カテゴリー「コロナ」の109件の記事

2021年7月23日 (金)

休日に発熱する怖さ&ワクチンは効果ある

ワクチン打たない人のパンデミック

NHKニュースを追記等

 上尾市の第5波の感染者数が増えています。7/22日は埼玉県が500人を超え、上尾市は13人。うち、21水に判明した人は11人でした(明日も追加されるでしょう)。発症日は1~3日前です。39度以上の例が目立ちます。

今のような連休中や夕方に熱が出ると、普通のクリニックは休みなので困ります。

 新型コロナウイルスに感染した?と思ったら

上は市の案内ですが、結局はPCR検査を受けない事にはらちがあきません。発熱外来のあるクリニックか上尾医師会の検査センターへの紹介があります。とにかく、発熱外来のあるクリニックに電話して予約をします(午前と午後の短い時間帯のようです。でもそこがどこなのか分かりにくいし、検索して自分で探せですからね( ゚Д゚)。

いきなり行ってもダメのはず。まず予約電話をして、受診して検査を受けることです。一般に、検査結果は採取の翌日となり、電話等で結果が来たら陽性、来なければ自分で結果を受け取りに行くわけなので陰性という流れです(たぶん・・・)。検査費用は無料。

ようするに、毎日やってくれる選手村とはえらい違いです。

●ワクチンの効果はハッキリある。接種券がきたら必ず予約を。

ニュースで伝えるように若者や中年の感染が多いです。それは高齢者層の感染が減っているからです。かつてのように、老人ホームや病院などの院内クラスターをほとんど聞きません。上尾市の2021年の各月の感染者の世代別構成比グラフを見れば一目瞭然です(7/22発表まで。月の隣はその月の感染者数)。7月の60歳以上はたった6%です。

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医療や高齢施設の従事者、そして高齢者層へのワクチン接種が進んだ効果です。ワクチンが無ければもっと悲惨な5波というわけですが、今回はワクチン打たない人のパンデミックです。

今まで罹患しなかった人は、ワクチン接種まで罹らないようにしないと、今までの努力が水の泡です。

感染して抗体を得るよりワクチンで得るほうが楽です。感染しても大した健康被害がない人もいますが、世間の目と言う日本的後遺症もでますから、やはりワクチンがお勧め。

コロナの解決は長引くので、ワクチンを打たなかった人の行動の選択制限が必ず発生するはずです。


「様子みたい」20代・30代女性の約4割

7/20 NHK 国際医療福祉大学の和田耕治教授らの調査より(首都圏3100人)

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▼「できるだけ早く接種したい」か「すでに接種した」が57.3%で最も多く、
▼「もう少し様子をみたい」が23.8%、
▼「あまり接種したいとは思わない」「接種したくない」が合わせて17.0%でした。

「様子をみたい」と答えた人の割合は

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参考
・TBSニュース 23日 14時11分 ワクチン接種完了で感染0.13% LA改めて接種呼びかけ
 
 感染力が強い変異ウイルスのデルタ株の拡大を背景に、22日に発表されたロサンゼルスの新規感染者はおよそ2700人と1か月前の16倍に増えていて、ワクチン接種を終えていない人を中心に広がっているとみられます。
 一方でワクチンの有効性に疑問を持つ人もいることが指摘されていますが、保健当局は1月から今月20日までにワクチン接種を完了した485万人あまりのうち、感染した人の割合は0.13%にとどまることを発表しました。先週からは、わずかに増加しているということですが、接種を完了していれば重症化する可能性も低いとして、改めてワクチン接種を呼びかけています。

BBCニュース ファイザー製ワクチン、間隔を4週以上空けると抗体増える 
 8週間空けることが、デルタ変異株に対して最適かもしれないという。

 

2021年7月21日 (水)

ワクチン御三家が支える高齢者接種率90%は夢か

ワクチン入荷と接種可能性、かわ整形外科内科は週2400回へ

● 65歳以上の一回目接種率は85.6%と県内優等生

 予想以上に凄い。実施の鍵であるワクチンは揃っており、希望者も予想以上に多いが、市内クリニックの積極姿勢により人口二十万人レベルの自治体としては極めて良好である。

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 実は、71%だった前記事では一回目はもう頭打ちで次回から半減ペースと予想したが、7/5の週は4792人と大きく切り返していた。二回目は73%である。7月末まで残り2週間だが、あと一回目を三千人やると90%になる。肝心の二回目分では8000人こなせば85%となる。菅さんは7月末までに希望する高齢者全てと言っていたが、むしろ希望者が多すぎて微妙になっている。

  ただし7/12の週は6064歳を加えても総数が12000回と少ない。報告(データ入力)ズレによるデコボコかもしれないが、この時の市内接種能力は12500回なので、これでも100%稼働である。

●上尾のワクチン御三家で約6000回!

なお、直近の市内医療機関の申告能力は、なんと15039回と前回申告より2581回、21%も増えた。以下のベスト10のみで全体の57%を占める。

  7月14日 7月1日
かわ整形外科内科 2,400 700
かるがも上尾クリニック 2,000 2,000
西村ハ-トクリニック 1,500 700
上尾中央第二病院 500 500
西上尾第二団地診療所 450 290
藤村病院 400 400
埼玉県総合リハビリテ-ションセンタ- 400 400
かしの木内科小児科クリニック 325 325
前田内科医院 300 300
あげお第一診療所 258 258

 かるがも上尾クリニックは変わらずだが、かわ整形外科内科は三倍増で2400回と一位になる。西村ハートクリニックも二倍増へと、初めから積極的な所が強気である。理由は、接種事業の経験値が増えたことに加えて国のインセンティブが効いているのかもしれない。なお、某クリニックは午後予約なしで受けたという人が何人かいた。

●日本は受ける側よりも打つ側へインセンティブ

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政府はあらたな財政支援策(図はNHKサイトより引用)をした。単純な計算だが、週1000回を4週なら304万円となり、そこへ一日10万円で280万円が加算されるらしい。また7月末までに一定の日数以上やると、医師には7550円/時、看護師等に2760円/時が支給される。

医療機関が疲弊したという一方でコロナバブルの様相もあるようだ。日給3万「ワクチン仕事」に看護師が苦悶する理由

なんと看護師募集で東京23区で日給1・5~3万円。大手町の大規模会場(9~17時)は3万円という相場なのだとか。

ところで、県内では川口市が市費から医療機関へ支援金を払うことで有名だ。その余裕は、市税が34億円も急増しバブル期以来になっているためだ。マンション建設が相次ぎ「都内から高所得の若者世代が移住してきた」のが原因だが、実は高齢者接種率は71%と平凡だ(^^♪)。インセンティブ無しでも高い接種率を実現する街はあるのだ。

欧米では接種率が60%を超してから停滞している。フランスは義務化をチラつかせる。一日3万人超でも規制撤廃したイギリスみたいに、打ちたくなければ、「(死ぬことは無いから)コロナから抗体をもらえ」と言う政策に見える。

しかし、接種が進まないと感染が長引き、その間にワクチン耐性のある変異種でも生まれたら、元も子もないと素人は心配する。オリンピックみたいに「より早く」を競うべきである。

●またワクチン不足へ

 上尾市の7/19で81120人分ある。そこに7月末14箱予定(8190人分)らしいので総数89310人分だ。政府が市中に四千万回の在庫があると言って欺こうとしたときがあったが、それは二回目への引当済在庫のことで、余りではない。しかし8月の入荷が減るらしいので職域接種などは止まっている。どうやら、河野大臣は「実力以上の仕事をしたがる人」という下馬評通りらしい。

 さて、上尾市の接種率を高齢85%、60-64歳75%、50代70%とすると、現状量でトントンになるから、次の若い世代へ接種券を配っても予約受付は遅れる。気を持たせただけになっているが、これは菅さんの失敗である。選挙に行く高齢者分を優先した結果なのだろう。

 大野知事 は「説明もなく一方的な通知で、大変あきれている。国のガバナンスが失われている」不満を述べたのは当然だ

●先日の大野知事による蔓延防止措置の基準とは 前記事

 新聞では人口10万人当たり一週間の感染者数15人以上という指標があった。では20市町はどんな値なのかと県庁サイトを見ても見当たらない。マンボウ宣言ページに電話して出てきた役人も分からないと言う。一年やってきて、埼玉県の行政能力はまるで進化していないのだと思った。

 この指標を使うと、上尾は23.9万人なので一週間で36人以上となる。直近一週間は44人だった。でもその前に県内感染が広がりで、埼玉・神奈川・千葉で緊急事態宣言になるかもしれない。またか、で驚きはない。

 

2021年7月17日 (土)

大野知事が18自治体をまんえん防止措置の区域に追加

隣の伊奈町がマン防の対象になった。

前記事 上尾市の第5波の行方

 大野知事は、さいたま市と川口に加えて20市町を指定した。上尾市は除かれていた。神奈川県は酒提供停止要請だ。

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 マン防はステージ3(感染急増)で出ると思っていたが、ステージ4になる前に東京都に緊急事態宣言を出しているので、もはや根拠も何もあったものではなく、市民が警報慣れしていようがいまいが、サイレンを早めに鳴らしたという感じだ。それしか手が無いのだろう。

 ところで、今日、尾身会長は、この二か月が山場だと言い、人々の移動制限を呼び掛けた。実は昨日は、

「人々が緊急事態(宣言)に慣れ、飲食店も『もう限界だ』との声も聞こえる中で、人々の行動制限だけに頼るという時代はもう終わりつつある」との認識を示した。(朝日新聞)

 混乱しているのは西村さんだけでは無かった。

 緊急事態宣言は休業要請ができ、マン防は時短要請までなのが大きな違いと言われる。また飲食店は夜8時までとなる(指定外区域は9時)と一時間早くなる。東京新聞より

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 県庁のページでは18市町がどういう感染状況だからというデータ説明は見当たらないので、国も県もヤバそうだから早め早めという情緒基準になっているみたいだ。

 上尾市の7/14日の感染者数は結局3人増えて13人へ急騰したが、マン防にはならなかった(今後の推移次第だし、地図を見れば覚悟した方が良い)。でも、隣の伊奈町が指定されたのには驚いた。

感染が酷いのかと伊奈町サイトを見たが、累積感染者数はおろかワクチン接種実績すら見当たらない。これじぁ上尾市に併合した方が良いなと余計な事を想ったが、伊奈町は19~29歳へのワクチン接種券をもう発送済みだ! 小回りが利くのだろうか。上尾市は次の通りだ。

40から49歳の方  7月15日から発送。

30から39歳の方  7月20日

19から29歳の方  7月27日

 政府はワクチンが切り札と言いながら感染が多い若い層へのワクチンを後回しだから、新規感染者数の増加は覚悟している。健康を害しても死ぬよりマシだろうというわけだ。被害が多かった欧米では重傷化しやすい高齢層から接種していたが、日本の場合は理由の一つに選挙対策もあると思う。

 政治をバカにしたり敬遠していると、こうなってしまうという例だと若い人が学べれば良いなと思う。例えば就職状況が好転したから若者の安倍さんへの支持が多かったように、目先であろうが無かろうが損得で選ぶことを他人がとやかくは言えないものだ。

 

2021年7月16日 (金)

上尾市の第5波の行方

上尾市の感染者数で昨日14人と急増した

まず7月累計は41人、うち60代2人、70代1人だ。三人のワクチン接種有無が気になる。ワクチン事業の目的からすれば接種有無も公開すべきだと思う。

日々のデータは、発症(検査)、判明、発表の順なので常にタイムラグがある。そこで判明日ベースでみると、12(月)と13(火)が6人、14(水)が10人だった。10人は、第四波の5/8以来だ。

さて、10人の陽性者が出たという事は、発熱外来で5~10倍くらいの人がPCR検査を受けたと思われる。埼玉県の陽性率は5%位なので、それだと20倍つまり200人が押し掛けたことになる。

市内の一日の過去最高は17人で、5月に二回あった。10~15人の範囲で済めば1月のレベルだが、20人を超してくると上尾市では未知の領域に入り、感染被害が身近に感じるかもしれない。

 春先の4波が関西圏中心で首都圏は正月の3波よりも低い山だったが、五輪に重なる第五波は首都圏が早く立ち上がっていて気持ち悪い。

感染力が強いデルタ株が主流になる時に、政府不信や宣言慣れした人の外出が増えたことが重なるという悪いタイミングになった。前者は自然災害だが、後者は人災だ。

首都圏の第5波は大波を覚悟した方がよさそうだが、菅政権は感染者数よりも重症者数を第一指標にするつもりだろう。そしてオリンピックのために既に緊急事態宣言のカードを切ってしまったから、次の対策が無い。

イギリスでは、接種率が高くかつワクチン効果があるとして、制限撤廃でウイズコロナへ突入しているが、どうやら雲行きが怪しくなっている。ほぼ社会実験になっている。

なんと尾身会長は行動制限だけに頼る時代、もう終わり」とか言っていた。将来的な対策を述べたらしいが、問題は今燃えている火事をどうするかであり、ワクチンが届くまでは、日本には行動制限=人流抑制しかないはずだ。欧米のロックダウンも人流抑制の極端な例だ。

 ワクチン効果も以前ほどの大きな期待が出来ない印象にあるが、ワクチン接種までは感染しないことだ。

 上尾市の累計感染者は1201人、二回接種完了者は43,438つまり、抗体を得るのに、感染するかワクチンかという選択になっている。追記 自分は打たないで周りの人がバリアー(防壁)になって守られるというのもある。

 参考 感染者は市民全体では190人に一人、20代は20代人口の89人に一人。恐らく、濃厚接触扱いや他の病気での入院前検査、任意の民間検査などを合わせると、一万人位がPCR検査を受けた経験があるのではと思う。

 

2021年6月29日 (火)

上尾市ワクチン接種率は快調に71%へ

高齢者接種が7月末に完了できる根拠は、希望者のみだから・・・

・追記 下に指摘した間違いは、06/30 16:30にやっと直した。意外と庁内で教えてもらえない職場みたいだが、あるルートで伝わったため。本件ではpdfなど不要だ。
・訂正
 64-60歳等のカテゴリーが始まっていたので、その分992回を追加して以下の本文を直した。なお、市ワクチンメーターの(2)にあるpdf文書内の冒頭データは間違い(65歳以上の値になっている)。

上尾市のワクチンメーターは月曜日に更新される。個別接種が始まって5週目の集計は快調そのもの。高齢者カテゴリーを見ると・・・

1回目は接種率71.4%、2回目は33.9%。

週間の値は、既に二回目用が中心となり11589人へ増えていた。一回目は4000人と前週より4割減った。合わせた週間の総数は15551回となり、高い値を維持している(単純平均で一日2200人)

 ●参考 戸田市71.6% 春日部市38.5% 川口市56.7%  戸田の7割越えはニュースになっても上尾は無視された。本当は人口が多い方のが大変なんだよね。広報広聴課の能力差なのだろう。

上尾市が他市を上回っている理由は、棒グラフを見ると分かる。個別接種がスタートした週から、いきなりフル稼働に近いレベルだからだ。慣らし運転の期間が無く、いきなり立ち上がっている(逆に見るとこれでも余裕があったのかも)

集団接種を除く65歳以上の五週間平均は約13200回。これに60-64歳の992回を加えると約14230となる。これは75実施機関リストの申告合計12458より1770回も多い。謎だ。

 一回目接種の三週間後に二回目接種が行われるから、一回目の勢いこそ重要だ

集団免疫をアメリカでは6090%と言われ、幅があるのは不確定要素が多くて分からないためという。ここで、上尾市の高齢層は一体何割まで希望するか、7月以降を予測してみた

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 前週比では6/21で▲48%6/28で▲42%と急ブレーキがかかっている。単純に、今週からは毎回、半減するとして7月末週(8/2)までに51千人、77%と予想する。

ワクチン入荷や打ち手の問題もあったが、最重要なのは一回目接種者の掘り起こしだと思う。しかし、来ない人に手間暇かけるのは資源のムダ。数週間前から「予約枠あり」というクリニックが目立っていて、予約枠(=接種能力)が余るのは良くない。自粛や禁酒令なんかより確実な効果がワクチンなのだから、行政はカテゴリー違反なんか気にしないで、医院が申告してきた能力をフルに埋める努力をすべきだ。

つまり70%台達成なんかに満足せず、次の対象層へ遠慮なく進むべきだろう。文句言われたら、感染対策とは個別最適では無く全体最適なのだと言えばよい。

BS101 ワクチン接種~自治体の叫び~埼玉 対策チームの4カ月

 埼玉県庁の対策チームの仕事をNHKドキュメンタリー風に伝えた。物足りない内容だったが、方式を巡る話があった。接種券を年齢区分で小刻みで配るように国の指示があったらしい。彼らは、一括で配る方が予約の混乱は有ってもトータルでは早くできる、と断言した。当時は、分割が良いと思ったが、整然と実施できても、能力拡大への切迫感が無いことが致命的かも知れない。分割方式とは、混乱を責任問題と受け止める人の政策なのかもしれない。

 なお、上尾市は4/17に一括で配っており、40市の中では先頭組である

大野知事は、7月末までに終えらると言った(読売)

県内の個別接種が4万回、自治体の集団接種2万回と合わせて一日6万回の能力となり、「単純計算」(大野知事)で7月末までに約243万回の接種を終えられると想定している。本人が言うように単純すぎるが、結局、能力とは予約可能な数に過ぎないし、接種希望率が低ければ早く達成できる。

上尾にもとうとう現れた、ワクチン忌避の人

先進国での接種率が頭打ちになっている。集団主義の国は接種しないと罰があるが、個人主義を重んじる国は、しない人に罰を与えることが無い代わりに、やる人にご褒美(インセンティブ)を与える(但し民間事業では接種客限定はあるだろう)。

ご褒美があっても医学よりも感情的理由で接種しない人がかなりいそうだ。接種率の低い国は、コロナとの共存を目指すために経済や社会活動の制限が残り、個人へ跳ね返ってくるはずだ。接種が遅れるほどダラダラとした景気回復となり、摩擦の種になりそう。

昨日、上尾駅西口を降りたところで、一人の男がスローガンらしき紙を持っていた。ワクチンや手洗い消毒は免疫を下げる、というような内容だったと思う。医者じゃないハズだ。

コロナに足や羽は無く人間が運ぶ。

その感染を防ぐ抗体をワクチン注射で得る人と、コロナに感染して得る人がいる。

 

 

2021年6月25日 (金)

筋肉注射の刺入点が高すぎるから肩痛・SIRVAになった?

SIRVAや腋窩神経障害を避けるための新しい知見が広まっていないかも… 

 気まぐれな国の指示に翻弄されていると千葉の熊谷知事はツイッターで県民へ理解を求めていた。国が丸投げしたワクチン接種は地方自治体の能力によって進捗に差がでる。従来の、国から手取り足取りマニュアルが来て、ただ実施するだけの下請仕事に安住した人には、問題解決しながら動くことは苦手だろう。

 おかけで自治体の能力差が見える初の機会となった。これこそ日本の副反応である。

上尾市はワクチン接種が65%快調だと前記事で書いた。しかし、今後のネックは打ち手不足では無くワクチン品薄になるらしい。そうすると、早めに64歳以下に接種券を配っても、券を無くしたり、まだかまだかの電話が増えそうだ。

ヒマな高齢者と違い働く世代は多様で、かかりつけ医のいる人は少ない。次のステージは、(川口市のように)駅前で夕方でも集団接種をするくらいの覚悟が必要だろう。

さて前記事で、肩痛が数週間も続くのは副反応では無くSIRVAかも、と書いた。診断を受けたわけでは無く、想像に過ぎないが、注射によるダメージだと思うから、当事者ならでは視点で少し詳しく書いてみた。現在は四週が過ぎ8割位回復した感じだ。

1.上尾市のワクチン模擬接種動画に見る未完成さ

 4/15に健康増進課は集団接種の案内をYouTubeに公開した。その後、「腕を曲げて打つのは間違いだ」と市民から問題指摘がついた。だらんと下すのが正解だが、市は、その正誤を動画内ではなく、動画サイトの説明欄に書いたと、返答している。

 読むと、手袋とかパーティション不備については本番でちゃんとやると釈明していた。一方、映像には「この人はワイシャツですが本番では半袖などを着用してください」と文字を入れていた。粗いシナリオのまま急いで実験したことが伺える。また、忙しい健康増進課には動画編集はムリでも、IT推進室がカバーするような組織的な仕組みも無いらしいことも伝わる。

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 しかし、ここで指摘したいのは、動画内にはSIRVA(サーヴァ: 三⾓筋下滑液包内にワクチン液を注入するトラブル)に係る深刻な問題が見過ごされているかも知れない、ということだ。

 動画を出て、現実の接種でもどうなっているのか心配になる。全国民に三角筋筋肉注射をするという、国家初の大プロジェクトだから100%安全はムリでも、せめてこの程度は医療界の共通認識になっていないの、という思いがした。これこそ、冒頭の自治体丸投げの結果なのだろうか。

2.上から目線は危険だ

 アメリカでは薬剤師でも注射していたらしい。見た目は簡単な医療行為(手技)だが、刺入点という最適な位置を探ることは「新しい理解」が必要らしい。下記の資料を読むと、打ち手は座って打つべきだ。立った視線では位置を読み違うし、直角に打ちにくい。

 私の接種時の様子はもう忘れた。一回目は超年輩、二回目は若い、看護士さん(?)だったことしか覚えていないのは情けないが、立っていたような気もする。先の市の動画は立ったまま、模擬とは言え刺入点の位置決めは雑だった(動画の5'30'')。これでも上尾医師会の監修をうけているはず。

3.SIRVA回避のため、従来の教科書の三横指は好ましくない、という新しい知見

奈良県立医科大学附属病院 臨床研修センターの筋肉注射マニュアルのページはここ。素人ながらも優れた内容だと感心した。

下図は同センターのパンフレットから引用。専門向けなので難しいが、赤枠が要点になる。肩峰と呼ぶ位置から三本横指の位置とされてきたが、そこでは危ない、もっと下だという指摘だ。

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もっと分かり易いのが次図だ。上記サイトにある日本プライマリ・ケア連合学会作成 筋注手技解説動画からの引用。

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このYouTube動画は素人が見ても分かり易く優れた内容だ。推奨する刺入点は、肩峰から下した線と前と後ろの脇下を結ぶ線の交点である。従来よりも下になるらしい。だから「三角筋のこの辺り」というアバウトさで打たれると困る。下図はクリック拡大

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●最適な位置(刺入点)について、同サイトのQ&Aに凄いことが書いてある。


Q2: 「肩峰から3横指下」って習いました。間違いだったのでしょうか?

A2: 少なくとも20年以上前から、その場所に腋窩神経と後上腕回旋動脈が走行していることは国内の論文でも指摘されていました。なぜ教科書が変わらないのかは不明です。また、この問題に関してはテキストに添付されている図が解剖学的に明らかに間違っていることもあります。

 コロナ問題で日本の遅れや問題点がいろいろ露呈した。本件も、こんな基礎的な事すら日本の医療で最新へアップデートされていないんだと呆れた。肩痛被害を受けた身としてはガックリだ。立って打っている人は向上心の無い人なのだろう。

4.打ち手が移動する方式

集団接種が始まった間もない頃にツイッター動画で見たことがあるが、よくできたニュース動画があった

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福岡県宇美町では、座っている市民のところに、打ち手がキャスター付きイスで移動して接種する方式「宇美町方式」を考案した。打ち手が移動する方式は、高齢者の歩行を減らしたり(転んだり)、誘導ミスが無くなる効果もあるが、一番は作業効率だろう。ただし、正確な時間当たりの接種数は分からなかった。

何んといっても、打ち手が座るのでSIRVAの点でも良いと思う。

 

関連 中部日本整形外科災害外科学会雑誌2021/5月 ワクチンの筋肉注射手技の国内における問題点:末梢神経損傷およびSIRVA について

2021年6月22日 (火)

もう一つの上尾私ワクチンメーター

上尾市の接種率65%は県内トップクラス、その理由は医療機関側のフル稼働

高齢者用に加えて、職域接種が始まり、とうとう18~59歳でも自衛隊の接種ができるようになり、複数路線が並行して走るようになった。いいことだ。

さて毎週、月曜にはワクチンメーターとして接種数が発表される。個別接種が本格稼働して4週目を終えた結果がでた。(その前週値と他市比較はかまちょ図書館へ)

接種率 全国 埼玉県 上尾市
一回目 45.3% 45.4% 65.4%
二回目 13.0% 10.6% 16.4%

65歳以上(来年4/1に誕生日となる人まで含む)の第一回接種率は65%である。NHKによる全国値と埼玉県全体が45%なので、上尾は20ポイントも多く、県内最上位クラスにいるだろう。

高く評価しても良い。

なお、ワクチンメーターは接種率と接種数の推移がみたいので、一つにまとめてみた。

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五月末の週から医療機関の個別接種が本格稼働して四週間がたった(グラフの5/31からの四つ)。

週間の値はクリニック側でまとめて送っているから、日がズレているものもあり、ばらつく。そこで、直近の4週平均をみると13,291回と算出された(1回目と2回目を含む)。市の集団接種の計画は504回なので、個別接種の分は12,787回/週となる。(なお最近、健康増進課は実績を発表しないので不明)

クリニック等の個別接種リストは5/7に開示され、その後二回更新された。この間、1200回ほど増え、6/14時点総能力は75機関で週12,185回となる。つまり100%稼働なのだ(ワクチン在庫は今は十分ある)。

関連 ワクチン入荷状況は 81,120人×2回分

市の値では、先週分は1回目が6800、2回目が10000で計16800回となる。これはあり得ないので、報告のズレが含まれているのだろう。

出足はワクチン獲得が少なくて市民に失望を与えたが、今はその穴埋めをして県内先頭を走る。問題は次の段階だ。二回目接種が本格化すると、一回目接種の伸びが弱まる。しかし、決め手を欠く日本のコロナ対策にあって、ワクチン接種は唯一の医学的な対策だから、一回打った人はたぶん99%が二回目のリピーターになるだろう。

しかし、集団の何割がワクチン接種を受けるのかまだ分からない。今のペースではシニア層市民は接種に協力的だから8割を超すのではと期待するが、果たしてどうだろうか。

ここから先は、集団主義と個人主義のぶつかる領域になりそうだが、インセンティブ無しで高めて欲しい。

 


●肩痛が酷い原因はSIRVAかも

二回目接種後の肩痛のひどさを前に書いた。三週間たっても三角筋が痛くてペンチプレスなどは以前の半分程度である。そしたら、ニューズウィークにアメリカ人記者の体験記があり、これはワクチン副反応では無く、筋肉注射そのものの前からある問題だという。

国内の医学論文もあった。良くは分からないが、三角筋下滑液包内への不適切な注入によると考えられるSIRVA(サーヴァ)らしい

ワクチンの筋肉注射手技の国内における問題点:末梢神経損傷およびSIRVA について

つまり、下手だったというわけ? (>_<)

 

 

 

 

 

2021年6月21日 (月)

デフレとコロナ禍で縮む街-1

パイが縮む中、アチコチで競争が激しくなっている

 二年近くもコロナと不況で大混乱している。と言ってもコロナバブルによる好況組もあるから全滅ではないが、内需、とくに飲食と旅行業界とそこへの依存産業は深刻を通り越している。

 たまに撮ってあった市内の風景があったので、棚卸風に書いてみた。

1.東口駐輪場の仁義なき価格競争

 畠山市長の数少ない功績の一つに駅前放置自転車問題の解決がある(別途、市長選ネタで書く予定)。その結果は、丸広では無料時間を三時間から二時間へ短くしたように、界隈の駐輪場オーナーには増収になったと思う。が、一年もしないうちに需要喪失が起きた。高校の休み、テレワーク等で定期利用者が激減していた。

その頃、東武ホテル裏通り(スズラン通り)で建替えオープンしたのが市川駐輪場だ。12時間100円という値ごろ感は、隣りの大栄サイクルパーク上尾駅東口(収容約520台、旧レイクランド上尾) の1F=8H100円、2F=8H100円から客を奪うには十分だった。

同じ百円で4時間も長く、しかも10mでも駅に近い方が選ばれるのは人情だ。その後、向いビルのパチンコ屋が閉店しBPARK AGEO PRINCEという駐輪場ができた。2時間タダ、その後8H80円、12H100円という小刻みな設定で差異化を図っている。

(この様子はストリートビューのタイムマシン機能で分かる)

後からオープンした方が価格競争を仕掛けたのだが、なんと今年(?)逆襲にあっていた。大栄サイクルは、1Fは12H90円、2Fは一日70円という破壊的な設定にした。

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よっぽど怒ったんだろう(笑)。これで勝負はあった。

古い施設は償却が進んでいるが、後発側はこれ以上の値下げはできない。一日70円は20日で1400円だから、月ぎめ駐輪場よりも安い。日頃、あの非効率なコストセンターばかりを見ているせいか、こういう民間競争は清々しく見えてくる。たとえ敗者がいたとしても。

しかし、駅前立地というだけで胡坐をかける時代は終わっている。

参考 上尾市すずらん通り(他人のブログ)

2.百円ショップが百貨店に招かれる時代

 駅前にデパートのある市が減っている。商業的なランドマークとしての地位はもうないけれど、個人的には丸広はずっと残って欲しい。たとえ丸広不動産になったとしても、統一的に運営されていれば雰囲気は良いが、雑居ビルみたいになると惨めな姿になる。

 デパートの商品にはヨーカ堂やユニクロや無印良品では見られない豊かさがある。でもそうした売り場は消えてゆき、2月にダイソーがでっかくオープンした。これで大型商業施設の全てに百円ショップが出店したことになり、デフレによるチェックメイトだ。しかし、丸広の外壁広告幕にダイソーの看板がまだ無い。百貨店のプライドが邪魔をするのかな…。

既に均一では無い品揃えになっているから、百均とか百円ショップという名前を替えて最近はバラエティショップと呼ぶらしい。昔、子供の頃、万屋(よろずや)という店があったが、ダイソーは7万点も扱えるから現代の万屋である。昔は粗悪品が目立ったが、品質も向上し、今はいわゆるコスパに優れた商材が多い。

バブル崩壊後に伸びた業態だが、ダイソーの前身はこんな姿だったのを見たことがある。

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 写真 ダイソーの新卒採用サイトより引用

百均の起源はもっと古く、多数を扱うために個々の値段を付けるのが面倒だったことから来ているらしい。大型店の軒先を借りた露店商、移動販売である。ある意味、中に入れてもらえない格下の扱いだったのだが、とうとう百貨店から招かれるまでになった。日本が長いデフレだからだ。 

ちなみに私的なベスト商品は、昔、出張時のホテルで役立ったリール式のLANケーブル。これが百円とは信じられなかった。今でも出張バックに入っているが使い道は無い。室内の物干し用かな?。図はエレコム製で1600円もする。

Lan

3.イオンモール上尾による空床

 イオンモールへ出店するために、上尾市内や近隣市から移転したテナントが目立った。空床問題は市内の中小不動産オーナーを直撃している。

 空いた所に何が入るか気になったが、これと言った業種・業態が無い。強いて学習塾だつた。駅前は進学塾、周辺部は補習塾という棲み分けが多いが、少子化やネット配信塾もあるからもう飽和していると思っていた。むしろ塾間の競争が激しく、今まで上尾に無かった進学塾が進出している。根強いニーズは、ムリをしてでもカネを出す親がいるからだ。

 あと、スポーツジム系も増えているが小型施設が目につく。卓球場なんてあったが、本気でやっているのだろうか?。

元々、駅前で目立つのはクリニックと薬局の増加だ(タワマン下のA-GEOタウンには医療系が8つもある)。今回、ワクチンの個別接種リストを眺めていて、少子化が産婦人科や小児科を減らし、高齢化が整形外科歯科を増やしている印象を受けた。特に整形外科は、肥大化した健康保険税に依存した老人サロンになっていないか。つまり体のいいマッサージ店化だ。

小児科も自治体の子育て支援という名の「子供医療費タダ」が無いとやっていけないかもしれない。

4.から揚げ店競争

上町の北西酒造横のコンビニ跡地に、二年前、肉スタというレストランがオープンした。一度行ったが特徴の無い小さい店だった。一年もしないうちに閉店したので驚いた。

不動産の契約期間という縛りがあるから不思議だったが、直ぐ次の店ができた。看板が「bb.q OLIVE CHICKEN café」となっていて何の店か分かりにくい(オリーブチキンカフェ上尾店)。韓国で人気のチキン料理らしいがシニアには入りにくい。共にワタミ資本の店なので、素早い業態変更だったらしい。

同じ敷地内に、去年秋にできたのが「から揚げの天才」という店。から揚げと、テリー伊藤こだわりの玉子焼きの専門店だという。

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開店日には、テリー伊藤さんもワタミ社長と共に来た、とネットニュースにあった。従来の半分、999万円で出店できるモデルの一号店という。駐車場などの空きスペースの有効活用にもなり、二年で投資回収できるを触れ込みにFCを増やすモデルらしい。

コロナ禍用にネットでテイクアウト予約もできる。テリーさんの卵焼きは650円+税だ。

我が家のテレワーク組が昼に買っていたが、リピートはしてなかったと思う。種類を特化した弁当屋みたいだが、昼時間が少ないドライバーのような外回りの人に向いている。一番人気という「から玉弁当」でも買うために、ネット予約して車で行ってみるか・・・。

既にタピオカブームは失速し、今は唐揚げ店が増えているらしい。近くのガストにも「から好し」というテイクアウト店を構えている。飲食業は競争の激しい多数乱立だから、出店タイミングが悪いと痛い目にあうわけで、独立開業の方はご用心をだ。

5.飲食までコスパを売りにする貧しい時代に生きる・・・

北上尾のPAPA横にあるスタミナ太郎が閉店した。今は改築していて、回転焼肉という店が7月にオープンする。

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 厳しい飲食業の中で、焼き肉店は良い方らしい。材料を出すだけで、客が調理するから、人手がかからないためかと思ったが、客テーブルにある排煙装置が店内換気に役立ち、店内空気が数分で入れ替わる安心感が人気のようだ。

ところで、この店は「廻転レーン焼肉いっとう」という名前だが、Webサイトの無い会社なので素性が分からない(笑)。客が回って焼くのだろうか、回転ずしを思わせてもイメージ出来ない不思議なスタイルだ。コロナ禍での非接触型サービスを追求したのかもしれない。

写真には驚異のコスパとある。

前のスタミナ太郎も低価格で腹いっぱいな風で、なんと中高生あたりに人気があったらしい。子供がこんな所に行くんだと呆れたものだが、若い人には安くてたくさんが受ける。しかし、外食の場までコスパが重視されるなんて、実は日本がビンボーになっていることを認めたくない方便なのだろうと思う。

でも珍しいから行ってみっか。

 つづく

 

2021年6月12日 (土)

ワクチン廃棄ミスより生産性が低すぎる市役所

ワクチンは余る。ワクチンメーターのスピード違反こそ大事

 上尾市が東保健センターでやっている集団接種で、一回分のワクチンを無駄にした、と埼玉新聞が伝えた。全国の自治体から伝わるトンデモ事例と比べたら、些細な事なので大手新聞は取り上げない。でも、プレスリリースしながら市HPには載せないのはミスだ(※1)。
 下に要約した。


上尾市は10日に明らかにした。6日に東保健センターで行われた集団接種で260人を予定していたが3人がキャンセルし、医療従事者に接種しようとしたが1人分の不足が判明した。使用済み容器を確認すると、注射器に5回充填できる容器に、1回分が残ったまま廃棄されていた。
健康増進課では「トレーにきっちり5本の注射器を用意し確認すれば防げたミス。今後は作業工程を見直して再発防止に努めたい」としている。

なお、直ぐに「数を数えられない桶川市職員がいた」というニュースがでて、上尾のニュース価値は更に下がったが、来週のワクチンメーターには一回分廃棄を示さないと数が合わないね。

 1170回分を廃棄 桶川市、数の確認せず

(追記 桶川市サイトに報告はあるが23万円の損失(国費)への言及は無し)

戻って、上尾のニュースには気になる点がある。

5回分用の従来型注射器を使っているのか否かだ。針の中のデッドスペースに液が残るためにムダが発生することは伝えられており、6回分とれる注射器もあるがそちらは品薄らしい。つまり、初めから歩留まりの悪い方式だったら、今回のは笑い話みたいなもの。それでも、残液を集めたら一人分になるだろう、と思うのは人情である。

もう一つ、ファイザー製ワクチンは一回2000円らしいので、その程度の損失に過ぎないが、本当の問題は行政の集団接種はムダの塊であるということだ

市の集団接種は約250人を一日(何時間かは不明)で行う。受付から7工程位に分けて人員を配置する。保健センターの技能系や事務員だけでなく、一括外注したスタッフ15人位等、総勢20人以上で運営している(体験記より)。予約制なのに駐車場に誘導員まで揃えた歓迎ぶりである。こうした対応は市民に寄り添うというより、声のデカイ一部市民のクレームを恐れてのことだろうし、そもそも資金の裏づけがあってやれることで、褒められたことではない。

一方、上尾市内で最大の功労者はイオンモールにあるかるかも上尾クリニックである。週2000回を上限にしている。実績は非公開だが、最大で一日300人位とか、スタッフは10人もいないらしい。市の大袈裟な運営と対照的だ。

(なお、同クリニックは開業間もないので認知度アップという動機もあるだろう。HPに「営業」と書くようにマーケティングとしては接種協力はよいタイミングだ)

この生産性の違いこそ重要だ。ワクチンは必ず余る。国は人口分に近い数を揃える計画だが、接種が進むほど接種希望率の限界に突き当たる。上尾市は過剰な外部スタッフを削減すべきだ(或いは医療機関へ応援派遣する)。ちなみになぜ行政が過剰な人員になるのかというと、彼らは仕事を細分化しすぎるためだ。意味が分からなければ、医療現場へ手伝いに行くか、爪の垢でも、を勧める。

自衛隊の大規模接種センターの予約枠も8割以上空いたとか、無断キャンセル4000人でたとか伝えられる。足元の上尾市だって二週前から予約枠に空きがみられる。初期の予約殺到騒動の人たちは、もうみんな予約できているわけだ。既に、接種率の拡大のために何をするかがテーマになっている。今の段階で、供給能力>実需ということは接種計画の甘さだと認識して前倒しすべきである。

上尾市 基礎疾患・高齢者施設等従事者・60から64歳の人の接種券を6/25(金)に発送。とあるが、対象人数も書くべき。

川口市は6月末で高齢者用を終えると宣言し県内最速を目指す(産経記事は消えていた)。

希望率を65%(91000人)に設定しているためもあるが、来ない人への勧誘努力は時間(カネ)の無駄なので合理的だ。集団接種は旧そごう店の1カ所に集約して一日Max1890人、夜間の部も用意する。また月3千回以上の医療機関へは一千万円など支援金も手厚い。

感染爆発した欧米でも接種率の頭打ちが起き、60%が限界のようになっている。日本ではワクチン陰謀論は無いが、副反応への拒否感はありそう。どこまで接種が進むのか興味深いが、行き着く先はマスク着用拒否問題どころではない、深刻な新しい問題が待っている。

検査の簡便さ(インフルエンザ並)、ワクチン、治療薬の三点が揃うまでは新型コロナは終わらない。

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※1 探した時は不明だったが…本日みたら6/10付けであった。しかしシステムのページ更新は06/13/2021 03:06:08 だった)。

関連 川崎市、ワクチン6396回分廃棄…冷蔵庫メーカーに問題

2021年6月 7日 (月)

上尾市ワクチン接種の二週目と能力の微増

上尾市ワクチンメーターでは35%達成。でも本格稼働の二週目は前週比▲16%と早くもペースダウン

  • 尾身さんのプチ乱

分科会の尾身茂会長の「いまの状況で(五輪を)やるというのは普通はない」発言を巡って紛糾している。

今までの忖度型から距離を置いた発言に政権側が怒っている。菅さんはコロナ対策では自分の意見を語れず「専門家の意見を聞いて」を繰り返してきたが、こんどは予定外だったのだろう。

官僚的な尾身さんは「中止すべき」と言ったわけでは無いので辞表覚悟では無い。菅さんのギャンブルに無条件で付き合うのは危険だと察したのだろう。失敗続きの菅さんは成果だけが欲しいのであり、お祭り騒ぎがもたらす被害の責任は専門家に押し付けられることを感じたのだと思う。

日本のコロナ対策の一貫手法はお願いであり、単一日本人だから通じたが、何度もやると慣れてしまい第四波などは減衰までとても時間がかかった。今の緊急事態の延長もオリンピック前に減らすためであることを知っている。だから、みんな言うことを効かなくなっている。そこへ、陽気で体育会系の外国人関係者に出歩かないようにとお願いしても効果あると思う人はいない。

しかし、去年と違って外国政府から中止を求める意思は無いようだ。ガイアツが無いのだから止められない。組織委員会が精神論からどこまで具体的対策を取れるかにかかっており、最近はパブリック・ビューイング廃止がでた。ツイッターではパブリック・ブーイングと揶揄されていた。試合の前にPCR検査で負け、というヘンな大会になりそうだ。

 

1.ワクチンメーターの針は進んだ、が。

健康増進課が最初に発表したのは6/3木だった。次は一週間後と想ったら、6/7月曜日にでた。早くてイイネ💓。
それによると一回目接種は前回の17%から35%まで進んでいる。個別接種のフル稼働が二週目を終え、グンと進んだように見えるが、実は差分をみると先週は10170人である。その前の週は約13千人なので、▲16%(二千人)少ないのだ

減った原因は、予約状況で空きを訴えているくらいだから、シニア市民のワクチン希望が早くもペースダウンしたかもしれない。これは大きな問題だ。未接種が増えると次の対象者区分を早めに着手した方が良い。また、その先の最下位の一般人相手になった時は、かかりつけ医の無い人が多いから、土日とか夕方とか市の集団接種の回数増が不可欠になるだろう。

2.上尾医師会の50%が協力しているが、接種能力は微増。

上尾市医師会は会員約150名で構成されている。市のリスト(6/4)では75医療機関が参加しており50%の参加率となる。リストを見ていると耳鼻科や眼科は参加していない。しかし、政府は歯科医に協力を求めている位だから不思議な事情に見えてくる。

5/7時点の接種医院等一覧表は11027人だったが、6/4の新しいリストでは11557人へ500人ほど増えた。ただし5カ所がまだ未稼働である。なお、「かかりつけ患者のみ」は週2400人分ある。

接種率が日本一の和歌山の例がよく報道されている。ある日のテレビでは「かかりつけ医の積極的な協力が接種率の高さにつながっている」と県が言っていた。

和歌山市の医療機関の6割強が協力していて耳鼻咽喉科・眼科・産婦人科も加わっている(約430の診療所のうち280が応じた)。担当課長は「医師会と良好な関係がありまして・・・」と言うが、違和感のある話しだった。

これは非常事態なのに、国が自治体に転嫁したからそういう二者間の関係性が接種率につながるのだろう。単純に政府の指導力の無さと無責任さである。

それにしても、打ち手不足と言いながら、医師会協力が60%で多いというのもヘンな話だ。実は、データそのものが無いために、日本のワクチン接種が進まない本当のボトルネックが何なのかもよく分からない・・・。

3.公と民間では随分と違う

市が行う集団接種はものものしい体制でやっているが、民間医院での接種はだいぶ違うようだ。

予約していないのに接種券をもって尋ねたらその場で列に並んで打てた、という人がいた。大口リストの医院なのだが、民間らしい柔軟さに感心した。医療がサービス業であることが分かっているクリニックなのだろう。、

別な医院では、接種後に15分間待機するがそんな時間チックなどしてないから、早めに出てきたとかの武勇伝も聞いた。実際、アナフラキーさえ起きなければ大した問題では無いのだろう。ただ、そこそこ老夫婦で一緒に打つという人がいるようだ。

ある医院では、当院の患者に限定しつつ、電話予約はしてません、みたいな貼り紙があった。

なお、接種したら200円分のイオンモールの買い物券がもらえたと書いている人がいた。凄いね。

原液の濃い―のとか薄め過ぎたのとか、果ては同じ人が二度打ちしたとか、まぁ3600万人もいるのだから、そのくらいにはおどろかない。その内、勝手に注射して帰った人が現れた、もありそうだ(昔のインシュリン注射みたい)。ただ、それらをミスと報じるのはヘンだ。医療事故だと思う。

 

参考 世田谷区は一般向け配布へ













保坂展人 @hosakanobuto




世田谷区の「ワクチン接種券」を送付する日程です。
60歳から64歳までの方(67000人)に6月12日から送付。
50代の方(142000人)には6月30日からの週、
40代の方(154000人)7月5日からの週、
30代の方(131000人)に7月12日からの週、
16歳から29歳の方(140000人)には7月20日の週に
順次送付。

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