カテゴリー「上尾_つり騒動」の13件の記事

2020年9月15日 (火)

みどり公園課の美人投票の下に隠れた真実

それは誠実なのか、ヤブヘビなのか?

追記 赤池から緑池へ 季節を楽しませる丸山公園。次は黄色かな(公園課のインスタ映えです)。


こんなの「誘導尋問」だと上尾オンブズマンの館で書かれ、「誘導尋問にも値しないアホなアンケート」とかまちょ図書館で酷評されているのが、上尾市みどり公園課のアンケート報告である。

 どんなものかと見に行けば、9/7付けで2つのアンケート報告があった。シンプルなので見れば分かることだが、前にも図書館部門のお粗末アンケートなどを見ているせいか、あまり驚かなかった。

でも、否応なしに目に入るのは昨年12月のシールアンケート。公園でやっても街頭インタビューと称し、たった十人しか書いてもらえないコメント文をグラフで演出したり、この程度を半年も過ぎて公開していた。小さな仕事を大きく見せたい体質なのだろう。

152856

ところが、ビックリした結果がそこにあった。なぜ、二つのブログが扱わなかったのかは不明だが、三番煎じにならないから書いてみる。でもその前に、どちらの池がいいですか」という"愚問"に寄り道しよう。

上のシールアンケートの写真は見にくいが説明文(下にコピー)を読めば、AにネガティブBにポジティブな事を並べている。これでは左のAは8%、右のBが92%となっても不思議はない。安っぽい美人投票になっていた。

ちなみに、元文をひねって「どちらの市役所がいいですか」を創作した。皮肉ではなく真実性を入れているので駅頭か庁内でやってほしいものだ。

  どちらの池がいいですか? どちらの市役所がいいですか?
Aの説明 水草がない池 不正のある役所
外来種のコイが泳ぐ池 ゴマすりが泳ぐ役所
釣りができる池 楽ができる役所
池への外来魚の放流 役所への裏口入職者の放流
ルアーを飲み込んだアオサギ 高給を飲み込んだクロサギ
Bの説明 水草が豊富な池 やる気が豊富な役所
子育てをするカイツブリ 部下を育てる管理職
カイツブリのヒナが観察できる池 人事評価が客観的である役所
水草のなかで日光浴をするスッポン 市民から称賛を浴びる幹部職
水草にとまるイトトンボ 困った市民へ直行する職員
在来種のオイカワの群れ 縁故採用ではない職員の群れ

ここから本題に入る。

上のバカバカしさに隠れてしまうのが、二つ目のアンケートのQ4である。

Q4上尾市都市公園条例では、魚類の捕獲および殺傷は禁止されておりますので、「かいぼり」を機に、釣りはご遠慮いただくようお願いしていきますが、釣り禁止についてどう思いますか? 


152860_20200913232301

68%が反対(悪い+すごく悪い)、賛成は14%に過ぎない。回答数:456

「釣り禁止」に反対が三分の二以上という結果に当局は頭を抱えたとしたら、ヤブヘビなアンケートになったわけだ。なお、Q4とシールアンケートの結果に矛盾点があるのは、後者の中身にムリがあるためだから気にする必要はない。

振り返ると、逮捕市長の上平新図書館や逮捕議長のパークゴルフ場の時にはこれほど素直に民意を聞くことは無かった。だから画期的なことである。

シールアンケートは素人の集客芸として笑えばよい。Q4の結果が全てなのだ。

●10月からの本格的なアンケートに参加できるか?

みどり公園課は「大池のかいぼり事業」を検証するために10~11月に市民アンケートをする。

先日の倫理条例のパブリックコメントに74人も応じたのは共産党の催促運動による面があっただろう(チラシも来たし、当コメントにも催促が来た)。釣り問題は日常的だから党派に拘わらずに広く参加を働きかけたいのだが・・。

設問に釣りの是非を入れない事やアトランダムによる公平性と称して問題意識の高い市民を希薄化する抽選方式を採るという手口もあるだろう(施設課の例)。輪をかけて市議会も問題意識に欠けている。

どんな形式にせよ、釣り禁止という市条例を知りながら丸山公園では「釣り推奨策」をとって市民レジャーを優先してきたことは事実であり、そうなった事情説明と陳謝を不問にして、市民に問うてはならない。

市民の無知に付け込み、自らの過失を奇麗ごとで覆い隠すやり方は自己保身であり、公務員とは言えない。倫理条例違反第一号となるだろう。

畠山さんは悩むことは無い。

条文にちょっと筆を加えて現実家になればよい。

「ただし特定場所では釣りを認め、その場所における規則に従う事」とか。

人工池の魚に選挙権は無い。

釣り愛好家たちに運営を手伝わせたらよい。

タダでも参加するだろう。

 

2020年8月 5日 (水)

丸山公園の大池、凄惨な淡水赤潮

だれがチョコレート池にした。出てこい、池の鯉じゃなくて責任者!

上尾市民の皆様へ。

コロナ以外にも恐ろしいことが起きています。

Photo_20200805210801

 かまちょ図書館の7/30日の記事と写真へどうぞ

淡水赤潮と言うらしいです。

過去の行政方針(間違い)を気づかれないように変えて釣り禁止へ強行突破し、生態系保護という名のかいぼり事業の成果がこの「チョコレート池」では、頭を抱えそうですね。

今月の広報あげお8月号の表紙は丸山公園で子供が水遊びをする写真です。7/2日とあるので、赤潮は7月末にかけて発生したのでしょうか? 

8

 赤潮は今はどこまで回復しているのだろうか? 上尾市のみどり公園課は何も語りません、というか素人なので何も語れないようで、次の二本がありました。

上尾丸山公園への生き物の持ち込みはやめてください

市民にあれこれ注意する前に、市役所とは市民のためにあり、職員のためにあるわけでは無いことを理解できていませんね。この問題は、陰謀好きな人には「魚を全滅させ、釣り禁止にする陰謀説」がウケそうですが、ここに至る風景には既視感があります

上尾市役所を舞台にした市長議長のW汚職事件があったから、濁った組織を"倫理条例"とかで奇麗にしようとした最中でも、元市長と都市整備部によるブロック塀事件が発生したわけでしょう。

そう、ダブって見えるわけ。

関連 上尾市の釣り騒動のカテゴリー

 

2020年3月 1日 (日)

昭和53年4月 広報あげおを見よ

前記事の続き

上尾市政20周年記念事業/初めから釣りをPRしていた

1987年5月5日、丸山公園オープン と広報あげおの四月号で紹介します。ほのぼのとした案内が2頁分あります。総事業費7億円、総面積12.1ha、池面積29,000㎡とありますが、釣りに関する記述のみ紹介しましょう。

・本文には、釣りのできる池 とある。
・イラスト画には、左端の区画に釣り池 とある。
・施設説明の表には、釣り池 コイやフナなどがいる とある。
・利用上の注意には、魚つりは、つり池以外は禁止です とある。

広報あげお四月号から2点紹介(各700kb)・・・クリック拡大

Photo_20200301001401

Photo_20200301001601

素直に想像すれば、当時の行政は「公園条例で魚類捕獲禁止」とあることを知りつつも(知らないわけはない)、丸山公園の機能として『釣り機能』を意図的に導入したと解釈します。人工池ですから魚が歩いて入ったわけでは無く、市が放流したのです(古い市民は知っています。こちらの記事)。

誤解を恐れずに言えば、自然もどきの市営釣り堀です。

ちなみに、オンブズマン氏が2003年の家族釣り大会の広報記事を見つました。上尾市と教育委員会の後援です。

行政と対峙した市民ならだれでも感じることですが、彼らは尋ねた事しか答えません。それも狭い答え方をします。もちろん、「尋ねたことすら、まともに答えね」と嘆く人のが多いかもしれません。

つまり、今回の釣り問題の初期段階で彼らは公園の史実を明らかにすることをせず、生態系保存とかの正論をぶって釣り禁止に持ち込むから、議論が捻じれるのです。ある意味、こちらも回りくどい議論に陥りました。

まさか、上のような情報を部内で共有できていないとしたら、つまり初耳だったとした、それこそ無能な税金泥棒といわれても仕方ありません。知っていて話さないなら、毎度の悪質ですね。

当時の行政が釣り池を企画したのは、純粋に公園の魅力度アップのためなのだろうと想像しますが、その辺りの真相は、彼らが調べて公開する義務があります。文書不在ならば関係者を訪問する位のことをすべきです。

ただ言えることは、例外かもしれませんが、昔の上尾市役所には柔軟性があった、ということです。

それに習えば、条例の一部改正により人工池での釣りは容認できます。「かいぼりで水をきれいにして、公園開設の初心に戻って家族で釣りを楽しめる池造りの環境整備を致します」と言うのが良識的な落とし処ではないでしょうか。

ただ、畠山市長と市議会にそれができるかは別次元です(笑)。

-----

昨秋の市議選の中で言い忘れたのが、このような「過去の郷土資料をデジタルアーカイブ化する」ことです。昔の広報をネットで見られると意外と面白いですよ。イメージファイルで十分です(テキスト化は検索対象となり危険です)。

 

 

2020年2月27日 (木)

つり人4月号_丸山公園釣り存続を求めて

前記事の続き

月刊誌・つり人の101ページに、こう書いてある。
2020年2月、「上尾丸山公園大池での釣り存続に関する陳情」が4344名の署名を添えて市議会に提出される。市議会では尾花瑛仁(あきひと)議員がこれまでの市の対応の問題点を指摘したうえで再検討を要望。水産庁の小川一人釣人専門官も上尾市役所を訪問し担当のみどり公園課と面談して憂慮される問題点等を伝える。

Photo_20200226163601

八木編集長によるレポートは4ページに渡るが、1ページ目のみを引用する。続きはこちらのpdfへ(2Mb)。
 出版社のつり人社はこちら


埼玉県・上尾丸山公園の釣り存続問題
私たちが理不尽な「禁止」に反対する理由

埼玉県の上尾丸山公園で多くの人が長年楽しんできた釣りを禁止する動きが急速に進んでいる。経過を知るほどに見えてきたのは、昨今の「池の水」ブームにも見られる問題点だ。本誌の考えをお伝えしたい。まとめ 文◎八木健介(小誌編集長)

突然持ち上がった「かいぼりを終えたら,釣り禁上」

はじめに小誌は釣り雑誌なので理不尽な「釣り禁止」には反対する.もちろん、水辺のある公園を含めたあらゆる場所は釣り人だけのものではないし必要なら我慢するのも当然のこと。釣り禁止が本当に必要な場合なら、読者に協力を求めることもある.そんな編集部に「埼玉県の上尾丸山公園で釣りを禁止にする動きが起きている」という情報が入り始めたのは昨年末からだった。公園内の池で長年釣りをしてきた方がユーチューフで情報発信を行ない始めたことなどで後々に知られるようになり、編集部に直接届く情報も増えるにしたがって、これは反対せざるを得ないことがはっきりした。

こうした中、2月には編集部も協力した4344名もの署名を添えた「上尾九山公園大池での釣り存続に関する陳情」が市議会事務局に提出された。今後は3月の市議会で市議会議員全員に陳述書の写しが配布される。請願とは違うため、これで決着が付けられることはないそうだが議会の行方に注目したい。

今回の主な経緯は別項にまとめたが陳情の文面からも明らかなとおり、まず私たちは池の水質改書を図るための「かいぼり」を行なうこと自体には何ら反対しない。たとえば全国各地の「里山」や「里海(里湖)」にしても、人が暮らしやすいように手を入れるからこそ、結果としてより多くの生きものが棲みやすい水辺も作られる。それと同じように、公園にある池も、釣りをするから池が汚れるわけでも、あるいは釣り人を排除したら池がきれいになるわけでもなく(釣り人が全くゴミを出さないとはいわないが)、何もしなければ年を経るごとに周囲の植物や土壊が堆積して泥がたまるのは当たり前のことで、「かいぼり」で池の水質がよくなる可能性があるというなら試す価値はあるだろう。家の水槽も定期的に掃除や水替えをしなければすぐに汚れることと何ら変わらない。

しかし、今回の「かいぼり」は、水質改善のための方策として始まったはずの事業が、いつの間にか「(かいばりを終えたら)釣り禁止」という話になっていたのである。

他県在住者から見ても 素晴らしい自然との 接点である上尾丸山公園。釣りも長年にわたり、親子を含む多くの人たちに 親しまれてきた。

記者は今回の騒動を受け、まずは現場を見てみようと、すでに池の水が抜かれた公園を歩いてきた。まず驚いたのは、

・・・・

 

ある時期を境に 市の態度が急変。 誰が「釣り禁止」を 望んでいるのか?

・・・・

 

池で捕獲されたヘラブナやコイは、飼料業者に渡して処分された。

 ・・・・

 


 

編集者は釣りの専門家だから、釣りを文化(レクリエーション)とする視点や生態系の視点から市当局に反論をしている。

例えば、釣り禁止へと向かう理由の推移を当局の主張を交えながら、「公園のオープン以来、池底に泥がたまり、水質改善が必要になったのがきっかけ」、つぎに「在来種を残すのが生態系保全」、その後は「釣り行為は在来種を傷つけるから」、と具体的に指摘しつつそれを理不尽として反論する。(102ページ先頭)

しかし、「条例の禁止行為があるから、今後は禁止にする」を最後の理由に記したのは、彼が上尾市民では無いからだろう。公務員にとって自らの「違法行為」ほど回避したいものはない。

つまり、

市民は、専門的議論を前にしても、本当の理由を間違えてはいけないし、

議員は、本当の理由がもたらす軋轢を避けて、落とし処を求めてはいけないのだ。

釣り愛好家は、釣り容認で納得できるが、釣りをしない市民はそこで収まることは無い。 

 

蛇足

「上尾市政の誕生以来、役場や議会に泥がたまり、体質改善が必要になった」と見ることはできる。しかし新しい水がきれいとは限らない。

 

 

2020年2月26日 (水)

上尾丸山公園の釣り問題は釣り人4月号へ

前記事の続き  記事の先頭 

政策判断のミスは全国ステージへ拡散…署名サイト紹介

本件は釣り愛好家(他市民も含む)には戸惑いと怒りを、釣りをしない市民には「かいぼりで、自らの条例違反を矮小化」という姿を見ることで、批判を集めている。

Img_2874_20200225235001

昨年末から何度もとり上げてきたが、行政への反対論つまり「釣り容認論」のみでは議論が偏る。そこで、釣りをする人から(条件付きながらも)釣り禁止という意見も載せた。

二日間で約150アクセスあった前記事は、市民や市役所に少しは関心を持たれ、テーマに関連する有名企業からの訪問も目立った。しかしながら市民のコメントは無かった。

ハコモノ事業とか扶助費政策には賛否を巡って市民運動が起きやすいが、需要が限られた問題に関心が向かないのは、市民運動といっても実は政治的勢力を背景にしたものしか上尾には存在しないのかもしれない。3月の議場で本件を一本釣りする議員はいない。

世間には『自然保護の方が大切よねー』と正義感のように片付けられやすいが、後に紹介する部外者の目による丸山公園の評価記事をみると、「他の公園には無い優位性が損なわれる」という視点も必要なのだ。河川よりも安全に、子供に釣り体験ができる身近な公園と言うのは貴重である。

市側の釣り禁止論はその中身が「大池」のように底が浅いだけでなく、不都合な事実を語らない姿勢がまたもや現れている。例えば、自然保護と言いながら、そもそも大池は人工池であり、市が魚を放流し、釣り体験の奨励、釣り愛好家と共存政策をとってきた数々の歴史など(参照: 文末の署名喚起文)。

丸山の青い彗星さんからの新しい情報提供を紹介する。

月刊誌、つり人(2020年4月号)は緊急提言として取り上げている。

表紙の下に「上尾丸山公園・釣り存続署名実施中!」とある。
緊急提言・賛同募集も引き続き実施中
埼玉県・上尾丸山公園の釣り存続問題
私たちが理不尽な「禁止」に反対する理由

4頁の特集は長いので次回に載せる。専門ライターが取材して丸山公園を高く評価しつつ分かり易く訴えている。かいぼりのこと、在来種と外来種の問題にとどまらず「鯉は駆除してよい外来魚ではない」等々の指摘など読み応え十分だ。市外の人にも使われる施設だから、市政の負の内容であっても普遍的な問題として全国に注目されるのは良いことだ。

●日経新聞 外来種は環境に悪いのか

●change.orgの署名サイト→上尾丸山公園大池での釣りの存続。以下は署名サイトの説明文だが、「つり人社」が発起人である。

【概要】

設立以来多くの釣り客に親しまれてきた埼玉県・上尾丸山公園大池ですが、令和2年4月以降同池での釣り行為が禁止される方針が市によって示されました。スポーツレクリエーションの代表格で市民の心身のリフレッシュ、家族団らん、青少年の健全育成に役立つ釣りがこれからも続けられるよう要望します。

【経緯と要望】

上尾丸山公園は1978年(昭和53年)に設立以来40年余り身近な釣り場として多くの釣り人で賑わい釣りの楽しめる公園として親しまれて来ました。

1990年頃からはコイ、フナの放流も積極的におこなわれ、市、教育委員会の後援による上尾市民釣り大会、家族釣り大会、初心者釣り教室も数多く実施されて来ました。市が後援したということは釣りが市の公認したレクリエーションであったからです。そして、これらのイベントの実施にあたっては公園利用のルールの徹底、釣りのマナーの指導、クリーン賞が設けられて釣りの後はゴミ拾いをおこない自分の出したごみの持ち帰り運動がおこなわれて環境美化に努めて来ました。2003年には県民総合体育大会レクリエーション部門の種目として放流・家族釣りの祭典2003が開催されました。

釣りは大きな体力を必要としないので老若男女が一緒になって楽しめるレクリエーションです。世代間の交流が図られ家族団らん、青少年の健全育成に最適です。さらに自然の中でおこなうレクリエーションですので心身のリフレッシュが図られます。

市は令和1年12月定例市議会の答弁で令和2年4月以降は上尾丸山公園大池での釣り行為を禁止する方針を明らかにされましたが、これからもルールとマナーを守り楽しい釣りが続けられるよう切に要望いたします。

ぜひ多くの皆様にご賛同いただき、素晴らしい釣り文化を守るために働きかけていきたいです。よろしくお願いいたします。

 

つづく

 

2020年2月20日 (木)

ある釣り人からの提言

前記事の続き

速報 みどり公園課HPに2/18付で釈明がでました。前記事などの影響と思われますが、下の最重要文に注目。主語を書けない所に逃げを読み取ります。

上尾丸山公園の釣り行為に関しては、長年にわたって、条例に基づく管理ができておりませんでしたが、今後かいぼりの効果を検証する期間中は、条例に基づき適切な管理に努めていきます。

 

以下は市民Aさんからの寄稿長文ですが、具体的で分かり易く、小気味よい展開です。市民からこのようなレベルの意見交換がでることに価値があります。レイアウトは当方で編集。

*************

 基本的に僕は丸山公園のような場所での釣りは私的には反対です。勿論釣りは大好きなので、やらせていただけたら嬉しいに決まっています。

 ですがその反対理由はまず、釣り師は場所を汚すことです。釣り餌の袋が散乱していたり、使えなくなった道具(折れた竿など)や飲食したゴミをそこに捨てたり・・・と目に余るものがあります。

 また目に見えない所ではヘラブナ釣りなどは、魚を寄せるせるためにコマセ(寄せ餌)をたくさん撒きますから水質悪化は必至です。以前、川越の伊佐沼でこれが原因で底がヘドロ化してひどいので何とかならないか?との問い合わせ受けたことがあります。それほどヘラブナ釣り師は水質を悪化させるのです。

 また釣りに邪魔な岸辺の葦は鎌で切って釣り場を作ったり、勝手に釣り台を設置したりするなど、やりたい放題の族もいます。そもそも元来こちらに棲息していなかったヘラブナを放流することで在来種であるキンブナと交配し、すでに丸山公園の池でも純粋なキンブナは絶滅していると思われます。

 また、ブラックバスやブルーギルがいたりすると、ルアーやフライ・フィッシングをする人が来ます。この釣り方は一旦仕掛けを後ろに投げる必要があるので、知らない人(子供など)が後ろを通過した時にはとても危険です。釣り針はカエシがあるので刺さったりしたら素人では抜けず、場合によっては医者に行って取ってもらう事になります。

 ですから、釣りを知らない人とエリアを共有することは危険がいっぱいなのです。丸山公園は“公園”、つまり『公の園』なのですから全ての人に解放し、皆が安らげる場所である必要があると思います。こんなことなどから丸山公園での釣りは禁止した方がいいと考えます。

 ちなみにTVの『池の水を全部抜く』などで外来種云々がありますが、外来種は10年もその場に生息したら生態系(食物連鎖)の一部になっていますので駆除すること自体が自然破壊に思えます。要は数年で食物連鎖の一端を担う存在になっているので、駆除すること自体が疑問です(要は放流が環境破壊の最たるものなのです)。

 ヘラブナは丸山公園には本来いない魚ですからそれを入れた人たちに問題があるのです。が、すでに入ってしまっていて食物連鎖が成り立ってしまっているのであれば、それも自然の一部という認識を持つ必要があるのかもしれません。しかしながらヘラブナが泳いでいる姿を岸から見てもそれほど美しい魚ではありません。

 よって、『公園』という万人が憩う場所では外来種云々を言うより、錦鯉などを泳がせて目で見て楽しめる沼にしてしまう方がいいのではないかと考えます。ちなみに、錦鯉は海外の人にとても人気があります。それは、海外では魚を水槽に入れて鑑賞するので魚を横から見るものです。しかし池に入れたまま鑑賞が楽しめる(つまり上から見て楽しむ)魚は世界でも錦鯉と金魚だけなのです。つまり、日本が世界に誇れる改良種と言っても過言ではない魚なのです。

 蛇足ですが、一つ書かせていただくと市が『自然再生』を謳って丸山公園の池をいじるのであれば、何も魚だけが自然ではありません。沼底を棲息のテリトリーとしているドジョウ類や貝類、はたまた昆虫やその幼虫等々、はたまたその周辺に生えている陸生植物、加えて水性植物(水草)。そして行きつくところはバクテリアまでになってしまいます。自然はそれらが微妙に干渉しながら均衡を保って成り立っているのです。ですから、いったん壊した自然は絶対に再生なんて出来ないのです。

 よって今回のかいぼりの目的が『自然再生』を謳うのであれば愚の骨頂としか言いようがありません。また、池の底を干して何の意味があるのかも解りません。人の手で壊された自然は、それはその与えられた中で自然環境を作るようになり、その環境下で食物連鎖が出来上がります。当然その食物連鎖には池底に済む細菌たちが大きな役割を演じています。この細菌たちは魚が出したフンや枯れた植物などを分解して水を奇麗にしてくれると同時に、他の生き物たちの餌ともなっているのです。そんな池にとって大切な生き物を大量に殺してしまったら自然再生なんて尚更あり得ません。勿論、また水を張ればまた新たなバクテリアが湧いて来るのですが、その成り立ちは新生であって再生ではありません。

 自然について長々と述べましたので、ここからは市政に関しての私見を。

 ここまでのことが解って頂けたら市のやり方がひどいことは誰にでも解って頂けると思います。条例があるとのことですが、今までやらせていて公民がそれを楽しみにしていた事を知っていながら市の都合で急に止めさせるという事に大きな問題があると思います。

 ですからまずは謝罪する事が第一に為されるべきです。誰かが市がやって来た事に提訴すれば市は大きな打撃を被ってしまう可能性が高いです。誰も好んでそんなことはしたくないわけですから、事を穏便に済ませるためにこれは最低必要条件だと思います。そしてそれに対しての責任をしっかり取ること(後述)が大切だと考えます。よって、この問題は釣りをさせるさせないの問題ではなく、市自身が今まで市条例に反することをしていたことが問題だと考えます。

 ではどうしたらいいか?(要は市の責任の取り方)となるわけですが、私見を述べさせていただきます。

 僕が考えるには、まず謝罪した後、市が代替沼を用意すればいいと思います。高齢者でも安全な足場を設置し、看板には釣りの絵を大きく入れて(笑)。加えて、上記のような危険性があることも付記して、自己責任ということで入場を許可すればいいと思います。

 できましたら、同じ条件が整った沼を二つ用意して、片方は有料で市が管理して、もう一方は無料で釣り師自身に管理を任せて、経時的な変化の違いを市民に見せることも大切だと思います。勿論、市の管理能力がどのくらいあるのか?(要は市がどれだけ自然を知っているか?ということ)が暴露されると同時に釣り人自身が自然にどう向き合っているか?が顕著に表れるので楽しい結果が得られると思います。

*****************
以上が釣り大好き人間の私見です。

もし本当に代替池を作るとなると、そこでまた談合やらが起こりそうなので、そんなことはないとは思いますが、その時には十分な監視をお願いします。

 

2020年2月19日 (水)

丸山公園の近況と市議会

釣った魚にエサはやらない

釣り問題の記事はこちらのカテゴリー  (明日骨太の投稿を公開予定。本稿はその前座)

 もう何十年も釣りをしていません。子供時代は釣りよりも魚とりです。千曲川やその支流に入り、川岸に隠れている魚を手づかみや網でとる遊びです。素手で獲るから「にぎり」と呼んでいた気がします。寿司ではありません。

 過保護主義の今は「禁じられた遊び」ですが、芝川にいくと、たまに大きな魚がいます。男の子ならあれを見て捕まえたい、と思わないのでしょうか。

 昔、丸山公園で見た光景は、短い竿で小魚を釣っている、と言う牧歌的な風景です。ルアーの人が居たのかは分かりません。平日で20人、休日で30人位の釣り人と聞きますが、そんなにたくさんいますか?・・・高齢化社会だからいるかも!

 生態系問題についての知識はありませんが、事実経過を曖昧にして杓子定規に釣り禁止とする市の態度は、汚点つづきの延長として見られるのです。それを、生態系保護という美しい言葉や原理主義的な正義感で覆っているとも勘ぐられます。

 早い話、自然保護ではなく、(違反の矛盾を消す)自分保護

 みどり公園課は、かいぼりの結果の検証期間中は釣りをさせません。水を入れてから半年それとも一年? 検証期間とはどのくらいなのか、口を濁します。

 最近の写真です。
 水が湧くようですから、天日干しなんて絶対ムリ。もうじき春、雨も増えます。

Img_2859

水深1.5メートルも無さそう。でもこうしてみると広いなー。

Img_2851

人の足跡。とても柔らかそうです・・・

Img_2856

丸山公園の名物看板。

Img_2848

なお、公園入口の禁止事項には「5.鳥類を獲ること」とあります。いずれ新品に替えられますから、今のうちに見て写真にしてください。

散歩に来ていた高齢の老人が語りました。

昔は、市が魚をたくさん放流したんだよ・・・( ゚Д゚)市営の釣り堀か( ゚Д゚)

池の近くに、こちらの記事のアンケート用紙が置いてあり、投函できます。ボールペンが紐でぶら下がっていると思ったのですが、意見のある人でペンを持っている人のみが対象でした。これが上尾方式です。

そもそも、公園内でしかアンケートを集めないことが怠慢です。みどり公園課のHPに載せれば済む話ですが、それでは困るのでしょう。だからこの方式では「広く意見を聞いた」と言わせてはいけません。

●三月議会の議員質問リスト

市政の失態と釣りが出来る公園という定着した事実にどう向き合うのか、だーれも質しません。

条例の変更をすれば、部分的にでも釣りはできます。赤字垂れ流しの戸崎パークゴルフ場を作って失敗を取り繕っているくせに、より多数の人に喜ばれる施設を計画したらどうなんだよってね。

なぜ取り上げないのか?

 釣った魚にエサはやらないからです。


[ 第20 310日(火曜日) ]

19番 深山孝

1 公共施設マネジメントについて

2 行財政課題について

3 都市基盤整備について

 

9番 星野良行

1 新型コロナウィルスへの感染対策について

2 屋内50メートルプール誘致について

 

10番 井上智則

1 上平保育所周辺の安全対策について

2 地域猫活動の課題について

3 水上公園の整備について

 

29番 浦和三郎

1 道路行政について

2 地域包括ケアシステムについて

3 オーストラリアの山火事について

4 保育行政について

 

28番 道下文男

1 通学路安全対策について

2 入札制度について

3 行政経営について

 

[ 第21 311日(水曜日) ]

20番 戸野部直乃

1 荒川無堤防区間解消に向けて

2 市における幼児教育の展望について

3 性的マイノリティの行政課題

4 大規模商業施設設置に係る周辺整備について

 

21番 前島るり

1 国の交付税を活用した給付型奨学金で若者の定住促進を

2 奨学金の利息補助で若者支援と定住促進を

3 若者の居場所作りと就労支援について

4 要支援者やペットの避難を含む避難所の課題について

5 大雨による浸水被害の対策の進捗状況

 

22番 海老原直矢

1 しらこばと保育所と上尾市における保育のあり方について

2 多様な保育と働き方について

3 困難を抱える子どもたちの支援について

4 ダイバーシティ施策について

5 自然環境保護について

 

30番 井上茂

1 保育行政について

2 学童保育所について

3 SDGsについて

 

23番 鈴木茂

1 図書館・ブロック塀問題から上尾市政を考える

2 日本語を母語としない児童・生徒への支援について

 

[ 第22 312日(木曜日) ]

11番 樋口敦

1 2020年東京オリンピック・パラリンピックについて

2 18歳までのこども医療費無償化について

3 借地空閑地(地域の広場)について

4 平塚サッカー場の専決処分について

 

12番 荒川昌佑

1 児童虐待について

2 ゴミ行政について

3 ハザードマップについて

 

2番 原田嘉明

1 防災、災害対応について

2 公共交通の充実について

3 自治会制度移行について

 

4番 津田賢伯

1 市政の透明化について

2 こども医療費助成について

3 防犯について

4 防災について

 

5番 佐藤恵理子

1 防犯について

2 高齢者の支援について

3 道路について

4 観光誘致について

5 障害者支援について

 

[ 第26 316日(月曜日) ]

16番 戸口佐一

1 地域コミュニティーの充実を

2 選挙における投票率引き上げを

3 しらこばと保育所の移転問題

 

15番 新藤孝子

1 いのちと健康を守る国民健康保険について

2 感染症から市民を守るための保健機関の役割について

3 安心して地域で暮らすために

 

26番 平田通子

1 ジェンダー平等の社会を

2 こどもが大切にされる上尾市に

3 ぐるっとくん・公共交通の充実を

 

6番 轟信一

1 平方・小敷谷・壱丁目地域の街づくりについて

2 災害に強い上尾市を

 

25番 池田達生

1 「放置」自転車問題と駅周辺の街づくりについて

2 学校給食費無償化と補助制度について

3 市民に親しまれる公園づくりについて

4 市民に開かれた市政へ

 

[ 第27 317日(火曜日) ]

1番 田島純

1 上尾市の地域公共交通の取り組みについて

2 市職員のワークライフバランス・生産性向上の取り組みについて

3 「イオンモール上尾」開業(2020年秋)に伴う影響について

 

13番 矢口豊人

1 水上公園・運動公園の今後のあり方と、スポーツ医科学拠点施設・

屋内50mプールの誘致について

2 いじめ対策と若年層の自殺防止について

3 防災対策・救急医療について

4 学校給食の公会計化と無償化について

 

14番 小川明仁

1 市民の健康と口腔保健について

2 若年性認知症について

3 行政課題について

 

24番 秋山かほる

1 市政の基本方針と住民サービスの変化について

2 老後も安心して住み続けられる政策について

3 市の防災対策について

 

2020年2月 6日 (木)

かいぼり三問アンケート

釣り騒動記事の続き

現地で行われた、かいぼりについての上尾市の三問アンケートの寄稿です。

そして、Q4の文章は不都合を隠したものです。無垢な人を騙せても、寄稿者や当方を騙すことはできませんから、当方で校正を入れました。こちらから見られます

原文
Q4 上尾市都市公園条例では、魚類の捕獲及び殺傷は禁止されておりますので、「かいぼり」を機に、釣りはご遠慮いただくようお願いしていきますが、釣り禁止についてどう思いますか?

上尾市役所が作るアンケートを見るにつけ思うのは、いつも薄っぺらだという事です。昔、子供が作ったのではと市民からバカにされたアンケートがありました。こちらです。

質の低いアンケートは、『市民の声を聞いた』というアリバイ作りだと疑われます。

アンケートの設計など難しいことでは有りません。もっと知恵を出せと言いたいのですが、なぜレベルを上げないのかと言うと、前例踏襲だからでしょう。

そのほうが楽。

追記 三問とは三文と言う洒落ね。

 

 

 

 

 

 

 

2020年2月 5日 (水)

寄稿・釣り愛好家vs上尾市

カテゴリー記事の続きの寄稿です。初見の方は丸山の青い彗星”氏YouTubeへ(市政問題を扱うYouTubeとしては出色です)。明日も寄稿公開です。

上尾丸山公園、釣り問題の往復メール

1.問い合わせメール

 みどり公園課文書主任 様

 回答ありがとうございます。回答で疑問な箇所がありましたので質問させて頂きます。

1 ”元来から荒川中流域に生息している生物を保護対象としております”とありますが、具体的な対象生物を教えてください。

また、その根拠となる文献や論文も紹介してください。業者に任せているのならば、聞いてください。

人工池に今回の取り組みをして何がいいんですか? ブームに流されているだけで出口が見えてないのでは無いのでは困ります。

2 ”国内外来種であるヘラブナと外来性のコイにつきましても駆除対象とし、飼料業者へ引き渡ししました”とありますが、かいぼり祭参加者から、魚捕獲の参加者に飼料業者に引き渡す話は無かったと聞いております。

自然再生の建前でかいぼり・外来種排除はイベントをしながら、自分たちの主張だけを言って命の大切さを置き去りにするのは疑問、いや嫌悪感しかありません。何故事前説明をしなかったのか知りたいです。

参加した子供の中には心に傷を負うことになるでしょう。

責任は誰がとるのですか、外来種排除をやると言っているから当然の事をやっただけ、だから、事前説明は要らないという事でいいんですか?

在来種の命は大事、外来種だから命は粗末にしていいと、未来ある子供たちにどのように説明したらいいのですか?

イベントありきの中身の無い取り組みは止めてください。

以上です。お忙しいところ恐縮ですが返答お願いします。

  

2.上尾市都市整備部みどり公園課の返信

 お問い合わせの件につきまして、次のとおりお答えします。

今回のかいぼりで確認した在来種は、モツゴ、オイカワ、ギンブナ、ヨシノボリ類、ヌマチチブ、ナマズ、テナガエビ、スジエビ、ニゴイ、コシアキトンボ(幼虫)となります。なお、ナマズ、ニゴイ、コシアキトンボ(幼虫)以外は事前調査で確認されていましたので、地元の自然環境保護団体の方々等に確認していただきました。また、「河川水辺の国勢調査」における調査書も参考に、荒川で確認されている在来種として判断しています。

次に大かいぼり祭のボランティアの募集に関しては、池の水質改善と自然再生に向けた魚類捕獲作業にご協力いただける市民の方々を募集したものであり、外来種の駆除作業の協力者として募集したものではありません。また、外来種の駆除をしたのは市であり、ボランティアの方ではありません。なお、外来種駆除の説明については、大かいぼり祭当日の捕獲した在来種と外来種を展示したブースにおいて、ご質問いただいた方には、自然再生を行ううえで外来種駆除の必要性と合わせて、その後の飼料として役立てる旨の説明をさせていただきました。

自然再生を行う目的とその理由を合わせた説明でなければ、片寄った伝わり方になると考えて対応しています。

今回のかいぼり事業の主旨につきましては、今後のかいぼりによる水質改善や自然再生の状況も併せて、引き続き市民の皆様へ経過観察の内容等をお伝えしていきたいと考えています。

以上、回答とさせていただきます。


●寄稿にお礼
 行政はとかく「注意したり禁止させる」と言う役割を演じますが、徹底しているわけではありません。
例えば、反公益行為を庁内で見て見ぬふりをするのは序の口、最近では放置禁止エリアの自転車撤去と言いながら、主婦らとの軋轢(と店舗事業者を巻き込む)を避けて目こぼしします。行政は孤立した一人ひとりには厳しく接しがち。本件に比喩すれば、雑魚には厳しくです(失礼、笑)。

Photo_20200202225401

つまり、恣意的です。
恣意性が常に悪いとは言いませんが、本件は40年間、"牧歌的に続いた慣習"を突然禁止にするという融通の無さに加えて、自らの落ち度(条例違反)をこっそり消し去りたいという姿が、釣りをしない人から見ても池のように淀んでいるのです。過去メールでは釣行為が「保全するべき在来種の魚類を傷つけることになる」と書きますが、"お魚さん"に替わってクレームが来ましたか?

寄稿への返礼として、こちらの戸崎パークゴルフ場問題をどうぞ。担当部門が同じです。

 

2020年1月22日 (水)

釣り禁止、上尾市役所の回答

前記事で伝えた丸山公園の釣り禁止問題です。その後の愛好家と上尾市役所のやり取りメールの寄稿です。

前の市回答に下の追加質問をして、回答が寄せられたとのこと。下の青文字は要約

釣り行為禁止に賛成の声や、かいぼり…応援の御意見も多数あると言うが、具体的な数字は?
条例違反の認識があったなら かいぼりの魚類捕獲そのものが条例違反では?

みどり公園課と認定NPO法人・生態工房に対しての特別な許可を出したか?
かいぼりでの魚類捕獲時に許可しましたと看板等を出すべきでは?
特定外来種の除去は当然だが、国内外来種であるヘラブナ・鯉はどのように扱ったか?


上尾市 都市整備部 みどり公園課よりの回答。

日頃より、上尾丸山公園を御利用くださりありがとうございます。

お問い合わせの件につきまして、次のとおりお答えいたします。

上尾丸山公園大かいぼり祭における御意見の数については、イベント当日に行ったアンケートにおいて、12件の御意見をいただき、釣り禁止に反対する意見が2件、かいぼりの取り組みについての応援が5件、参加や観覧した感想が5件でございます。

また、来園者より口頭で、釣り禁止に賛成、反対の声や、かいぼりにより自然を再生する取り組みへの応援の御意見も多数いただきましたが、口頭による意見であることから正確な数は把握できておりません。

かいぼりでの魚類捕獲についてですが、上尾市都市公園条例第5条の行為の禁止は、市による管理行為は、適用外となります。よって、上尾丸山公園大かいぼり祭の魚類捕獲つきましては、池の管理行為であるかいぼりを市主催の事業として行っているため、条例違反ではございません。

また、市主催の事業であることから、特別な許可等は必要ないため、魚類捕獲についての看板等の設置は行いませんでした。
今回のかいぼり事業は、大池の水質改善を目的とし、自然を再生する取り組みを始めたことから、元来から荒川中流域に生息している生物を保護対象としております。

よって、国内外来種であるヘラブナと外来性のコイにつきましても駆除対象とし、飼料業者へ引き渡ししました

以上、回答とさせていただきますが、御理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


Photo_20200121172201

●絵は寄稿へのお礼。
寄稿者は「返信がくるのに2週間」と呆れたようですが、担当が起案、上司、その上司、そのまた上司、関連部門・・・市長室?あたりまでの長い道のりとハンコ手続きが必要ですから、2週間は早い方と思う。(或いはメールはもっと簡単かな) 

読後感としては、先の随意契約ガイドラインとか、或いは官邸官僚のようにルールを恣意的に使う行政の姿が見て取れます。

そして、畠山市長は何を考えているの?

知恵が無いの?

授ける人もいないの?

せっかく、大岡裁きのチャンスなのにね。

それとも、ブロック塀の二の舞か

 

無料ブログはココログ

上尾市政をみつめるサイト

  • 上尾オンブズマン
    市民的視座から上尾の教育行政&市政を考えよう。 (情報公開請求により市政に斬り込むサイト)
  • はるかさん_かまちょ図書館
    上尾市民として市政とりわけ図書館問題を熱く語っています。ぜひ飛んでください。 かまってちょうだいの意ね。