カテゴリー「スポーツ」の127件の記事

2023年11月21日 (火)

ブランド化が定着した上尾ハーフマラソン

 だからインフレに勝てた! 

風もなく良いお天気の日曜日でした。市民ランナーには温かい方が良いでしょう。

上尾駅頭で、「競技所はどっち」、と慌てて尋ねた人がいて、遅刻しそうなのかと思いましたが、9時号砲でも、一般ランナーは後方から出発なので多分間に合うで笑。

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陸連ボランティアが言うには、今年は定員割れと言うので驚きました。参加費用を4割も値上げ、五千円を7千円にしたらハーフの相場からは高いらしいです。

なるほど、「値上げで客離れか」と思いましたが、どうも彼の勘違い。クオカード500円では帰属意識が薄いのかも…

市発表は次の通り。値上げ大成功です! (評価はハーフの部で見ます)

第36回2023 定員 エントリー 前年比 2022 2019
ハーフ 5,500 6,134 108% 5,696 6121
5㎞ 1,500 1,396 121% 1,154 1668
3㎞ 1,200 295 145% 203 621
8,200 7,825 111% 7,054 8,410

(コロナの影響のあった)前年比で1割増です。コロナ前19年の水準に戻したのはアッパレです。出所不明ですが( ゚Д゚)、2010年の9641人が最高らしいです。道路や運営のキャパシティからは八千人が上限みたいですね。

上は招待選手も含みます。エントリー数の10~15%割位が欠場し、そこから5%位が未完走です。つまりエントリーに対する完走率は20%です。上の2022年をクリック。

●値上げしても集まったから、ブランド化に成功

世界陸連及び日本陸連公認というのはコースとしての格付けが高いです。近隣では川越くらいのようです。

さらに、箱根駅伝の常連大学がチーム内選抜に使うというのも話題性を高め、本気で走る選手が多いということになります。

そして、市民ランナーの星である川内優輝選手が招待参加するのも幅広い世代に親近感を与えます。川内君が選手を引退したら、市長選に招待したらいいと思います。

その他には、平坦なコースとかもありますが、交通の便の良さは上尾の強み。JR駅から徒歩30分、車でも訪れやすいです(選手用500台/千円)。イオンモール上尾ができたのもメリットかと。

値上げの背景は語るまでもなく、人件費増つまりは警備費増のようです。いささか過剰警備にはうんざりしますが、受益者負担なら良しとします。

 来年はガンバレ、一万円!

結果は、ポール・クイラ(JR東日本)が60分47秒で優勝。2位はブライアン・キピエゴ(山梨学大1)で61分07秒、日本人学生最上位の3位に61分16秒で山口智規(早大2)。

第36回2023上尾シティハーフマラソン開催要項

こんなにあった過去記事

今はベルトの上を時速6kmで歩くのがノルマですが、昔の記事を読んでいたら8kmで走っていたらしい・・・

2022 3年ぶり開催の上尾ハーフマラソン、学生有力ランナー

2018 設楽選手in 上尾シティマラソン、新記録はでるか

2016上尾シティマラソン結果速報・ハーフ、5km、3kmの部

2015上尾シティマラソンはさいたま国際マラソンと同じ日にかぶった

2014上尾シティハーフマラソンのどこよりも早い結果速報

2014上尾シティマラソンの開催費用と招待大学の参加状況

2014 上尾シティマラソンは常連の川内選手と箱根駅伝学生選手ご一行様

2013 上尾シティマラソンの総括が知りたいけど、Web上には何もない

2012 上尾シティマラソンに川内優輝選手の姿を見た

2012 上尾シティマラソン2012に川内優輝選手が参加するコース図

 

参考 【2023年最新版】 2022年公認ハーフマラソンランキング 目標となる記録を決めよう!

 

2023年2月 5日 (日)

埼玉県駅伝競走の第一中継所風景_上尾駅前

もはや平時、三年ぶりの開催。

通行規制の効果なのか車は閑散、そして応援の群衆も閑散 (^-^?) しかし良い天気でした。

8時半に、さいたま新都心駅前をスタートし、上尾丸広店前は9時少し前に先頭ランナーが来ました。第一区間なのでタイム差は小さく、9時10分には交通規制は解除へ。

ゴールは熊谷スポーツ公園、距離は40kmほど。男子は一般、市町村、高校のチームからなり、高校が30校くらいなので、高校駅伝大会かと見まがう感じです。選手名簿が公開されています。なお女子は鴻巣でやってます。

第90回 埼玉県駅伝競走大会

先頭ランナー 

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その他・・・

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これは、DNAの駅伝みたいなもの・・・

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本大会のエントリーは74組あったらしいですが、疾走したのは62組になったようです。実は男子の組の応募枠は100組なので、かなり少ないです。
 なお、協賛企業には金融や大手企業の他に界隈の大学も名を連ねていますが、最後の方にマレリ株式会社の名を見つけた時はなんだかホッとしました。

結果は上の公式サイトにでるかも。

 

<埼玉県駅伝>速すぎる…うなる指揮官 埼玉栄高男子が完全V

 

2022年12月19日 (月)

深夜三時まで歴史に残るワールドカップの決勝戦を見た

夜更かしは三文の徳。

1-2min read

追記 サッカーは世界一でも、民度は低いまま


迷ったが、見て良かった。

昨夜、というよりも本日午前零時から三時半ごろまで見た。

ワールドカップの歴史に残るような凄い試合だと思う。しかも、カタール大会で唯一の生中継をみた試合がこんな凄い試合となったので、眠いけど得した気分となった。

結果は アルゼンチン 3 対 3 フランス

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本日は、朝から夜までこの試合のハイライトシーン、或いは再放送をしていた。

結果を知って見るのとリアルタイムで見るのとでは感動は比べようがない。

点の入らない試合は退屈になりがちだが、強豪国の戦いの決勝戦で6点も入るのは珍しい。

しかも、二人のスーパースターで合計5点だ。双方のサポーターにとって、こんなに興奮する試合展開は無いだろう。

残念だったのは、後半のたった2分程度の間に、仏のエムバベが2点をあげて、試合の行方が分からなくなったことだ。

何が残念かと言えば、この時、トイレに行って、一部見逃してしまったのだ (>_<)

予想の付かない展開になってしまったが、結果的は、優位に進めていたアルゼンチンがPK戦で勝った。

メッシのMVPは当然だが、監督の采配tも良かった。マルティネスが最優秀ゴールキーパーに選ばれたのも当然だった。

メッシが好きな理由は、日本人みたいに背が低くいのに秀でているからだ。

ヨーロッパのチームは背が高い選手が多いが、アルゼンチンの選手はヘディングで不利と分かる位の身長差があった。しかし足元のボールさばきは圧倒していた。日本人だってできないはずは無い。

なお、NHKの中継放送では、現地解説の山本昌邦(U-23日本代表監督)さんの話がとても良かった。PK戦で外す選手は、初めから出場している人に多く、後から入る選手は(疲労が少ないから)成功確率が高い、と語る最中にその通りの結果となった。

アルゼンチンの前回優勝は36年前というから1986年のこと。バブル景気が始まった頃である。日本のサッカーは退屈なスポーツでしかなかったが、マラドーナの活躍をテレビで見て衝撃的だったのを覚えている。

録画放送だったか衛星中継だったかのは覚えていないが、14インチのブラウン管の中である。

ワールドカップ アルゼンチン36年ぶり3回目の優勝【詳細】

 

2022年11月19日 (土)

3年ぶり開催の上尾ハーフマラソン、学生有力ランナー

第35回 上尾シティハーフマラソン

結果は文末に


世界陸連及び日本陸連の公認大会である。ハーフ大学生男子の上位2名はユナイテッド航空ニューヨークシティハーフマラソンに招待される。

ハーフ:5,500人 5㎞:1,500人 3㎞:1,200人 1㎞・1.5㎞:500人

以下、月陸オンラインより抜粋 

出雲駅伝と全日本大学駅伝を制した駒大は4年生から円健介、東山静也、藤本優太、山野力がエントリー。山野は同日の10000m記録挑戦競技会に出場を見込んでいる。

國學院大は中西唯翔(4年)や1年生の青木瑠都、上原琉翔などが登録。

中大からは今年の箱根駅伝8区3位の中澤雄大(4年)や同7区の居田優太(3年)などが登録。
早大は小指卓也(4年)や安田博登(同)、辻文哉(3年)らがエントリー。

東洋大の石田洸介(2年)、梅崎蓮(同)などもエントリー。10000m記録会とどちらに登場するか。

他にも順大、帝京大、法大、東海大、東京国際大、城西大、山梨学大といった箱根駅伝出場チームが出場見込み。

招待選手はプロランナーの川内優輝(あいおいニッセイ同和損害保険)。大会のゲストは競歩日本代表の岡田久美子(富士通)などが務める。

ハーフの部は11月20日9時にスタート。

ライブ配信でも見ることができる。テレ玉

 


大学生の部は月陸オンラインより 
■第35回上尾シティハーフマラソン学生上位成績(ハーフの部)
1位 B.ムルア(山梨学大)1時間1分17秒
2位 円 健介(駒大)1時間1分51秒
3位 赤星雄斗(駒大)1時間2分00秒
4位 松永 伶(法大)1時間2分03秒
5位 内田隼太(法大)1時間2分12秒
6位 浅井皓太(順大)1時間2分13秒
7位 鶴 元太(國學院大)1時間2分15秒
8位 安原太陽(駒大)1時間2分25秒

●参加者が調べる、速報TECNET

●大会本部の結果ページ  下記は前回のもの

第32回2019上尾シティマラソン 出走率・完走率(11月19日時点での速報です。)
  エントリー数 スタート数 フィニッシュ数 出走率 完走率
ハーフ 6121 人 5266 人 4960 人 86.03% 94.19%
5km 1668 人 1482 人 1478 人 88.85% 99.73%
3km 621 人 557 人 555 人 89.69% 99.64%
合計 8410 人 7305 人 6993 人 86.86% 95.73%

 

 

2021年8月 4日 (水)

もみじの次はさくらが咲いた

共に金色だった女子スケートボード

ティーンエイジゃーの遊びがスポーツ種目になったような感じがするけど、見ていて楽しい。

選手同士の関係性が勝ち負けにこだわる姿では無く、彼ら彼女らは仲間内で技を披露して楽しんでいる。「できたこと」への称賛と「できなかったこと」への配慮を体で表す姿に驚いた。そこには相手の失敗を喜ぶという姿はない。ある意味、最も進化したスポーツに見えた。

不良の遊びと勘違いしていたが、素晴らしい光景で、今回のオリンピックで見られたのはとても良かった。

で、最初のストリートは競技的には物足りなかった。階段の手すりを滑り降りると言う、「普段やってはいけない行為」をあっという間にやってのけるが、ビデオでスロー再生されないと何をしたのか分からなかった。しかも、ヘルメットやプロテクターを着けないで滑るから、見ていて危なかっしくて仕方ない・( ゚Д゚)。

それでも、女子ストリートの金メダルが西矢椛ちゃん13歳だった。無欲な感じが良かった。

本日朝、女子パークの予選の一部を見た。うまい具合に昼過ぎに決勝も見られた。パークの方は見ていて分かり易い。

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四十住さくら選手が金メダル、銀メダルは12歳の開心那選手だった。椛ちゃんよりも更に若くなった。一時は、123位が日本人だつたが、最後の演技のなかの最後の技で失敗した岡本碧優選手は残念だった。あれが決まっていたら金銀銅だった。しかし、銅メダルのスカイ・ブラウン選手も母親が日本人だという。父親の英国籍で出たのは日本だと競争が激しくて出られないためかな?

それにしても、子供の名前が難しくて読めない・・・

金メダルは20個位だが、女子の活躍が目立つので数えたら10個も取っていた。凄い。

 

2021年7月28日 (水)

五輪開会式イベントには予選は無かった

スポーツとマスクは矛盾するが・・・

 東京五輪は史上最も高額な大会になると言われているが、昔の招致段階では7,000億円だった。国民負担を軽くするため、既存施設を使った「世界一コンパクトな五輪」とか「世界一カネのかからない五輪」だった。でもそれは招致のための方便だったのだろう。

 去年末の組織委員会の第5弾予算では1兆6440億円で、うちわけは次の通りだ。

 組織委員会が7210億円、東京都が7020億円、国が2210億円

組織委の予算とはスポンサー料やチケット代・放映権料など。中止するとゼロや返還金が発生して数千億円規模の赤字になるという。それを誰がどう負担するか、という問題になるからIOCには中止の選択は無かった。「金儲けの祭典だからやめられない」では世間は納得しないから、国内向けに「コロナに打ち勝つ」と言った手前、菅さんも後に引けなかったが、これって森友疑惑で「私が関与していたら辞める」とムキになって言った姿に似ている。五輪の動機はIOCはカネ、国内はメンツなのだ。

7/25に、分科会メンバーで大会組織委員会の専門家円卓会議の座長・岡部信彦内閣官房参与は、東京都で「重症患者を引き受けられないような状況になれば、同時並行で(五輪を)やるのは、非常に難しい。大会の中止も視点に入れるべきだ」とテレビで言っていた。

 最新の金額は報道されないのに、外電では総支出額は200億ドル (2兆2千億円) を超し、ロンドン五輪よりも110億ドルも多いと伝える。でも、毎年、赤字国債で埋める暮らしぶりを繰り返す日本は、もうマヒしていると思う。

 で、金曜夜に世界一高くついた東京五輪の開会式をテレビで見た。毎日、試合観戦で書く暇がなかったが、忘れないうちに書いておこう・・・

 視聴率は関東で56.4%と1964年の61.2%に迫るというが、見た人に共通する感想は、長かったなーだと思う。

 選手入場の行進は見ていて飽きないが、マスク姿で入ってきたのには驚いた。暑い国から来た選手でもちゃんとマスクしていた。無観客もそうだが、表彰台にマスク姿で上がる姿は今大会の象徴だ。異様な光景なのに、もう見慣れた。

 開会式の出来栄えには賛否があった。あのドローンによる3D地球儀は良かった。式の中継が始まった時の空撮映像には国立競技場の隣のグランドに白青の明りが敷き詰められていたのが見えたが、あれがドローンの待機だったのだと後から納得した。

 1824台がスタジアム上空に、感動的な光のショー 

このドローン・ショーは買ってきた出し物だ。インテル社が販売しており価格表もある。500 機の最低価格は 299,000ドルからとある。自治体のイベントに使う事もできるのだろう。

 ガーマルチョパらのピクトグラム再現は面白いけど、テレビ画面の世界でありスケール感が無い。むしろ、ドローンで夜空に描くほうが凄かった(上のリンク先にはテストでやっていた)。

 劇団ひとりとかテレビ局の撮影隊みたいなコントはお粗末で既視感アリアリだ。紅白歌合戦の合間のコントになっていた。あれで世界に向けたのが恥ずかしい。和洋折衷の出し物が多かったがピンとこなかった。

 入場行進のプラカードが漫画の吹き出し、行進曲は人気ゲームの曲だ。ネットで盛り上がったようだがゲーム曲なんて知らないし、まさしくサブカルチャー演出だった。

 直前まで、五輪憲章に反する人だとして去る人が続出した。佐々木宏氏 小山田圭吾氏、のぶみ氏 小林賢太郎氏と伝えていたが、知らない人ばかり。彼らがサブカル演出の担い手なのかは知らないが、野村萬斎氏だつたらどんな内容なのか見たくなった。

 参加する選手は競争から勝ち上がってきたのだから、開会式の企画もコンペで競うべきだ。競争させればチェックも働きやすい(コンペでもエンブレム盗作があったけど)。しかし、ムラ世界の人選らしく、政治家を背景とした一種の特権意識が無競争のぬるま湯になっていたのではと思う。

 聖火最終ランナーに込められた理由(東洋経済)

 聖火ランナーの最後が大坂なおみ選手なのは意外だった。アマチュア時代では目立ってなかったが、多様性の象徴として選ばれたらしい。上の記事には、広島原爆投下の日に生まれた酒井さんがランナーだったことやモハメドアリが選ばれた意味も書いてある。

 しかし、メッセージの象徴として走っても、人種差別は相変わらず続き、核兵器禁止条約に加盟することもない。ジェンダー解消も緒についたばかりだろう。

結局、一番は選手の行進や服装だった。

カザフスタンのマスク美人。

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美意識万点、オメガ社の東京五輪プロモーション動画

 

 https://twitter.com/i/status/1415974749180727297

 

2021年7月10日 (土)

一か八かで東京混乱ピックへ突進する体育会政権

日本人は、外国人に毅然と注意できるだろうか?特に欧米人へ(>_<)

追記 上尾市の感染者数の移動平均グラフ

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●勝ち負けというメンツにこだわる人達

 やることを前提で公的に動いている場合は止める決断は難しい。菅さんは、対外的には先のG7で世界に向かって大見えを切り、後へ引けない状態にした。対内的には、「人類がコロナに打ち勝った証拠・・・完全な形の東京五輪を」という安倍さん達が好む"勇ましい"言葉に気押されて来たと思うが、とうとう無観客開催へ折れた。半年後の北京の冬季五輪と比較されるのはたぶんイヤだろう。

感染者数はステージ4でも、ワクチン効果で重症化率はステージ3だから蔓延防止でいくと思われていたが、先手策のつもりで緊急事態宣言を出したのでブーイングが凄かった。東京都はこの半年で「普通月」は一か月しかないらしい。もう何度目の宣言か分からなくなったのは、宣言への集団免疫ができたためだろう。

最近、決断が遅いという批判に、「ギリギリまで探る努力をしている」と田崎氏は擁護していたが、それがこの結果だ。春頃、素直に「コロナ禍で大変ですが無観客でやらせてください」と語ればマシだったかも知れないが、意思決定の先送りは見苦しい姿と新たな混乱を招いた。

西村大臣は、政府の言うことを効かない飲食店には取引銀行から注意させたい、と言っちゃって、大炎上した。進退ものだろう。今更書くでもないが、これが日本のコロナ対策大臣なのだ。結局、きっかけは7/7日の東京の感染者920人という跳ねた数字らしいが、500人位なら有観客で突撃したのだろうか?

 週末に世論調査がありそうだ。追い込まれた末の決断は、だから(世論が)言ったじゃないか、という負の評価になるのか、「無観客ならマシだ」が増えて、英断と評価するのか気になる。

今ごろ、菅さんは就任直後に解散選挙すればよかったと悔やんでいるはずだし、党内からは恨みを買いそうだ。でも、自分らしい政策を実施してから解散したかったのだから、こうなった。五輪開催はギャンブルみたいだが、似た元首は他にもいる。イギリスのジョンソン首相は毎日三万人感染者でも、ワクチンにより感染と重症化・死亡の間の関係が「断たれた」として、マスクは義務ではなく全商売を再開させる。普通の風邪扱いにしたいのだろうが、彼は去年春に判断を間違えたから、今回も分からない。

ロックダウンで苦しんだ国ほどはやく元に戻りたいが、イギリスは実験みたいになっている。ニューヨーク州は接種率が7割といい、制限の多くが解除されて花火で祝っていたが、増加する銃暴力に対処するため災害緊急事態命令がでた。コロナより怖いのは人間だと言う普段の生活に戻った証拠なのだ。

●選手は1万人、関係者(オリンピックFamilyや報道関係)は4万人とか。

 バブル方式という名前からして頼りないが、本当に、日本人の関係者達が、様々な外国人に対して毅然とした態度で感染対策を迫ることができるか?

アスリートは自分が損だから、彼らから感染が広がることは無いと言われるが、世界にはドーピング違反を平気でしたり、カネのためや国の特別扱いでメダルを狙う選手もいるわけで、彼らは自分に不利な情報を提供しない。バブルの中からトンデモ感染で競技中止にならないか心配だ。

以前、変異種のオリンピックになると揶揄されたけど、空港検疫がザルだと言う批判が多い。ドーピング違反者なら検体すり替えはお手の物。ワクチン接種済み確認の信ぴょう性はどうなんだろう。唾液採取も対面式なのだろうか?。逆に日本よりも科学的対策をしている国があれば、日本の方が安心できないと言われそうだ。

つまり性善説に依存した「おもてなし」では通用しないレベルに来ている。その意味では、日本人には苦手な運営になる。

今はコロナで忘れられているが、東京の異常な熱さは前から問題視されていた。十分な調整期間もなく競技に入る外国選手には不利だ。一方、有観客だと日本人ばかりになるので、無観客はある意味、公平感になった。

五輪貴族は日本人をなめ切っている。コーツ氏は「緊急事態宣言下でも開催」といい、IOCの最古参委員が「アルマゲドンが起きない限り、大会は進む」と言った。

アルマゲドンとは人類滅亡だが、東京での大混乱はテロでも惑星衝突でも感染爆発でもなく、首都直下地震の方だ。日本側がいつ来てもおかしく無いと言い切れる災害だから、上の発言は意外と荒唐無稽ではない。もちろん起きて欲しくはないが、震度5の揺れが夜に来ると、選手村の外国選手は寝不足になるかもしれない。

地の利だけでなく、細かな感染対策など、それに馴染んだ日本人選手が有利になりそう。それで史上最多の金メダルに沸いても単純に喜べない、そういう東京オリンピックを迎えた。

●聖火リレーを初めて見たが、ここが公道リレーの最後だったかも

僅か数秒、しかも雨傘ごしで良くは見えなかった。炎だけでなく煙も出せば分かり易いのにと思ったのに・・・。

テレビで見た東京五輪、生で見た長野五輪、テレビで見るコロナ五輪と三回目になるが、聖火は初めてだ。

スポンサーの車が多すぎた。企業ではトヨタ、日本生命、NTT・・・を見たが、沿道警備まで入れると千人位が関わると思った。途中なんども空のマイクロバスが来たが、中継点を過ぎたら車で関係者を載せる為だろう。

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沿道が狭いから、どれだけの人が来たか分からない。後から来たので後ろから見たが、傘が邪魔して良く見えない。空きスポットで待っていたら、老人ホーム桃寿苑の上階窓にはマスクをした老人たちが密になっていた。超特等席だ。

○○の土産話になると談笑していたかは分からないが、路上の市民だって似たようなものだ。

もう二度は無い。

聖火はこの後、さいたま市と川口市、その後は東京都へ入るが、二市は公道リレーを中止なので、上尾市が最後の公道リレーになったのでは無いだろうか。その終端部分を見たのだからある意味貴重だった。

参考 上尾市の6月末からの感染者数は一日2~3人で低位安定。7月は70代以上は0人、60代が二人。もう暫くすると、感染者に占める非ワクチン接種者という指標が必要になる。
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帰り路で、ドラッグストアの駐車場が市イベント会場だった。聖火が見えにくいヘンな場所だが、テントの中で池野教育長が終りの挨拶をしていた。たぶん、スポーツを通しての感動の共有みたいだったと思うが、よく覚えていない。言葉は明瞭だが月並みな印象だった。

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本物の教育者なら答えを提示するのではなく、子供達の問題意識を高めたり考える力を養うことが大切だ。世界的パンデミックの中で無理やりでも開く東京五輪の意義を問うのは良い教材だ。

一生に一度しか見られない凄い大会で、一流選手の戦いからは学びや感動が得られ、それが人生の役に立つみたいな教訓も良いが、君たちも運動会が中止になったり、おうちの人が感染したりで辛い家庭もいたでしょう、去年はマスク、今年はワクチン求めて行列もあったのに、たくさんのおカネと人手を使ってオリンピックをやる意味って何、ってクラスで問いかけて欲しい。

しかし、上位下達が染みついた体育会系為政者には、自ら考える子供を増やすなんて嫌なんだろうね。

 

 

2021年6月16日 (水)

ノスタルジーの失敗をガイアツで巻き返す総理大臣

有観客で開きたい本当のネライと光の後の影

五輪反対の外圧はなかったので予定通り実施へと進んでいる。感染者数の増減次第という気迷いもあるが、NHK世論調査では前よりも実施賛成が増えている。

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菅さんは、読めば官僚原稿、話せば口下手なリーダーという評判を気にしたのか、先日の党首討論では自分の言葉で語った。そしたら、57年前の東京五輪の思い出話しになってしまった(内容は文末に掲載)。

相手が東京五輪の年に生まれた枝野氏なので、「オリンピックって凄いよー」と昔の感動を伝えたかったのかも知れないが、コロナ禍での党首討論としてはガックリくる。失礼ながら元々、生気に欠ける印象だから感動話で共感を与えるタイプではない。ノスタルジーによる世論喚起は空振りだった。

結局、米英仏などのお偉いさんから五輪支持の連判状をもらうためにサミットに行ったようなものだ。

ガイアツの利用である。主催の権限は自分には無いと言いながら、首脳宣言に五輪支持を書かせるって矛盾なのだが、日本の総理大臣が日本が外圧に弱いことを認識していた。日本は途上国レベルになっているのだなと思った。

だから、やるやらないでは無く、観客を入れるか入れないかの綱引きになっている。入れたい理由は、当初は、入場料で赤字を補うためだったが、最近は、「選手のやる気が出る」という情緒面になっている (先日、無観客でも9.95秒がでた)。

しかし、本当はどちらもウソである。

無観客ではコロナに負けた東京五輪になるからだ。観客を入れて「コロナに打ち勝った姿」を内外に伝えたいのが権力者のホンネだと田原総一朗氏が書く。無観客では菅さんは安倍氏や森氏に顔向けできなくなるらしい。もちろん9月の総選挙のためだろう。

●菅さんの感動話が気になって、ネットで読んだ。

女子バレーボールでは東洋の魔女の回転レシーブ、マラソンのアベベ、お気に入りは柔道のヘーシンクが勝った後の振る舞い、という三例である(全文は文末)。

それらは子供心にも記憶に焼き付いており素晴らしい光景だった。菅さんは、その時点の感動を話したのだが、想い出したのは、五輪後には光が影みたいになっていたことだ。どういうことかと言うと…

バレーの金メダルは特に女性が喜び、ママさんバレーを盛んにした。ニチボウ貝塚を率いた大松監督は鬼の大松と呼ばれる位のスパルタ式練習で有名だった。その人気が高じて、「俺についてこい」というベストセラーを出したり、参議院にも当選している。スパルタ式は今ではパワハラもので許されないが、オリンピック選手が後に政治利用されたり、本人がその気になり過ぎる風土は今も続いている。

アベベのことは一行しか触れていないが、彼はダントツで国立競技場に戻ってきて、ゴール後に平気で体操を始めた姿にはびっくりした。今で言うクールダウンだろう。しかし、多くの日本人の目に焼き付いているのはアベベではない。その後に起きた、歓声が悲鳴に替わった光景のはずだ。

円谷選手が苦しそうな姿で入ってきて大歓声がおきた。その大観衆の前で、三位のイギリス選手に抜かれてしまった。銅メダルでも凄いのだが、最後の最後で抜かれた姿は見ていて悲しかった。

そして、この話は、後に円谷選手が自殺したことを抜きにはできない。川端康成が絶賛した美しく切ない遺書には、日の丸の重圧に押しつぶされた姿がある。誰のため、何のための五輪なのかという点は今の日本でも正面から向き合って答えを出していないと思う。

父上様母上様 三日とろろ美味しうございました。

干し柿 もちも美味しうございました。

・・・・・

父上様母上様 幸吉は、もうすっかり疲れ切ってしまって走れません。
何卒 お許し下さい。・・・・ 
(原文はこちら)

ヘーシンクの勝った直後の振る舞いが敗者(神永選手)への敬意だと菅さんは感銘を受けたようだが、私的には礼に始まり礼に終わるという畳の上の作法を守ったのだと思った。

だから、後に日本のプロレスに雇われたのにはビックリした。視聴率目当てのテレビ局とカネが欲しいヘーシンクだったらしい。リングの上で相手からひっぱたかれて、しり込みした姿を覚えている。東京五輪の英雄を(日本の資本力が)コケにしているとしか理解できなかった。

 


「実は私自身、57年前の東京オリンピック大会、高校生でしたけれども、いまだに鮮明に記憶しています。それは例を上げますと、たとえば“東洋の魔女”と言われたバレーの選手、回転レシーブというのがありました。喰いつくようにボールを拾って、得点を上げておりました。非常に印象に残っています。また底知れない人間の能力というのを感じました。マラソンのアベベ選手も非常に印象に残っています。

 そして何よりも私自身、記憶に残ってますのは、オランダのヘーシンク選手です。日本柔道が国際大会で初めて負けた試合でしたけれども、悔しかったですけれども、その後の対応をすごく印象に残っています。興奮したオランダの役員たちがヘーシンク選手に抱きついてくるのを制して敗者である神永(昭夫)選手に対して敬意を払った あの瞬間というのは私はずっと忘れることができなかったんです……」

2021年5月24日 (月)

信濃毎日新聞が社説で五輪中止と桐生悠々

参考 5/26 朝日新聞社説 夏の東京五輪 中止の決断を首相に求める

信毎(しんまい)という愛称で親しまれている長野県の地方紙。社主は政治家を輩出している信越地方では有名な小坂財閥である。

その信濃毎日新聞の歴史では桐生悠々と言う主筆の軍部批判が有名だ。昭和8年、関東防空大演習を嗤(わら)う」という社説で陸軍の大演習を酷評した。日経の「桐生悠々 軍に屈せず一人の戦い」によると・・・


「敵機を関東の空に、帝都の空に、迎え撃つということは、我軍の敗北そのものである」と断言したのだ。爆撃機は日本沿岸に来る前に防がねばならないのに、本土上空を前提にするのは敗北だと断言した。当時の編集長は「中身は悪いものでも何でもないんです。きわめて妥当な意見です。それを(あざける意味の)『嗤う』ときたからばかな兵隊、頭にきたわけです」と証言している。

信毎の反軍的論調を快く思っていなかった軍関係者はこの機を逃さず、地元の在郷軍人会幹部が同社に乗り込み、不買運動を展開すると脅した。当時の発行部数は約2万部。在郷軍人会は8万人にも及ぶ。信毎存亡の危機に悠々は社を去らざるを得なかった。

 

「嗤う」は、今の週刊誌がよく使う品の無い表現だが、当時でも、自分の頭で考える事が無く精神論に染まった兵隊が怒ったであろうことは頷ける。今に喩えると、「場当たり菅政権にワロタ」、「ワクチンが先か感染が先かハヨ Wwwwwwwwww」みたいなネット記事の見出しなのかも知れない。

そして今度は、政府方針の東京オリンピックに日本の新聞社としては初めて異議を唱えたのである。気骨さは失われていなかった。一方、朝日、読売、日経、毎日の全国紙4社はオフィシャルパートナー、産経と北海道新聞社もオフィシャルサポーターなので、カネの力の前には、お口にチャックである。週刊ポストが開催に賛成なのかと問うと、「お答えいたしかねます」だと。「社会の木鐸」というのは建前だったのだ。

で、気になるのは、まさかとは思うが、体育会系が乗り込んだり、不買運動が起きたら、昔と変わってはいないことになってしまう。まぁ、当節、新聞読まない人も多いし、そういう人ほどマスゴミと呼ぶのだから、気にしないのだろう。

以下、信濃毎日新聞の2021/5/23社説より引用

〈社説〉東京五輪・パラ大会 政府は中止を決断せよ

 不安と緊張が覆う祭典を、ことほぐ気にはなれない。

 新型コロナウイルスの変異株が広がる。緊急事態宣言は10都道府県に、まん延防止等重点措置も8県に発令されている。

 病床が不足し、適切な治療を受けられずに亡くなる人が後を絶たない。医療従事者に過重な負担がかかり、経済的に追い詰められて自ら命を絶つ人がいる。

 7月23日の五輪開幕までに、感染状況が落ち着いたとしても、持てる資源は次の波への備えに充てなければならない。

 東京五輪・パラリンピックの両大会は中止すべきだ。

   崩壊する医療体制

 今年1月以降、緊急事態宣言が出た14都道府県で、療養中や入院待機中に死亡した人は少なくとも78人に上る―。共同通信が今月17日時点の状況を集計した。

 12日現在の自宅療養者は全国で3万4537人を数える。医療機関以外で亡くなる事例を、政府は把握しきれていない。

 医療体制の逼迫(ひっぱく)は、8割を占める民間病院が感染者を受け入れないからだ、と指摘される。それは国が医療費の抑制を目的に政策誘導し、感染症の指定病院や病床を減らしてきた結果だ。

 民間の医療機関と役割を分担し自宅療養から入院まで、容体の変化に即応できる態勢構築に、急ぎ取り組まなくてはならない。

 ワクチン接種の足取りは鈍い。予防効果が高まるとされる「集団免疫」の獲得はおろか、開幕の時期までに高齢者への接種を終えるめども立っていない。

 この状況で政府は、五輪・パラのコロナ対策を打ち出した。選手の健康状態や行動履歴を管理する「保健衛生支援拠点」を都内に設置。選手村には、24時間運営の発熱外来、検査機関を置く。

 1万5千人の選手には毎日、8万人近くを見込む大会関係者にも定期的に検査を実施する。両大会を通じて延べ7千人の医療従事者を確保し、30カ所の大会指定病院も整備するという。

   開く意義はどこに

 国際オリンピック委員会(IOC)は6日、米国のファイザー製ワクチンが、各国の選手団に無償提供されると発表した。

 菅義偉政権は地域医療への影響を否定するけれど、医療従事者を集められるなら、不足する地域に派遣すべきではないのか。検査も満足に受けられない国民が「五輪選手は特権階級なのか」と、憤るのも無理はない。

 東京大会組織委員会などは既に海外からの観客の受け入れを断念した。選手との交流事業や事前合宿を諦めた自治体も多い。各国から集う人々が互いに理解を深め、平和推進に貢献する五輪の意義はしぼみつつある。

 感染対策の確認を兼ねた各競技のテスト大会は、無観客だったり海外選手が出場しなかったりと、本番を想定したとは言い難い。五輪予選への選手団派遣を見送った国もある。「公平な大会にならない」と訴える選手がいる。

 「厳しい状況だからこそ、人々をつなぐ大会には意味がある」とIOC委員は言う。海外でも高まる五輪懐疑論を打ち消そうとするのは、収入の7割を占める巨額の放送権料が懸かっているから、と見る向きは強い。

 責任や求心力の低下を避けるためか、菅政権も政治の都合を最優先し、開催に突き進む。日本側から中止を求めれば、IOCやスポンサー企業から賠償を要求される可能性があるとも言われる。

   分断生じる恐れも

 コンパクト五輪、復興五輪、完全な形での開催、人類が新型コロナに打ち勝った証し…。安倍晋三前首相と菅首相らが強調してきたフレーズは、いずれもかけ声倒れに終わっている。

 「国民みんなの五輪」をうたいながら、当初の倍以上に膨らんだ1兆6440億円の開催費用の詳細を伏せている。大会に伴うインフラ整備が、人口減少社会を迎える国の首都構想に、どう生きるのかもはっきりしない。

 組織委の森喜朗前会長の女性蔑視発言に、国内外の猛烈な批判が集中した。東京大会の、あるいは五輪自体がはらむ数々のゆがみへの不信が凝縮したのだろう。

 菅首相は大会を「世界の団結の象徴」とする、別の“理念”を持ち出した。何のための、誰のための大会かが見えない。反対の世論は収まらず、賛否は選手間でも割れている。開催に踏み切れば、分断を招きかねない。

 再延期には、他の国際大会との日程調整に加え、競技会場や選手村、スタッフの確保など、さまざまな困難が伴い、費用もさらにかさむ。何より、再延期して安全に開ける確証はない。

 国会で首相は「IOCは既に開催を決定している」と、人ごとのように述べていた。感染力の強いインド変異株がアジアで猛威をふるい始めている。コロナ対応を最優先し、出口戦略を描くこと。国民の命と暮らしを守る決断が、日本政府に求められる。

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2020年10月 9日 (金)

追い払う畠山市長、招く畠山市長

来年12月に上尾市長選となる。

コロナ禍でいろんな商売がダメージを受けているが、駅前駐輪場の稼働率も低いようだ。3月から5月にかけては、在宅ワークによる鉄道利用者減だけでなく、高校が休みになってガラガラだった。

いまのところ畠山市長の目に見えた成果は、駅前放置自転車の一掃だろう。タダの駐輪場を廃止したから余計なお世話だと言いたい市民もいるが、上尾駅前名物の放置自転車を追い払ったのは大きい。景観が良くなった、歩行者の邪魔にならなくなったと言うより、もっと大きな効果があるとみる。

自転車盗難の激減になる。昨年秋からの一掃なので、まだ県警の犯罪統計データでは不明だが、2019年は540件だった。これはたぶん過去最低だろう。自転車盗の「ちょっと拝借」みたいな軽犯罪の経験はさらなる犯罪への引き金になりやすいから、この減少は貴重である。

なお、駐輪収容量を増やす政策と取り締まりの二つが定石だが、上尾市は後者、つまり脅迫型の取り締まりで減らした。放置利用者の多くは既存の駐輪場の空きへ流れたか、諦めたかの二つしか無い。監視見回りと撤去作業の費用に一体、何百万円を掛け続けたのかは不明だ。 

いずれにしても丸広が三時間無料を二時間にして収益化を図ったように、駅前駐輪場経営には増収効果がでたはず。しかしコロナでそれどころではなくなった。今年、東口の踏切近くに24時間100円の駐輪場ができた。スイカ80%と書いてあるので80円なのか?、最安だと思う。デフレは止まらない・・・

最近、市役所職員が夕方の駅周辺で棒の先にスピーカーを付け、ムクドリを追い払っていた。

ムクドリが嫌う音を鳴らしていた。人間が聞いても嫌な音だ。捕まえて焼き鳥にできればよいが、そうもいかないので、「よその街へ行け」と追い払う。鷹匠を頼む例もあるが一日何万とタカそうだ。職員による人力作戦には残業代がかかるから、機材を商店街や住民に貸し出して彼らにやらせればと思うのだが・・・。なんでも公助はいかがなものかな。

でもムクドリは慣れるとどうなんだろう。厄介払いされた人間がまた戻って来るようなものじゃないだろうか。

丸山公園の池からは釣り人や鯉を追い払ったように、畠山さんはどうやら追い払う政策が得意なのである。しかし、朝日新聞には招く政策もあった。

 国際プール、建設地をめぐって川口と上尾がつばぜり合い

広報あげおで宣伝している件だ。国際規格の屋内50mプール建設で、川口市上尾市が誘致合戦と伝える。よそにあるのに埼玉県には無いから作れという。記事によれば、

県内水泳関係者にとって悲願とも。建設費は100億~300億円、年間数億円の維持費もかかる。10レーン50mプールで底が可動式、25mのサブプールもつくる。観客席は約3千。飛び込み競技用プール、トレーニング用の流水プールも設ける。泳法を解析するシステムや大型の映像装置などを導入し、最先端の技術を備えた施設を目指す。

これとは別に「スポーツ科学拠点施設」も建設し、身体能力の測定室、トレーニング室などを設け、アスリートの競技力向上の支援拠点としたい考えだ。

スポーツ団体には政治団体の顔もあるから、熱くまとまりやすく選挙に行く。大野知事の地盤は川口市だから昔の政治だと川口市になってしまうが、さいたま市の美園も候補らしい。

県内アクセスの公平性、県営プール跡地、他スポーツ施設との集積効果などで上尾市にアドバンテージがあると思うから、上尾市に決まっても、それは畠山市長や大島衆議員の手柄ではなく、単なる合理的判断に過ぎない。なお、一般用プールではないから、多くの県民からみれば理解は低いと思う。

記事の最後は、類似施設は横浜国際プール、習志野の国際総合水泳場、東京アクアティクスセンターなどライバルも多く、国際競技で使われることは稀だとのこと、クールだ。

 

 

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