戸崎公園へドッグランとパークゴルフ閉鎖のご提案
戸崎公園をどうするかという、コメント募集中ですよ。
戸崎公園の北側はパークゴルフ場(以下PG)以外の公園とする方向になります。そのための意見を募集中です。10/31まで。ネットはこちらから入力できます(匿名可)。
- 私の提案 下写真はクリックで拡大。航空写真はこちら
当面、北側は未利用のまま、お花畑、災害発生時用の空き地でも良い。 ・現PG場を廃止して、9ホール区画を有料のドッグラン公園Aへ代える(芝も柵も利用可)。設計次第ではインスタ映えスポットになるだろう。(稼げる公共施設化) ・残り9ホール区画も芝を残した広場とし、起伏と植林の造成をして、親子で寛げる普通の公園Bに改造する。(ファミリー向け) ・Bには、上尾運動公園にあるようなストレッチ系器具を配置したゾーンや遊歩コースを設ける。(シニア向け) ・Bまたは駐車場の一角に、バスケットボールコートを設ける(若者向け) 以上を指定管理費の二年分費用以下でやり、毎年のメンテナンスフリーな公園にすること。騒音苦情を申し立てる人が必ず現れるが、人家との距離感では最適だと思う。なお時間制限は必要だろう。 |
- 市の募集文を要約 ソースはこちら
公園北側(1.7ha、写真の右側)にもパークゴルフ場(PG)を作る予定だったが、今は空き地のままだ。そして、南側エリアの18ホールは2019年6月から営業している。計画では 1日100人を見込んだが、2019年度は 約24人 、2020年度でも 約28人 だった。これを踏まえて戸崎地区へアンケート調査をしたらPG場以外を望む声が90%を超した。そこで新たな利用を探るために一般アンケートをする。
- 解説
市長議長逮捕を受けて畠山新市長は工事中だった南側は完成させ、『北側18Hは市民の意見を聞いて判断する』としていた件です。PG場は、初めから市民や地元民が望んでいたわけでもなく。ましてマイナーな競技を行政マンが導入するわけもありません。
これは、一部のパワー住民と無知な政治屋による、思い付きと曖昧な意思決定でスタートし、その後は当時の茶坊主幹部が進めた施設です。それが当たり前の政治風土だったのです。今回、PG拡張を止めて普通公園へ舵を切るのは良いことではありますが、当然でもあります。
なお、上の戸崎アンケートでもPG利用は16%18%と人気が有りません。しかし、本件は地域専用ではなく有料の広域施設ですから、初めから広い市民に聞くべきなのです。この視野の狭さは相変わらずです。また、募集文にはコスト説明がありません。常に、負担無き公共サービスは無いのだと啓発し続けないと市民も成長できません。
- コスト
総事業費は12億円でした。現在は18ホールのPG場(管理棟付き)、子供広場と立派で目立つ駐車場(バス停もある)があるだけです。とても公園とは言えないのに戸崎公園と名乗ります。
PGは芝の維持費が高く、それを含めて指定管理制度で運営(アウトソーシング)されています。その委託費用は年2800万円、客数にかかわらず市が払う固定費です。これとPG利用の売上は委託先のものとなりますが、二年連続の赤字です。
当初の一日100人というのは小学生の計画だと思えばよいのですが、その4分の一、一日28人と言っても、35%は他市民です。つまり上尾の人は一日18人です。周りには埼玉市民の方がたくさん住んでいます。また平日は16人(上尾民は10人)程度で休日との繁閑差も激しいです。
しかし、利用者が少ないことだけが問題なのではありません。子供広場を除けば、ゴルフ場の柵外を歩くしか目的にならない『自称公園』だという事です。そこに12億円や毎年三千万近いカネを投じるのは、しょせん他人のカネだからということです。
ドッグランを求める声はフツーにありますが、ぜひ既存PG施設の廃止も意見してください。温存させるなら受益者負担を図るべきです。本来は、議会から閉鎖を議論すべきなのです。最近、幼稚園存続とか給食費とか何かと要求だけして、良い人ぶる議員が増えましたが、それらは財源無しの無責任な話しです。だから予算は増え続け、彼らが削ることを避けるのは、批判や面倒な事に関わりたくないからでしょう。
なお、戸崎パークゴルフ場の出自はこちらに、関連記事はこちらから全て表示されます。
以下は昔の記事からのコピー。
政治動機で作られた公共施設に、人は集まらない。
政治動機で作られた公共施設に、赤字はたまる。
政治動機で作られた公共施設に、他の事業が潰される。
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