コロナワクチンナビの謎と上尾市
政治家と厚労省のやってます感アリアリのワクチン配布に振り回される自治体
大阪の第四波の感染拡大が凄いのに、関東圏が微増傾向で済んでいるのは不気味な感じだ。目に見えて増えてきたら、また『モグラ叩き』戦術を繰り返すしかない日本にとって、ワクチンは希望の星になっている。でも、カテゴリー1の医療関係者に浸透しないままカテゴリー2の高齢者接種が始まった。
●厚労省のコロナワクチンナビはどう使うのか…
これが良く分からない。上尾市の場合だと

試しに、2つの☑を入れて検索すると、『・・・見つかりませんでした』。
という恐ろしい答えが返ってきた。上尾は「無い…」のかと絶望がかすめる。
実は「一般受入可」のみで絞り込むと馴染みの病院名がでてきてホッとするのだが、「まだ登録されていません」とかのメッセージがでればマシなのだ。官庁サイトはなんとも素っ気ないから、こんな調子では上の電話番号に掛けてしまうだろう。なんのためのWebか分からない。
このナビは医院の予約混み具合を見るだけなのか?。予約入力はここからできる感じはしない。サイトの認知度が低いのは、役に立たないためというよりも厚労省が期待されていないためなのかもしれないなと思うしかない。
●この順番は合理的なのか情緒的なのか政治的なのか
◆接種優先順位
1. 医療従事者
2. 65歳以上の高齢者(昭和32年4月1日以前)
3. 基礎疾患のある方・高齢者施設等の従事者
4. 上記以外の方(一般の方)
真っ赤に燃えている所や周辺に水を撒けば延焼を抑えられるのに、平等とか高齢者リスクだとかで、全国に広く浅くワクチンを供給する。投票行動が高いシニア向けの選挙対策を兼ねているとしか思えない。
で第二順位は全国で約3600万人の高齢者なのだが当初供給が少ないため、第1便を受けたのは全市区町村の1割弱という。多くの自治体は本格化を5月の大型連休以降と見込んでいる。
昨日、テレビでは一斉に八王子の例を伝えていたのは菅首相が見学に行ったためだった。そのネット予約は開始30分、電話受付も1時間半で締め切られ、その後は苦情電話がつづくのだそうだ。流石にFAXはないのだろうか。八王子市は高齢者16万人に今月分は1950回分というから82人に一人の倍率だ。
でも、何倍であろうと、「一般の人」にはこのワクチン騒動はただ恨めしいだけかもしれない。
●上尾市のワクチン接種は5/8土から
上尾市のコロナ情報は日々の感染者数についてトップページからリンクで伝えるが、ワクチン情報については相変わらずコロナ関連の中にしまってある。早々に問い合わせが来ると困るからだろうか・・・。
第一便は、4月26日の週に0.5箱×2回分のワクチン(485人分)が配布予定とある。65歳以上は65000人なので第一便は134人に一人の当選だ。宝くじよりは良いし、高齢者の累積感染は約300人に一人だから、当りやすいかもしれない。ただし80代は212人に一人まで迫っているから、罹患と接種の競争になっている。
でも本当のスケジュールは良く分からない。国は6月末までに3000万人の二回目分を配布といっている。つまり届ける所までは国、実施は自治体だと言っている。ここでも自治体の力量の差が出てくるわけだ。
で、「一般の人」達はアストラゼネカが加わる夏の終わりか秋なのかも知れない。まだ半年は気が抜けないというわけだ。
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