽く見えるのか?

 世間の苦境が減給期間の三か月で終わるものではない、という理解も無いようだから、お決まりの「市民に寄り添って」一年にすると良いだろう。また、ブロック塀のカット10%分が30%の中に含まれているのだろうか、気になる。で、軽く見える理由を、昨日の今日で、麻生さんのセリフを使うとこんな感じかな。

 ・・・上尾の給与カットが他市と比べて少ないことを挙げ、『おたくとは、うちの市とは“市民の民度のレベルが違うんだ”』と。ソースはTBS

 ようするに、「カンシンとカンシ」のレベルと言うことだ。

 

 なお、市長退職金は四年任期ごとに支払われ、90万円×19.32=1738万円(手取り、推定1300万円弱)となる(こちら)。現職の首長は退職金が再選用資金になるわけだ。

つくば市長、退職金22円に 制度上の最少額

2020年6月 1日 (月)

陰性者同士が疑う新しい日常に違和感

1.上尾市議会は、議会予算から653万円を削ってコロナ対策に当てるようだ(こちら)。

中止するのは、行政視察旅費等(常任委員会視察、議会運営委員会視察等)
削減額 6,538,000円

不要不急の旅行代金みたいだ。

毎年、視察旅行に行っていると思うが、その効果つまり旅行代金を回収できるよな成果事例を聞いたことがない。だから、第二弾は無いの? 議員報酬の二割削減は誰も提案できないの? 報酬削減を選挙公約みたいに言っていた候補者もいたが、その人の資料が見当たらない・・・。

非正規の職員の一日の交通費は100円だが、仕事の成果が曖昧な人が一日2000円の日当をもらう合理的な理由はないだろう。

2.新しい生活様式と言うモラル型への違和感

映画館では席を空ける、ボーリング場は一レーン置き、ショッピングセンターでは入場率50%に制限、朝昼夕の一日三回も椅子を消毒する、マスクをしながらフェイスガードを被る、あの手この手の「新しい日常」という感染症対策を強いられる光景が見えてきた。

そのような対策(カネもかかる)をしないと風評が立つことを恐れる。買いもしない客から…

そもそも白と白を混ぜても、黒にはならない。

陰性者と陰性者が濃厚接触をしても陽性者は産まれない。

感染していない人同士が、「感染者が潜んでいるかもしれない」という不安を根拠に対策をしている。科学の時代なのに、相互に疑うことが根底にあるようでは、昔と変わらないのではと思う。大きな感染爆発は日本人のモラルの高さ等で防いだが、その後もモラル型対策では疲れてしまう。

それもこれも大規模検査をしないためではないのか。2万件なんてケチな事ではなく数十万人単位の検査で「陽性者の早期発見と隔離、陰性者はフルに経済活動」。それこそ現代の感染症対策ではないのか、今度はアベノテストだよ。そして少しは首都機能の分散というポストコロナを語ったらどうだ。

次の波は国内の経済再開からよりも、国際的な第一段階の再開でビジネス客が来た時だと思う。例えば、トランプが経済優先のために「アメリカ人の訪日をいつまでも拒むのだ」とか言いそうだ。武漢、ヨーロッパ、そして次も海外から。

でも二度と緊急事態宣言は出されない。学習効果があるから大波にならない、というよりも経済の疲弊が大きすぎるから人々は補償を付けない限り従わない。コロナ感染で苦しんだ人よりも、経済的に苦しんだ、或いはこれから苦しむ人の方が増えそうだ。

日経はこう伝えていた。

経団連幹部は「賃金に影響が出るとしたら夏と年末の賞与(ボーナス)になる」とみる。賞与は業績連動型やその都度交渉となっている場合、景気の影響を受けやすい。

赤字になった旅行業のHISは夏のボーナス無しと決めた。

また、「新しい日常」への対策投資ができない中小企業は廃業を選ぶことで倒産を避ける。商工リサーチは例年4万件の廃業や解散が、今年は5万件と予想する。

 

2020年3月23日 (月)

寄稿 職場放棄する市議会が続出

議員報酬のカットをと言う意見。

 図書館待ち遠しい様より寄稿

 埼玉新聞の3/22日曜日の記事をご覧ください。

 県内40市のうち20市が一般質問を中止です。上尾市議会も中止となりましたが、その経過がなんとも子供議会みたいで 記事では長く書かれています。上尾市議会はロクでもないことが 頻繁に新聞にのります。私は、昨年末の選挙を経ても「上尾市議会」は市の評判を貶めている存在だと感じます。

 新年度予算という重要案件があるのに 多くの市議会は感染リスクを理由に監視役としての質疑をやりません。熊谷市議会は予定通りやったとありますから これは民度の差なのでしょうか。

 最後に、専門家は職場放棄になりかねないと批判していますが、議員は三月議会分の報酬をカットすべきです。雇用不安に怯える人々が増えていますから。

以上

新聞記事は こちらに 上尾は黄色枠内です。


埼玉新聞をわざわざ駅で買ったとのことです。ありがとうございました。

一面の大きなトップ記事でした。

新聞記者も寄稿者も見落としますが、議員は備蓄マスクがないことをノーチェックでした。この会期中でも「備蓄マスクが無し」を追求していないでしょう。つまり、市民の安心安全をないがしろにして、 

自分たちが感染することを恐れてどうする!

いまどきテレビ会議や手軽な無料スカイプを使えば質疑応答なんて、へのカッパ。スマホでもできるかも

それをしないのは、その程度のスキルが無いだけではなく、そこまでしてやる動機が無いからでしょう。

関連 上尾市議会の議員報酬

 

2020年3月16日 (月)

2_上尾市33体育館エアコン導入の反対理由

前記事(要約)の続き 3マスク 4モラルハザード 関連:657億円の過去最大

目玉政策が説明不足で素通りする、フシギな街

(やや長文で失礼、中身は濃い)

HPで見られるのに、紙の予算書をわざわざ見に来るのは業者の人が多く、一般市民は稀という。きっと、本件(全33学校体育館にエアコン導入)が議会で可決されたら広報で知るか、推進派議員らによる手柄話として知ることだろう。

そして「まあいいわね」が支配する市になるのだろうか…。

HPにある予算のポイントはイラストや写真入りの簡素なもので、是非の判断には使えない。議員向けの詳細説明が文書なのか口頭なのかは不明だが、議員が問わなければ行政の開示レベルも上がらないのだ。

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ボトムアップを装うトップダウン案件

本件は政策企画提案制度による。その制度とは「通常予算とは別に優先課題推進枠を設け、各部が企画提案した事業の中から、市民が夢を持てるような 事業を市長が決定する制度」と説明があった。たぶん、職員の提案→行政経営→市長承認という流れを想像する。

予算説明書の末尾に22件の提案が書いてあり総額125百万円だ。一つ数百万円の提案がほとんどなのに、本件は初年度の調査費52百万円、これ一本で42%を占めている(議案が通れば14億円事業がほぼ確定)。だから規模としては池の中のクジラであり、不自然である。

そして、担当が教育総務課と危機管理防災課になっているのは、本件の捻じれた二面性があるためだ。おそらく、これはボトムアップの提案を装ったトップ案件なのだろう。

二つの課にムリに背負わす綻び

1)担当の教育総務課による目的と実利用のズレ

それは建物が学校体育館だからだ。市民体育館ならば施設課かもしれない。さて、検討にさいしての夏場の体育授業数や児童数、気温分布などの統計的な説明はあるのだろうか。たぶん、無いだろう。見て分かるように「予算のポイント」には、学校利用については避けた表現をしている。

理由は、教育環境の改善が目的ではなく、「指定避難所における避難者の生活環境の改善を図るべく市内の全小・中学校体育館にエアコンを設置」という国の防災政策を使うためだからである。表だって、体育授業のために導入するとは書きにくい。

気になる電気代については、被害想定シナリオが無い限り見積れない。だから出てきたのは、79月を前提とし、電気代40万円×3か月×33校≒4000万円という学校利用を前提としたもの。これは形式に過ぎないと思うが、電気代四千万円という数字が独り歩きする。

文科省調査(2019/9)から導入実態を紹介する。
小中学校のエアコン設置率

場 所   全国 埼玉県
普通教室  78%  96%
特別教室  51%   60%
体育館   3.2%  0.8% (1500館中12)

 体育館に導入済みで1%を超す都道府県は17のみである。埼玉県は0.8%で「熱いぞ」熊谷市やその近隣自治体は「がまん」だが、朝霞市が全15校に導入中。記事は「快適な避難所生活・・・」と朝霞市長の言葉を伝えるが、一般に、不安の誇張や耳当たりのよいPRは、同調圧力を生み冷静な判断を奪いやすい。

 上尾市の「教室へのエアコン導入」は早い方だったと聞くのでそこは評価するが、注意すべきは、今の教育総務部は学校施設の更新計画という一大テーマを抱え、維持管理や統廃合を検討中である。さらに、日常的に修繕したいカ所が多くあるのに予算が付かない状態だ、と想像する。だから、そんな彼らが本件を正気で提案するハズは無い。

資金の当ては、総務省の緊急防災減災事業債(緊防債)を使う(こちらのP15)。充当率100%、交付税措置率70%、2020年度まで。市が借金をしてその返済(元利償還金)の7割が基準財政需要額に算入されることで交付税としてもらい、自己負担は3割。試算だが、総額14.5億円(調査費込み)として×70%=10.2億円が地方交付税として数十年かけて戻る。市負担は4.3億円。

この制度を縦割り行政の中で、畑違いの教育部門が利用するのは不自然である(そもそも知らないかも)。彼らなら、素直に文科省の制度に答えを探すだろう。

2)専門家が提案したら違うものになる

 本件にふさわしい危機管理防災課が「避難場所のエアコン導入」を考えたらどうなるか。そもそも災害発生の見積もりはキリが無いので、無難に西側と東側に一カ所ずつとか、築浅の体育館を優先とか、低地や水路の立地性を考慮して部分的な選定をするかもしれない。もし数を増やしたら、なんでオレの地域は除くのだ、と反発が起きて収拾がつかない。

 だがそれ以前に、数日の避難なら我慢をしてもらい、長引きそうなら学校の空き教室(エアコン設置済み)や他の公共施設へ移るかもしれない。そもそも、断熱性をもたせて作っていない体育館では、冷暖房は効きにくいはず。そして、市内の全館導入と言うが、そんなケースは大災害であり、停電や計画停電となりエアコンどころではない。

専門家であれば「避難所の問題」を「エアコン」に結びつけない。こちらの避難生活の体験者の貴重なアンケー記事を見て分かるように、「トイレが一番困る」というのはテレビ報道で周知のこと。そして「暑さ寒さ」は最下位なのに、行政がエアコンを選ぶ不自然さに気が付くべきだ。


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避難所の感染症リスクは既知ではあるが、今回のコロナ問題は強い恐怖感を植え付けたから、今後、避難を余儀なくされる人々は、自宅に留まることを優先したり、車中泊をする人が増えるだろう。また感染防止のために頻繁な換気が必要になる。なお上記サイトの記事は災害死よりも関連死の方が多いと警告する。

よって、危機管理防災課に専門性があれば全館導入という提案はあり得ない。

以上、提案形式と二部門の使命に照らして本件の怪しさが分かるだろう。

3)最後の行司役、上尾市財政課の態度は?

上に書いたように合理的な論旨が無いのだから、「三割でエアコン買えるならイイ」と個人の買い物みたいな態度をとるはずはない。

「OK」するようなら財産管理人の資格は無いのだ。

つづく 県議会とさいたま市へ

 

2020年3月10日 (火)

学校体育館にエアコン導入の4視点_要約

いろんなモノが販売不振に陥るが、牛乳が給食停止で廃棄処分に困るとか。健康のため1日1パックを。その分、他は減る…

隠される真相と向き合わない現実

前記事、コロナと市予算の続き 

伝えられるような上尾市議会で起きているもめ事は、市民から見たら低次元な話だ。選挙を経ても行政への監視役にはなれない。向き合うべきは議案とコロナ対策なのに、ドタバタ話しのが好まれるのか朝日はわざわざ書いている(かまちょ図書館収蔵)。むしろ「半休議会による議員報酬の一部返上」ならばニュース価値がある。

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先日、市民の初感染者というニュースがあった。同窓会に使ったというだけで、東部バンケットホール上尾は臨時休業に追い込まれ、保健所の指導で消毒したと告知している。非は無いのにコストを負担させられたが、今は市内のどの施設よりも清潔だろう。
 別に、上尾市議会も消毒せよという意味ではなく、ぬるま湯と民間の対比的な違いとして紹介した。

 さて、体育館エアコン導入問題だが、実は深い問題なので今回は要約のみを書く。


 一番大切なのは結論よりも理由(動機)である。県内でも実施が1%未満の政策をなぜやりたいのか。

市民は学校の環境整備だと思い込みやすいが、それは勘違いである。当局は災害発生時の環境整備として提案している。この政策は公明党が去年からポスターを作って訴えていた案件だ。

(担当があの課だとしたら、一年前の北上尾PAPAへの本館移転・偽装計画を連想させる)

今回の全33体育館への投資額14.5億円には、総務省の緊急防災減災事業債(緊防債と略す)を使う。消防設備とか耐震化などが主だが避難所の環境整備にも使える。つまり体育館が避難所に指定されていると適用できるわけだ。市負担は三割である。

だからと言って、「なんて賢い上尾市役所」と感心してはいけない。

教育ではなく減災事業なのだが、子供たちの案心安全を印象付ければカムフラージュになる。しかし、災害リスクの少ないことをPRしていた上尾市が急いで着手することは矛盾する。さらに、耐震や治水対策でもなく、頻度や効果が見積もり不能な「避難」を根拠にすることにも合理性が弱い(大規模災害時は停電やトイレが深刻)。

不安に依存したモラルハザード

政党が提案することは自由であっても(もちろん議論に耐える論拠は必要)、行政が提案することが腑に落ちないのだ。なぜなら、自己負担が三割で実現するなら、あちこちの自治体が手を挙げそうだが、そうはなっていない。つまり、教育でも防災でもなければ、他に意図があると見る他はない。

いつだって、美しい言葉の後ろに隠れるのは政治的動機であるから、畠山市長の再選に向けた、市議会勢力への「お土産」や集票政策にみえる。まさに上尾の官民モラルハザードの低下を疑う。

教育、減災、政治の三視点だけではなく、四つ目もある。

それは、貯金を取り崩す上尾の資金繰りである。

つづく(各論へ)

追記

昨年10-12期のGDP成長率の修正版がでた。2月速報値の年率-6.3%から-7.1%へ拡大。もちろんコロナとは無関係である。今後は1-3月期の企業業績と各種の先行指数が出てくる。

厄介なのは、その時に「東京五輪の中止/延期」の可能性を織り込むか否かだ。

2019年9月13日 (金)

上尾市議会監視メモ

世の中には恐ろしいものを作る市民が居るものだ・・・

議員の態度監視メモ。確かに、名前と席が書かれていると親しみやすい・・・。

余白に自由記入欄設けておくと良いかも

受付で配り、傍聴後に回収して集計。

栄えある 年間居眠り大賞は誰でしょう。

〇さ~ん

おめでとう、四年連続です。(^^♪

 

2019年8月23日 (金)

上尾市議会、バカヤロー議事録と陳謝文の全て

2019年 上尾市6月議会

6/20 一般質問議事録より

   :
:

◆14番(井上茂議員) 今のようにいらっしゃるというふうに思います。

  しかし、事実は、市の税金で……

 〔何事か言う人あり

○副議長(長沢純議員) 静粛にお願いします。

◆14番(井上茂議員) 市の税金で、新井元市長が、・・・・

一方、議会はどうでしょう。全くの反省はありません。同じことを繰り返している。西貝塚環境センターの契約に関する第三者調査委員会においてヒアリングを……

 〔「自分でも反省しろよ、ばかやろう」と言う人あり

◆14番(井上茂議員) ばかと言われる筋合いはないのだよ、おまえに。

  2人の議長経験者が……

○副議長(長沢純議員) 静粛にお願いします。

 


上尾市  令和元年6月定例会  06月27日-07号 より引用

     :

○議長(深山孝議員) これより野本順一議員に陳謝をさせます。

  野本順一議員に登壇の上、陳謝文の朗読を命じます。

  27番、野本順一議員。

        〔27番 野本順一議員登壇〕

◆27番(野本順一議員) 27番、野本順一でございます。陳謝文をこれから朗読させていただきます。

6月20日の本会議における井上茂議員の一般質問中、私が行った大声による不規則発言が、議員の質問を妨げましたことは、議会の品位を保持し、秩序を守るべき議員の職責を顧みて反省しております。まことに申し訳ございません。

今後、二度とこの様なことを決して起こすことなく、議場のルールを遵守することを誓います。

ここに議員各位に衷心から陳謝いたします。

○議長(深山孝議員) これをもって、懲罰特別委員会を解散いたします。

  :

上の陳謝文は本人が書いたのではなく、懲罰委員会が創ったもの(草案は議会事務局、委員会で修正を入れたものだろう)。

正式が会議録は8/22日にはアップされており、二か月弱はかかる。

 

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