上尾市議会の保守会派が分裂し、上尾同志会
上尾同志会の誕生と再び上尾を揺るがすマグマ
一昨年に新政クラブの看板を替えて生まれた時に「災の会」と揶揄したがその通りになった。お盆に分裂したのは先祖に報告するためだとしたら、伝統的な保守かもしれない。
直近、「彩の会」は9人だったが、大室さんと星野さん二人と七人に分れ、後者は上尾同志会と呼ぶ。会派名簿はこちら(議会)
上尾同志会 7人
深山 孝、田島 純、原田 嘉明、尾花 瑛仁、新道 龍一、田中 一崇、渡辺 綱一
彩の会 3人
小川 明仁、星野 良行、大室 尚
政策フォーラム ・市民の声あげお 7人
共産党 5人 公明党 5人 その他 3人
会派には最低三人が必要なので小川さんは無会派からの出戻りとなった(目まぐるしい人だ)。三人は元々、新政クラブのメンバーである。なお、一般質問を滅多にやらなくても議員が務まる技を持つ渡辺さんが若者側についたのは意外であり、やや見直した。あっちには威張り過ぎる人がいたのだろうか…
ちなみに分裂理由はどこにも書いていない(笑)。
若手系と古参に分かれた感じなので政策方針ではなく、組織運営を巡ってかもしれない、つまり風通しの良さだろう。
というのは、W逮捕事件で田中議長が失脚し、その後に「俺の番だ」とばかりに団長になったり議長になったりして、わが世の春を謳歌しようと市長室で一発かまして予算に口を挟むなど、目に余る振る舞いをした人も去年のブロック塀事件(AKB事件)で墓穴を掘った。その後に、最大会派である上尾保守系議員団(※)のトップの椅子が巡ってきたのが大室さんであり、議長の座を得た。(※あれは保守とは呼ばない、という保守系市民もいる)
議長ポストは、上尾では前任者の自滅で棚ぼた式に決まるのだ。そういう人は 俺が決め、仲間を採決時の起立要員にする。
新会派「上尾同志会」の代表は深山さんだが、誰が見ても中核は尾花さんだろう。
名前の由来は上尾政治の古い歴史から来ているらしい、と聞くと復古調だが、ネーミングの相談をしてくれたなら、「アッピーの会」を勧めた。これからは子供のハートをつかむのが大事だ。なにせ、老人や大人たちが消費(浪費に近い)した負債は彼らが背負うのだから。
それはともかく、5会派になって7人が最大なので二つの会派だけでは何も決められなくなった。多数派工作が必要になるわけで、他会派との折衝力が無いと回らない。普通に考えると、難しい話の出来る人でないと務まらないが、政策よりも互いの好き嫌いが優先してしまうと新しい学級崩壊の始まりかもしれない。そうなると市側も狡猾に振る舞い、知恵の無い会派はエサで行政に丸め込まれるという警戒も必要だろう。
もう一つの7人会派が真ん中を「・」で区切っているのは、夫婦別姓みたいにいつでも別れられる準備に見える。きっと中央政界の立憲と国民の合流問題の影響を受けるし、選挙互助会的な議員には一年後の市長選が影響するかもしれない。
●九月議会よりも公取の成果が気になる。
コロナ問題は2-3年は続くだろうし、自治体がやれることは限られる。議員報酬の削減を期待したが旅行費600万円カットで自慢とは情けない。
気になるのは上尾市内でコロナ入院患者のベット数は幾つだろうか。10人位のクラスターが発生したら市外入院だろうか。今は3500人に一人であり確率的にはとても小さいが、かかった人にとっては100%なのである。
しかし市民ではなく市政にとって最も怖いのは、もう一度世間の恥に晒されることだろう。
ブロック塀不正事件には官製談合の疑いありということで公正取引委員会に通知している(はずだ)。キーマンは議会調査ではそんな事は前からやっていた風な発言を平気でした。一人で罪を被るよりも道連れを選ぶなら、時効前の過去案件まで精査されるだろう。
となればコロナどころではない。
官民関係者の逃げ得を許さないのは歓迎する。
最近のコメント