よかった。
この一大事に直ぐ反応しそうな方が、休眠とは心配しておりました。狭いコメント欄にあふれる長文をみて、川でおぼれたわけでもなく一安心です。
衆院選の政局騒動には憤慨と落胆の気持ちの方も多いでしょう。自分が落選したような気分ですか (^-^?)
2012年の自民復帰時の投票率は10%も減り、その後の全国・地方選挙はことごとく低投票率現象です。一口に政治離れと言われますが、落胆からくる嫌政観に支配されていると見ています。
今回は自己保身に走る醜い議員の人間性があぶり出されましたが、沈没する政党特有です。苦しくなると与党も同じですよね。
私的には初めて選挙を堪能できました。
- ・山内康一という若い政治家をネットで応援し、面白かった。
- ・日経のアベノミクス採点記事も目からうろこ。
- ・上尾駅の安倍総理の演説会も見られ、その上尾自民投票数はマイナスという現象もデータ化されました。
- ・駅で大島候補に会って聞くことができました。
- ・トリは、有効投票ではなく有権者数シェアでみると勝者なし、全政党敗者である実態です。この円グラフが最大成果かな。ご覧なっていると思いますが…
お気に入りなので再掲します。
さてここからですが、コメントを読み、ずっと前から思いつつ書けないジレンマがよみがえります。
人々はなぜ、政策を熟慮することもなく投票権を行使するのかということです。市厄所さんのはこの疑問ですよね
今年のノーベル経済学賞のリチャード・セイラー教授の行動経済学に興味があります。彼によれば、「人間は必ずしも合理的な行動をしない」です。
ある品物を買うときに、あらゆる情報を集めて吟味検討して購買決定をする、という人が居ます。自分のし好品の時はしますが、他分野にでまでそれをする人は限られます。
選挙にそれを応用すると、投票したい人がいないとなるでしょう。
行動経済学では、何かを選択する時は心理的な要素が大きく影響するというものです。負けが見込まれる人に投票して敗北感を味わうよりは、避ける人がいても不思議ではありません。
教育費無料は直ぐメリット受けられるけど、将来に請求書が来ることは、なんとかなるさで頭の端に追いやられます。
詐欺は合理的判断をすれば防げるものの、心理面に支配されるから騙されるのです。警察官の親がオレオレ詐欺にあうのですから、知識や教養とかは関係ないでしょう。
ちょうどこの間の最高裁判官の信任投票も、何も書かないと信任というのは、行動経済学による無意識な「誘導」だって思います。アメリカの401Kプランの加入増にこの理論が使われたと言われます。何も書かないと加入した、です。この程度なら理論と言うほどでもないですけどね・・・(^-^?)
政治の話では、あんな連中を推しすのはバカ、結局は市民がバカという方もいますが、それだと壁を作ります。バカの壁じゃありませんが。 直接・間接に利益を得ている人はごく少数です。宗教で自由思考を縛る人には皮肉を込めて馬の耳に念仏・・・何を言っても通りません。
でも棄権した半分の人までバカ呼ばわりすると、こちらに来てもらえません。しかし権力者は彼らに政策的カネを配分することで甘く誘います。見下す人よりはあっちの方がいいでしょうから、言論戦にはハンディがあります。
ところが手元のデータではその半分はあまり見に来ないのですよ… ( ゚Д゚)
ツイッター通りにいるようです。
しばし落ち着かれたら、またどうぞ。
酒を飲みながら、ネット書き込みをするのは危険、というのに似ています。
自戒を込めて・・・
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